「お酒」カテゴリーアーカイブ

【西堀酒造】銀箔西堀 荒漉し にごり 純米無ろ過生原酒

正月に栃木で購入したお酒です。
取り扱い店のみの限定品です。

【西堀酒造】銀箔西堀 荒漉し にごり 純米無ろ過生原酒

大好きな濁り系です。こういう濁りかつガス系な日本酒と言えば、関口酒店さんなんですよね、栃木だと。

いや~、米粒が残るお酒、大好きなんです。米の国に生まれてよかった~と思います。

キャップにはガス抜きがついているタイプなので、開栓時に吹き出す感じはありません。ゆっくり撹拌して注ぎます。

【西堀酒造】銀箔西堀 荒漉し にごり 純米無ろ過生原酒

これは飲む前から美味いやつ!(←久々に出たフレーズ)

酒米は「とちぎ酒14号」、精米歩合70%と削りすぎず、日本酒度は-6の甘口。ぱっと見はもっと日本酒度が低そうに見えますが、-6はちょっと意外です。

吟香は爽やか。冷酒でいただくと、冷えていても米の甘みと膨らみが豊か! さすがこれだけ米粒が残っているだけあります。米麹で作った甘酒のように、お米のよい甘さが引き立っていますが、甘すぎないのも良いです。適度に酸味があり、後半に苦味が来ますが、さほど強くないです。プチプチとしたガス感もあります。

2,3日してガス抜けると、より甘みが増したように感じました。相変わらず膨らみのある旨味と甘味はあれど、それがしつこすぎず、飽きが来ないですね。

あっという間に開けてしまいました。

栃木にもたくさん良い酒があるな~と実感。次行けるのはいつかな? オミクロン株が猛威を奮っているので、落ち着いてからでしょうね。

日本酒「誉国光」の土田酒造に行ってきた

群馬旅行ブログもこれが最終回。
お昼を食べた後に行ってきたのが、「誉国光」ブランドでおなじみの土田酒造です。

前日行った永井酒造からそれほど遠くない場所にあります。ここに酒造が多いのは、やはり豊富な水源を使った仕込み水で酒造りができるからでしょうね。
とても大きな酒蔵で、駐車場も広いですね。ちょうどツアーの観光バスも到着していました。

完全予約制ですが、食事をできるスペースもある大きな建屋もありました。

壁の、歴代総理大臣の「國酒」の色紙は、総理大臣になると日本酒業界に向けて「國酒」と書いた色紙を書くのだそうです。これは、昭和55年に大平正芳首相が、日本酒は國酒であり、海外要人をもてなすのは日本酒が良いい、と発言されたことをきっかけに始まったそうです。原本は日本酒造組合中央会にあり、日本酒の蔵元はこのレプリカをもらうことができるそうです。

皆さん達筆ですね。ウィッシュのおじいちゃんは、ちょっと字が小さいです(笑

お酒も何本か買わせていただきました。こちらも順次紹介していきたいと思います。


かわば場田園温泉「楽楽の湯」

帰りに、道の駅「川場田園プラザ」のすぐ近くにある、かわば田園温泉「楽楽の湯」に入って帰途につきました。
関越道で都内から2時間強で行けるので、案外遠くない群馬県の北部、また行ってみたいと思います。

日本酒「水芭蕉」の永井酒造に行ってきた

子供の給付金が支給されたということで、週末に群馬に旅行をしてきました。
子どもたちを雪遊びさせるのが第一目的ですが、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ、BRIZZAK VRX3のアンバサダーとして雪道性能を試したい、と言うのもありまして、群馬でも北の方に行ってきました。

目的地はスキー場ですが、まずはご当地の酒造に行こうと思いまして、調べてみると、おお、あるある!となりまして。

関越道を北上すると、赤城あたりから雪景色に。もう少し北上すれば新潟に、と言う感じの沼田ICで降ります。
流石に街中は道路に雪はなかったものの、路肩にある雪を見て子どもたちは大興奮。そして目的の永井酒造への道中は、道路も圧雪の部分が増えてきました。久しぶりの雪道運転、ちょっと緊張しますね。

第一目的地は、表題の永井酒造です。
何年か前に、同じ用に雪遊び目的で群馬旅行した際に、行き先近くの酒屋で買った日本酒「水芭蕉」が美味しかったので、酒蔵も行ってみたいと思っていたのですが、ここにあったのか!と言う感じでした。

永井酒造は武尊山の麓にあり、降雪地域だけに水源も豊富でしょうね。
雪の量も多くて、子どもたちも大はしゃぎです。

スタッドレスのBRIZZAK BRX3の性能も上々、危なげなく走ることが出来ました。この辺りは、BRX3アンバサダーとして、後でまとめて記事にしたいと思います。

蔵カフェ併設の直売店

蔵カフェ併設の直売店はかなり広いですね。
残念ながら、蔵カフェは、群馬県もまん延防止等重点措置により休業中でしたが、ガラス越しに中を覗くと、かなり広そうなカフェでした。
「水芭蕉」ブランドが押しのようですが、他にも「谷川岳」ブランドがありました。

もちろんお酒も買いましたので、今後開栓したら紹介していきます。

仕込み水

武尊山(ほたかさん)を水源とする湧き水を仕込みずいとしている永井酒造。軟水だそうです。飲んでみましたが、確かに柔らかい感じですね。かすかに甘みもあるようです。

子どもたちはこの雪を見て雪遊びしたかったようですが、雪遊びはスキー場で、ということでこの後、更に北上してスキー場に向かいました。続きはまた。

【小林酒造】鳳凰美田 日光 Limited Edition 2020 純米吟醸酒 瓶燗火入

正月に帰省した際に買ってきたお酒です。

【小林酒造】鳳凰美田 日光 Limited Edition 2020

栃木県は日光で生産された酒米「夢さらら」を使用、仕込み水も同じ源泉水とする、ワインで言うところの「テロワール」に相当します。
最近日本酒でも、この「テロワール」の手法で醸されるお酒、増えてきていますね。
2017年に源泉水源を確保し、それから4年の歳月をかけてリリースしたそうです。
今林酒造も2021年は創業150周年だったそうで、それを記念してのお酒と言えますね。

【小林酒造】鳳凰美田 日光 Limited Edition 2020

生もと造りということで、天然の乳酸菌と酵母により酒母を育てています。生もと造りのお酒も、最近またよく見かけるようになってきました。
瓶燗火入のお酒ですが、要冷蔵となっています。

香りはさわやか、冷やした状態で口に含むと、生もと造りのお酒によくある、天然の乳酸菌の独特の酸味はそれほど多くなく、爽やかな甘味と適度な辛さ、そして複雑な苦味が絶妙にブレンドしています。
よく柑橘系やフルーツに例えられたりするようなテイストではなく、もっと複雑。でも難解な複雑さではなく、天然酵母が織りなす、複雑だけどスーッと入っていくテイストです。

これまでの鳳凰美田とは一味違う、美田らしいけど華やかすぎず、落ち着いたテイストになっていますね。

色は少し黄色みがかっている

改めて、鳳凰美田の凄さを体感しました。この酒蔵は只者じゃないです。
テロワール手法によるお酒、今後も楽しみですね。

【神亀酒造】ひこ孫 純米清酒 秋田杉樽酒

昨年末に予約購入したお酒です。

埼玉県の神亀酒造のひこ孫は、山田錦を使った定常販売酒として親しまれていますが、これを秋田杉の木樽で寝かせて香り付けをしています。
昨シーズンも頼んだのですが、今回の味やいかに?

3年熟成という「ひこ孫」は、燗がおすすめのお酒です。
精米歩合は55%と吟醸酒レベル、阿波山田錦を使用した

そう聞くと、淡麗辛口なのかなと想像してしまいがちですが、たしかに辛口ですけど、米の甘みもほんのりと感じられます。
杉樽で寝かせただけに、木の香りと独特の苦味もありますが、昨シーズンのものよりも、どっしりさが少し後退して、より口当たりがまろやかになっています。
今回も香りを強くつけてもらっていますが、癖が強すぎないギリギリの線を行っていますね。
角がなくまろやかな上に、切れ味も良いです。

ひこ孫は、燗で頂くのがおすすめのようですが、今回は常温でいただきました。常温でも、しっかりと米の旨味が出ています。

【神亀酒造】ひこ孫 純米清酒 秋田杉樽酒

あれ? 要冷蔵ラベルが貼ってあった。購入したお店でも常温で置かれていたし、自宅ででも冷蔵庫ではなく、少し寒い物置部屋に置いていました。生酒ではないので、大丈夫かと思いますが、昨シーズンは、要冷蔵ラベルはなかったかと。
とにかく、早めにお召し上がりください、だそうなので、今度は燗でいただきますかね。

【森喜酒造場】るみ子の酒 山廃純米山田錦 28BY

はじめにお断りしておきますが、このお酒、某酒店の長期在庫で、棚にずっと保管されていたお酒です。
28BYが示すとおり、平成28年、つまり2016年に仕込みを行い、2017年12月に瓶詰めされたお酒となります。

【森喜酒造場】るみ子の酒 山廃純米山田錦 28BY

いや~、その酒屋さん、在庫処分として1本600円で販売していましたが、2017年12月製造、丸4年寝かせていたことになります。しかも冷蔵ではなく、お店の棚に。もちろん、空調は入っているため、極端に暑い場所ではないとは思いますが。

このラベルも今となっては古いもので、現行の「るみ子の酒」と少し違いますね。
山廃仕込みで、酒米は阿波山田錦、山廃ですから、天然蔵付き酵母です。

【森喜酒造場】るみ子の酒 山廃純米山田錦 28BY

日本酒度は+6です。辛口ですね。
では開栓。ちなみに、昔ばあちゃんが神棚に1年上げていたお神酒を飲んだことがありますが、まずくなっていて飲めたものではありませんでした(笑)
では4年寝かせたお酒は? 火入れ酒ですから、適温で保管されていれば、問題ないと思いますが果たして…

この色はもはや古酒!

いやぁこの色、まさに古酒(笑) 寝かせたお酒の色です。
味ですが、やはり古酒に近い。山廃仕込みなので、独特の酸味はほどほどにありますが、まったりとした甘味と苦味も出ていて、これはまさに古酒そのものの味わいです。恐らく、瓶詰め当時はもう少しフレッシュさもあって、ここまで色も濃くなかったと想像しますが、4年寝かせるとこんなになるのですね。しかも古酒は通常保管場所をとるので、お値段も高くなりますが、こちらは逆に半額以下になっていますから、天然古酒としてお買い得でした。

これを買ったお店、「やまねのどぶろく」を扱っているところなので、また行く機会があると思います。在庫も豊富(笑)だったし、何よりるみ子の酒を扱っている点で、個人的にポイントとが高い。
ちなみに冷蔵庫にも現行のるみ子の酒などがあったので、決してどこかの滞留在庫を囲っているお店ではに用です。単に店が目立たないだけなんでしょうね。

【清水清三郎商店】作(ZAKU) 純米大吟醸 新酒2021

正月は作(ZAKU)を飲もうと決めていました。

【清水清三郎商店】作(ZAKU) 純米大吟醸 新酒2021

三重県の「作(ZAKU)」はなかなか手に入らないのですよね。日本酒の中でもお気に入りのブランドの1つです。ここは安定して美味しいのです。
「作」のコンセプトとして、味が変化する生酒は販売しない、でも生酒のようなフレッシュな味も提供しています。

火入れ酒なので、常温保存できます(直射日光の当たる暑い場所は避けるべきですが)。
冬であれば、玄関あたりに置いとけば、冷蔵保存しなくても良いですからね。

【清水清三郎商店】作(ZAKU) 純米大吟醸 新酒2021

「作」は温度管理を徹底して通年販売しているため、新酒と言っても、季節で仕込む酒蔵と違い、新米を使った酒を新酒としているそうです。

精米歩合50%の純米大吟醸、酒米は、米の入荷時期で種類が変わるそうです。使用酵母も非公開です。
アルコール度数は15度と、ほんの僅か低いですね。

吟香は華やかとまでは行かないけど、爽やか。口に含むと、フレッシュで口当たりもよく、適度な酸味もあり、スーッと引いていきます。
これを呑んだ妻が「ぶどうみた」い、と言いましたが、確かに柑橘系のフレッシュさではなく、ぶどう系の甘味と酸味です。フレッシュだけど軽すぎず、かと言ってどっしり系でもなく、中庸で良いバランスです。冷酒~常温がおすすめですね。

今回は一升瓶で買ったので、この正月は心ゆくまで楽しみたいと思います。

【大和川酒造店】弥右衛門 伝家のカスモチ原酒 しぼりたて生酒

お取り寄せ福島のお酒の第3弾。

カスモチ原酒は、弥右衛門の古くからの定番酒ですが、その中でも、冬季限定のしぼりたて生酒版です。
通常の倍の量の麹ともち米を使って作られたお酒です。
カスモチ原酒は通年酒ですが、火入れしない生酒は冬季限定とあって、この時期に必ず注文しています。

【大和川酒造店】弥右衛門 伝家のカスモチ原酒 しぼりたて生酒

弥右衛門では、同様の甘口系の日本酒でも、前回呑んだ「純米にごり酒 月あかり」と違って、カスモチ原酒はアルコール度数は通常の日本酒と同様の17度です。このため、芳醇な甘口でありながらも、どっしりとした日本酒らしい手応えもあります。

【大和川酒造店】弥右衛門 伝家のカスモチ原酒 しぼりたて生酒

実は私、定常版のカスモチ原酒より、こちらの生酒のほうが好きです。生酒のほうが、甘みが強すぎず、適度な酸味があるから。通常版は、甘みも結構強めでよりどっしり感も強いのです。と言ってももう何年も飲んでいないので、今飲むと印象が変わるかもしれませんが。

濃いめの黄色みがかったお酒

酒米は「夢の香」で、弥右衛門ではよく使われていますが、このお酒は、他の「夢の香」を使ったお酒と印象が違います。芳醇な甘さがあるけど、しつこさはないですね。後味は適度な苦味とどっしりさがあるので、甘いお酒でありながら、しっかりとした日本酒らしい味わいもあり、面白いお酒ですね。

芳醇な味わいなので、肉料理、魚料理でも味の濃いめな煮付けに合いそうですね。と言いつつ、これを明けたのはクリスマスだったりしますが(笑


さて、年末年始に飲むお酒はどうしようかな? 妻の実家に帰るので、癖のない飲みやすいお酒を手に入れたいですね。

【白玉醸造】白玉の露

ザ・芋焼酎といえばこれ!

【白玉醸造】白玉の露

黒霧島と並んで定番の芋焼酎。ですが、どこでも買えるという点では、黒霧島に一歩譲りますね。
ですが、そのお値段に対しての味は、なかなかです。

【白玉醸造】白玉の露

芋らしいが、やや味に硬さがある、力強い黒霧島に対して、白玉の露はまろやかでふわっと芋の甘みが香ります。切れも良いです。
メーカーのおすすめの飲み方が、ロックではなく常温ストレートやお湯割りとなっているのも、このまろやかさがあるからでしょうね。ロックでもそのまろやかさは変わりませんが、お湯割りにすると角が立つ芋焼酎も多い中、白玉の露はひたすら滑らか。

これは定常酒として置きたい焼酎ですね。
白玉醸造は、あの有名な焼酎「魔王」を作っているところですが、ずっと値段が安い「白玉の露」はコスパ的には上回っている気がします。

というわけで、「白玉の露」、いま芋焼酎で一番のお気に入りになっています。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米にごり酒 月あかり

福島県よりお取り寄せ日本酒の第2弾です。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米にごり酒 月あかり

当ブログには何度も登場している、弥右衛門の月あかり。
酒米は「夢の香」、精米歩合は65%、日本酒度-15の甘口です。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米にごり酒 月あかり

写真は撹拌した状態で、時間がたつと、細かいお米の粒子が沈殿するタイプです。米の粒子は細く、ここが同ブランドの季節限定、活性にごりとは違うところ。いわゆる一般的なにごり酒に近いタイプです。

細かい米の粒子のにごり酒

吟香は爽やか。今回は酸味が少なく、よりお米の甘みが引き立っています。もち米かのような、丸い口当たりで、甘酒のような柔らかなテイストです。アルコール度数は16度と、一般的な日本酒と同じですが、ことさらアルコール感を感じさせない、まろやかさが持ち味です。
甘さも甘すぎず、甘みのあとに僅かに苦味を感じる程度です。

日本酒が苦手な方にも、このお酒は日本酒と言わなければ飲みやすい部類かなと思います。
食前酒に最適ですね。
まあ、食前酒と言いつつ、食中に飲んでいますけどね。

大和川酒造店は、冷やして飲むのがおすすめ、としていますが、割とぬる燗あたりでも行ける気がしています。今度試してみたいです。