「解体」カテゴリーアーカイブ

【栃木】十数年ぶりに足尾鉱山遺構を巡る その2

こちらの続きです。

シックナーと通洞変電所の次に訪れたのは足尾駅。とても雰囲気の良い駅です。

わたらせ渓谷鐵道の足尾駅

現在は第三セクターのわたらせ渓谷鐵道の路線となっていますが、かつては国鉄の路線であり、足尾鉱山で採掘された銅の輸送を行う路線として、精錬所のある足尾本山駅までつながっていましたが、現在はこの1つ向こうの精錬所の手前の間藤駅が終点となっています。

この日は天気は良くなかったのですが、この場所に居たときだけ、少し晴れ間が出たんですよね。お陰で良い写真が撮れました。

展示されいる車両は、展示しているというよりは置かれている、といった感じですね。これは十数年前に初めて見た時からあまり変わっていないです。駅舎はきれいなんですけどね


更に移動します。わたらせ渓谷鐵道の間藤駅が現在の終着駅ですが、その先はかつて貨物専用線で、精錬所の足尾本山駅までつながる路線がありました。
その廃線となった路線の旧踏切のある場所へ移動します。

間藤水力発電所跡

まず始めに定番のここ。
足尾の良いところは、歴史遺産の一部を保存し、かつ説明書きの看板がいたるところにある事ですね。1890年(明治23年)にできた間藤水力発電所は、ドイツのジーメンスの発電機を使用し、それまでの木炭発電に変わりポンプや巻揚機、構内電車用に電力を供給していました。
現在もの当時の配管などの遺構が残されています。

旧足尾線と踏切

銅山精錬所のあった足尾本山駅へとつながる貨物船だった路線は、1970年(昭和45年)に廃線となりましたが、現在でもその遺構は残されています。

4月30日だったので、鯉のぼりが印象的でした。線路内は立入禁止です。現在もわたらせ渓谷鐵道の所有地なんですね。

踏切の横に橋があったのですが(以前から渡れないよう立入禁止になっていた)、なんと、ちょうど解体工事の真っ最中でした。

こうして少しずつ、遺構はなくなっていくんですね。
十数年ぶりの足尾でしたが、やはり定期的に通うべきかな、と改めて思った次第。今回、見れなかった場所も多くあり、また機会を見て再訪せねば。

続く…

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/27)

このシリーズ、せっかく1年以上撮り続けているので、ヤオコーが完成したら、写研埼玉工場の建物解体からヤオコーが出来るまでの写真を動画アルバムにでもしようかな、と思っていますが、編集時間がかるしなぁ、ぱぱっと出来ないかなぁと考え中です(実行するとは言っていないw)。

そんなわけで、写研埼玉工場跡地に建造中のヤオコー和光丸山台店ですが、ついに表側の足場はすべて外された状態となりました。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/27)

手前では、旧厚生棟の解体が進んでいます。現在、地中部分の土台やらなにやらを解体中。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/27)

厚生棟跡地も更地化が進んでいますね。私の予想では、跡地はマンションが建つと思うのですが、さてどうなるやら。目の前がスーパーマーケットだと、買い物は超便利ですよね。その代わり、道路は渋滞しそうですけど。

建物外側は、後は看板をつけるだけ?

表側の足場はすべて外されたので(建物裏手はまだ足場が設置されています)、建物全体像が見えるように。外壁から多数の電線が伸びているのは、看板の電飾用でしょうね。
内装工事も進んでいるようです。外も中も、この色で既にヤオコーっぽい感じが出ていますね。

秋のオープンに向けて、オープニングスタッフの募集も始まっています。
そして2階部分のテナントですが、現在のところ、衣料品店、フィットネス、ドラッグストア、歯科が入ることが決まっているようです。うーん、100円ショップも入ってほしかったなぁ。
我が家の買い物も、ここが出来たらだいぶ楽になります。他にどんなお店が入るか楽しみですね。コロナ禍なので、商売が難しい時期ですが、ポストコロナに向けて、新たなお店が増えるといいですね。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/18)

夏休みを挟んだので、前回から2週間空きましたが、写研埼玉工場跡地の現状報告です。
雨がちだった天気が、やっと晴れました。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/18)

写真手前は、旧厚生棟です。建物解体はほぼ完了し、現在は地中の基礎部分の解体が行われています。
そして奥のメインビルと工場のあった場所、現在ヤオコー和光丸山台店の建造も大詰めです。外壁工事も完了し、足場の撤去が行われています。看板はまだですが、看板取り付けは足場は使わないのでしょうね。
壁をよく見ると、恐らく看板の電飾のためと思われるケーブルが何本も生えてきています。
今は内装工事が進んでいるところですね。

外壁は、ザ・ヤオコーの色ですね(笑
3階は駐車場ですが、自販機やカート置き場などのスペースが正面にあるようです。
個人的にはダイソーが入ってくれれば便利で良いですね。
外構工事はまだこれからですが、8月も後半になり、いよいよお店の形が見えてきた感じです。
ほんの1年半前まで、写研の工場やメインビルが建っていたのですから、時の流れは早いものです。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/6)

いよいよ、旧写研埼玉工場の厚生棟の解体も終わりに近づいてきています。

地中部分の土台などの解体も進んでいるようです。
あとは残ったコンクリ類を粉砕して搬出しているようですね。

旧工場地区はヤオコー和光丸山台店の建造が進む

道路を挟んだ対岸の旧工場地区、ヤオコー和光丸山台店の建造が進んでいます。外壁塗装も一部終わって、写真右側は足場が外されています。内装工事も進んでいる様子です。
ここが出来たら、家の買い物のメインはここにしたいかなと思っているので、楽しみです。願わくば、商品もお安くね♪

さて上からも見てみましょう。

もう建物自体はないけれど、まだ土台基礎部分が残っているので、ここの解体がすすめられているようです。
しかし重機ってかっこいいよね。パワーショベルはいろんな爪があるので、見てて楽しいです。

建造進むヤオコーと、解体された旧厚生棟

再起に解体されて、新たな建物の建築が進む現場もあれば、解体中の現場あり。諸行無常ですなぁ(懐に入る

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/2)

先週コロナワクチン接種2回目の副反応にやられて確認できないうちに、旧厚生棟の解体が進んでいました。

旧厚生棟

実は先週土曜日、車で横を通ったときには、すでにほぼ解体が終わっているのを確認していました。
そして、昨日の夜、仕事の後寄ってみると、もう壁面など全ての建物解体が終わり、跡は廃材を撤去するだけの状態でした。

支柱がごく僅かに残っていて、これらの撤去や廃材の搬出が終われば、ここは更地になるのでしょうね。
跡地は、恐らくアパートかマンションとなるでしょう。それはもう少し先の話でしょうけど。

とにかく、1ヶ月半に渡った旧厚生棟の解体も終盤となり、写研埼玉工場関連のものは、まもなく全て消えることになります。

旧メインビル・工場地区

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/8/2)

ヤオコーの方は、外壁の取り付け、塗装も進んで、少しずつ店舗が見えてきています。ガラスも取り付けられ、内装工事も進んでいる様子です。

早く出来ないかな~

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/22・26)

解体の進む旧写研埼玉工場の厚生棟ですが、入り口の目隠しもなくなり、中がよく見えるようになりました。
通勤の合間なので写真は少ないですが、こんな状況です。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/22)旧厚生棟

1枚目はちょっと前の7月22日の朝です。この日は祭日だったせいか、解体はお休みだった様子。
すでに3階と4階の壁までは解体済みで、2階の壁が残るのみです。
奥には階段も見えます。これが入口があった場所から上階までの階段でしょうね。

そして26日の夜も来てみました。

絞り開放f1.7で撮っても、ISO感度は12800まで上がってしまう状況。RAWで撮って現像しましたが、まあWebに上げる程度には見られる画像かな?
2階部分は、向かって右側の方は、壁と窓が撤去されているのがわかります。壁を撤去して鉄骨だけの状態にして、最終的に鉄骨も解体なのでしょうね。


ところで、以前も書きましたが、この場所は2019年11月に、所有権が写研から、同市内の某企業に移転していることが、登記簿で確認できています。
そして、今解体を請け負っている業者、解体を依頼している業者は、ともにこの地域の企業です。(写真にある重機の業者は、下請けと思われるので、直接は労災保険関係成立票には書かれていない)
ちなみに、解体を依頼している会社は、この界隈でアパートやマンションを手掛けている会社でした。
解体後は、アパートかマンションになる可能性が高そうです。


旧厚生棟ですが、登記簿によれば、1992年(平成4年)12月24日に新築と書かれています。見た目も古くなかったですが、割と新しい建物だったようです。
ただ、90年代前半といえば、急速に書体のデジタル化が進んで、写植機の売上が落ち始めていた時期と重なります。
21世紀に入ると、社員数も減り、新規開発も殆どなくなってしまっています。
厚生棟が有効に使われていた期間は、案外短かったのかもしれません。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/20)

変化が大きいので、更新頻度を上げている本シリーズです。

旧メインビル・工場地区

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/20)

ヤオコーの建造は順調に進んでいる様子です。

旧厚生棟

これまですっぽりと防音壁に覆われて、解体の様子が垣間見れなかった(チラ見は出来ていたけど)旧厚生棟の解体の様子ですが、解体が進んだせいか、重機入り口の防音壁が外されていました。

入り口の防音壁が外された旧写研埼玉工場の厚生棟解体現場

見ての通り、すでに屋根や各階の床は解体済みで、壁のみ残っている状態です。

逆光だとゴーストが派手に出ますなぁSUMMILUX 15mm…。4階建てだった建物の4階部分はすでに壁もなくなっています。

仕事帰りにも寄ってみました。

3階部分の壁も撤去されていました。もう壁だけなので、解体も早そうです。
さて、解体後はどうなるのかな? この土地の所有者は、以前の情報では、同市内のとある企業でしたが、現在もそうなのかはわかりません。
場所的には、この写真の奥の部分は坂道があり(上の写真のコメント「徐々に低くなる防音壁」を撮っている場所)、建物の奥側は崖となっているため、この旧厚生棟もそうでしたが、1階部分は光が殆ど入らない場所です。跡地には集合住宅ができるのかな? なんとも難しい立地ですね。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/16)

前回から短いスパンでの更新です。

旧厚生棟

解体が進む旧厚生棟、全体を防音壁に囲われているため、中の様子は見えないものの、トラックが解体した廃材を運び出している際に、ちらっと中が見えるので、写真は撮れませんが、すでに屋根は解体され、床もほぼなくなり、建物の壁のみの状態であることは、この一週間でわかりました。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/16)旧厚生棟

昨日の仕事帰りに立ち寄ってみると、正面の出入り口のカバーが少しめくれて、中が少しだけ見える状態でした。

空が見えます。屋根は完全に撤去済み、床もほぼない感じですね。
鉄骨が切られていて、底にかつて屋根を支えていた部分があったのでこのペースで行くと、お盆休み前までには解体は終わりそうですね。

2021年6月解体直前の旧厚生棟

防音壁が外されても、もうそこにはかつての建物は存在しないのです。儚いものですね。

旧メインビル・工場地区

こちらは、工事現場の入り口が開いていたので、ヤオコーの建造の様子がよく見えました。

建造中のヤオコー和光丸山台店

サッシが取り付けられ、一部は外壁工事も進みつつあります。
こちらも1年前はこんな様子でした。

2020年6月、足場を組まれた写研埼玉工場旧メインビル

1年でこれだけ変わるものなのですね。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/7/12)

関東も梅雨に入って、毎日雨がちの天気となってしまい、気がつけば前回の投稿から3週間経過してしまいました写研埼玉工場跡地の現状シリーズ。
梅雨の合間に晴れたのを狙って、朝方撮影してきました。

旧メインビル・工場地区

メインビルと工場のあった跡地に建てられている、ヤオコー和光丸山台店は、鉄骨部分がほぼネットで覆われて見えなくなりました。外壁工事が本格化する感じでしょうか?

店舗は2階建てで、3階と屋上が駐車場になりそうです。かなり大きな店舗になりそうですね。駐車場のスロープも完成しつつあります。

旧厚生棟

一方、6月より解体工事に着手された厚生棟、相変わらず防音壁にすっぽり囲まれて、外からは様子を窺い知ることはできません。が、防音壁が前回より低くなっているのがわかります。
すでに最上階の建物は解体撤去済みと思われます。防音壁の足場パイプのみ、突き出しています。

写真は撮れませんが、入り口からチラっと中が見えましたが、床はほとんど解体されていて、上階までの外壁部分が残っている感じでした。内部から解体して、最後に外壁を解体という流れなのでしょうね。
ネットが外されることには、建物もなくなっているのでしょう。

写研看板最後の日?がストリートビューに

Googleのストリートビューが更新され、以前はメインビルや第2工場が写っていましたが、最新のストリートビューでは、解体中の様子が写っていました。

撮影日は2020年11月となっています。写研埼玉工場の看板は、2020年11月6日に撤去されたことを確認しています。つまり、このストリートビューの写真は、2020年11月1日~6日の間に撮影されたと思われます。偶然ですが、写研埼玉工場の看板最後の姿となったわけですね。
ストリートビューでは、このポイントは2010年4月の状態から見ることができますが、2010年時点で、すでに埼玉工場は人気がない状態であることがわかります。しかし、敷地内の樹木はきちんと剪定されていますし、雑草も生い茂っておらず、管理はされていることがわかります。
10年以上、守衛所に人が常駐していること以外、何も使っていなかった広大な敷地を、管理だけはしっかりしていたわけで、写研が近年ほぼ売上がなくても、内部留保だけで維持できていたかがわかりますね。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/6/22)

先週足場が組まれた旧写研埼玉工場の厚生棟ですが、今週に入って防音壁が組まれて、建物がすっぽり覆われました。これで、建物の外観は確認できなくなりました。

工事関係者の入り口は、かつての駐車場入口部分ですが、その左側にあった入り口と二階へ続く階段部分は、ちらっと見た限りは解体が進んでいるようでした。内部に重機を入れて、内側から解体していっているのでしょうね。
この防音壁が撤去される頃には、建物も消えているのでしょうか。

工場跡地はというと、ヤオコーの建造も進み、一部外壁も施工も始まっています。

写研書体アーカイブサイト

研のHPでは、先月より書体のアーカイブサイトが公開されています。
昔読んだ漫画の表紙の書体なんかも、こういうのが使われていたんだな、と思わせる如何にも年代を感じさせる書体なんかは懐かしいですし、ゴナ系の書体は、今でも十分通用する物が多いですね。