「カメラ・レンズ関連」カテゴリーアーカイブ

せっかく光が丘公園に望遠レンズを持っていったので撮影もした

クロスバイクの荷台に簡単に取り付けられるリアバスケットを買ってみた話を昨日書きましたが…

せっかく練馬の光が丘公園に望遠レンズを持ってきたので、撮影もしたって話です。NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRとZ 8で撮影しました。

紅葉はほぼ終わり…ですが部分的に残っていました。池にはいつものカモ以外にアオサギが佇んでいたので、被写体になっていただきました。
Z 8の被写体認識、鳥モードを使ってみました。時々鳥の胴体側にフォーカスポイントが行くこともあったけど、概ね目を認識して合わせてくれました。

たまには普段撮らない被写体を撮ってみるのも楽しいですね。

【入間基地】入間航空祭 2014年11月3日の記録

今から10年前、ですが何だか感覚的には20年位前に感じてしまう2014年の入間航空祭の写真を再現像してみました。
現像ソフトも進化していますからね。

この時は混んでいる基地内を避けて入曽多目的広場で撮影。
現在航空祭当日は閉鎖されているこの場所は、当時は開放されていて、ここで観覧する人たちも多かったですね。

今はもう見られないチェッカーのYS-11FCや、C-1輸送機の編隊、ほんの10年前なんですよね。
そんなC-1輸送機も、2024年の入間航空祭がラストとなり、031号機は航空祭でラストフライトを行い退役、残ったFTBの001号機、通常輸送機型最古の002号機(もう1年以上飛んでいないらしい)、EC-1の021号機、そして030号機も、2024年度中には退役の見込みです。
なのでまたどこかで入間基地で撮影はしたいですね。

この時代は、電子戦訓練機EC-1なんて絶対に航空祭には出てこなかったですからね。それを考えると、最後だからとは言え2024年にあんなにEC-1を近くで見られたのは感慨深いものがあります。

この時の撮影機材はまだ導入して間もないNikon D810、広角用としてサブにNikon 1 V1でした。
Lightroomで開いてみると、今でも画質は遜色ないD810と比較して、Nikon 1 V1は昔のデジカメだなぁという発色です。言うなれば昔のNikonデジカメの発色そのもので、2007年発売のD300の発色に近い感覚なんですよねV1は。
V1の発売は2011年で、まだ当時は3年程度でしたが、当時最新のD810と比べると、発色が結構違いますね。センササイズだけではなく、画像処理そのものの古さを感じさせます。
センササイズ差を感じさせるのはダイナミックレンジ(Dレンジ)で、空なんかを絡めて撮ると、D810はDレンジが広く、かなり粘るのですが、V1はDレンジが狭いので、雲の明るい部分は破綻が早いですね。

入間基地所属機の飛行展示はこの年は午前のみ、午後はブルーインパルスでした。
この時代はこういう構成でしたね。離陸前のスモークの洗礼も、この場所ならではでした。たった10年前なのに、この時代はちょっと遊牧的。

この場所はR/W35に進入する着陸機を真正面、直上で見られます。この景色が好きという人も多いでしょう。

残ったC-1輸送機も今年度で退役だし、またローカルでも撮りに行きたいな。

Nikon Z 9 FW:Ver.5.10 主に動画関連のアップデートがメインだけど不具合改善も

すでにInterBEE2024で先行的に搭載されていたNikon Z 9のFW:Ver.5.10ですが、2024年12月17日に正式公開されました。

内容は以下の通りです。

■ 動画撮影関連
• 撮像範囲設定が DX の場合でもハイレゾズームの使用が可能になりました。
• [カスタムメニュー]>g10[パワー/ハイレゾズーム連携]* を追加しました。
• [カスタムメニュー]>g13[シャッターモード]を追加しました。
• [カスタムメニュー]>g15[ゼブラ表示]に[ゼブラ表示の色]を追加しました。
• [カスタムメニュー]>g18[輝度情報の種類]に輝度情報の表示をカスタマイズする機能を追加しました。
* 本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能となる予定です(2024 年 11 月現在)。
■ 操作関連
• [カスタムメニュー]>f2[カスタムボタンの機能(撮影)]とg2[カスタムボタンの機能]に、[パワーズーム位置の登録/呼び出し]*を追加しました。
• [カスタムメニュー]>f10[ズームリング操作(PZ レンズ)]* を追加しました。
• [カスタムメニュー]>f12 と g9 の[パワーズームのボタン操作(PZ レンズ)]の名称を[パワーズームの 操作設定(PZ レンズ)]に変更しました。また、[パワーズーム速度]を[パワーズーム速度(ボタン操作)]と[パワーズーム速度(レバー操作)]* に分けました。
• [セットアップメニュー]の[メニュー設定の保存と読み込み]で保存できる項目として、次の項目を追加しました。
- [セットアップメニュー]>[位置情報(内蔵)]>[位置情報記録]
- 再生時の i メニュー[画像編集]>[画像編集機能のカスタマイズ](ファームウェア C:Ver.5.00 より対応)
* 本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能となる予定です(2024年11月現在)。
■ その他
• [カスタムメニュー]>f1 と g1[i メニューのカスタマイズ]に i メニューに割り当てられる機能として、[パワーズーム速度(ボタン操作)]を追加しました。
• 以下の不具合を修正しました。
- [レリーズモード]を[ハイスピードフレームキャプチャー+]の[C30]に設定し、撮影画面(ライブビュー)の拡大操作を行った直後にシャッターボタンの半押しを行うと、カメラが操作を受け付けなくなる場合がある。
- 以下の設定でマニュアルフォーカスにして拡大表示しているときに、AF-ONボタンを押しても拡大表示が解除されない。
▸ AF-ONボタンに[AF-ON]または[AFエリアモード+AF-ON]のいずれかに設定
▸ [カスタムメニュー]>d19 または g17[半押し拡大解除(MF)]を[ON]に設定
- 半押しタイマーがオフからオンになるときに、ファインダーや画像モニターの撮影画面(ライブビュー)が露出オーバーになる場合がある。
- カスタムボタンに[撮影機能の呼び出し(ホールド)]を割り当て、この機能を使用して撮影を行うと、まれに撮影画像が露出オーバーで記録されてしまう。
- 一部の CFexpress カードにおいて、連続撮影可能枚数が低下する場合がある。
- 以下の設定で連続撮影を行うと、まれにカメラが操作を受け付けなくなる場合や、ファインダーや画像モニターの撮影画面(ライブビュー)が正常に表示されない場合がある。
▸ [静止画撮影メニュー]>[静止画フリッカー低減]を[ON]に設定
- 以下の設定で撮影した RAW 動画を対応したパソコン用ソフトウェアで再生すると、明るく表示されてしまう場合がある。
▸ [動画記録ファイル形式]を[N-RAW 12bit(NEV)]または[ProRes RAW HQ 12-bit(MOV)]のいずれかに設定し、且つ[階調モード]を[SDR]に設定
▸ [ISO感度設定]をISO100未満に設定
- 通信速度が遅い環境下で以下の設定にした場合、FTPサーバーへの画像送信中に撮影画像の拡大/縮小操作をしていると反応が遅くなる場合がある。
▸ [ネットワークメニュー]>[FTPサーバーと接続]>[オプション]>[撮影後自動送信]を[ON]に設定
▸ [ネットワークメニュー]>[FTPサーバーと接続]>[オプション]>[送信時のHEIF変換]を[しない]以外に設定

https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/546.html

やはり NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZに関連するアップデートがメインで、ここ最近は動画機としても力を入れている事がわかります。動画もスチルも、万能機を目指しているのが、Canon辺りとは対照的で、プロ向けの動画機を持たないNikonらしいと言えばらしいです。

今回はPZレンズ向けのアップデートがメインのNikon Z 9 FW:Ver.5.10

ただ、不具合の改善も行われているので、スチル撮影メインだから関係ないと思わず、アップデートは行っておいてよいかと思います。

まもなく発売から3年となるZ 9で、そろそろZ 9IIの足音も聞こえてきそうです。とは言え、早くても2025年末から2026年と思っています。自分は…今でも秒10コマしか使わないし、今の撮影で十分活躍できているので、買い替えはしばらくないですかね。
動画ではまだやりたいことがたくさんありますし。

【百里基地】24/12/2の記録 その3

この時期は日が短いですから、15時も過ぎると夕陽になってきました。早いなぁ、と思いつつ、3SQが再び動き出します。
ローカルの訓練なのか、航空祭向けなのか? 航空祭はこの時間はもう終わっているので、時間的にはもうやらんのかなと思いつつ、ちょっと期待しちゃいます。

先にT-4が上がりましたが、F-2戦闘機は待機。どうやらSKYMARKが先に上がるようです。

F-2戦闘機の1機が珍しくR/W03のL/Rの間で待機。そこにSKYMARKが来たけど、小回りがきくB737なので、眼の前でクルンとターンして上がっていきました。

F-2戦闘機はスペマ機を含む6機が待機。

夕陽に映えるF-2戦闘機が上がっていきます。
そして、やっぱりローカルの訓練ではなかった! 航空祭に向けての訓練ですね。フォーメーションにAGGとこなしていきます。
ああここまでやるなら、撮影場所ここじゃないほうが良かったか? まあ、それは本番にとっておきましょう。ここでしか撮れないものもあるということで。

パッカーンは真横で撮りたいな~。この時間のフライト、普段ローカルでこんな機動やらないので、もう心のなかではプチ航空祭、しかもこの夕陽に映える時間帯です。

終わりと思わせつつ、タッチアンドゴーで再び上がります。

いやぁこの時間、ホント絵になりますね。フォーメーションは4機、残りの2機は別行動でした。

せっかく夕方のこの時間、実はこの明るさでの戦闘機撮影は久しぶりの撮影、かつちょっと暗い望遠ズームのZ 180-600mmでは初めてなので、流し撮りで遊んでみました。

と言っても自分ができるのは1/125秒。腕の立つ方は1/30秒とかで流すんだからすごいですね。それでも何枚かはうまくいきました。
そして、本当に真っ暗にならない限り、開放f6.3のレンズでも、割とちゃんとAFが使えて迷うこともありませんでしたね。
Nikon Z 9もZ 8も、正直カタログスペックほど暗所AFが強いとは思えず、そこはまだD6とかD850クラスの一眼レフのほうが有利と思っていますが、食いついていればZ 8とかでも外すことはなかったですね。
ミラーレスの像面位相差AFは、フォーカス大外しからの復帰は苦手なようですが、そうでなければむしろコントラストAFも併用して食いつきは良いようです。

ってことでこの日の撮影は終了。満足の行く撮影ができた1日でした。
これは本番も楽しみですね~

カメラのミラーレス化によるレンズの二極化?

先ごろ発表されたSONYのFE 28-70mm F2 GM、この単焦点レンズに迫る明るさで重量918gは本当にすごい技術です。

先行したCanonのRF28-70mm F2 L USMが1,430gと標準ズームとしてはかなりの重量級であることを考えると、さすが小型化に長けているSONY、メカの小型化だけでなく光学的にも相当な技術力です。
私の手持ちの一眼レフ用のNikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRですら1,070gもあるのですから、1段明るいのに軽いなんてのは驚きです。

ただし、価格も相当お高く50万円程度となっています。24-70mm F2.8クラスの1.8倍程度の価格なんですよね。明るいレンズはロマンですが、果たして50万円近く出してこのレンズをどういった場面で使うのか?と考えたときに、F2.8じゃだめなのか?とか、もっと軽くて安価な単玉が、とか考えてしまったら、それはもうこのF2通しズームの顧客ではないということです。
レンズ交換が厳しい場面かつ明るさがあまり得られない場面、例えばライブ会場とか、あるいは薄い被写界深度があえて欲しい場面での動画撮影なんかには良さそうです。
ただ、このレンズでなければ…という撮影場面は多くはないのかな、という気がしないでもないです。
とは言え、必要な人にとっては唯一無二のレンズであることに違いはなく、Canon, SONYときてNikonも出すのかは気になるところです。どちらにしろ自分には買えませんが。

これに限らずミラーレス時代になって、一眼レフでは出来なかったレンズの商品化が進んでいますが、二極化が進んでいるように思います。

高価だけど明るくて究極のレンズ & 暗いけど小型で便利でそこそこの値段のレンズ

個人的に最近思うのが、上の見出しのような二極化が進んでいるように感じます。

前者はズームレンズなら28-70mm F2、単焦点なら35, 50, 85mm F1.2といったような一眼レフ時代にもあったことはあったけど、ミラーレス化してから絞り開放から使える高画質の大口径レンズ、後者は開放f値を求めずあえて暗い設で便利さを追求した24-200, 24-240mm F4-6.3や200-800mm F6.3-9といったような高倍率ズームです。

一眼レフ用でも同スペックはあったけど(Nikon FマウントではMFレンズのみ)、絞り開放は球面収差が多かった。今や開放からしっかり解像するNIKKOR Z 50mm f/1.2 S

カメラのミラーレス化により、前者のように高価だけど明るい究極のレンズを作れるようにもなり、後者のように暗いけど便利な高倍率ズームレンズも登場しました。特にミラーレス化により暗いレンズでもファインダが暗くなることもないのと、一眼レフの位相差AFには機構的な理由でレンズの明るさに制約があったのが、ミラーレスではコントラストAFも併用できるために制約が少なくなったのも大きいですね。

一眼レフでこんなに暗いレンズだとAFが使えなかった ミラーレスならではのレンズCanon RF200-800mm F6.3-9 IS USM

Canon RF200-800mm F6.3-9 IS USMなんてのはまさにミラーレスだから出来たAFレンズといっていいでしょう。一眼レフ時代ではどう頑張ってもAF化できなかった暗いけどコンパクトな超望遠ズームレンズです。

725gで28-400mmという高倍率を実現しながら寄れる、ちゃんと解像する。もう殆どの撮影がこの1本で済んでしまう
Nikon NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR

NikonのNIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRは、もうこのレンズ1本で撮っていてもほぼ不満がないレンズ。14.2倍の高倍率ズームは一眼レフ時代の高倍率ズームのように、妥協して使う感覚はほとんどない、まともに撮れます。凄いです。これも望遠側は開放f8なので、一眼レフではAFは難しかった暗さです。

こんな感じなので、最近はF2.8通しのズームってやや中途半端な存在なんですよね。もちろん必要なシーンでは必要なレンズですが、その必要性は一眼レフ時代よりは低下してきている感じがあります。

ミラーレス化の恩恵

レンズのある意味二極化が進む背景には、ミラーレス化による恩恵が大きいところです。
いくつか挙げてみると

  1. 一眼レフのミラーボックスの制約がなくなり、レンズの後玉をよりイメージセンサに近づけられるようになった(小型化高画質化への寄与)
  2. 一眼レフの位相差AFセンサにあった制約(画面の隅は測距不可、あるいは測距精度が落ちる、f値が暗いと測距できない)がなく像面位相差AFやコントラストAFで画面のどこでも測距できるようになった上に、開放f8~f9のような暗いレンズも測距可能
  3. レンズ・ボディ間の通信速度の大幅な向上(190年代の仕様から2010年代の仕様へ)によるAFや手振れ補正の連携強化や電子光学補正の最適化
  4. フォーカスリングのバイワイヤ化(ただしこれは末期の一眼レフレンズでも一部にあった)によりリングの機械的連結が不要になった事による設計自由度向上
  5. バイワイヤ化によりレンズフォーカシングユニットの設計自由度が増し、AFモータもより細かい制御ができるようになりマルチフォーカス機構を採用しやすくなった

他にも色々あると思いますが、思いつくのはこんなところです。

明るい高画質レンズの恩恵はまず1. や5. に依るところは大きいでしょう。レンズマウントも一眼レフより大きくなったことで、光学設計自由度が増したため、一眼レフで難しかったf値の明るい単焦点やズームレンズができるようになりました。これまでの機械連結ではなくフォーカシングユニットを直接モータで高精度で動かすことが出来るようになりマルチフォーカスが採用できるようになったのも大きいですね。
3. 4. 5. もミラーレスになって高精度な制御が可能になったSTM(ステッピングモータ)やVCM(ボイスコイルモータ、リニアモータ)が採用されるようになったのも、バイワイヤになりMF時のフォーカスリングとの機械的な連結を行わなくて良くなったのも大きいでしょうね。
光学面でもより高性能な硝材が使えるようになり、画像処理技術の高速化と進歩により電子光学補正が優秀になったのもありますね。

そして暗い高倍率ズームやF1.8~2.8の小型の単焦点レンズも、①と②の恩恵は大きく、特にf値は一眼レフ用より暗いけど、絞り開放から使える画質のズームレンズや、f値はほどほどにして小型化高画質化を図った単焦点レンズもまさにミラーレス化による恩恵でしょう。

二極化が進むのは、こうしたレンズが作りやすくなったことにより、商売として分かりやすいスペックを売りに出来るから、と言う面はあるような気がしますね。スペック的にわかりやすいのが開放f値だったり、あるいは高倍率ズーム化だったりします。
もちろん、従来の一眼レフ用レンズの延長線上のスペックで改良されたレンズも多くありますが、従来ほどそういったレンズに固執しなくても良くなってきています。

例えば、一眼レフでは広角・標準・望遠のF2.8通しのズームレンズは大三元と呼ばれ、プロも使用する憧れのレンズとしてもてはやされました。
これはレンズが明るいことによる光学ファインダの見やすさやAF精度の良さ、そして高いレンズだけにそれ以下のズームレンズより画質が良いのがもてはやされた理由だったと思います。
しかしミラーレスになって、全体としての価格帯が上がったのもありますが、比較的低価格のレンズであってもずいぶん画質は向上してきています。特に高倍率ズームは、一眼レフ時代のものは末期はだいぶ改善されたものの、ある程度妥協して使う便利なレンズ、という立ち位置でしたが、今や絞り開放から問題なく使えるレンズとなりました。そうなると、f値の小ささとトレードオフとなるレンズの大きさに対し、暗くて小型であっても高画質の高倍率ズームも活躍できる場面が増えてきました。
暗い場面では依然明るいズームレンズが有利ですが、単純に画質だけでF2.8クラスのズームを使うわなくても良くなってきました。

自分もNIKKOR Z 24-200mmを導入して以来、F2.8通しの標準と望遠ズームの出番が大幅に減りました。なにせこれ1本で重量は標準&望遠F2.8ズーム合計の1/4以下です。レンズ交換も不要です。AFも特段遅くない、となると自然と出番が増えました。今ではF2.8のズームはよほど画質優先でもない限り持ち出さなくなりました。
それくらいミラーレス化によるレンズに対する恩恵は大きいです。

下の写真もZ 24-200mmでの撮影。一眼レフ時代の高倍率ズームだと、撮れなくはないけど、こうしたシーンではあまり使いたくなかっただけに、レンズの進化はすごいですね。

NIKKOR Z 180-600mm、今一番撮影ショット数が多いレンズ

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを2023年8月末、予約して購入して以来、今手持ちのレンズの中でも群を抜いて撮影ショット数が多いレンズとなりました。
Lightroomでメタデータ検索でこのレンズを見てみると、1年3ヶ月で38479ショットでした。他のレンズと比較してかなり多いですね。

ほとんど毎週使っている気がします。撮るものは動体なので、自ずとショット数も増えますね。昔だったら可動部の消耗が気になりますが、カメラ側は電子シャッターだし、ほぼ絞り開放なので絞りもそう動かないだろうし、AFは超音波モータより耐久性の高いステッピングモータなので、消耗はそんなに気にしなくてもよいのかな?
とりあえず使い込んではいますね。

昨日も息子のサッカーの試合で使いました。
カメラ側のAF設定は、最近はこの手の撮影では3Dトラッキングに落ち着きました。これと親指AFを使って、横切りとかにもほぼ対処できます。
一眼レフの3Dトラッキングに比べると、測距範囲が広くなったおかげで格段に使い物になりますね。
AFのスピードも、STMだから遅いということはなく、少なくとも一眼レフ用で超音波モータのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRと同等に感じます。

そして被写体と背景の距離が適度にあると、ズームレンズのボケ味もそんなに悪くないですね。口径食は若干あるようですが、一昔前の高倍率望遠ズームと比較すると、だいぶ良くなりましたね。

こうなると、やっぱり最新の単焦点超望遠レンズも気になりますね。

JJCのアイピース付カメラレインカバーを買ってみた、が…

雨だった先月の木更津航空祭の実績を踏まえ、元々レインカバーは持っていますが使い勝手の良くないビニールのタイプのため、標準レンズや高倍率ズーム、70-200mm f/2.8クラスまでのレンズをボディ用にレインカバーを購入しました。

サイズは余裕があり、望遠レンズ以外であればほぼこのカバーで対応できそうです。

JJC カメラレインコート カメラレインジャケット Nikon DK-17 DK-19 互換

アイピースの部分に穴が空いていて、そこにアダプタを噛ますことで、ファインダのみカメラ本体のものが直接見られるタイプで、両サイドから手をいれる穴もあります。

専用のアイピースアダプタでカバーをファインダに固定できます

が、買って気付きました。これはNikon Zミラーレスには非対応ということに!
勝手な思い込みで、丸窓のNikonのアイピースは一眼レフもミラーレスも同じだと思っていました。しかし、ミラーレスのZの場合、アイセンサーがある関係でファインダ丸窓の上にアイセンサーの窓もあるんですね。このためアイピースの形状が異なっています。って調べてから返って話です。

とりあえず、一眼レフ丸窓アイピースのD850なら使えるので、試してみましょう。
純正を外して、JJCのアダプタを取り付け、その上からレインカバーを被せ、最後にカバーの上からもう一つのアイピースアダプタでカバーの上から固定します。

今まで使ったレインカバーでも結構使いやすい部類に入ります。使い勝手が悪化するカバーも多い中、このカバーはあまり嵩張らず、質感も悪くないです。

が、Z 8で使いたかったんですよ…。ってことでJJCさん、早くNikonのミラーレス機対応のレインカバー作ってください!

3年ぶりにサンシャイン水族館へ行ってきた

週末子どもたちの運動会があり、うちの両親も見に来たので、運動会後に一緒に水族館に行きたいということで、サンシャイン水族館へ行ってきました。

3年前はまだコロナ禍で、妻は仕事だったかな? 子供たちを連れていきましたが、今回は家族全員+うちの親という構成で。
コロナ禍以降、時間予約制となっていて、今も週末と祝日は予約制。ただ、今は入場人数を分散させたい感じみたいですね。多少時間が早くても入場できました。

今回はマイクロフォーサーズ(以下M4/3)の「LUMIX GX7MK3で撮りましたが、やはり暗いシーンは色々と厳しいな。高感度になるほどノイズの多さとダイナミックレンジの狭さを感じます。
上の写真のいくつかはLightroomのAIノイズリダクションを使いましたが、元々ダイナミックレンジが下がった高感度状態では階調が残らず、ノイズを消したところで絵が戻ってくるわけではないのです。ないものはない、ということです。なので過信は禁物。よく言う高感度で撮って後からノイズ消せばいい、はある程度階調が残っていればの話です。
こういうときに明るいレンズが役立ちますね。最初は14-140mm F3.5-5.6で撮っていましたが、上の写真は途中からSUMMILUX 15mm F1.7に。持ってきてよかったです。

ライティングが工夫されているのがサンシャイン水族館の良いところ

SNSだとすぐセンササイズで論議と言う名のマウント合戦が発生しますが(笑)、理解して使えばいいんですよ。
ただやっぱりこうした場所での撮影は難しいですね。
M4/3は光学的に最初からデジタルカメラに最適化されたミラーレス一眼カメラシステムとして一定の成功を収めたものの、現在PanasonicのLUMIXはフルサイズセンサのSシリーズに力を入れているのもまた、結局フルサイズでもやり方次第で小型化できて、M4/3のメリットであった軽量小型よりも有利な点が多くなってきたためでしょうね。
M4/3陣営がメーカー的に弱いのも、マーケティング的に不利ですしね。

ってことでゆる~く撮影しつつ、家族で水族館を楽しみました。サンシャイン水族館、妻は初めてだったって。楽しめたようです。


高感度が弱いM4/3には明るいレンズが必要です! SUMMILUX 15mm F1.7、これ1本あればスナップはOKですよ。

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚を運動会で使ってみた雑感

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚、昨日の運動会で大活躍でした。

すでに旧製品で、後継の現行品はMVMXPRO500となっています。

ビデオ雲台部分は新旧変わっていないように見えます。一脚とそのベースが現行品はFLUIDTECHなのに対して、旧型であるMVMXPRO500のベースはFLUID DRAG SYSYTEM (FDS) となっていて、改良が入っているようですね。

さて使い勝手です。いくつか気になった点を。

まずフルードベースついて。
小さな脚が3つ、その上に一脚を支えるボール雲台のようなベースに一脚が取りついているといった感じなのですが、脚の展開が小さいためやややりづらい、フルードと言いつつやや粘りが足りない印象かな。かなりスルスル動きますが、これはレンタル品が使い込まれた状態でフルードのかかりが甘いからなのかは不明です。
フルードベースの可動機構に対して一脚部分が190cm程度あり長いため、支点からカメラが遠いため、一脚自体に剛性がないとまずたわみが発生しますが、その点は問題なし。
一脚の剛性感はしっかりとしていて、Nikon Z 8 + Z 24-200mmとポータブルモニターをアームで取り付けた状態で問題なく、安物一脚にありがちな伸ばした時のたわみは感じません。
しかし、フルードの危機が甘いためスルスル動いてしまうきらいがあります。もう少ししっかりフルードの粘りがほしいですね。

あと、一脚自他の重量が重たく、雲台と合わせると2kgを越えてしまいます。とくに付属のフルード雲台自体がかなり重いようです。
そして雲台にはチルト機構はあれどパン機構はなく、それは足元側で行います。カメラから遠い支点でパンするので、動画のとおりスルスル動きます。
スルスル過ぎてもっと粘りがほしいです。なぜこういう機構かと言うと、一脚にモニターなどをアームなどでホールドしても、カメラをパンさせればモニタも一緒にパンされるので、コードが絡まる心配がないのです。あえて雲台にパン機構がないのはこのためなんですね。
なるほど、よく出来たビデオ雲台です。

現行品は粘りのなさは改良されているかもしれません。今度ショップで試したいと思います。
長めの一脚、欲しいけどなぁ、買ってまで必要かというと、そこまでの使用頻度はないですが、今回運動会で後ろの方から迷惑をかけずに高さを稼いで撮影出来たのは良かったです。とにかく機動性は良いですね。もちろん安定性は三脚以下であることは言うまでもないですし、常に手で支えなければならないので、撮影以外の作業は一苦労、バッグから予備バッテリ出すにも片手なのは大変です。

そういった点を踏まえると、これを活かせる現場はそう多くはないですが、必要なときは必要、なので今回レンタルできてよかったですね。

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚を購入…じゃなくレンタルしてみた

スチル撮影だけでなく動画撮影もしだすようになると、切っても切れない関係なのが三脚や一脚です。
Manfrottoのビデオ三脚とビデオ雲台のナイトロテックN8も導入しました。重たいですが、とても安定した撮影が可能です。

子供たちの運動会など各種イベントで使っていますが、今回の運動会、コロナ過が明けて初めて、全学年合同(今までは学年別だった)となり、今までのように三脚を据えて撮影が難しい状況となりそうです。
そこで一脚なら場所も取らないし、移動もスムーズかなと思ったのですが、手持ちの一脚は学生時代に買った四半世紀前のSLIKのザ プロポッド スポーツ、何と今でも現行品として販売されている息の長い商品です。

https://www.kenko-tokina.co.jp/slik/monopod/pro/4906752204238.html

この一脚自体は今でも特段不満なく使えているものですが、高さが1600mm、少し高いところにカメラを上げての撮影が出来ない。元々自分の身長で立った状態でカメラがアイレベルまで上がる程度の物を買ったので良いのですが、ビデオ撮影には何度か使って、もうすこし高さが欲しいなと思いまして。
購入も考えたのですが、一脚に小さな三脚が付いたタイプもいくつかあり、Manrottoのフルード ビデオ一脚ベースがついたものを今回、買うのではなく使い勝手の確認も含めて、マップレンタルでレンタルしてみることにしました。

Manfrotto MVM500Aをマップレンタルでレンタルしてみました

現行機種ではないですが、どんな具合かな?といったところです。

これ自体は一脚を安定させるためのもので、これをもって一脚を自立させるものではないですが、一脚を支える手の力を抑えられるものですね。
高さは200.5cm、雲台の耐荷重は最大5kg、カウンターバランスは2.4kgまでとなっています。Z 8 + Z 24-200mmの重量であれば何とかなりそうです。
今回はそこに外部ビデオモニタとスマホも括りつけます。スマホはSnapBridgeによるワイヤレスリモコン代わりです。

今日はこんな構成で運動会の撮影します。
一脚自体の自重はけっこうありますね。雲台が大きく重いからでしょうね。でも三脚が使えない以上、これで頑張ってみます。