「オーディオ・ビジュアル」カテゴリーアーカイブ

中島みゆき「CONTRALTO」アナログ重量盤

だいぶ前に買って、なかなか聴けずにいた、中島みゆきのアルバム「CONTRALTO」のアナログ重量盤。

重量盤とは、通常のレコードよりも盤の厚みを増して、重量を増やしたもので、通常版が概ね130gなのに対し、重量盤は180g(それより重いものもあります)となっています。

レコードは、音を溝に刻んでいるので、針が溝をトレースする際の、あるいはターンテーブルが回転する際の余分な振動は、レコード盤が厚く重量があるほど、抑制されます。

中島みゆき「CONTRALTO」重量盤

ということで、なんだかありがたい重量盤仕様の「CONTRALTO」を聞いてみました。

音量、小さくない?

ってのが正直な印象でした。カッティング時の振幅、あまり取れなかったのかな? 他のレコードと比べても音量小さめです。
音質は、良い意味でアナログレコードらしくないですね。CDも持っていますが、音のイメージがCDっぽいというか、アナログらしい滑らかさよりも、良質なデジタルマスターをそのまま変換した感じですね。
もちろん、今の時代、アナログでマスタリングはしていないはずですから、そんな音質になるのは仕方ないですかね。

というわけで、今の時代、新譜のレコードは、音質よりその存在価値が大きいかな、と思いました。音質だけで言うなら、やはり70年代のアナログ全盛期かつ最もアナログマスターの精度がよかった時代には、製造プロセストータルでアナログのまま精度を保てる、という意味では敵いませんから。

今の時代、全てをアナログで完結するレコーディング、ミキシング、マスタリングは不可能でしょうね。そういう意味では、デジタルだけど極めてアナログに近い、DSDレコーディングが適しているのかもしれませんが、DSDはデジタルのままミキシングなど編集が難しいですし、やはり究極のアナログを実現するのは、今の時代は難しいのかな?

SL-1200MK3は、四半世紀前に購入して現役。一時期、Technics(Panasonic)のSL-1200シリーズは販売が途絶えたものの、現在は復活してMK7まで世代が移行、オーディオ専用のGシリーズも販売されていて、まるで80年代以前のようですね。一時期のオーディオ不況からは脱したけど、高価格帯に移行した感じですね。

SL-1200シリーズは頑丈で、初代機すら現役機体も多いので、MK3もずっと使っていきたいと思います。レコードプレーヤーのお手本みたいな機体ですし。

一方、audio-technicaのAT-F7、買ったのは10年近く前ですが、今やこのクラスのMC型カートリッジは、audio-technicaにはないみたいですね。もう十数万円クラスしかないようです。そういう意味では、DENONにはまだDL-103シリーズが健在なのは嬉しいですね。

GWはゆっくりレコードでも聴こうかな。

【GOOSERA】E3-JP骨伝導イヤホンを買ってみた

航空無線用のワイヤレスイヤホン、数年使ってスポンジも傷んできたので、初めて骨伝導イヤホンを買ってみました。

骨伝導イヤホンは、直接耳にイヤホンを入れず、耳の穴の横の頭蓋骨の骨を伝って音を鼓膜に送るので、周囲の音も聞こえるのが特徴です。
無線以外に純粋に飛行機のエンジン音などを確認できるのと、カナル型イヤホンが嫌いなので、これまでもオープンエアタイプのイヤホンを使っていましたが、ズレやすいのが難点で。
骨伝導なら、多少ズレても、頭に密着していれば音は伝わるのかなと。

今回選んだポイントは使用時間の長さ。
音楽を聞く用途には全く使うつもりはないため、Amazonで安いタイプのを探していましたが、小型のものはどれも連続使用時間6時間。1日使う分には微妙に足りない気がしまして、やや大きめだけど連続10時間使用可能な機種にしてみました。

それにしても、昔は中華製といえば、フォントがバラバラで、怪しい日本語で書かれていましたが、今やそんなこともなく(まだたまにあるけど)、パッケージも割としっかりしていました。

充電ケーブルは専用品

充電は専用ケーブルが必要でした

ここは盲点、充電ケーブルが専用品。本体側はMicro USB端子ではなく、専用ケーブルでしか充電できないので、出先では注意が必要ですね。ポーチが付属しているので、常に入れて携帯したほうが良さそう。

音漏れは結構多いかも

大きめの筐体だけど、使用時間は10時間と長め

骨伝導ということで、それなりに音漏れはすると聞いていましたが、電源を入れた時点で、装着しなくても、本体からそこそこ音が出ているのがわかりました。

日本仕様らしく、ペアリングしたときなど、案内はすべて日本語で発音します。この手の商品は、作り分けは面倒なので、大抵は英語発話が多いのですけどね。

音量はそこそこ確保できていますが、音漏れもそれなりにあるので、あまり電車など人が多い空間での使用は不向きで、交通機関以外の屋外使用が前提でしょう。

Bluetoothのコーデックは、標準のSBC以外にAAC方式にも対応しているので、iPhone/iPodでもそこそこの音質で接続可能です。

音量の上げ下げが、本体からは特に反応がないため、分かりづらいのが欠点ですが、音量はそこそこ確保できそうな感じです。
音楽用途ではないので音質評価はしませんが、耳栓も付属しているので、耳栓の有無でかなり音質の傾向が変わることはわかりました。

後は現場デビュー…したいのですが、仕事が忙しくなって、なかなか休みが取りづらい状況です。年内は、後1回行ければいいかな、といった感じで、それが百里基地でのファントム撮影の最後になりそうな気がします。

初代Fire TV Stickが遅いので第2世代に買い換えた

Amazon Prime会員になってすぐに買った初代Fire TV Stick、買ったのは2015年あたりなので、かれこれ5年使っていますが、購入当時と比べてPrimeビデオもコンテンツが大幅に増えて、追加アプリも増えた結果、かなり動作が重くなってしまいました。
立ち上がりも2,3分かかるようになり、ボタンのレスポンスも相当遅くなってしまい、古さを感じるようになったので、買い替えてみました。

なんと今なら4,980円のところ、2千円引きの2,980円! Amazonは時々自社ブランドの製品はタイムセールで大幅値引きするので、買うならそういうタイミングですね。Fire HDもタイムセールで買うのが吉です。

第2世代のFite TV Stickも、登場は2016年10月なので、もう4年近く前なんですね。

ただ、CPUやGPU、WiFiは大幅に強化されています。
初代はCPUがBroadcom BCM28155 1.0 GHz Cortex-A9なのに対し、第2世代はMediaTek MT8127DクアッドコアARM 1.3 GHzに強化されています。
WiFiも初代は2.4G帯にしか対応しませんでしたが、第2世代は11acの5G帯に対応しています。
うちのテレビはまだ4Kではない、REGZA ZG2なので、これで十分です。今どきの4Kテレビなら、大手のミドルクラス以上なら、Primeビデオに標準で対応していますしね。

新しいFire TV Stick、なんと言っても、リモコンがAlexa対応になっているのが大きいですね。Wikipediaによれば、2019年に、Fire TV Stick 4Kに付属のリモコンと同じものが、2Kモデルの第2世代のStickにも同梱されるようになったとのこと。

番組を検索する際に、従来はスマホ側のPrimeビデオアプリから探して、Fire TVに飛ばす、と言う操作が必要だったのが、Alexaで解決できるなら、操作性は大幅に改善されると言っていいでしょうね。

Fire TV Stick 第2世代(左)と初代の比較

第2世代と初代の比較。まずStick本体が、第2世代の方が大きくなっていますね。
リモコンも、初代はシンプルでしたが、第2世代のリモコンは、Alexaに対応、かつテレビを直接操作できる赤外線に対応した、リモコンとしては第3世代にあたるものが付属しています。

リビングのテレビはほとんど子供たちが見るのに使っているので、まだリモコンは試せていませんが、子供らがAlexaを使うようになったら、リモコンの取り合いになりそうですね~。

取り付けてセットアップしただけで、まだ動作は確認していません…

【忘却録】foobar2000とiFi micro iDSDでDSD Native再生する設定

昨日ブログに書いたとおり、OSのブートレコードが吹っ飛んでしまってWindows10の再インストールを行ったため、あらゆる設定が吹っ飛んでしまったので、再設定中です。

その中で毎回手こずるのが、音楽再生ソフトのfoobar2000でDSDファイルを再生するための設定です。

foobar2000は、Windowsでのハイレゾ再生で最もポピュラーで高性能なフリーソフトなのは間違いないのですが、これ単体をインストールするだけではDSD形式のファイルは再生できませんし、USB-DACでダイレクトに信号を再生することもできません。

まずは各種プラグインをインストールします。
必要なのは、USB-DACにビットパーフェクトで信号を送るためのASIO support、DSD形式のファイルを再生するための2つのプラグイン、DSD ProcessorとSACD Decorderです。

プラグインは世代、バージョンで結構変化が大きく、インストール情報が古いと、最新版のプラグインに適合できない場合があります。これが毎回再インストールするたびにハマってしまう所以です。

DSD Native再生には更にDSD Trasncorderが必要

これにたどりつくまで時間がかかってしまいました。以前はインストールしていなかったと思います。実は、これを入れる前までも、DSDファイルは再生できていましたが、DSDから勝手にPCMの44.1kHz信号に変換されて再生されていて、これはfoobarのステータス表示、iFiのドライバでの再生中信号の表示でも確認済み。

DSD Trasncorderが必要、というのはこのページの情報で知りました。というか、今まではDoP(DSD over PCM)再生していたのか?

これを入れて各種設定(後述)することで、やっとDSD256(11.2MHz)までの再生が可能となりました。忘却録として、ここに設定方法を記載しておきます。

USB-DACは、タイトルにあるように、一世代前のiFi micro iDSDとなります。上記のプラグイン全てをインストール後の設定です。
なお、一部日本語設定を入れているため、素の英語表記のものとは異なります。
また、環境、プラグインのバージョン、USB-DACの種類やファームウェアのバージョンでも変わってくると思うので、あくまで忘却r区としての参考情報です。

DSD Native再生のための設定方法

出力デバイスを「DSD:ASIO:DSD Transcorder (DoP/Native)」に設定
Output→ASIO設定からASIO driversの「DSD Transcorder (DoP/Native)」をダブルクリック
ASIO Deviceを「iFi…」に、DoP**とDSD**を「DSD」に設定(右クリックで選択)
Tools→SACDのOutput Modeを「DSD」に設定

以上でDSD Native再生が可能となります。

iFiのドライバ上で、DSD64が再生できていることを確認(2822400Hz表示)

DSD64では、iFiのドライバではCurrent Sample Rateで「2822400Hz」と表示され、foobar上でもDSDのママ再生できていることが確認できました。
手持ちのファイルでは、DSD256(11.2MHz)まで持っていますが、それも再生できることを確認しています。

ただし、このままではPCM 192kHz以上の信号が再生できない

おかしなことに、この設定のまま、PCMの192kHzサンプリングのファイルを再生しようとすると、foobar上にいかのエラーが表示され、再生できませんでした。

192000Hzのサンプルレートはこのデバイスではサポートされていないと表示

もちろんmicro iDSDは対応していますし(そもそも768kHzまでサポート)、これが表示された場合は、Output Device(出力デバイス)を「ASIO:iFi (by AMR) HD USB Audio」に設定すれば、問題なく再生できます。ただし、これにすると、今度はDSDファイルが再生できなくなる(foobarの表示はカウンターが動き再生できているように見えるが音が出ない)という問題が出ます。

本来なら、一度設定すれば切り替えなくてもPCMもDSDも問題なく再生できたはずですし、OS再インストール前はそれで再生できていた(ただしかなり古いバージョンのプラグインを使っていた)ので、最新のプラグインで、この煩わしい切り替えをせずに再生できる方法ガアあれば、ぜひご教授頂きたいと思います。

こういう煩わしい設定が必要なのを考えると、UbuntuでAudaciousでALSA設定にすれば問題なくDSD再生できるので、Ubuntuのほうが遥かに楽だなと思います。
※現在、Ubuntu Studio 20.4とAudaciousの組合せで、DSDネイティブ再生できていない(PCMに変換されている模様)ことを確認したため、上記の記述は一時撤回させていただきます。

先日買ったラズパイで、オーディオ再生させるのも良いかなと思う今日このごろです。

marantz SACDプレーヤー SA-15S1のトレイのベルト交換をしてみた

marantz SA-15S1

もう買ってから15年も経つのか…。marantzのSACDプレーヤー、SA-15S1、当時は十数万円程度した機種です。

CDプレーヤーは、SONYやTEACを使ってきましたが、この時代、SACDプレーヤーがそこそこのお値段で手に入るようになってきたので、TEACのVRDS-7との入れ替えしました。VRDSもかなり気に入っていた機種ですが、どうしてもSACDを聴いてみたくて…。

あれから15年、最近はハイレゾ音源はSACDよりも、ダウンロード購入するのがメインですが、CDだってまだ音楽の主役ですしね。

ただ流石に15年経つと、アンプやスピーカーと違って、可動部がある機械は、それなりに劣化も出てきます。

ここ1年ほど、トレイが出てこない、何度か開閉ボタンを押すと出てくる、ちょっと振動を与えると出てくる、といった具合にトレイの開閉がいまいち。多分ベルトが滑っているのだろうと思って、去年Amazonで補修用ゴムベルトは購入済みでした。

が、面倒でずっと修理をサボっていましたが、COVID-19で外出自粛なGW、ついに重い腰を上げて修理に取り掛かることにしました。

※注意:これより先の記事は、機器の分解を行います。参考にする場合は自己責任のでお願いいたします。破損や怪我、事故の責任は、分解者自身にあります。

まずはトップカバーを開けました。リアのネジ3本(銅メッキされているのはさすが)を外すだけで、トップカバーは外せます。

回路的には…まああまりカタログ映えはしないですね。シャシーは銅メッキされて言いませんが、ネジやCDドライブのベースなど、細かい所のみ銅メッキ品です。この辺りは、当時の上級機だったSA-11系よりは劣ります。
電源トランスも、デジアナ分離ではなく、EIコアタイプが1個のみですが、それでも安物プレーヤーよりはまだ立派かな。BANDOと書いてあり、バンドーエレクトロニクス社製のトランスです。HPを見る限り、オーディオ用に特化したトランスの会社のようですね。

AC端子は、3ピンタイプですが、アース線は結線されていないのがわかります。もっとも、ほとんどの家庭のコンセントは、3ピンではないので、実用上は問題ないのでしょうけど。

オーディオ機器、やはりバブルの頃までの贅沢な回路構成を見てしまうと、オーディオ氷河期の21世紀初頭の製品は…ちょっとさみしいものがありますね。

CD/SACDドライブのケースの蓋を開けたところ

CD/SACDドライブも、カタログでは自社製品と謳っていましたが、例えば往年のTEACのVRDSメカと比べたら、それはそれはしょぼいの一言です…。ドライブ後ろのラベルにDVDと表記があるように、このドライブはDVDプレーヤーと併用していたと思われ、おそらくこの当時のmarantzのDVD/SACDプレーヤーである、DV-9500やDV-9600辺りと同じものを使っているのでしょうね。SACDフォーマットも、結局はDVDの流用でしょう。
型式は「TD-5HP-D9」とあり、頭の”TD”の型式から、marantzが東英工業に委託製造したものと思われます。ドライブの写真を見ると、CD/SACD用TDT-2000S/Tと思われ、これをベースとしたmarantzのカスタム品でしょう。

ゴムベルトがヘロヘロ…

トレイを出した状態で電源OFFしています、そうでないど、この後トレイを引き出すのが難しいので。この状態で、トレイ開閉用のメカが見えますが、そこに使われているゴムベルトが伸びてヘロヘロになっているのがわかります。明らかに張りがない。
こんなところにゴムベルト使わないでほしいですが、ドライブメーカーは、ゴムベルトを使うことで、静かで滑らかな開閉が…と書いていました。うーむ、耐久性的にはマイナスですけどね。

本当は、この状態でベルト交換できればラッキーでしたが、残念ながら、ギヤがその上にあるために、ベルトはこのままでは外せない構造になっています。バラすしかないか…。あまり気が進まないですが、CD/SACDドライブを外す事にします。

CDトレイ先端とFFCを外す

まずは、トレイ先端の飾りと、ドライブ横のFFC(フレキシブルフラットケーブル)を外します。FFCはロックはなく、引っ張れば外れます。あまり触りたくないですけどね。ちなみに仕事ではもっと薄いFFCを扱っていて、爪もついていて折損必至…。あの作業はあまりやりたくないです。

トレイの先端飾りとFFC2つを抜いたら、後はドライブの足元4箇所の銅メッキネジを外すと、ドライブが抜けます。

CD/SACDドライブを外したところ

ドライブ自体は鉄板のしょぼいものですが、ベースシャシーは銅メッキされ、さらにトレイ後端も銅メッキパーツが付いています。
軽くホコリを除去します。案外汚れていませんね。グリスも劣化はなさそう。

トレイを引き抜いたところ

一番上基板と、基板が載っていた鉄板を外して、トレイを引き抜きました。

ギヤの軸の抜けどめを外す

後はギヤを外すだけです。ギヤの軸に抜けどめの薄いプレートが入っているので、先の細いピンセットで慎重に外します。

ギヤを外してやっとベルト交換

白いギヤ2つを外すと、やっとプーリーに到達。後は、古くなって伸びたベルトを、新しいベルトと交換します。ここで、Amazonで買ったベルトの登場です。ベルトは色々長さの違うものが複数あるので、長さの合ったものを選んで付け替えます。後は逆手順で復元して終了です。


通電させて、問題なくトレイの開閉が出くることを確認しました。簡単な整備ですが、電源を入れて動かすのは、いつもドキドキものです。

不思議なことに、音質も心做しか良くなったような…。いや気のせいでしょう。他は何も調整していませんし。ネジを締め直したのが良かったかな?

ともかく、これで普通に使えます。コンデンサとかクロック交換の解像もやってみたいですが、あんまりはんだ付け得意でなくて(笑)
まあそのうち。

mora春のDSD祭りで「カルミナ・ブラーナ」を買ってみた

GW休みに入りましたが、恐らくGW開けも、もうしばらくテレワークが続きそうです。

さてテレワーク中は、子供らを見ていなければならないので、リビングで仕事していますが、子供らがテレビを見ていないときは、ラジオを聞いていたりします。
ラジオも、元々NACK5かTOKYO FMをよく聞いたりしますが、仕事中だと、ナレーションがうざいなぁと感じる時もあり、最近はナレーションが比較的少なめなNHK FMを聞いたりもします。特に2時からのクラシックは、基本曲名のナレーションしか入らないので、いいんですよね。

さて先日、そのNHK FMを聞いていて、この曲タイトルなんだったっけ?ってのが流れてたんですよ。大昔なら、曲名のナレーションを聞きそびれたら、そこで終了でしたが、今はネットでちゃちゃっと検索すればよく、NHK FMのHP(NHKラジオはらじる☆らじるっていうんですね)を見て、タイトルが分かりましたとさ。

それが、今日のブログのタイトルの「カルミナ・ブラーナ」、ドイツのカール・オルフの作曲で、発表されたのは、第二次大戦が始まる少し前だそうです。

曲を聞いて既視感(既聴感?)があったのは、ENIGMAの「Screen Behind The Mirror」に使われていたからですね。


元々、高校生ぐらいから割とクラシックは聞いていたのですが、今回久々に買ってみようかなと、moraのHPを見たら…

春のDSD祭りですって。「カルミナ・ブラーナ」を検索してみると、ありました。

https://mora.jp/package/43200003/OBXX00032B00Z/ (価格は2020年5月17日まで)

山田和樹X仙台フィルハーモニー管弦楽団のカルミナ・ブラーナ。春のDSD祭りで500円! お安い!。ちなみに、同じ音源でDSDではなくFLAC版(24bit/96kHz)だと1,527円ですから、約1/3で買えてしまうのです。更にこの音源、収録の仕方が面白いのです。

[録音]

2016年10月13日(木)

仙台市 東京エレクトロンホール宮城

マスターレコーダー:SONY PCM-D100

録音フォーマット:DSD2.8MHz

ワンポイントステレオ収録

https://mora.jp/package/43200003/OBXX00032B00Z/

ええっ、DSD録音できるとはいえ、民生用のポータブルレコーダーのSONY PCM-D100で収録したの!?

10万円もしないレコーダー、昔ならDATデンスケあたりに相当する製品ですが、あの当時のデンスケよりお安い、しかもマイクは内蔵(外部マイクも接続可能)、ワンポイント収録とあり、マイクも内蔵マイクを使ったのかな?

そんなわけで、高校生の頃は放送局員な私、生録とか懐かしいよなぁと感慨に浸りつつ、たった500円なので購入してみました。

如何にも生録しましたと言う雰囲気がいい

クラシック音源も、それこそ観客を入れないスタジオ収録もあるわけですが、これは正真正銘のライブですから、やはり明瞭度という点では、少しオフマイク気味(マイクが音源から離れていると言う意味)です。

ワンポイント収録とあるように、恐らくPCM-D100の内蔵マイクのみでしょう。
ワンポイント収録とは、基本的にステレオ収録用に1箇所からマイク2本(ステレオマイクなら1本)での収録を言います。
一般に市販されている音楽は、楽器の近くにマイクを立てて、それをマルチチャンネルで収録して、最終的にミキシングしてステレオ音源としていますが、ワンポイント収録の場合は、どうしても音源との距離や音圧が均一にはならないため、ホールで音楽を生で聞いているのとは違って、音像がぼやけてしまいやすいと言う欠点があります。その反面、ライブの臨場感は感じられますし、ミキシングをしないのでシンプルかつ不自然さがない(作られた音感がない)のです。

で、今回購入したカルミナ・ブラーナですが、流石にPCM-D100の内蔵マイクだからなのか、ややローエンドの伸びが悪い印象。低音域のでも、かなり低い低音(80Hz以下)の伸びが悪いかな、と言う感じですが、空気感はDSDならではです。

個人的に、DSD音源は、ハイレゾPCM音源のようにわかりやすい高解像度感とかダイナミックレンジの広さはあまり感じない反面、空間再現性の良さ、良質なアナログテープレコーダーのような感覚があるのですが、この音源もまさにそんな感じでした。

DSD2.8MHzは、SACDと同じフォーマットとなり、今となっては少し物足りないですが、場の雰囲気はよく感じられました。反面、やはりマイクが音源から離れていることにより、細かい音が拾い切れていない感じはしますね。

500円なら、お買い得ですから、お試し購入してみるかとはあると思いますよ。


それにしても、PCMレコーダーがお手頃価格になり、21席になってやっと生録が手軽に、身近になった感じがします。今は動画収録のために、一眼カメラと組み合わせてPCMレコーダーを使うのも一般的になっています。

私が高校生の頃の90年代、生録はカセットテープやDAT、MDを使用していましたが、何せメディアの収録時間がDATでも120分、MDだと74分(後に80分メディア発売)、カセットだとA・B面があるので、テープの薄い120分テープでも片面半分の60分、ちょっとした録音ならよくても、それこそ合唱コンクールやらクラシックコンサートの収録は、時間との戦いでした。

ちょうど、高校の体育館で、どこぞの管弦楽団が学校の創立記念でコンサートをすることになり、その音源収録を頼まれた際は、DATとMDの2台で、マイクは2本のワンポイント収録を、ネットもなかった時代、音楽雑誌に載っていたプロの録音風景を見様見真似でやったものです。なかなか予定時間に始まらなくて、DATテープがオーバーしてしまったとか(MDのバックアップがあって助かったな)、今となっては良い思い出です。これがPCMレコーダーなら、まず持って大容量メモリさえあれば、収録時間に困ることがないですから。
良い時代になったものです。

Ubuntu Studio19.10をインストール

かれこれ14年前に購入したノートPC、DELL XPS M1210ですが、未だ現役です。
メモリは購入時の512MBから4GBへ、CPUはCeleron MからCore2 Duo T7200へ、HDDもSSDに改装しています。無線LANも11gまでだったのを、11n対応のカードに改装。もうこれ以上ないくらいに改装しています。

OSも、購入時のWindows XPから7を経て、Windows10までインストールしていましたが、さすがにWindows10は重すぎたので、Ubuntu Studio 16.04を導入して、PCオーディオ専用機として使用していました。

が、ここ最近ゆっくり音楽を聞く機会もなく、放置していたら、いつの間にかメジャーアップデートをそのままでは出来ない状況になったので、現在最新の19.10をダウンロードしてインストールすることに。何事もクリーンインストールが良いです。

Ubuntu Studio 19.10インストール

このPCは、14年も前のものなので、USBメモリからはインストールが難しいので、素直にDVD-RWにイメージを焼いてからインストールしました。USBメモリからのインストールに慣れると、時間かかりますね…。

無事インストール完了。

Ubuntu Studio 19.10インストール直後のデスクトップ


Ubuntu Studioは、文字通りUbuntuベースで、マルチメディアに特化したバージョンで、低レイテンシが売りでしたが、今はベースのUbuntuも良くなったとの話なので、あえてUbuntu Studioを使うメリットは小さいとの話も聞きますが、なんとなく素のUbuntuを使うより通っぽいでしょw

再生ソフトは定番のAudacious

Ubuntuでは定番の再生ソフト、Audaciousを使用します。表示もシンプルですし、操作も簡単です。

出力プラグインはALSAを使用

出力プラグインは、「ALSA出力」に設定。標準では「PalseAudio」に設定されていますが、ALSAは1つのオーディオ出力が使えるのは1つのアプリのみ、ということで、割り込みで他の音源が入ってくることがないのと、低レイテンシというのが特徴だそうです。

バッファーサイズはもう少し削りたいのですが、今は無線LAN接続ゆえ、デフォルトの500msです。様子を見ながらもう少し設定を詰めてみたいです。

ALSA出力の設定で、iFi Micro iDSDを選択

オーディオデバイスは、1世代前のモデルとなるiFiのMicro iDSDを使用しているので、そちらを選択します。この設定にしないと、DSD音源の再生ができません。

古いアンプ(Pioneer M-90a)、古い業務用トリニトロン(PVM-9220)、古いパソコンが並ぶオーディオ機材。