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格安になったTaoTronics TT-BH07を買ってみた

だってこんな値段だったんだもの。

LUXAで298円!

LUXAで298円です。執筆時点では完売となってしまいました。送料別途¥660かかりますが、それを考えても安いですもの。9月、上期決算期ですしね。
というわけで、2個買いました。

TaoTronics TT-BH07

TaoTronics、てっきりチャイナの会社と思っていましたが、アメリカの会社のようです。電子機器はすっかりチャイナにお株を取られたと思いきや、アメリカも頑張っていますね。
いやまて、なんとなく、この社名はチャイナの発音だよな~、「タオ(道の中国語の発音)」だもんなともう少し調べると、親会社は中国深センにあるSUNVALLEYと言う会社でした。
やっぱりね…

ま、それはともかく、全然知りませんでしたが、このTT-BH07、ベストセラーだったモデルらしく、既に後継のTT-BH07 MK2が3千円程度で販売されています。
MK2では、初代の6時間連続から20時間連続再生に、大幅にバッテリが持つようになり、AACに対応し、防水になるなど、やはり売れたモデルの後継機は大幅に改善さていますね。売れるってすごいですね。これだけ無数のイヤホンが存在するのに。

ちゃんと3サイズのイヤーピースが揃っています

畳がボロい(笑
298円ですが、もとは3千円くらいしたイヤホン、ちゃんとイヤーピースも3サイズ揃っています。
さて肝心の音質、別に音楽を聴くためというよりは、仕事のリモート会議用にしようと思ったので、特に気にはしないですが、まだ新品なので、スカスカの音ですね。とりあえず音楽は楽しめる、最低限の音質と言ったところで、細かい音は出ていませんが、変に低音や高音を強調していない、わりかしフラットな感じなので、好みに合わせてイコライザーを調整すれば良い感じになるでしょう。

5時間という連続再生時間が、ともするとやや短めなのが欠点でしょうが、この値段なら文句言いませんし、後継機は20時間使えるので、使用可能時間が気になるなら後継機でしょうね。

とりあえずコスパ最強ということで、リモート会議で使わせてもらいますが、電車でお出かけのときにRazikoを聴くくらいだったら十分かな、と思います。

購入から10年近いREGZA ZG2のタイムシフトHDDの改装を試みる

家電、人生の転機に買うことって多いですよね。
我が家のテレビも、ちょうど家を新築した際に購入したものです。現在栃木の自宅は、転勤で賃貸として、年末には10年目を迎えるのでメンテナンス(壁と屋根塗り)に入る予定ですが、家電にとっては10年は節目ですよね。だいたい不具合が出て、買い替えのタイミングですね。

10年前、タイムシフトHDDはテレビ内蔵だった

今や本家東芝の手を離れてしまって、ブランドのみとなったREGZAですが、当時は他社を抜きん出たマニアックなメーカーでした。
タイムシフトマシン機能は、HDDに最大6チャンネルの地上波放送を同時録画でき、過去にさかのぼって視聴できる機能です。録画忘れしても、タイムシフトのHDD内のデータが上書きされない限り、過去にさかのぼって視聴することが出来ます。そのため、チューナーも多数積んでいて、我が家のREGZA ZG2も、タイムシフト用に6チューナー、裏録画用に2チューナー、通常視聴用に1チューナーという構成で、当時としては相当な高性能機でしたね。当時、スマホアプリとも連携できましたね(現在アプリは公開終了)。
妻はこのタイムシフトを気に入って、よく使っていました。

ZG2 SERIES 〈レグザ〉の最高峰。タイムシフトマシン搭載。プレミアムハイエンドモデル 55V型・47V型・42V型
購入投資はCELL REGZAを超える画質と高機能も売りだったZG2シリーズ

が、HDDは寿命があります。録画用のHDDは、テレビ購入4年でクラッシュして、延長保証交換しています。
逆に稼働率の高いタイムシフト用HDDは、壊れることなく使い続けられてきました。が、去年から、タイムシフト録画を再生しようとすると、再生できない不具合が。HDDを初期化してみても、6チャンネルのうち3チャンネル分が再生できなくなってしまいました。

REGZA ZG2シリーズは、タイムシフト用に750GBのHDDを2台内蔵していて、HDD1台あたり3チャンネル分を録画しているようです。そのうちの1台がクラッシュしてしまったようで、3チャンネル分しかタイムシフト再生できない状況でした。

現在の殆どのテレビは、録画用HDDは内蔵ではなく、USB接続の外付となっているのは、恐らくHDD内蔵時代、不具合修理が多かったせいでしょうね。HDDの管理は個人でやってね、となったのもうなずけます。外付けなら、クラッシュしても自分で交換できますから。

単純にHDD交換しても初期化出来ないZG2

さてREGZA ZG2シリーズですが、内蔵HDDを単純に交換できない機種です。これまで、いろいろな方が交換にチャレンジし、失敗してきました。というのも、単純にHDDを入れ替えても、テレビ側がHDDを認識しないのです。どうやら、内蔵HDDには特殊なパーティションと記録方法が用いられていて、それがないと、テレビ側で初期化しても、初期化に失敗するようです。

既にメーカーも去年(2020年)の時点で、販売から時間がたった機種なので、修理対応不可との連絡がありました。まあ4K の時代ですしね…。

ところが、2021年に入って、価格コムの掲示板に、HDD改装成功の書き込みがありました。そんなわけで、自分もチャレンジすべく、ジャンクのHDDを調達。

ジャンクのWD7500BPVT 750GB 2.5in HDD

REGZA ZG2の内蔵HDD、耐久性の低い2.5インチのHDDなんですよね。恐らくスペースの関係でしょう。
ジャンクのHDDも同じ750GBを購入。これがネットではなかなかないし、あっても妙に高かったりだったので、これは秋葉原のジャンクショップで購入。

ジャンクのWD7500BPVT 稼働時間も少なく問題なし

HDDの状態も、CrystalDiskInfoで調べたところ、仕様時間も344時間と少なく、問題なく使えそうです。

まずはZG2のタイムシフトHDDを取り出してみる

価格コムの掲示板の情報では、まず元のHDDのデータダンプが必要とのことなので、幸い片側のHDDは生きているので、これをコピーすることに。
ではテレビの外装を外します。
※ブラウン管テレビほど危険ではないですが、部分的に高圧がかかっています。技術者以外は真似しないように!

きったねぇ!

10年分(録画HDD交換時に清掃しているとすると6年分?)のホコリがぎっしりです。特に空冷ファンは見るも無残にホコリで埋まっています。デジタル時代になって、テレビもいわばパソコンと同じ。空冷ファンが付いていても、ホコリが後も堆積しては、冷却もままならないでしょう。よく動いていたなという印象。これだもの、10年も経てば、不具合も発生しておかしくないです。
まずは清掃から入りました。これだけでも、裏蓋を開けた価値がありますね…

液晶パネルはLG製、今やLGパネルが世界を席巻しています。日本がブラウン管とプラズマに固執した結果ですね。有機ELパネルも、LGが優位に立っています。
HDDはタイムシフト用の日立の2.5インチ 750GB HDDが2台、重ねて設置されています。何故重ねたのか…コレでは奥のHDDは放熱厳しいですね。

取り外したタイムシフト用HDD 日立HCC547575A9E380

かつて日立もHDDを生産していました。懐かしいですね。その後HGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)となり、さらにWD(ウェスタンデジタル)の参加となり、今はHGSTブランドのHDDは消滅してしまいました。
さて外した2台のどちらかが不具合なので、調査してみます。

あれ、2台共読めています。1台はクラッシュしたかと思いきや、代替処理済みのセクタは出ていますが、これは読み書きできないセクタを飛ばしているので、現時点では使えているとうことになります。
ということは、このHDD、近い将来本当にクラッシュして読めなくなる可能性はありますが、現時点では読めているようです。

未割り当ての128MBにモデル名やシリアル情報などが書かれているらしい

やはり特殊な書き方をしているっぽいことは、HDDのパーティションが区切られていない領域に、モデル名やシリアル情報を参照している領域があるようです。しかし、面倒なことをしてくれるものですね。

工場出荷時設定で復活

というわけで、今回はあえてHDDは交換せず、そのまま戻して、工場出荷時設定にテレビを初期化してみました。設定を一からやり直したところ、問題なく両方のHDDでタイムシフト録画が出来ているようです。
時々再生までにもたつくのは、恐らく代替処理済セクタのあるHDDが、やはり不調と思われます。そう長くないうちに、本当クラッシュするかもしれないし、このまま使えるかもしれない。
どちらのHDDも、使用時間は5万時間近くに達していて、熱耐久の厳しい2.5インチHDDとしては、そろそろ寿命が来てもおかしくない頃です。

HDDの寿命は、はっきり言って運次第ですから、とりあえずはこのまま使って様子見したいと思います。自分は殆ど今テレビを使わないですし(子どもたちがメインかな)。

とりあえず、今回は改装せず終わりましたが、今後クラッシュした際に、価格コムの情報を元に、改装してみたいと思います。HDDも買ってあるしね。

花王がかつてメディアを販売していたことをご存知でしょうか?

花王といえば、洗剤や医薬部外品などのメーカーとして有名ですが、実はかつてKAO DIGITAL SOUNDというブランドからDAT(デジタルオーディオテープ)が販売されていたことをご存知でしょうか?

KAO DIGITAL SOUNDのDATメディア

DATとは?

まず、DATをご存じない方がほとんどでしょう。アナログのカセットテープカセットテープは、最近復権していたりしますが、これは固定ヘッドで、比較的製造が簡単だからでしょう。

DATは、世界で初めて、デジタル録音できる専用メディアとして1987年に発売されました。
それまでも、民生用としては、ビデオデッキにデジタル録音できるPCMプロセッサが販売されてはいましたが、当時はビデオデッキも高価な上に、さらにPCMプロセッサも、となると相当高額になり、お金のあるマニア向けでした。
その点、DATは、テープメディアとしては、アナログのカセットテープよりもコンパクトで、CDを超える16bit/48kHzサンプリングで、しかも120分録音できる(後に180分テープ、LPモードで12bit/32kHzサンプリングで360分録音可能)ため、CDのマスターテープとしても採用され、どちらかというとコンシューマ向けというよりは、オーディオマニアやプロが使用したメディアです。

その後、1992年にMD(ミニディスク)が販売開始されると、一般向けのデジタルメディアとしては、こちらのほうが普及しました。ただし、MDはSONYが開発したATRACと言う圧縮音源だったので、非圧縮で録音できるメディアとしては、DATが優位でした。
もちろん使い勝手は、ディスクメディアのMDが圧倒的に有利でした。

その後、CD-Rの普及、さらにHDDレコーディング、メモリメディアの登場により、次第に録音メディア自体が淘汰されていき、DATは2005年には民生用機器の販売を終了、テープ自体もSONYが2015年を最後に販売を終了(相変わらずSONYは記録メディアに対して面倒見が良いです)して現在に至ります。
今では、こうした販売終了した記録メディアは、高値で取引されていたりします。

なぜKAOがDATのメディアを販売?

オーディオ好きだったYamaro(今でも好きだけど)、当時のオーディオ雑誌にKAOのDATの評判が良いと書かれていたりして、他のブランド含めて色々試したものです。
KAOがメディアを販売した理由は定かではありません。一般にはKAOはMDも販売していたので、そちらであれば当時見かけましたけどね。

個人的には、当時はmaxellのDATがお気に入りでした。デジタル録音だから、どれを使っても変わらんでしょ?と思うかもしれませんが、つかってみると確かに違うんですよね。
maxellのDATはつややかなサウンドで、よくBSのクラシックを録音したものです。当時、アナログBS放送、音声はデジタルでしたが、Bモード音声は16bit/48kHzとDATと同じスペックで、CDを超えるフォーマットでしたので、これを無劣化で録音するのに、DATが不可欠でした。

実は、KAOのDATは、私の住んでいた周辺の電気屋では見かけることがなく、というよりDATを売っている電気屋は大きなお店だけでしたね。なので、KAO DIGITAL SOUNDが現役だった頃に買ったことがなかったのです。
なので、2010年にハードオフで1本105円で売られていたときには、懐かしくてすぐに飛びつきました。2010年はまだSONYがDATのメディアを販売していたためか、KAOのDATに目をくれる人はいなくて、ハードオフでジャンクで売られていたのでしょうね。
今では、こうしたメディアは、ハードオフでも強気の価格設定になっています。
写真の手前の1本は、民生向けではなくプロ向けの製品で、業務用DATデッキでの仕様を想定したものです(民生機でも使用可能です)。テープの耐久性が民生版のKXよりも上がっているのかな?

とにかく、今はテープメディア、高値取引されていて、特にアナログのカセットテープも、メタルテープは高値になっています。昔は1本100円で売られていたこともあったのにね…。

安値で見つけたら買いですよ! もう安値で買う保は難しいですけどね。

SONY MDR-1ABTのイヤーパッドがまた破れたので交換した(2回目)

先日、2回目の頃なワクチン接種を済ませたわけですが、2020年からのCOVID-19の蔓延により、この1年以上、通勤は自転車を使うようになり、電車通勤しなくなったために、Bluetoothヘッドフォンの使用機会もめっきり減ってしまいました。

そんな中、先月と今月、コロナワクチン接種のため、運よく予約が取れた東京は大手町の自衛隊大規模接種センターに行ってきましたが、久々にヘッドフォンを使ったら、なんと破れているではありませんか!

前回交換から2年たたずに破れてしまったイヤーパッド

ちなみに、前回の交換は2019年9月でした。2年持たなかったし、そのうち1年位は殆ど使っていなかったですからね…。

とにかく、使用頻度は低いけど、使う時は使うので、パッドを再交換します。前回は、Amazonで互換交換パッドを多く販売しているGeekriaの商品でした。

今回はさらに安い商品を見つけたので、ものは試しにと買ってみることに。早朝頼んだら、その日の夕方に配達されました。最近Prime会員でも翌日以降の配送が多かったので、珍しいですね。

今回はGeekriaよりも安価なパッドです。ブランド名はHuionedayという、聞いたことないところですね。

もっとも、こうした無数にあるAmazonで売れているチャイナブランド、作っている大本が一緒だったりすることが多いですしね。
価格は、ちょっと前まで¥1600だったのが、7月に一気に¥1000ちょっとまで値下がりしていました。

Keepaプラグインで価格推移を表示

パッケージは袋に入っているだけで簡素

届いたイヤーパッドは袋に入っているだけで簡素(AKHQCは販売店名のようです、暗号か?)

こちらが届いた商品。封筒を開けたらこんな感じで入っていました。
Geekriaとの比較では、あちらはちゃんと紙の箱に入っていて、パッドを付け外しするためのテコも入っていました。パソコン周辺機器で言うなら、リテール品とバルク品の違いですかね。
材質は、両者比較しても大きく変わる感じはないですね。

Huioneday のMDR-1ABT/1ADAC用のイヤーパッド

が、外したGeekriaのイヤーパッドと比較してみると、結構違うことがわかりました。

Geekria(左)と比べると、ヘッドホンに固定する耳がやたら大きい

イヤーパッドは、単純にヘッドフォン側のユニットの溝に、パッドの耳を押し込んで装着するのですが、新たに買ったHuionedayのイヤーパッド、この耳の部分がやたら大きいのです。これ装着できるのかな?
嫌な予感がしましたが、とりあえずダメ元で着けてみます。

ヘラでグイグイ溝に押し込んでいきます

案の定、入れづらい…
どこまで押し込めるのかもわかりませんが、とりあえずヘラでグイグイ押し込んでいきます。こんな感じなので、入り方は不均一になってしまいます。まあ値段なりかな…。

交換後 Geekriaのイヤーパッドよりも厚め


交換完了。千円程度なら、毎年交換しても、懐に優しいですね。
つけ心地は、Geekriaのパッドよりも厚みがある分、装着時の剛性感はありますね。音質的にはあまり変わらない気もします。
あとはどの程度の耐久性があるかです。Geekriaのも、純正には劣る感じだったので、このパッドもそんなに期待はできないですが…。まあ千円なら不満はないかな。次買うかと言われると微妙ですけど。

中島みゆき「CONTRALTO」アナログ重量盤

だいぶ前に買って、なかなか聴けずにいた、中島みゆきのアルバム「CONTRALTO」のアナログ重量盤。

重量盤とは、通常のレコードよりも盤の厚みを増して、重量を増やしたもので、通常版が概ね130gなのに対し、重量盤は180g(それより重いものもあります)となっています。

レコードは、音を溝に刻んでいるので、針が溝をトレースする際の、あるいはターンテーブルが回転する際の余分な振動は、レコード盤が厚く重量があるほど、抑制されます。

中島みゆき「CONTRALTO」重量盤

ということで、なんだかありがたい重量盤仕様の「CONTRALTO」を聞いてみました。

音量、小さくない?

ってのが正直な印象でした。カッティング時の振幅、あまり取れなかったのかな? 他のレコードと比べても音量小さめです。
音質は、良い意味でアナログレコードらしくないですね。CDも持っていますが、音のイメージがCDっぽいというか、アナログらしい滑らかさよりも、良質なデジタルマスターをそのまま変換した感じですね。
もちろん、今の時代、アナログでマスタリングはしていないはずですから、そんな音質になるのは仕方ないですかね。

というわけで、今の時代、新譜のレコードは、音質よりその存在価値が大きいかな、と思いました。音質だけで言うなら、やはり70年代のアナログ全盛期かつ最もアナログマスターの精度がよかった時代には、製造プロセストータルでアナログのまま精度を保てる、という意味では敵いませんから。

今の時代、全てをアナログで完結するレコーディング、ミキシング、マスタリングは不可能でしょうね。そういう意味では、デジタルだけど極めてアナログに近い、DSDレコーディングが適しているのかもしれませんが、DSDはデジタルのままミキシングなど編集が難しいですし、やはり究極のアナログを実現するのは、今の時代は難しいのかな?

SL-1200MK3は、四半世紀前に購入して現役。一時期、Technics(Panasonic)のSL-1200シリーズは販売が途絶えたものの、現在は復活してMK7まで世代が移行、オーディオ専用のGシリーズも販売されていて、まるで80年代以前のようですね。一時期のオーディオ不況からは脱したけど、高価格帯に移行した感じですね。

SL-1200シリーズは頑丈で、初代機すら現役機体も多いので、MK3もずっと使っていきたいと思います。レコードプレーヤーのお手本みたいな機体ですし。

一方、audio-technicaのAT-F7、買ったのは10年近く前ですが、今やこのクラスのMC型カートリッジは、audio-technicaにはないみたいですね。もう十数万円クラスしかないようです。そういう意味では、DENONにはまだDL-103シリーズが健在なのは嬉しいですね。

GWはゆっくりレコードでも聴こうかな。

【GOOSERA】E3-JP骨伝導イヤホンを買ってみた

航空無線用のワイヤレスイヤホン、数年使ってスポンジも傷んできたので、初めて骨伝導イヤホンを買ってみました。

骨伝導イヤホンは、直接耳にイヤホンを入れず、耳の穴の横の頭蓋骨の骨を伝って音を鼓膜に送るので、周囲の音も聞こえるのが特徴です。
無線以外に純粋に飛行機のエンジン音などを確認できるのと、カナル型イヤホンが嫌いなので、これまでもオープンエアタイプのイヤホンを使っていましたが、ズレやすいのが難点で。
骨伝導なら、多少ズレても、頭に密着していれば音は伝わるのかなと。

今回選んだポイントは使用時間の長さ。
音楽を聞く用途には全く使うつもりはないため、Amazonで安いタイプのを探していましたが、小型のものはどれも連続使用時間6時間。1日使う分には微妙に足りない気がしまして、やや大きめだけど連続10時間使用可能な機種にしてみました。

それにしても、昔は中華製といえば、フォントがバラバラで、怪しい日本語で書かれていましたが、今やそんなこともなく(まだたまにあるけど)、パッケージも割としっかりしていました。

充電ケーブルは専用品

充電は専用ケーブルが必要でした

ここは盲点、充電ケーブルが専用品。本体側はMicro USB端子ではなく、専用ケーブルでしか充電できないので、出先では注意が必要ですね。ポーチが付属しているので、常に入れて携帯したほうが良さそう。

音漏れは結構多いかも

大きめの筐体だけど、使用時間は10時間と長め

骨伝導ということで、それなりに音漏れはすると聞いていましたが、電源を入れた時点で、装着しなくても、本体からそこそこ音が出ているのがわかりました。

日本仕様らしく、ペアリングしたときなど、案内はすべて日本語で発音します。この手の商品は、作り分けは面倒なので、大抵は英語発話が多いのですけどね。

音量はそこそこ確保できていますが、音漏れもそれなりにあるので、あまり電車など人が多い空間での使用は不向きで、交通機関以外の屋外使用が前提でしょう。

Bluetoothのコーデックは、標準のSBC以外にAAC方式にも対応しているので、iPhone/iPodでもそこそこの音質で接続可能です。

音量の上げ下げが、本体からは特に反応がないため、分かりづらいのが欠点ですが、音量はそこそこ確保できそうな感じです。
音楽用途ではないので音質評価はしませんが、耳栓も付属しているので、耳栓の有無でかなり音質の傾向が変わることはわかりました。

後は現場デビュー…したいのですが、仕事が忙しくなって、なかなか休みが取りづらい状況です。年内は、後1回行ければいいかな、といった感じで、それが百里基地でのファントム撮影の最後になりそうな気がします。

初代Fire TV Stickが遅いので第2世代に買い換えた

Amazon Prime会員になってすぐに買った初代Fire TV Stick、買ったのは2015年あたりなので、かれこれ5年使っていますが、購入当時と比べてPrimeビデオもコンテンツが大幅に増えて、追加アプリも増えた結果、かなり動作が重くなってしまいました。
立ち上がりも2,3分かかるようになり、ボタンのレスポンスも相当遅くなってしまい、古さを感じるようになったので、買い替えてみました。

なんと今なら4,980円のところ、2千円引きの2,980円! Amazonは時々自社ブランドの製品はタイムセールで大幅値引きするので、買うならそういうタイミングですね。Fire HDもタイムセールで買うのが吉です。

第2世代のFite TV Stickも、登場は2016年10月なので、もう4年近く前なんですね。

ただ、CPUやGPU、WiFiは大幅に強化されています。
初代はCPUがBroadcom BCM28155 1.0 GHz Cortex-A9なのに対し、第2世代はMediaTek MT8127DクアッドコアARM 1.3 GHzに強化されています。
WiFiも初代は2.4G帯にしか対応しませんでしたが、第2世代は11acの5G帯に対応しています。
うちのテレビはまだ4Kではない、REGZA ZG2なので、これで十分です。今どきの4Kテレビなら、大手のミドルクラス以上なら、Primeビデオに標準で対応していますしね。

新しいFire TV Stick、なんと言っても、リモコンがAlexa対応になっているのが大きいですね。Wikipediaによれば、2019年に、Fire TV Stick 4Kに付属のリモコンと同じものが、2Kモデルの第2世代のStickにも同梱されるようになったとのこと。

番組を検索する際に、従来はスマホ側のPrimeビデオアプリから探して、Fire TVに飛ばす、と言う操作が必要だったのが、Alexaで解決できるなら、操作性は大幅に改善されると言っていいでしょうね。

Fire TV Stick 第2世代(左)と初代の比較

第2世代と初代の比較。まずStick本体が、第2世代の方が大きくなっていますね。
リモコンも、初代はシンプルでしたが、第2世代のリモコンは、Alexaに対応、かつテレビを直接操作できる赤外線に対応した、リモコンとしては第3世代にあたるものが付属しています。

リビングのテレビはほとんど子供たちが見るのに使っているので、まだリモコンは試せていませんが、子供らがAlexaを使うようになったら、リモコンの取り合いになりそうですね~。

取り付けてセットアップしただけで、まだ動作は確認していません…

【忘却録】foobar2000とiFi micro iDSDでDSD Native再生する設定

昨日ブログに書いたとおり、OSのブートレコードが吹っ飛んでしまってWindows10の再インストールを行ったため、あらゆる設定が吹っ飛んでしまったので、再設定中です。

その中で毎回手こずるのが、音楽再生ソフトのfoobar2000でDSDファイルを再生するための設定です。

foobar2000は、Windowsでのハイレゾ再生で最もポピュラーで高性能なフリーソフトなのは間違いないのですが、これ単体をインストールするだけではDSD形式のファイルは再生できませんし、USB-DACでダイレクトに信号を再生することもできません。

まずは各種プラグインをインストールします。
必要なのは、USB-DACにビットパーフェクトで信号を送るためのASIO support、DSD形式のファイルを再生するための2つのプラグイン、DSD ProcessorとSACD Decorderです。

プラグインは世代、バージョンで結構変化が大きく、インストール情報が古いと、最新版のプラグインに適合できない場合があります。これが毎回再インストールするたびにハマってしまう所以です。

DSD Native再生には更にDSD Trasncorderが必要

これにたどりつくまで時間がかかってしまいました。以前はインストールしていなかったと思います。実は、これを入れる前までも、DSDファイルは再生できていましたが、DSDから勝手にPCMの44.1kHz信号に変換されて再生されていて、これはfoobarのステータス表示、iFiのドライバでの再生中信号の表示でも確認済み。

DSD Trasncorderが必要、というのはこのページの情報で知りました。というか、今まではDoP(DSD over PCM)再生していたのか?

これを入れて各種設定(後述)することで、やっとDSD256(11.2MHz)までの再生が可能となりました。忘却録として、ここに設定方法を記載しておきます。

USB-DACは、タイトルにあるように、一世代前のiFi micro iDSDとなります。上記のプラグイン全てをインストール後の設定です。
なお、一部日本語設定を入れているため、素の英語表記のものとは異なります。
また、環境、プラグインのバージョン、USB-DACの種類やファームウェアのバージョンでも変わってくると思うので、あくまで忘却r区としての参考情報です。

DSD Native再生のための設定方法

出力デバイスを「DSD:ASIO:DSD Transcorder (DoP/Native)」に設定
Output→ASIO設定からASIO driversの「DSD Transcorder (DoP/Native)」をダブルクリック
ASIO Deviceを「iFi…」に、DoP**とDSD**を「DSD」に設定(右クリックで選択)
Tools→SACDのOutput Modeを「DSD」に設定

以上でDSD Native再生が可能となります。

iFiのドライバ上で、DSD64が再生できていることを確認(2822400Hz表示)

DSD64では、iFiのドライバではCurrent Sample Rateで「2822400Hz」と表示され、foobar上でもDSDのママ再生できていることが確認できました。
手持ちのファイルでは、DSD256(11.2MHz)まで持っていますが、それも再生できることを確認しています。

ただし、このままではPCM 192kHz以上の信号が再生できない

おかしなことに、この設定のまま、PCMの192kHzサンプリングのファイルを再生しようとすると、foobar上にいかのエラーが表示され、再生できませんでした。

192000Hzのサンプルレートはこのデバイスではサポートされていないと表示

もちろんmicro iDSDは対応していますし(そもそも768kHzまでサポート)、これが表示された場合は、Output Device(出力デバイス)を「ASIO:iFi (by AMR) HD USB Audio」に設定すれば、問題なく再生できます。ただし、これにすると、今度はDSDファイルが再生できなくなる(foobarの表示はカウンターが動き再生できているように見えるが音が出ない)という問題が出ます。

本来なら、一度設定すれば切り替えなくてもPCMもDSDも問題なく再生できたはずですし、OS再インストール前はそれで再生できていた(ただしかなり古いバージョンのプラグインを使っていた)ので、最新のプラグインで、この煩わしい切り替えをせずに再生できる方法ガアあれば、ぜひご教授頂きたいと思います。

こういう煩わしい設定が必要なのを考えると、UbuntuでAudaciousでALSA設定にすれば問題なくDSD再生できるので、Ubuntuのほうが遥かに楽だなと思います。
※現在、Ubuntu Studio 20.4とAudaciousの組合せで、DSDネイティブ再生できていない(PCMに変換されている模様)ことを確認したため、上記の記述は一時撤回させていただきます。

先日買ったラズパイで、オーディオ再生させるのも良いかなと思う今日このごろです。

marantz SACDプレーヤー SA-15S1のトレイのベルト交換をしてみた

marantz SA-15S1

もう買ってから15年も経つのか…。marantzのSACDプレーヤー、SA-15S1、当時は十数万円程度した機種です。

CDプレーヤーは、SONYやTEACを使ってきましたが、この時代、SACDプレーヤーがそこそこのお値段で手に入るようになってきたので、TEACのVRDS-7との入れ替えしました。VRDSもかなり気に入っていた機種ですが、どうしてもSACDを聴いてみたくて…。

あれから15年、最近はハイレゾ音源はSACDよりも、ダウンロード購入するのがメインですが、CDだってまだ音楽の主役ですしね。

ただ流石に15年経つと、アンプやスピーカーと違って、可動部がある機械は、それなりに劣化も出てきます。

ここ1年ほど、トレイが出てこない、何度か開閉ボタンを押すと出てくる、ちょっと振動を与えると出てくる、といった具合にトレイの開閉がいまいち。多分ベルトが滑っているのだろうと思って、去年Amazonで補修用ゴムベルトは購入済みでした。

が、面倒でずっと修理をサボっていましたが、COVID-19で外出自粛なGW、ついに重い腰を上げて修理に取り掛かることにしました。

※注意:これより先の記事は、機器の分解を行います。参考にする場合は自己責任のでお願いいたします。破損や怪我、事故の責任は、分解者自身にあります。

まずはトップカバーを開けました。リアのネジ3本(銅メッキされているのはさすが)を外すだけで、トップカバーは外せます。

回路的には…まああまりカタログ映えはしないですね。シャシーは銅メッキされて言いませんが、ネジやCDドライブのベースなど、細かい所のみ銅メッキ品です。この辺りは、当時の上級機だったSA-11系よりは劣ります。
電源トランスも、デジアナ分離ではなく、EIコアタイプが1個のみですが、それでも安物プレーヤーよりはまだ立派かな。BANDOと書いてあり、バンドーエレクトロニクス社製のトランスです。HPを見る限り、オーディオ用に特化したトランスの会社のようですね。

AC端子は、3ピンタイプですが、アース線は結線されていないのがわかります。もっとも、ほとんどの家庭のコンセントは、3ピンではないので、実用上は問題ないのでしょうけど。

オーディオ機器、やはりバブルの頃までの贅沢な回路構成を見てしまうと、オーディオ氷河期の21世紀初頭の製品は…ちょっとさみしいものがありますね。

CD/SACDドライブのケースの蓋を開けたところ

CD/SACDドライブも、カタログでは自社製品と謳っていましたが、例えば往年のTEACのVRDSメカと比べたら、それはそれはしょぼいの一言です…。ドライブ後ろのラベルにDVDと表記があるように、このドライブはDVDプレーヤーと併用していたと思われ、おそらくこの当時のmarantzのDVD/SACDプレーヤーである、DV-9500やDV-9600辺りと同じものを使っているのでしょうね。SACDフォーマットも、結局はDVDの流用でしょう。
型式は「TD-5HP-D9」とあり、頭の”TD”の型式から、marantzが東英工業に委託製造したものと思われます。ドライブの写真を見ると、CD/SACD用TDT-2000S/Tと思われ、これをベースとしたmarantzのカスタム品でしょう。

ゴムベルトがヘロヘロ…

トレイを出した状態で電源OFFしています、そうでないど、この後トレイを引き出すのが難しいので。この状態で、トレイ開閉用のメカが見えますが、そこに使われているゴムベルトが伸びてヘロヘロになっているのがわかります。明らかに張りがない。
こんなところにゴムベルト使わないでほしいですが、ドライブメーカーは、ゴムベルトを使うことで、静かで滑らかな開閉が…と書いていました。うーむ、耐久性的にはマイナスですけどね。

本当は、この状態でベルト交換できればラッキーでしたが、残念ながら、ギヤがその上にあるために、ベルトはこのままでは外せない構造になっています。バラすしかないか…。あまり気が進まないですが、CD/SACDドライブを外す事にします。

CDトレイ先端とFFCを外す

まずは、トレイ先端の飾りと、ドライブ横のFFC(フレキシブルフラットケーブル)を外します。FFCはロックはなく、引っ張れば外れます。あまり触りたくないですけどね。ちなみに仕事ではもっと薄いFFCを扱っていて、爪もついていて折損必至…。あの作業はあまりやりたくないです。

トレイの先端飾りとFFC2つを抜いたら、後はドライブの足元4箇所の銅メッキネジを外すと、ドライブが抜けます。

CD/SACDドライブを外したところ

ドライブ自体は鉄板のしょぼいものですが、ベースシャシーは銅メッキされ、さらにトレイ後端も銅メッキパーツが付いています。
軽くホコリを除去します。案外汚れていませんね。グリスも劣化はなさそう。

トレイを引き抜いたところ

一番上基板と、基板が載っていた鉄板を外して、トレイを引き抜きました。

ギヤの軸の抜けどめを外す

後はギヤを外すだけです。ギヤの軸に抜けどめの薄いプレートが入っているので、先の細いピンセットで慎重に外します。

ギヤを外してやっとベルト交換

白いギヤ2つを外すと、やっとプーリーに到達。後は、古くなって伸びたベルトを、新しいベルトと交換します。ここで、Amazonで買ったベルトの登場です。ベルトは色々長さの違うものが複数あるので、長さの合ったものを選んで付け替えます。後は逆手順で復元して終了です。


通電させて、問題なくトレイの開閉が出くることを確認しました。簡単な整備ですが、電源を入れて動かすのは、いつもドキドキものです。

不思議なことに、音質も心做しか良くなったような…。いや気のせいでしょう。他は何も調整していませんし。ネジを締め直したのが良かったかな?

ともかく、これで普通に使えます。コンデンサとかクロック交換の解像もやってみたいですが、あんまりはんだ付け得意でなくて(笑)
まあそのうち。

mora春のDSD祭りで「カルミナ・ブラーナ」を買ってみた

GW休みに入りましたが、恐らくGW開けも、もうしばらくテレワークが続きそうです。

さてテレワーク中は、子供らを見ていなければならないので、リビングで仕事していますが、子供らがテレビを見ていないときは、ラジオを聞いていたりします。
ラジオも、元々NACK5かTOKYO FMをよく聞いたりしますが、仕事中だと、ナレーションがうざいなぁと感じる時もあり、最近はナレーションが比較的少なめなNHK FMを聞いたりもします。特に2時からのクラシックは、基本曲名のナレーションしか入らないので、いいんですよね。

さて先日、そのNHK FMを聞いていて、この曲タイトルなんだったっけ?ってのが流れてたんですよ。大昔なら、曲名のナレーションを聞きそびれたら、そこで終了でしたが、今はネットでちゃちゃっと検索すればよく、NHK FMのHP(NHKラジオはらじる☆らじるっていうんですね)を見て、タイトルが分かりましたとさ。

それが、今日のブログのタイトルの「カルミナ・ブラーナ」、ドイツのカール・オルフの作曲で、発表されたのは、第二次大戦が始まる少し前だそうです。

曲を聞いて既視感(既聴感?)があったのは、ENIGMAの「Screen Behind The Mirror」に使われていたからですね。


元々、高校生ぐらいから割とクラシックは聞いていたのですが、今回久々に買ってみようかなと、moraのHPを見たら…

春のDSD祭りですって。「カルミナ・ブラーナ」を検索してみると、ありました。

https://mora.jp/package/43200003/OBXX00032B00Z/ (価格は2020年5月17日まで)

山田和樹X仙台フィルハーモニー管弦楽団のカルミナ・ブラーナ。春のDSD祭りで500円! お安い!。ちなみに、同じ音源でDSDではなくFLAC版(24bit/96kHz)だと1,527円ですから、約1/3で買えてしまうのです。更にこの音源、収録の仕方が面白いのです。

[録音]

2016年10月13日(木)

仙台市 東京エレクトロンホール宮城

マスターレコーダー:SONY PCM-D100

録音フォーマット:DSD2.8MHz

ワンポイントステレオ収録

https://mora.jp/package/43200003/OBXX00032B00Z/

ええっ、DSD録音できるとはいえ、民生用のポータブルレコーダーのSONY PCM-D100で収録したの!?

10万円もしないレコーダー、昔ならDATデンスケあたりに相当する製品ですが、あの当時のデンスケよりお安い、しかもマイクは内蔵(外部マイクも接続可能)、ワンポイント収録とあり、マイクも内蔵マイクを使ったのかな?

そんなわけで、高校生の頃は放送局員な私、生録とか懐かしいよなぁと感慨に浸りつつ、たった500円なので購入してみました。

如何にも生録しましたと言う雰囲気がいい

クラシック音源も、それこそ観客を入れないスタジオ収録もあるわけですが、これは正真正銘のライブですから、やはり明瞭度という点では、少しオフマイク気味(マイクが音源から離れていると言う意味)です。

ワンポイント収録とあるように、恐らくPCM-D100の内蔵マイクのみでしょう。
ワンポイント収録とは、基本的にステレオ収録用に1箇所からマイク2本(ステレオマイクなら1本)での収録を言います。
一般に市販されている音楽は、楽器の近くにマイクを立てて、それをマルチチャンネルで収録して、最終的にミキシングしてステレオ音源としていますが、ワンポイント収録の場合は、どうしても音源との距離や音圧が均一にはならないため、ホールで音楽を生で聞いているのとは違って、音像がぼやけてしまいやすいと言う欠点があります。その反面、ライブの臨場感は感じられますし、ミキシングをしないのでシンプルかつ不自然さがない(作られた音感がない)のです。

で、今回購入したカルミナ・ブラーナですが、流石にPCM-D100の内蔵マイクだからなのか、ややローエンドの伸びが悪い印象。低音域のでも、かなり低い低音(80Hz以下)の伸びが悪いかな、と言う感じですが、空気感はDSDならではです。

個人的に、DSD音源は、ハイレゾPCM音源のようにわかりやすい高解像度感とかダイナミックレンジの広さはあまり感じない反面、空間再現性の良さ、良質なアナログテープレコーダーのような感覚があるのですが、この音源もまさにそんな感じでした。

DSD2.8MHzは、SACDと同じフォーマットとなり、今となっては少し物足りないですが、場の雰囲気はよく感じられました。反面、やはりマイクが音源から離れていることにより、細かい音が拾い切れていない感じはしますね。

500円なら、お買い得ですから、お試し購入してみるかとはあると思いますよ。


それにしても、PCMレコーダーがお手頃価格になり、21席になってやっと生録が手軽に、身近になった感じがします。今は動画収録のために、一眼カメラと組み合わせてPCMレコーダーを使うのも一般的になっています。

私が高校生の頃の90年代、生録はカセットテープやDAT、MDを使用していましたが、何せメディアの収録時間がDATでも120分、MDだと74分(後に80分メディア発売)、カセットだとA・B面があるので、テープの薄い120分テープでも片面半分の60分、ちょっとした録音ならよくても、それこそ合唱コンクールやらクラシックコンサートの収録は、時間との戦いでした。

ちょうど、高校の体育館で、どこぞの管弦楽団が学校の創立記念でコンサートをすることになり、その音源収録を頼まれた際は、DATとMDの2台で、マイクは2本のワンポイント収録を、ネットもなかった時代、音楽雑誌に載っていたプロの録音風景を見様見真似でやったものです。なかなか予定時間に始まらなくて、DATテープがオーバーしてしまったとか(MDのバックアップがあって助かったな)、今となっては良い思い出です。これがPCMレコーダーなら、まず持って大容量メモリさえあれば、収録時間に困ることがないですから。
良い時代になったものです。