「カメラ・レンズ関連」カテゴリーアーカイブ

七五三と誕生日写真撮影に行ってきた

梅雨に入って昨日も大雨でしたが、娘が今年7歳になるので、七五三の撮影、息子は1歳以降写真館で撮っていなかったので、誕生日写真も、ということで、某スタジオマリオで写真撮影してきました。

元々は、GW中に、妻の実家に帰省した際に撮る予定だったのですが、COVID-19の影響で帰省も撮影もキャンセル。
緊急事態宣言解除を受けて、予約していってきました。

このお店は初めてでしたが、キタムラ併設のスタジオマリオということで、中古品・ジャンク品も見ることが出来ました。目ぼしいものはなかったけど、次写真引き取りのときには、またいいものが入っているといいな。

Fujifilm X-T2

スタジオマリオ系は、以前からカメラはFujifilmで、FマウントD200ベースのS5 ProやIS Proでしたが、ここ数年でミラーレスのXマウント機に更新されました。

今回行ったお店はX-T2に18-135mmでした。3年前に行ったお店もX-T2でしたね。X-T4が最近発売されたので、もう2世代前の機種になりますが、これとて2016年の機種ですし、写真館の場合は相当酷使されるまで使い続けるでしょうから、後3,4年は使用するのかな?
写真館の場合は、照明がしっかりしているから、デジタルの場合、少々古くともカメラ自体の性能より、照明の使い方が重要でしょうね。

Nikon レンズリュック600III用サイドポーチをLowepro 600 AW IIIに着けてみた

先日アウトレットでお安く購入できた、Loweproのレンズトレッカー 600 AW IIIですが、Nikonにも同様のカメラバッグ、レンズリュック600IIIがあり、そのレンズリュックに同梱されるサイドポーチは、別売りで購入可能ということで、試しに1個買ってみました。

本来は、レンズリュック600IIIの横に取り付けるサイドポーチですが、ベルトに通せる構造なので、他のバッグにも取り付けできそうだったのと、これ自体にショルダーベルトもついているので、単体でも使用可能です。

Lowepro レンズトレッカー 600 AW IIIにはベルト経由で取り付けできた

サイドポーチのベルト取り付け部分の幅が広く、直接レンズトレッカー 600 AW IIIには取り付けできませんでしたが、バッグに付属する、三脚などをくくりつけるベルトを介して取り付けできました。

BG付きD810も収納可能…だが…

事前に寸法を調べていたので、目論見通り、バッテリグリップ付きのD810もすっぽり収まります。が、誤算があった! そう、ストラップまでは収まらなかったのです。

D810には、Nikon X Porterのストラップを取り付けてあり、割とかさばるんですよね。
なので、ストラップだけ外に出せば蓋は閉じられました。バッテリグリップがなければ、ストラップごと入りそうですが、このバッグで行く撮影ではバッテリグリップは必要なのでね…。

AF-S 24-70mm f/2.8E ED VRは問題なく入った

標準ズームとしてはかなり大柄な、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRですが、若干膨らむけどしっかりジッパーで蓋も閉じられます。斜めに入れることになるけど、隙間に小柄なレンズなら1本収められそうな感じです。


D850+ロクヨンは、戦闘機撮影セットとするとして、もう1台のD810にズーム望遠をどうするかが悩みどころです。SIGMA 150-600mm Sportsは、一緒に持っていくには重すぎます。かと言って、今更AF-S 70-200mm f/2.8G VRIIに2倍テレコンというのも、画質が低下するのでやりたくないですし。

やっぱり2台目はマイクロフォーサーズ(MFT)にしようか、ただフルサイズとマイクロフォーサーズの併用って、そもそもカメラの操作系もAFも画質(色の傾向含め)違うので、難しいところではあります。
去年の百里基地では、標準~中望遠はMFTのGX7MK2で地上展示機を撮りましたが、やっぱりフルサイズで撮りたいなぁというのはあるんですよね。それと操作系が同じカメラ。

そうなると、APS-CのZ50もいいよなぁと思っている今日この頃です。APS-Cはもう買わないよ、と思っていたけど、ミラーレスなら一眼レフのようにファインダの見え方も問題ないだろうし、キットレンズはコンパクトですしね。

Lowepro レンズトレッカー 600 AW IIIがアウトレット価格だったでポチった

ロクヨンとカメラボディをバラで運ぶのは面倒なので、レンズ装着状態で運ぶためのカメラリュック、前から欲しかったのですが、マンフロットの楽天公式アウトレット店に、アウトレット品としてタイトルの品が発売されました。


安い! 通常価格より3割以上安い。
アウトレット品ですが、新品。箱か何かに潰れがあるのかな? そんなことは特に気にしませんので、楽天スーパーセールの開始と同時に購入しました。2万円以上で2000円引きのクーポン使ったので、1万8千円強。お買い得でした。

※執筆現在、完売のようです。自分が買ったあとしばらくはまだ売っていたので、複数在庫はあったようです。在庫がまた復活するかもしれないので、要チェックですね。

一昨日の夜届きました。

ロクヨンGとLowepro レンズトレッカー 600 AW III

写真のロクヨンは、テレコンTC-14EIIを装着しているので、少しレンズが長くなっていますが、これを外したとしても、レンズフード組み込み状態ではレンズは入りません。レンズフードは逆付けすることになります。

2段式フードの1段だけの逆付けでは入らなかった

ひょっとしたら、2段式フードの1段だけの逆付けなら入るかな…とおもって入れてみたら、やっぱり入りませんでした(汗
面倒なんですよね2段式フード、そして三脚座も、旧ロクヨンGだとレンズ先端側に寄っていて高さもあるので、そのままでははみ出してしまいます。え~。

あ、もしかしてボディの向き逆なのか…

正しい向き?

ボディの棟梁部が手前になるように入れてみました、それでも、位置関係ってあまり変わらないですかね。レンズをホールドするクッション、レンズの太さに対して外径が小さいため、残念ながらピッタリははまりません。レンズトレッカーの写真を見ると、Canonのレンズを入れていますが、Canonのほうが根本は細い?
Nikon Fマウントのほうが、Canon EFマウントより径が小さいので、レンズも根本は少し細いのかと思っていましたが、そうでもなさそうですね。

とりあえず、この状態でもバッグの蓋は閉められるので、実用上は問題なさそうです。

三脚座は斜めにしないと入らなかった

ただ、三脚座は結局カメラの向きをどうしようが、こんな感じで斜め位置にしないとバッグに入りませんでした。
Nikonの旧型のロクヨンGもそうですが、現行のE型は三脚座がマウント側に後退しましたが、G型以前は、Nikonのロクヨンは三脚座がレンズの鏡胴の中央に近い位置にあり、そのせいもあってか三脚座も高さがあって、色々納まりが悪いですね。
この点、Canonは進んでいると言うか、レンズの軽量化、重心位置などの考慮がされている感じです。

他のメーカー、例えばNikonも同様のレンズリュック600IIIがありますが、これも最新のロクヨンE型に最適化されている印象で、Loweproよりも内寸が小さいため、ロクヨンG型だと合わない可能性もあります。

Nikon レンズリュック600III D5+AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

ロクヨン用のカメラバッグは、レンズ自体がそう数が出ないでしょうから、選択肢もそれほど多くないですね。私が他のカメラバッグで愛用しているVanguardや、Manfrottoで出ている程度でしょうか。

あとは、サブのボディや他のレンズをどう運ぶかですね。もう1つカメラバッグを持っていくか、ロクヨンのレンズリュックにサブバッグを取り付けるか。荷物はできるだけ増やしたくないですが、ロクヨン用のカメラバッグ、ロクヨンとボディ以外は案外入るスペースはなさそうなので、そのあたりどう運用するかは考えないとですね。



この価格見ると、これより1万円近く安く手に入ったので、やっぱりアウトレット+楽天スーパーセールクーポンはお買い得でしたね。

MINOLTA AUTO MATER IIIFを買ってみた

自粛生活中に、不用品を色々整理して、まとめてハードオフに売りに行きまして。売ったものは、古いUSB無線LANアダプタとか、IEEE1394のボードとか、まあパソコン関係のですかね。まとめても買取価格80円…いやせめて2, 300円で買ってくれよ。

買取待ちしているときに、当然ながら色々見て回りましたが、そこで露出計がビックリな安さで売られていたので、思わす買ってみました。

MINOLTA AUTO MATER IIIF

実は、MINOLTA製品は、これが人生初だったりします。今までMINOLTAのカメラも買ったことはないのです。その昔、MINOLTAの高級コンパクトカメラTC-1は一時期欲しかったのですが、結局高級コンパクトカメラには未だ縁がなく。

MINOLTAは、ご存知のようにKONICAと合併し、コニカミノルタとして現存しますが、カメラ関連部門はSONYに売却、サポート部門はケンコー・トキナーに移管されています。今ではオフィス向けのプリンタ、産業用の光学機器、医療機器のメーカーとなっていますね。

ま、それはともかく、元々露出計は、SEKONICの簡易な針式の反射光式は持っていますが、前から入射光式は欲しいと思っていたんですよね。ただ、入射光式のものは今でも中古も含めて高額ですし、年に何回かしか使わないのに…と買わずじまい。ところがこいつは中古で2千円、さらにハードオフアプリの割引券で500円引き、そら買いますわ(笑

電池は4SR44または4LR44

買って、さあ試すぞ…と蓋を開けたら、電池がこの型式…。ボタン電池のLR44またはSR44を4つ重ねたもののようで、実際その4つを束ねて使っている人、また専用のアダプタもあるみたいですが、Amazonで検索したら、海外製(香港)で買えるものがあったので、注文しました。

ボタン電池重ねるよりは良いかな? その辺で買えない電池もネットで買える、便利な時代になったものです。1枚目の写真は、その買った電池と一緒に撮ったもの。

無事通電

元々ハードオフの3ヶ月保証付きで、動作確認はしていたようですが、ちゃんと動きました。ただ、個人的には、針式の簡便なもので十分ですが。これのすごいところは、フラッシュメーターにもなり、2箇所の測定の平均も出せるところ。製品的には80年代のもののようですね。

ケンコー・トキナーのHPには、残念ながらAUTO MATERの、これの1つ後の機種からの説明書しかありませんでした(とはいえ90年代の説明書もスキャンしてPDF化してくれるのはありがたい)。

多機能っぽいですが、個人的にはその場の露出が図れれば、特に問題ないです。さて、精度的なものは、手持ちのSEKONICのや、スマホアプリのとも比較してみたいと思います。

早く近所のDPE復活しないかな?

テレ(望遠)ワークもいいけど、たまにはマクロで

自粛生活にも関わらず、以上に望遠レンズ使用率が高いYamaroでありますが、次はマクロかなぁと。
というわけで、枯れかかっていたと思いきや、このところの陽気で復活気味の、ベランダの五色トウガラシを撮ってみました。

撮影風景はこんな感じです。スピードライトは、ワイヤレスで手持ちで撮っています。

ワイヤレス発光のコマンダー、最近は電波式が主流で、中華製のコマンダーも安価で使いやすいものも出てきましたが、うちは相変わらずボディ内蔵スピードライトをコマンダーに、赤外線ワイヤレスです。

赤外線ワイヤレスは、外光の影響を受けやすいとか、赤外光が届かない場所にスピードライトを設置できないといった成約はありますが、私の場合、普段そう使うわけでもないので、D810内蔵スピードライトをコマンダーにして撮っています。こういう撮影もたまには行うので、スピードライトを内蔵していないD850ではなく、D810をマクロ撮影で使っています。D810もまだまだ出番は多いわけです。

去年は秋ごろまで葉っぱが大量に生い茂っていたのが、寒いところが苦手なので、冬には葉っぱが全て落ちて枯れてしまいました。

もう捨てようかなとも思ったけど、栄養剤やら米の研ぎ汁やらでドーピングした結果、ここまで復活。

枯れてシワシワのトウガラシと蕾

つい1ヶ月半前には、葉っぱは1枚もなかったのに! 植物の生命力はすごいですね。

スピードライトで幻想的に

ここからは、感度をISO64固定、絞りは絞ってシャッタースピードはシンクロ可能な最大の1/320秒に。スピードライトの発光量のみで露出コントロール。スピードライトは手持ちで、色んな角度から当ててみました。この写真ともう1つ上の写真は、Luminar 3で仕上げています。

蕾のみをハイライト

こちらはCapture NX-Dのクリエイティブピクチャーコントロール+コントロールポイントで。
夜撮ったように見えますが、昼間の撮影です。

90mmのマクロレンズですが、上の写真はレンズで寄れるギリギリ等倍まで寄せています。これだと、90mmでも案外ワーキングディスタンスは短いですね。
Tamron SP 90mm Macro、私が使っているのは、学生時代に買った古いものです。マクロ域だと結構レンズが繰り出されます。かといって、もっと焦点距離の長いマクロレンズだと、被写界深度がさらに浅くなって、撮影難易度もぐっと高くなります。難しいですね。

次はベローズで撮ってみようかな。

フィルムで撮りたいけど現像が…

その昔は、モノクロフィルムは自家現像もしていたのですが、自家現像するなら、ある程度撮影本数がないと、現像液の維持とか色々大変で、やらなくなってしまいました。

ということで、今はすべて現像はお店に出していますが、COVID-19による緊急事態宣言下の現在、生活に直ちに必要ではないDPE店、近所にある唯一の店もただ今閉店中です。よって、フィルムで撮っても、現像に出せないという…。

こういうときってデジタルは便利だなぁと思いますが、たまにはフィルムで楽しみたいしね。ということで過去写真。

去年の12月に、最後のNEOPAN ACROS(現在はACROS IIが販売中)で撮影

AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D (絞り開放 DCリング目一杯R側にセット)

DC-Nikkorをフィルムで撮りたくて、この日持っていきました。こちらは、収差コントロールのDCリングを目一杯R側にセットして撮影。収差が全体に発生して、ソフトフォーカスのような効果が出ていますが、ちゃんとピントに芯は出ていて、その周辺に収差がまとわりつくことで、ふわっとした描写が得られます。
これはちょっとやりすぎな感もあるけど(笑


AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 絞りf8

こちらは一番新しいAF-S 35mm f/1.8G ED。このときのカメラはF100なので、問題なく使用可能です。
遠景なので、普通にf8に絞りました。あ、このレンズの設計者は、絞りは飾りです、的な発言を…。いやまあこの絵で開放で撮るのも何だかね。
さすが、設計の新しい現代のレンズ、しかもf8まで絞っているので、モノクロフィルムでもいい絵が撮れています。解像力も高いしコントラストもしっかり出ています。


AI Nikkor 50mm f/1.2S 絞りf1.2

走ってきた息子を撮ったら、ダメですね、MFレンズなのでとっさにピントを合わせられず、背景にピントが行ってしまいました…。
このレンズも、絞り開放では、設計の古いレンズらしく、収差によりふわっとした描写になります。が、このレンズのすごいところは、収差は出ていても、ちゃんと解像力はあるところですね。繊細な描写です。
同じ50mmでも、Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2は開放では解像力も低くて、ピントの山が見えないのですが、このレンズはピントの山もきちんと見えます。なので、撮りやすいですね。絞ればカリッと解像力が高くなります。標準レンズのお手本ですね。


3本のレンズはいずれも現行品のAI 50mm f/1.2S, AI AF DC 135mm f/2D, AF-S 35mm f/1.8G ED

この3本で撮りました。すべて現行品、新品で買えます。どのレンズもおすすめです。
早くまたフィルムで撮れる時期が来るといいですね。

外出自粛生活中のGW休みも案外早い

ずーっと家にいる生活の中で、GW休み、飽きてしまうかなぁと思いつつも、案外そうでもなく、気がついたらこの週末で連休終了です。

(ちなみに、私の職場はカレンダーの旗日と関係なく、連休は会社のカレンダーで設定されています)

CH-47J(LR)

晴れて風が弱いと、地表から離れていても陽炎の影響が出る。入間基地所属のCH-47J(LR)ですが、Web用に縮小しても絵が波打っているのがわかります。エンジンの排熱の影響も出るし、望遠レンズは環境要因も関わってくるので、難しいですね。


誰もいなかったので、ちょっとだけ公園

体力維持のお散歩も、GW休み期間中だから出来ること。テレワーク中は自宅にいなけれなならないので、お散歩はできません。

お散歩途中で見つけた公園も、誰も遊んでいなければ、ちょっとだけ子供を遊ばせています。もちろんマスクは着用。レンズ絞りは開放で。(関係ないw)

お散歩レンズ、AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDは最適です。手持ちのレンズで唯一、発売前に予約して買って、もう6年なんですね。
絞り開放では、ほんの少し収差がまとわりついて柔らかい描写ですが、ちゃんとピントに芯があるのはさすが。これがAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gだと、開放は解像力も下がってしまうので、DXフォーマットのカメラでも、DXでない35mmのほうが画質は良いですね。最も値段は実売で3倍近く差があるので、DXのコスパの良さは光るところです。


散歩から帰ってきて、また自宅から撮影した、米軍のC-130J。1,2枚めは思い切りトリミング。YJと垂直尾翼にあり、横田基地所属の機体ですね。2機編隊で飛んでいきました。


娘の小学校も、5月いっぱいの休校が決まり、自分も今月いっぱいはテレワークになりそうですね。さてどうなるやら。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、こういう一見何の変哲もない普通のレンズで良い絵が撮れるようになったら、写真の上達第一歩と個人的に思います。
軽量なので、フルサイズ機でもDX機でも、標準レンズに1本どうぞ。

PC-Nikkor 28mm用にHAKUBAのフードを買ってみた

レンズを仕入れたら、フードは必ず手に入れたい。

PC-Nikkor 28mm F3.5の純正フードの型式は、HN-9という型番になっています。レンズが廃番になっても、比較的レンズフードは廃番にせずに現行で買えたりするのがNikonの偉いところですが、残念ながらHN-9は廃番になってしまっています。

このHN-9はフィルタ径が72mmのねじ込み式となっていて、適合するレンズは

  • Nikkor-UD Auto 20mm F3.5
  • PC-Nikkor 28mm F4
  • PC-Nikkor 28mm F3.5

となっています。最後まで発売されていたPC-Nikkor 28mm F3.5が販売終了してから十数年が経過していますから、致し方ないところです。

ではヤフオクなど中古で探してみると、これがなんとびっくりのお値段! ヤフオクも安いものでも5千円台からです。

レンズフード、昔はNikonは別売りだったので、レンズを買っても必ずしも、みんながみんなフードを買っていたわけではなく、レンズより流通量は少ない。ましてバラで売るってことも少ないですし、元々が流通量の少ないレンズですしね。

というわけで、代用として買ってみたのがこちら。

HAKUBA ワイドメタルレンズフード 72mm

HAKUBAのワイドメタルレンズフードで、28mmレンズに適合ということで買ってみました。千円ちょいです。

早速装着してみましょう。

おおっ、まるでNikon純正かのような塗装の質感です。これ、HAKUBAのロゴが入っていなければ、純正品みたいですね。ウンウン、これはいいですね。ところが、このレンズフードには、落とし穴が2つあったのです…。

レンズキャップが着けられない

レンズキャップは取付不可(写真は載せているだけ)

はい、レンズキャップ、取り付けできません。

一般にねじ込み式フードの場合、フードを装着した状態でもフード前面にもネジがあるので、一般的なフィルタ枠を使うレンズキャップがそのまま使えるものが多いのですが、本フードはネジ枠がありませんでした…。

シフトするとケラれます

最大限シフトするとご覧の通りケラれる

考えてみたら、PC-Nikkorはシフトレンズ、20mmレンズと共通のフードなのだから、28mm用のフード、シフトしなければ問題ないですが、シフトするとこんな感じでケラれます。シフトするときだけ外す…んー面倒ですな。

サード品でより広角用のフード、探すしかないないな。

PC-Nikkor 28mm F3.5の遠景テスト

【製品画像】PC Nikkor 28mm F3.5
PC Nikkor 28mm F3.5

PC-Nikkor 35mm F2.8(New)から置き換えたPC-Nikkor 28mm F3.5ですが、今回これを遠景撮影テストしてみました。

個人的に、シフトレンズとしては画角が中途半端と感じた35mmに対し、パースが付きやすい広角で、シフト機構は真価を発揮するのかなと思います。そういや現行のPCレンズ、広角は19mm24mmですからね。

シフトせずそのまま撮影、シフトしての撮影、絞りは開放とf11で比較してみました。RAWで撮影、ホワイトバランスは晴天に固定、明るはさなるべく揃えています。
三脚を使用せず横着して撮ったので、微妙にずれていますが、そこはご勘弁を。

シフトせず撮影

1980年代に発売開始された設計の古いレンズですが、さすがPCレンズ、元々シフトさせることが前提ですから、イメージサークルが極めて大きいため、シフトさせない状態では余裕があります。

まず、絞り開放ですが、中央は解像力が高いですし、色乗りもよい。
左下の等倍切り抜きの画像を見てもらうと、一見ぼやっとしていますが、これは収差による影響で、ピントの芯自体は出ています。ゴルフ練習場のネット用の鉄塔も、線がきちんと描けているのがわかります。絵的には、開放から十分使えるレンズだと思います。

一方、f11まで絞ると、隅までしっかりコントラストが出てきます。よりカリッとした描写になりますが、やや硬めの描写とも言えます。
個人的には、開放のコマ収差が若干出ている描写も嫌いではないですけどね。つまり、このレンズはシフトさせずに使うということは、レンズの美味しい部分を使っているという意味で、絞り開放から安心して使えるレンズです。

普段の撮影は、絞り開放だけで十分よい描写が得られそうです。
フルマニュアルのPCレンズは、絞りは実絞り、プリセット絞りとなり、絞って撮る場合、絞るほどファインダも暗くなります(一眼レフの場合)。これがミラーレスなら、あるいは一眼レフでもライブビューなら、ある程度絞っても同じ明るさになるので、利便性は高いでしょう。マニュアルレンズは、今の時代になって再び脚光を浴びているのもうなずけますね。

ところで、マニュアルのPC-Nikkorの場合、ボディに絞り値は伝達できないため、ボディ側でレンズの焦点距離と開放f値を指定しても、ボディは常に絞り開放と認識します。Exifには実絞り値は反映されないのでご注意を。

シフトして撮影

上方にシフトしてみました。

まず全体としては、シフトしたことにより、周辺減光低下、上方にシフトなので、作例では画像の上方が減光しているのがわかります。これを逆手に取って、部分NDフィルタにように撮ることも可能でしょう。

左下の等倍切り抜きでは、ゴルフ練習場の鉄塔が真っ直ぐに立っているのがわかります。これがシフトレンズの効果です。シフトさせないで水平にすると、本当は画面下にはご近所さんが写ってしまうところです。
そして、ここでも絞りの違いは、主にコマ収差の出方とコントラストので方で差が出てきます。

高画素なD850でここまでわかりますが、1600~2400万画素クラスであれば、この作例の撮り方だと、ここまでの違いは出ないでしょうか?


というわけで、個人的な見解としては、絞り開放から安心して使えるレンズ、ちょっと絞ればコントラストも高く、十分高い解像力を得られる、しかも逆光にも結構強い、という評価になります。

プリセット絞りが面倒なマニュアルPCレンズですが、絞り開放でガンガン撮るなら、普通のマニュアルレンズと変わらないですかね。

昔は28mmの画角な苦手でしたが、最近は慣れてきたというか、この画角も苦手ではなくなってきました。ピントも広角なのでそこまでシビアでもないですし、積極的にスナップで持ち出したいですね。

PC-Nikkor 28mm F3.5(New)を持ってお散歩

外に出たのは実に1週間ぶり。不要不急な外出は避ける、ただし、健康維持のための散歩はOK、というのは国のお達しにも書かれていますが、その散歩も賑わう場所に行ってしまっては意味がない。

幸い我が家は、東京であっても、そこまで賑わう地域でもない、半分埼玉みたいなところなので、人が密集していないのが幸い。

PC-Nikkor 28mm F3.5(New)

ということで、PC-Nikkor 28mm F3.5(New)を1本だけで、子供たちと軽く散歩してきました。

いつもの「チンチンボーイ」の銅像と。

開放でf3.5ですから、盛大にはボケませんが、嫌味のないボケ味です。何より、中央の解像力は高く、D850でも全く問題ないですね。開放から安心して使えるレンズです。したがって、広角だからとむやみに絞る必要もない。

PC-Nikkorは、最新の電磁絞りのEタイプレンズならともかく、1980年代生まれのこのレンズは当然フルマニュアル、絞りもプリセット絞りなので、絞るとなると、事前に開放でピント合わせが必要。三脚撮影が前提かなと思います。
ならば、三脚なしなら、常時絞り開放で使っても問題なしでしょう。

PC-Nikkor 28mm F3.5(New)の最短撮影距離で

最短撮影距離は0.3m。今どきのレンズからすると、広角としてはことさら寄れるレンズ、というわけでもないですが、この時代ならこんなものでしょうね。

最短撮影距離では、少し解像力は落ちるようですが、ボケ味は嫌味がないというか、いやむしろかなり好みです。

この描写、私が惚れ込んでいるレンズの1つ、中判のBRONICA用のNIKKOR-O 50mm F2.8に似ているような気がするのです。NIKKOR-O 50mmは、光学系はむしろPC-Nikkor 35mm F2.8に似ているのですが、なぜでしょうね?

PC-Nikkor 28mm F3.5(New)をシフトさせてみた

シフトレンズですから、こうした建物写真はレンズの真価を発揮します。

この写真のみ、f8まで絞っています。流石にレンズ周辺側は解像力が落ちますが、写真としては実用でしょう。上方向にシフトしているので、特に左上は減光が発生しています。

最近は、周辺まで解像していないとダメなレンズ、的なベンチマーク至上主義な人も見かけますが、テストチャートのような平面をを撮るのではなく、ほとんどの被写体は3次元ですから、四隅をそこまで気にするのか? という疑問はありますかね。
あ、あくまで個人的な意見ですからね。

逆光でも極めてヌケが良い

太陽光を入れてみましたが、驚くことにフレアやゴーストの発生はほとんどなく、ヌケが良いです。現代のナノクリスタルコート採用レンズでもない、40年前の設計のレンズです。現代のレンズかのように、ここまでちゃんと映るとは。

PC-Nikkor 28mm F3.5(New)は、2005年位まで販売されていたため、NikonのHPにデータが残っています

S/Nは19xxxxで、前のオーナーさんは購入後殆ど使っていなかったそうですが、察するに購入は90年代なのかなと思います。古いMFレンズであっても、90年代にはコーティングが改良された、スーパーインテグレーテッドコーティングを使っています。
このレンズも後期型なのかな? 表面の塗装も、つや消し度合いが高く、何となく90年代以降の製造かな…いやあくまで私の感ですが。


ところで、Nikonのレンズ表記、年代でバラバラなんですよね。このレンズも、PC-Nikkorだったり、PC Nikkorだったり、年代で表記が異なります。
ちなみに最新のは、PC NIKKORと、ハイフンも入らず、全て大文字だったりします。

開放f値も、80年代はF3.5、と言う表記、今はf/3.5と言う表記に統一されていますが、そのさらに昔は1:3.5だったりします。

一応当サイトでは、Nikonの公式の書き方にしているつもりですが、同じレンズでも長期間販売されているため、年代で微妙に表記が異なったりします。