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嫁車のサイバーナビの入替作業実施

さて11年ぶりにナビの入れ替えを実施です。
11年前にサイバーナビを入れた時は、トヨタ純正ディーラーOPナビからの入替だったため、配線の施工やフィルムアンテナの設置に結構時間がかかりましたね。確か2日がかりでした。
まだ子供が生まれていなかったので、時間は取れたんですね。

ナビだけの交換なら楽なんですけどね…

今回は同じサイバーナビということで、出来るだけ流用できるものは流用し、旧ナビのドラレコ兼用のクルーズスカウターユニットからドラレコに更新するので、そこも入れ替えになります。
他の方の参考にはならない内容かもしれませんが、作業記録・備忘録ということで書いていきます。

今回ナビ入替にあたって、11年前に何を使って接続したか、具体的な記録は当時のブログがヒントになりました。この当時の写真の元データを確認し、ナビ本体以外に購入したアダプタ類(純正バックカメラ接続・ステアリングリモコンアダプタ)が流用できるか確認しました。
ブログ続けていてよかったです。

トヨタ エスティマ アエラスH19年DBA-ACR50Wへの取り付けです。エスティマ、長く乗られている方が多いので、参考になれば。

◆流用するもの

  • フィルムアンテナ:新旧ナビとも同じアンテナがそのまま使えて特段貼り換えの必要はないため
  • ステアリングリモコンアダプタ:新旧ナビ同じで流用可能(カナックKK-Y101STをそのまま流用、現行のKK-Y201STとものは同じらしい)
  • 純正バックカメラアダプタ:データシステムRCA003Tをそのまま使用することで、RCAアナログ変換したものが新ナビでも引き続き接続可能(新ナビにRCA入力の配線あり)

◇撤去するもの

  • GPSアンテナ:流用出来ますが、今回純正ナビ用アンテナの変換コードを新たに使うため(今回注文したものが間に合わなかったので保留)
  • VICS光/電波ビーコンユニット:電波ビーコンは既に2022年3月末で提供終了、光ビーコンもDSSS方式は2027年3月末で提供終了となり、今のサイバーナビもビーコン接続できない→VICSFM多重スマートループがあれば十分です、ETC2.0のITSも必要なし
  • クルーズスカウター一式(カメラ含む):既に旧型で新しいナビで使用出来ないため→ドラレコに置き換え
  • iPod用ハーネス:これを機にiPod touchの運用終了のため

▲追加するもの

  • USBケーブル(TypeA-TypeC):スマホ接続用
  • HDMIケーブル(TypeD-TypeA):Fire TV Stick用
  • USBメモリ(SSD)500GB:音楽再生用
  • SDカード:音楽再生用

音楽用はiPodでのAAC圧縮音源から、可逆圧縮のFLAC化を推進します。これで十数年使ってきたiPod touchは運用終了です。

車速パルスやバック、常時電源、ACC、イルミはそのまま挿し換えて使えます。パーキングは…もうお分かりですね(笑

ナビ本体よりカメラ入れ替えのほうが面倒でした😅

ナビ本体だけであれば、配線の入れ替えだけで簡単だったのですが、問題はカメラでした。
元々今までのサイバーナビAVIC-ZH09CSは、当時としては最先端だったカメラ連動ドラレコ機能付きカメラの映像とナビルートを重ねて表示でき、前方の車との距離を表示したり、高速道路の車線逸脱警告を出来ると言った高機能のクルーズスカウターを搭載していました。

そのカメラとユニットの取り外しと、新しいドラレコカメラとユニットの取付配線、これが結構面倒で、内装あちこちはずさなければならないし、屋内駐車場でやったとはいえ冬なので寒しい。
そしてビーコンユニット取り外しも面倒でした。

それでもまる1日かけて、何とか取り付け完了。

16時前にようやく火入れ確認

無事動作しました。が、1つだけトラブルが。純正ステアリングリモコンがどうもうまく作動しない。音量アップ・ダウンボタンはどちらを押しても音量アップになってしまいます。曲送りと曲戻しボタンが機能しない。純正ステアリングリモコンアダプタは流用できるはずで、ナビ着脱の際に配線が抜けかかっているかもしれませんね。
とりあえずオーディオはきちんと機能することは確認できたので、最後にAUTO TA&EQで簡易的にチューニングして完了。後で設定は追い込みたいとして、ソースが可逆圧縮音源に対応できるようになっため、ほぼ吊るしの状態でも前ナビより格段に音質が向上しました。やっぱりAAC圧縮音源はダメですね、あからさまに品質が違いますわ。

今回、純正GPSアンテナ取り付け用ケーブルやHDMIケーブルの注文が間に合わなかったので、次回取付時に確認してみます。

嫁車のサイバーナビがいよいよ限界なので、型落ち展示機を買ってみた

15年目の車検をまもなく迎える嫁車エスティマですが、まだ走行11万キロ強(目指せ20万キロ!)、特段大きな不具合もないので、まだしばらく乗り続けるとして、11年前のcarrozzeriaのサイバーナビ(AVIC-ZH09CS)がそろそろ限界です。

11年前に買ったサイバーナビAVIC-ZH09CS、壊れかけです(笑

2年前に最後のマップ更新となりましたが、それ以前から不調で、例えばマップ検索しても初期画面に戻ってしまったり、検索してルート構築中にソフトが落ちてして再起動したり、最近はルート案内中にスマートループのデータを読み込んだら落ちる、なんて症状も出始めまして。
もっとも、今はスマホのナビもだいぶ良くなったので、ナビだけなら別にスマホでも困らないのですが。

どちらかというとこっちが重要かな? オーディオ環境的にも未だiPod touch 4thを使っていたり、HDDに曲を入れるにもソフトが古いとか、最近主流になりつつあるのFLAC音源が読めないとか、FMワイド非対応とか、こちらの限界が大きいですね。

サイバーナビにこだわる必要はなく、KENWOODの彩ナビも気になっていたのですが、サイバーから乗り換えたとある方曰く、ナビの使い勝手がダメらしい。
根っからのPIONEERファンなYamaroは、結局今のサイバーナビのアクセサリの一部が流用可能なので、結局PIONEER(carrozzeria)を選択。今時フローティング機構を出していない(楽ナビがやっとフローティングモデルを出したので、サイバーナビは次のモデルからでしょうね)のが何ともですが、エスティマのビッグマイナー前のモデルは、横幅200mmのワイドモデルも入り、これ一般的な2DINよりも値落ちが大きい印象があり、これを入れることにしました。

サイバーナビにこだわる理由は、オーディオのアライメント調整が出来るとか、ネットワークモードといったオーディオの調整しろが多いのも理由の一つです。

さて、執筆時点では2023年のAVIC-Cx912IIIが最新モデルですが、年次改良点はオーディオのマスタークロックの精度が改善された程度で、Cx912シリーズは基本的に大きな改良はないようです。
そこで前回と同様、912シリーズの1世代前のモデル(2022年モデル)のAVIC-CW912IIの展示機上りがお安く出ていたので、これを買うことにしました。
マップ無償更新は2025年の秋まで、今年の4月までにMapFanの会員登録をすると2026年秋まで無償更新できます。

サイバーナビAVIC-CW912IIと、連携できるというだけでのチョイスのドラレコVREC-SD600

そして今までのサイバーナビ付属のクルーズスカウター兼ドラレコカメラも、旧式でナビ更新で使えなくなるため、ナビ連動のcarrozzeriaのドラレコに更新することに。
嫁車に後5,6年乗ると考えたら妥当かなと思いました。

届きました。さすがに10年新しいナビなので、スマホ接続が前提となっているのが良いですね。
そしてあまりに起動や検索など全ての動作が遅すぎだったこれまでの09CSより、格段に動作が速くなると願っています。

武器学校・土浦駐屯地解説71周年記念行事に行ってきた その3

74式戦車の動画も編集しなければ…ですが、時間がないのでまずはスチルからです。
午後の装備品展示から。武器学校だけに、新旧様々な装備品が揃っています。特に今年度は、その「旧」の退役間近の展示に注目でした。

新旧1/2tトラック(73式小型トラック)

陸上自衛隊といえば一番数が多いのがこの1/2tトラック(旧名称73式トラック)。写真の手前は現在も調達が続く、2代目パジェロベースで、1996年から生産されています。これですら、既に30年近く生産されていて、改良も何度か入っていますが、まだ後継車両の話は聞こえてこないし、既に三菱自動車は国内向けのパジェロの生産は終了しているため、仮に次があるとしたら、トヨタ辺りが生産するんでしょうか?

そして注目は後ろの73式小型トラックです。まだあるんか!

車両銘板にあるように73式小型トラックでも、この車両は「79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置積載専用」A車と書かれている通り、通称「重MAT」と呼ばれる有線式の対舟艇対戦車ミサイルを搭載するための車両です。
ミサイルの発射機とセットになっているため、そのミサイル発射機が現役でいる限り、搭載車両も現役維持するということだそうです。車両の年式は1993年(平成6年)と、2023年年で30歳となります。パジェロベースの1/2tトラックですら、初期型は既に退役していますから、このJEEP直系の73式小型トラックの現役車両は希少です。

せっかくなので、中も見せてもらいました。

車内は古典そのものです。4速マニュアル、副変速機付きトランスファー。当然キャブレター式で、チョークレバーも残っています。
若い隊員さんいはMT車の骨董品なんて言われているようです(笑
残念ながら、この車両も今年度いっぱいで退役するとのことです。ぜひ解体せず余生を過ごさせてあげてほしいですね。

74式戦車と203mm自走榴弾砲のラストが話題になっていた今回の土浦駐屯地祭ですが、こうした70年代の車両装備品の引退も近いのです。

さて、まだ写真が若干残っていますが、それは後日にアップすることとします。

Japan Mobility Show2023に行ってきた その5

10時すぎから楽しんだJMS2023も、そろそろ終了の19時が近づいてきました。

SUZUKI

変にオシャレな感じも気取った感じも意識高い系でもなく、実にSUZUKIらしい展示でした。

シニアカーに謎モビリティ、そして次期スイフトのコンセプト(ほぼこのまま出るのでしょう)、そして今後20年は売るであろうジムニー(写真は普通車のシエラ)、特段目を引くものはないけど、これがいつものSUZUKIです。

BMW

今回数少ない欧州勢の1つ、BMW。昔は好きだったメーカーで、いつかはM3に乗りたいと思っていましたが…もうデザイン的についていけないです。
まあ悪くないモデルもあるけど、中国で売ることを念頭にしているデザインは…
冒頭のコンセプトカーも何だかパッとしませんねぇ。

特段見るべきものがない…やっぱりスポーツモデルがないのが寂しいな。

MITSUBISHI MOTORS

一時期リコール隠しなどで低迷して、会社存続すら危うい感じだったMITSUBISHI MOTORSですが、もう方向性はSUV一色、これに尽きます。SUVブームに乗って、得意分野を猛アピールです。

Dynamic Sound Conceptが、DIATONEではなくYAMAHAと組んでいるのは、三菱グループ(特に三菱電機)から総スカンされた結果ですかね。逆にDIATONEもかつてカーオーディオのCMに登場させた車は外国車でした。

全てがSUVでした。ランエボみたいな車はもう出ないんだろうな。コンセプトカーのD:Xは次期デリカのイメージでしょうね。個人的に結構好きです。

NISSAN

話題の”チバラギ仕様”チャンプロードに出てきそうなGT-Rっぽい車両とか、次期型を開発しているのかエルグランドっぽいミニバンコンセプト、ん~って感じです。

なんだろうな、このモヤモヤ感。CGではかっこよく見えたのに、実車にしてみたらン?となってしまった感じです。
近年は、CADによるデザイン設計がふえて、クレイモデルはなるべく作らない方向になってきているようですが、やはり実際の感覚って大事です。


ということで、19時めいっぱいまで楽しみました。

Japan Mobility Show2023は、今週末まで開催です。3連休中も、まだの方はぜひ楽しんできてください。

Japan Mobility Show2023に行ってきた その4

さてこの時点で17時半、一般公開初日だった土曜日は19時までの公開なので、まだ余裕はあるとは言え、残り1時間半。案外あっという間です。
それでも海外メーカーの展示が減った今回は、展示数は少ないようですけど。

LEXUS

奇をてらった展示はなく、落ち着いたシックな展示でした。派手な演出をしたTOYOTAブランドとは対照的、王者の余裕ですね。

ただ、個人的にはあまり見どころはなく、写真は少なめ。

BYD

今話題の日本進出した中華メーカーです。中国最大のEVメーカーですが、まだBEVが定着していない日本ですが、恐らく日本人が買わなくても、在日中国人が買うんでしょうね。

デンザD9(騰勢)は、PHEVとBEVという2種類のパワートレインで展開中。日本では導入されていないため、展示車も左ハンドルでしたが、見た目は正面アルファード、リアのCピラーあたりはオデッセイっぽい印象。
中国でもアルファードのような高級?ミニバンが人気のようです。DYNAUDIOのスピーカーが搭載されていました。あのDYNAUDIOがねぇ…(かつては日本や中国人の悪口を言っていたメーカーだったり…)
内装はLEXUSっぽい革シートで、まあいろんな寄せ集めっぽい印象ですが、それがうまくまとまっているのが今の中華メーカーの大手のすごいところ。

日本では販売していないけど、SUVもあり、もうフルラインナップで展開していて、この辺りは日本や欧米メーカーともはや遜色ないですね。

男の子が触っている大型のタブレットタイプの操作系も、ここ最近トレンドですね。こういうのを見ると、クルマも長く使うものというより、デジタルガジェットのように次々と買い替えていかないと…となりそうで、何だかな~。
近年おねぇさんをあまり配置しなくなったモーターショーに於いて、一番多くおねぇさんがいたような。

YAMAHA

バイク乗りではないので、バイク自体にあまり興味はなかったのですが、YAMAHAの展示が面白かった。バイクだけのメーカーじゃないぞとばかりに楽器も展示していましたし、パフォーマンスも面白かった。

最初に出てきた未来型のバイク、これスタンドしていないときでも倒れないんですよ。どうなってるの!?
オフロードバイクのパフォーマンスは圧巻でした。ブレブレですけど(笑

続く…(次回で最後です)

Japan Mobility Show2023に行ってきた その3

モータースポーツブース、グランツーリスモの競技も開催される中、Honda F1が近くで見れたのが嬉しかったな。

なにげにすごいマシンが展示されているのに、やはり奥で行っているグランツーリスモに人が集まっています(笑)
おかげでゆっくり見れましたけど。

では東ホールの4,5,6へ。

KAWASAKI Ninjaは40周年なんですって

SONY & Honda

鳴り物入りで登場したSONYとHondaの共同制作車、AFEELAですが…

かっこよく展示していましたが、個人的にこのデザインは、一昔前に考えた未来のクルマ感が強いです。何だか逆に古臭いんですよね。
本当に売るんだろうか?

Honda

Hondaって自動車会社ではないんですよね。何でも屋さんです。そのせいか、今回モビリティーショーになって様々なジャンルのものが展示されている一方、ちょっと展示自体に一体感がない印象でした。

クルマにバイクに、移動する椅子のUNI ONE、搬送車やロボット、色々あるけど目玉があまりないような。展示もやや寂しく、TOYOTAとの差が出た感じですね。
そんな中、見たかったモトコンパクトがあったのが良かった! 予想以上に薄い! いいなこれ~。

eVTOLにHondaJet ELETEIIに自動運転タクシーのCRUISEに電動自転車に、もう何でもあり。でもなにか寂しいのは、F1が別ブースに展示されていたり、スポーツカーがなかったことですね。

そんな中、これが良かった! 久々に復活したプレリュード!

カッコいいじゃない! ホイールベースはシビックと同じみたいです。サイズ感は大きすぎずちょうどよいですね。
細部もショーカーというより、ほぼ販売する車に近いですね。ホイールが20インチなのは、多分販売時には18インチあたりに落とすと思いますが、これは欲しいなと思いました。
でも500万円近くするのかな…

続く…

Japan Mobility Show2023に行ってきた その2

TOYOTAと関連企業

TOYOTA系のブース、なにせJMS開催を牽引する企業だけに、本体とトヨタ車体など関連会社合わせて最大のブースを形成していました。
センチュリーのSUVのような高級車が、誰でもお触りできる状態で置かれているのには驚きです。
さすが、世界一の販売量を誇るメーカーだけあります。

そして展示がとにかくすごい。背景や車体に映像を出していましたが、高解像度で圧巻でした。

TOYOTAのステージが、これまた映像とダンス、そして音楽と、もう車のイベントか?ってくらいに力が入っていて、観客を引き付けていました。あれをやられると、周りの展示が可哀想になるくらい、TOYOTAに人が集まっていましたね。
70ランクル、昔のデザインのまま灯火類はブラッシュアップ、ランクルもメルセデスのGクラスに負けない伝統ブランドですからね。
とにかく圧巻でした。

Mercedes

Mercedesは奇をてらった展示はなくオーソドックス。個人的に最近のモデルは若旦那感が強くて趣味ではないけど、さすがドイツ御三家のトップだけあって、安定感があります。

SUBARU

ごめんなさい、今回あまりパッとしなかったです。

写真も殆ど撮らなかった。SUBARUはどちらかというと好きなメーカーだし、乗るといつもいいな~ってなるのですが、今回あまり目玉になるような展示形なったですね。

MAZDA

ここ最近の見せ方通り、派手な演出はないけどシックな展示が多い印象でした。特に今回はロードスターブランドを大切にしているんだな、というのが伝わってきましたね。

面白いと思ったのは、写真にある白いロードスター。これ、実車ではなく、赤ちゃんを乗せて写真が撮れる小型モデルなんですよ。これがよく出来ていて、一生の思い出になるなと思いました。こういう体験は大切ですね。
そしてICONIC SP、これは純粋にカッコいい。さすが、デザイン力は国産で運を抜いていますね。
最近のMAZDAはSUVばかり乱立して、正直ちょっと飽きていたので、こういう低いシルエットの車にグッと来ます。

その他部品メーカー系など

その他でくくってしまいましたが、数が多いので。でも見どころは結構ありました。
まずトップの4枚の写真、THKのLSR-05、これが今回のJMSで自動車メーカー以外のコンセプトカーとしては群を抜いてかっこよかった!
この時代にあえてセダンですが、前後に踏ん張ったタイヤ、薄すぎずバランスの良い車高など、未来を感じさせます。
あとで聞くとデザインは元日産のデザイン本部長で、現在はSN DESIGN PLATFORMのCEOの中村史郎氏によるものだそうです。

海外勢はEV主体、もうエンジン、ハイブリッドでは戦えないからでしょうね。そらとぶクルマ系もそこそこ展示があり、電動キックボード、電動バイク、自動運転トラックなど、このあたりは現在のトレンドですね。

続く…

Japan Mobility Show2023に行ってきた その1

4年ぶりに開催されたモーターショーは、名前をJapan Mobility Showに名称を変更して、クルマだけでなくバイクや自転車、航空機など総合的なモビリティショーに生まれ変わったとの触れ込み。さてどんな感じかしら?

Concorso di Replica 2023

まずは会場に入る手前、国際展示場駅から東京ビッグサイトの本会場の間にあるイーストプロムナード石と光の広場に、日替わりでの展示が行われます。
私が行った先日28日(土)は、Concorso di Replica 2023と題した歴代レースカーとラリーカーの展示でした。

往年のラリーカーがズラリ。OZ Racingの白のホイールが懐かしい。昔これアコードに履いてたっけなぁ。ランチア・デルタとか、胸熱です。

会場、まずは南ホールから

一般公開初日でしたが、10時の開場から少し時間を空けていったので、入場はスムーズでした。

トミカにスーパーカーに、コーティングのKAMIKAZE COLLECTIONに(今年のオートサロンでもお見かけしましたね)、そして今話題の電動キックボードなど。たしかに車がメインですが、それ以外の展示も多かったですね。とはいえやっぱり車がメインですけどね。

Out of KidZania

前回もあったそうですが、見たのは初めて。

各社特色が出てますね。Hondaは除雪機のテスト、とちょっと地味でしたが。Nissanのクレイモデルは楽しそうですね。

ささっとお昼を頂いて…

早い時間だったのでそれほど並ばず買えました

西ホールの部品・機械器具展示

いつも時間がなくてあまりしっかり見れていなかったけど、今回はじっくり見てきました。ここはモーターショーというよりは技術展ですね。

燃料電池を自転車に積むとか、従来の8倍充填可能な水素タンク、往年のOHLINSのサスペンションに、NSKではeVTOL用のベアリングなど、久々に技術展を見ました。
やっぱり電動化はもうトレンドであることは言うまでもないですが、そのアプローチが様々だな~と思いました。
どう考えたって、現在の充電方式だけでは不便極まりないですからね。燃料電池や交換式バッテリが、近々では現実的な選択になるのかもしれません。

東ホールの次世代モビリティ・モータースポーツ関連

ここが一番大きな会場なので、何回かに分けてご紹介します。
最初に行ったのはトラック・バスの大型車ゾーン。

や~っと国産メーカーからもEVトラック・バスが出てくるようです。
ISUZU ERGA EVは技術者の方に色々話を聞きましたが、バッテリを床下ではなく天井に搭載しているそうです。これは低床化と冷却のためだそうですが、重心が高く揺れなど大変なのでは?と聞いたところ、サスペンションで抑え込んでいるようです。アクティブサスペンションを搭載来ているのかと聞いたら、そうではないそうです。
バッテリを座席の下など空間に押し込んでは、との質問には、バッテリを分散させると管理と冷却が難しくなるとのことでした。EVもなかなか難しいですね。

ISUZUはHondaと燃料電池トラックの展示。HondaはCLARITY FUEL CELLなど、かつては燃料電池車も販売していましたが、現在は終了しています。やはり水素タンクがスペースを取るといった課題が大きく、TOYOTAほどの販売規模がないHondaには難しかったのかな? どちらというとスペースに余裕がある大型車に適していると思っていましたが、実用化はどうなんでしょうね?

DAIHATSU

DAIHATSUのブース、もちろん小型車中心です。懐かしいモデルの展示もありました。一方次世代のCOPENのコンセプトカーや、軽のEVワゴンも。個人的に思うのは、日本は軽自動車からEVが普及するのでは、と感じています。そこまで航続距離を求められないチョイ乗りがメインであれば、ある程度充電方法の解決があれば、普及するのではと思います。
特に過疎地域ではガソリンスタンドがどんどん減っていて、給油のために長い時間と距離で街に出てまで…となると、自宅で充電できるメリットは大きいですから。

次世代のコンセプトであるVISION COPENは、2002年の初代の印象そのままですね。こうして軽オープンを出し続ける姿勢は評価したいですね。

続く…

【北宇都宮駐屯地】開設50周年記念行事を見てきた その2

北宇都宮駐屯地の記念行事、終始のんびりした雰囲気で、展示機もゆっくり眺めることが出来ました。

SECOMのS-76D(JA756D)は、警備会社大手の所有するヘリコプターで、主に従業員の輸送に使用しているそうです。例えば、離島のなど遠隔地にあるサーバーの保守のために移動、ビルの警備のための視察飛行などに使用しているそうで、事業用ではなく、あくまで社内使用専用機というのがすごいですね。
ただ、年間飛行時間は百数十時間と少ないそうです。飛ばすだけでも金がかかりますからね。
また、警備のために使用することはないそうです。

陸自の固定翼機と言えば、連絡機のLR-2。前任のLR-1と比べて圧倒的に大きな機体となりました。空自のチェッカーのU-680Aもすっかり航空機イベントの顔となりましたね。

TH-480B練習ヘリ。前任OH-6Dもシンプルな卵型のヘリでしたが、こちらも元々米陸軍の練習ヘリとして開発された機体(採用はされなかった)だけに、非常にシンプルな感じですね。特にローターヘッド、機体から生えているのは1本の棒です(笑)。通常、メカニカルリンクが露出しているのですが、この機体はシャフトの中に入っているのでしょうね。竹とんぼのように外観はシンプルです。
エンジン出力が前任のOH-6Dより低いので、逆に小回りは効くのだとか。
来年こそブルーホーネットの演目を見たいですね。

希少なAH-64Dアパッチ・ロングボウ、ただしこの機体はロングボウレーダーは搭載していないですね。
旧式化したAH-1Sコブラとともに、まだ新しいアパッチも陸上自衛隊の装備の削減対象となっていて、将来的には戦闘ヘリが陸上自衛隊からなくなる方向だそうです。
陸自のアパッチはD型のBlockIIで、既に同型を導入した各国は、BlockIII、AH-64Eに改修を進めていますが、陸自のアパッチはこの改修をせぬまま引退するのでしょうね。
機体はまだ新しいので、アメリカなどに売却するのでしょうか?

民間機の展示も充実していました。一番上のかっこいい機体は、Diamond DA42 NG TwinStar(JA51WC)、塗装も良いですね。ホンダジェットも、先日の横田基地で展示されていた機体と同じで、積極的に航空イベントに参加しているようです。
栃木県のドクターヘリ、これもホンダロゴが入っていますが、ホンダがヘリ自体を作っているのではなく(機体はエアバス・ヘリコプターズのEC135P2)、本田航空という本田技研工業の子会社が運用している機体です。ローターヘッドの形状がなめらかで先進的な感じですね。

車両の展示も。個人的に気に入ったのが、日産サファリ・ピックアップの航空電源車。サファリ・ピックアップ自体は1994年までの生産のようですが、名盤には1996年とあるため、車両はそれ以前に取得されて改造後の登録が1996年なのかはよくわかりませんが、27年も使用されているようです。こうした駐屯地内の使用だと、走行距離も伸びないし、長く使われるのでしょうね。
もちろんマニュアル車でした。

背景のCH-47JAは体験搭乗でお昼に来た機体

地上展示機もゆっくり見れて、後はゲスト機の帰投を残すのみ。続きはまた。

Lightroomのスーパー解像度で古いデジカメのRAWを高解像度化してみた

Adobe Photoshop Lightroom Classicといえば、定番のRAW現像ソフトで、最も多くのユーザーが使用している現像ソフトです。
ただ、長年Nikonの純正RAW現像ソフトを使ってきたためか、どうもLightroomなどの現像ソフトが生成する「カタログファイル」のように、ソフト側のカタログに画像ファイルを登録しないと表示できない、というシステムが嫌いでした。
フォルダの位置を変えたりすると、いちいち登録しなければならないし、カタログファイル生成にものすごく時間がかかるし、とにかく嫌いでした。
なので、Lightroomも何度かお試しでインストールしては、やっぱ性に合わないなとアンインストールの繰り返し。

とは言え、そろそろ慣れていかないとな~と思って、やっと重い腰を上げてサブスクリプションを導入しました。いわゆるAdobe課金です。
ただ、無料のNikonのRAW現像ソフト、NX Studioも処理が重たいという以外は非常に良く出来たソフトで、特に部分的に画像を補正できるコントロールポイントが、プラグインなどに課金無しで無料で使えるのが良いのと、インターフェイスも直感的で、無料ソフトとしてはよく出来ていますし、今後も併用するとして、今回Lightroomが良いなと思ったのは、古いカメラのRAW現像は、明らかにNX Studioより良く出来ていると思った点でしょうか。

例えば、2003年発売と、今から20年前の上級コンパクトデジカメ、Nikon COOLPIX 5400は、510万画素のカメラで、今となってはスマホ以下の画素数しかありませんが、FW Ver1.4でRAW撮影機能がサポートされました。最も使っていた当時はまともなRAW現像ソフトを持っておらず(その時代のNikonの純正RAW現像ソフト、Nikon Captureは当時有料ソフトでした)、RAW撮影のメリットがあまり見いだせていませんでした。

しかし20年を経た今、現代のソフトでその真価を活かすことが出来ました。まずはNikon純正のNX Studioで現像してみました。調整を加えています。
ちょうど18年前に撮影した足尾銅山精錬所です。今ではこの精錬所の建物は取り壊されています。

Nikon COOLPIX5400 NX StudioでRAW現像

次にAdobe Photoshop Lightroom Classicで現像したものです。なお、ここではスーパー解像度を使用したものを、Web用に縮小して掲載しています。

Adobe Lightroom Classic 2023のスーパー解像度
Nikon COOLPIX5400 Adobe Lightroom ClassicでRAW現像
画像比較 左がNX Studio 右がLightroom Classic

まず色合いが格段に良いです。COOLPIX 5400は古いので、所詮画質は…と思っていましたが、Lightroomのほうが明らかにディテールが出ていますし、色味も良いですね。ただLightroomは彩度を上げていないけど、少々彩度が高めですね。
例えば飽和していると思った空のハイライトが、Lightroomではだいぶ自然に出ています。また暗部の階調を持ち上げた結果、ややシャドーが浮いてしまったNX Studioの現像と違い、Lightroomは自然なトーンになっています。ちなみにスーパー解像度を適用する前段階でも、Lightroomのほうが解像感がありました。シャープネスがやや強めとも言えますが。
車は当時乗っていたアコード ユーロR(CL7)です。

NX Studio
Adobe Photoshop Lightroom Classic (スーパー解像度)

これだけディテールに差が出ています。
スーパー解像度は、最近の高画素のカメラで撮ったものより、こうした昔の低画素のカメラで撮ったもののほうが威力を発揮しているように思います。