【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2025BY

もう毎年恒例になりつつある作(ZAKU)の新酒。正月に飲もうと思って買ったのですが、たまらず開けてしまいました。しかもクリスマスイブイブ(23日)に。
一升瓶で買いましたが、このままだと正月前に無くなりそうです(笑

去年とラベルが違います。毎年ラベルを変えているそうです
「今年度のラベルは、しぼりたての新酒が放つ清々しい閃きがテーマのデザインとなっています。」だそうです。

一般にこの手のラベルは何年か使い回すのですが、毎年変えているとは流石です。

裏のラベルの文言は去年と同じです。スペックも精米歩合50%の純米大吟醸であり、アルコール分15%も去年と同様。ここはきっちり守っているようです。
これ以外の情報は一切なく、基本的に非公開です。

作は一定の味わいと品質を保つために一切の生酒を出さない、火入れ酒のみを販売している酒蔵ですが、火入れ酒なのにフレッシュな味わいを出せる酒造です。
この強みが海外でも評価されています。輸出ともとなると特に温度管理が難しい生酒は難しいですしね。

では今シーズンはどんな味わいか。楽しみにしつつ開栓しましょう。

お店では常温で売られている商品です。よく店主が「常温で保管できるお酒も何故か冷蔵庫に入れるとよく売れる」なんて言っていましたが、それだけ生酒信仰があるんでしょうね。
ともかくこのお酒は玄関に近い寒い廊下で保管し、その状態でいただきました。なので冷酒ではないけど一般的な常温より低い状態。
開栓するとポンとガスが。火入とは言えフレッシュさが残っています。あまりガッツリは火入れしていない? これが作の売りですけどね。
上立ち香はパイナップルのような弾ける酸味と甘味を感じます。口に含むと…ごく僅かに残るガス感とともに、マスカットやパイナップルを思わせる酸味、酸味、そして複雑な苦みがあとに続きます。決して濃厚で甘すぎることはなく、かと言ってアタックが強いこともなく、後に旨味が広がっていきます。芳醇な香りですが、味わいは派手ではなくあくまで全体のバランスの良さを感じつつ、フレッシュさも残していますね。ワインじゃないけど、今年のの出来はかなり期待できるぞ~と予感させます。
そして後味のキレも抜群によく、これぞ一升瓶で買うべきお酒ですね。開栓から1週間、もうなくなりそうです(笑


これは一升瓶で買って楽しむお酒です。冷蔵保管しなくて良いので楽ですし。買える今どうぞ!