これから入間基地に行ってきます。
C-1輸送機も半世紀以上を経て、いよいよ今月が現役機ラストです。
同時期に導入されたF-4EJファントムII戦闘機よりもさらに長く運用されてきましたが、もうその勇姿を見る機会も残り少なくなりました。
今日は天気が心配なのと、予定の関係で最後まではいられないけど、楽しんできたいと思います。
天気! どうか崩れないで!
Nissinの元祖マシンガンストロボであるMG8000、現行品のMG80Proの先代にあたるモデルのアウトレット品を購入しました。
アウトレット品と言ってもほぼ新品と差し支えない場合もありますが、これに関しては保証なしの実質中古ですね。外装も傷があり、使った形跡のあるものです。恐らくデモ用なんかで使われていたものでしょうね。
杉並区高円寺にあるNissinの本社の即売会にて買ってきました。
通常より割引率の高い新品と、保証なしのアウトレット品の2種類で、本当は電波式ワイヤレスコマンダーNASを内蔵したMG80 Proが欲しいのですが、これのNikon用は今回販売がなかったのは残念。どうやらNikon用は在庫がなくなり、販売終了のようです。MG80 Proも2017年発売なので、そろそろ次のモデルが出るのかな?
MG8000は2012年から2015年まで販売されていたかなり古いモデルです。実は当時新品で検討していた時期がありましたが、買おうと思った頃にはもう販売終了でした。販売期間が短かったのは、生産用部材が入手困難になってしまったからだそうですね。
ただ、それから10年後にまだアウトレットとして残っているとは…あまり売れなかったのかな?
同時期の製品であるDi866 MarkIIを持っていて、背面にカラー液晶を備えており、操作系など使い勝手はほぼDi866 MarkIIとMG8000は一緒です。
Nikon純正と同様の赤外線ワイヤレス増灯にも対応しています。なので赤外線ワイヤレスに対応したNikon純正スピードライトやボディ(内蔵スピードライトのD810など)とも混在して使用可能です。
個人的に一番使い慣れた操作系ストロボでもあるので、安心なんですよね。加えて、純正並とはいかないまでも、i-TTL準拠で比較的TTL調光も安定しているのもNissinのよいところです。
2つ並べてみました。
MG8000のほうが発光部が大きいのがわかります。ヒートシンクも着いています。代わりにキャッチライトパネルやワイドパネルが内蔵されていないですね。
まだ20代30代の頃だったら、友人の結婚式撮影でガンガン発光していたので重宝したでしょうけど(純正のSB-900は当時すぐオーバーヒートして大変だった…)、今は皆結婚し、自分の子供も大きくなって室内撮影の機会は減りました。
それでもストロボは今でもよく使いますし、たくさん持っていたほうがそれぞれの発光管の寿命も伸ばせるので良いかなと。
カメラ側はNikon純正のSB-800として認識しているようです。これはDi866 MarkIIも同様ですね。
実際使った限りは、使い勝手はDi866 MarkIIとほぼ一緒ですね。
せっかくなので、MG8000、Di866 MarkII、純正のNikon SB-900をバウンス撮影して発色比較しました。ばらつきも考慮して各4枚ずつ撮影。
ボディはNikon D850、i-TTL-BL調光で、ISO感度オート、オートホワイトバランス、絞りはf8固定で連続4枚撮影です。
面白いことに、室内で条件は同じなのに、撮る毎にISO感度が変わります。ただ、露出自体はどのストロボもばらつきはないですが。
色味に関しては3機種とも、4枚撮ると微妙な変化はあります。オートホワイトバランスのケルビン値が撮影毎に微妙に変化しているからですね。このあたりは室内照明のフリッカーの影響もあるのかな?
MG8000は全体としてわずかに青っぽいがしないでもないですが、全体としてはどれも優秀かなと思います。
某有名チャイナストロボは、機種ごとにかなり色温度が違うので混在して使うと苦労する、なんて話も聞きますが、少なくともNissinは色温度に関しては優秀かなと。あとは新しい世代のストロボを導入した際に色味がどう違うかは見たいですね。
MG8000は実質中古なので、ある程度発光管の劣化が進んでいるとは思いますが、もうヘビーユースの機会はなさそうなので、これはこれで普段使いしたいと思います。
ちなみに、古いのでメーカーとしては動作確認していないものの、Nikon Z 8など現行のミラーレス一眼でも、Nissin Di866 MarkIIやMG8000は問題なく動作しました。
あともう1つ買いまして。
ワイヤレスレシーバーのAir R、Nikon用が超絶お安いので買いました。現行品なんですけどね、デモ機だったのかな?
元々1つは持っていたので、これで2灯ワイヤレス発光出来ますね。
Nikon用現行で購入できるのはMG60ですね。こちらはNissin独自の電波式ワイヤレスNASのレシーバー内蔵です。コマンダーも内蔵するMG80 Pro、後継機出るのかな?
先日松屋銀座の世界の中古カメラ市で、もう何年もずっと探していたものをついに発見!
本当に何年も探していたので、まさかあるとは思わなかったです。
中古なので状態は相応に傷がありますが、そんなことは気にしない! ありそうでないのがBRONICAの純正フードで、なにせレンズは手に入ってもフードは当時別売、今はレンズを買うと安価なレンズ以外は当たり前のように付属するフードも、この時代は基本的に別売りでした。
特に広角系のフードはかさばるのと、今どきのレンズのようにバヨネット式ではなく、フィルタねじ込み式または被せ式が多く、あまりフードを重視していなかったのかな?
写真のBRONICA用NIKKOR- 50mm F2.8用のフードは被せ式で、横にあるネジを締めることでレンズに固定します。もちろんネジが直接レンズ筐体に当たるのではないので、簡単に傷はつかないようにはなっています。
このフードもNikonが製造していたのかはわかりませんが、表面は縮緬塗装になっていて、Nikonの80~90年代の上級レンズを思わせる仕上げです。これはレンズ自体は縮緬塗装ではないため、フードとレンズの質感はちょっと違う感じにはなるけど、それはそれで。
NIKKOR-O 50mm F2.8はフィルタ径が77mmですが、同じ50mmでもNIKKOR-H 50mm F3.5の場合は82mmとフィルタ系が大きいため、純正レンズフードは両者で互換性はありませんので、もし購入される際は気をつけてくださいね。
BRONICAのアクセサリ類はあまり見かけないため、見つけたら即入手ですね。
では装着前後を比較してみましょう。
いや~、さすが広角用の角形だけあって、取り付けるととたんに大きさが強調されますね。ない方がスッキリ感はありますが、取り付けるとシネカメラのようなプロっぽさが出てきますね。
ただ客観的に見ると、やはりレンズの先端にこのような大きなフードが付くと威圧感があるのと、何よりかなりの大きさでかさばるのが難点です。
かなり大きいフードなので、遮光効果としては高そうですが、使っている人が少ない、よって中古流通量も少ないのも何となく納得は出来ます。
純正にこだわらない人なら、汎用のねじ込み式フードが良いでしょうね。
この週末は、C-1輸送機002号機が小牧基地に飛んだり、横田基地ではF-35がハイレートかましたり、CP+もまだ見たいところがたくさんあったのですが、確定申告をやっていまして、ちょこっとお買い物に出かけた以外は自宅で入力作業でした。
晴れて確定申告も終えたので、行きつけの小料理屋に家族で行ってきました。
お刺身や煮魚もいただきましたが、天ぷらが絶品。これを食べてしまうと、もう天ぷらはここで食べるに限るな~と思うくらいに。
家じゃまずこんなうまく作れないので。
お通しから豪華ですね。
息子が楽しみにしているんですよこのお店、小学2年生で(笑)渋いでしょ。
彼はお気に入りの穴子の天ぷらはおかわりして、シメにハマグリの天ぷらまでおかわりして、満足だったようです。
娘は小学生なりに、かぼちゃとさつまいもの天ぷらが好きだったようです。
たまには贅沢ということで!
3月が始まりましたが、2月末に見かけたこのニュース。
2025年1月23日に、SONYより4種類のメディアの生産終了が発表されました。
>弊社は2025年2月をもちまして、ブルーレイディスクメディア、録音用ミニディスク、記録用MDデータ、ミニDVカセット 全モデルの生産を終了させていただくことになりました。なお、後継機種はございません。
このニュースに関しては、まだ売っていたのか、ディスクメディアの終焉だ、といった反応が見られました。
ただこの中でブルーレイディスクメディアは、競合他社が生産しており、SONY自体まだ2機種のブルーレイレコーダーが販売されているため、あくまでSONYとしてメディアの販売を終了するということです。汎用メディアですからね。
個人的に、これらのメディアすべて使った経験がありますが、中でも普及率が低かったMDデータ(MD DATA)が2025年時点まで販売されていたことに驚きました。
MDデータは、録音用MDの拡張規格として登場しました。録音用MDの技術を踏襲しつつ、データ記録用に防塵性能を高めたカートリッジを採用した140MBのデータディスクでした。この記事が詳しいです。
この記事内にあるMDデータを使用するYAMAHAのマルチトラックレコーダー(MTR)のMD4は、私が高校の放送局員(ほかの学校でいう放送部に委員活動も含めていたため放送局だった)の時に予算をもらって導入しました。
当時はまだTASCAMのカセットテープの4トラックMTRを使っていたため、この機材導入でMD DATAを使った音質の劣化を最小限にできるようになり、ラジオ番組作りや文化祭など各種イベント用の楽曲編集に重宝したものです。
なお、このMTRでは音楽MDを使った場合はマルチトラック(4トラック)レコーディングは出来ないですが、2トラックレコーディングは出来ました。
今でもMD4の説明書がダウンロードできるのはさすがYAMAHAです。
https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/6/323166/MD4J.pdf
残念ながらMD DATAはこういった用途以外にあまり普及せず、PCの記録メディアとしても先行するMO、そしてのちに一般化したCD-Rに勝てず、Hi-MDのデータ用であるMD DATA2も登場しましたが、普及することなく消えてしまいました。
今ではPCで当たり前に高度な音楽編集ができるようになりましたが、90年代前半はまだ録音メディアはテープ主体、テープはランダムアクセスができないですし、アナログカセットはダビングするたびに目に見えて音質が劣化しました。
PCを用いたレコーディングは既に一部のプロは行っていましたが、一般大衆にはまだなじみの薄いものでした。
というのも、90年代はまだPCのHDDは容量が小さく高価でした。CD-ROMが650MB(のちに700MB)の容量だったのに対して、Windows95が出た当時のPCのHDDは420MBや850MBで、多くて1.2GB程度、まだCDに匹敵する音源の扱いがデータ容量的にもサウンドボード的にも難しかった時代です。HDDの空き容量は音楽CD1枚分もない時代で、HDDに録音なんてのはまだ一般的ではなかったのです。
なので録音と言えばアナログのカセットテープが一般的、DAT(ディジタルオーディオテープ)はプロやオーディオマニアが使っていましたが、高価ゆえに一般に普及はしていませんでした。
それがMDの登場により、テープメディアと違って不要部分のカットや曲順の変更、消去が容易に行えるようになりました。一般に(というよりも日本で)普及した最初のデジタル録音メディアとなりました。
MDの編集能力は高く、単純にCDをダビングするだけではなく、生の音声を録音して不要部分をカットしたりといった編集を行う放送の番組作りにはとても重宝しました。
実際、プロの世界でも業務用MDデッキを使ってFM番組を作成しているところもあったくらいです。
MDはATRACというデジタル音声圧縮技術を使用することで、CDよりも小さなディスクに最大74分(のちに80分)録音可能なメディアで、磁界変調ダイレクトオーバーライト方式により、録音時はレーザーにより高温化させてメディアの磁力を消去したところに磁気ヘッドでN/S極の磁気をかけることにより記録、再生時はレーザーをディスクに当てて、N/S極磁界の向きが変わることによる光の反射の向きの微妙な変化を0と1のデジタル信号に置き換えていました。
CD-Rより保存性もよく、日本ではカセットテープに代わるものとして、MDは90年代は結構普及しました。
しかし、のちにCD-Rが低価格化し、PCの普及でCD-Rが気軽に使えるようになると、CDからのダビング用途としてのMDが少しずつ浸食され始め、持ち歩き再生用途としてもiPodが発売されると、徐々にMDは売れなくなっていきます。MD生みの親であるSONYが先にMDレコーダーの生産を完了(2013年)、最後まで作っていたのはTEAC/TASCAMで、それも2022年で販売終了となりました。
こんな記事も見かけました。おおむね同意する内容ですね。
ただ、MDが消えた考察の1つはちょっと違うんじゃないかな、と思う部分もあります。
1つ目は、カセットのような「アナログの良さ」がないこと。
アナログの良さがないから、というのは後付けの理由でしかないと思いますね。MDはカセットテープよりメディアもデッキも製造ハードルがはるかに高く、生産されなくなれば自然消滅してしまいます。そしてMDは、日本と欧州の一部では普及したが、それ以外の海外ではカセットやCD-Rのほうが主流で、これは記事にある通りで同意します。
そもそもMDを扱うハード自体の販売数が圧倒的にカセットテープより少ないんですよ。故障率もカセットデッキよりMDデッキのほうが高かったので、中古の残存も少ない。
MDは光磁気記録を採用しているため、レーザーでディスクを磁気を失うキュリー温度まで上昇させてから磁気ヘッドで記録していたため、構造上ピックアップの負荷が高いのと、メディア小さいゆえに精密でした。
また、MDはポータブルレコーダーが据え置きデッキより普及していたため、どうしても耐久的に難しい部分もあったと思います。
当時はラジカセやミニコンポにCDの光出力があり、そこからポータブルMDレコーダーに録音する、という使い方が浸透していました。のちにラジカセやミニコンポにも組み込まれるようになりましたが、上の写真のSHARPのポータブルMDレコーダーは、OEMでKENWOODやDENONなどからも販売されていて、私の周りはこの機種のユーザーが多かった印象。
カーオーディオもMD対応機が出ていましたね。
カセットテープは2000年代前半には既に斜陽メディアとなり、大手メーカーが次々に生産撤退していました。
しかしながら、元々カセットテープはオープンライセンスであることから、残ったメーカーや第三国のメーカーで細々と生産が続き、すでに高音質のメタルテープはロストテクノロジーとなり販売されていませんが、歴史の長いノーマルポジションのテープは今でも売られています。
日本のブランドだとmaxellが現在も販売しています。
かつてあったドルビーノイズリダクションや高度なメカ制御など何もないシンプルなデッキが細々と生産されている、だからこそ今でも録音再生環境が残っていて、それが比較的安価に手に入るのが、消えずに残る要因でしょう。
唯一の据え置き型Wデッキ、TEAC W-1200(S)は、往年のTEACのカセットデッキからするとスペックはもう見る姿もありませんが、現在も新品で買えるカセットデッキです。
ワウ・フラッター0.25%って、ドルビーBノイズリダクションすらないなんて…昔のミニコンポのデッキでももう少し良かったです。本当にロストテクノロジーなんですね。
メタルテープに代表される高品質な録音メディアとしてはとっくに終焉を迎えていますが、細々な需要が支えているのが現状でしょう。そして最盛期から技術力は低下したけど、オープンメディアとしてデッキやテープが製造されている、そこに若者が逆に新鮮さを、昔使っていたおじさんおばさんが懐かしさを覚える、それが現状のカセットテープです。最近ミュージックテープも復活してきていますね。
長い歴史で継続生産されてきたことと、世界中で使われたことが、生き延びている要因です。同じことはレコードにも言えますね。デジタルメディアとしてはサブスクが浸透したことで、CDが次第に消えて行っています。
CDも光学ピックアップなどが製造されなくなれば、時代にハードが収束し、読み取りできない環境が今後増えてくるでしょう。
もはやPCにも光学ドライブが標準搭載されなくなった現在、CDを再生する環境がない人も増えてきています。MDよりははるかにハードが普及していたので、近い将来消えることはあり得ませんが、やがてそんな時が来るかもしれません。
MDは90年代結構普及した割に、あっさり使われなくなった理由は、一般人にとってはCDのダビング用途としての使われ方がメインで、その後CD-Rが普及し、何倍速かで読み込みと書き込みができるようになると、基本的にCDの再生し、それをリアルタイムで録音するMDは時間がかかってしまうので、CD-Rの便利さに敵わなくなってしまいました。加えてCD-Rなら多くのCDプレーヤーで再生可能です。
さらにPCのHDD容量が次第に増えてきて、取り込んだ多くの楽曲データを格納できる程度になり、iPodの登場でメモリーメディアで再生できるようになると、ポータブル再生機はメディアそのものをとっかえひっかえするより内蔵メモリに取り込んだほうが便利だし持ち運びも楽になりました。この時点でMDは一般用途としての役目は終えてしまいました。2000年代半ばのことですね。
iPodに代表されるDAP(ディジタルオーディオプレーヤー)はメモリ容量も増え、それがスマホにとって代わり、ついにはネット配信も始まり、サブスクで音楽を聴くことが一般化した時代に、もはやMDの生きる余地もなくなりました。
こうして録音専用メディアは終焉を迎えたわけです。
MDはランダムアクセスに優れ編集が便利…といっても、FMラジオからエアチェックして音楽を録音していた時代だったらありがたい機能(音楽だけ残したいときにDJの音声を消したりとかできる)は、CDレンタルが出来るようになった全盛時代にはもうほとんどの人がやらなくなっていましたし。
カセットテープが流行っているのは、過去の大量の資産が残っているから、大手はほぼ撤退したがテープやデッキが細々と生産され続けていた、そして最初からスマホで育ってきた若者にとって新鮮なガジェットとして認知されたからでしょうね。
そんな私もMDが大好きで、SONYの初代ポータブルレコーダーのMD WALKMAN MZ-1から、再生専用のMD WALKMANにデッキ2台と買いましたが、現在では全て売却し、友人からの貰い物のMD WALKMANが1台静かに眠っているだけになりました(多分もう動かないでしょう)。
ただ、MDメディアのほとんどが、CDからのダビングで、ごく一部にFMラジオから録音したものがある程度なので、案外困らないんですよね。今やサブスクで聞けるものも多いですし。こういうのも、MDがあっさり消えた要因なんでしょうね。
過去にこんな記事も書きましたので、合わせてご覧いただければと思います。
金曜日、CP+2025の2日目。実はこの日、マイナンバーカードの更新があり、午後引き取りに区役所に行かなければならなく、せっかく午後仕事の休みを取ったので、マイナカード更新後にCP+ に行くことに。
マイナカード更新が予定よりも早めに終わったのは良いけど、遠いんですよね、会場のパシフィコ横浜。結局15時半頃に着いたので、18時閉場までの約2時間半程度しか時間がないため、見たいところのみを重点的に周ることにしました。よって写真少なめです。
基本アクセサリや説明を聞きたいところを中心です。
真っ先に行ったブースがTEAC・TASCAM。動画系の音質向上を考えていまして。
XLRマイクアダプターCA-XLR2dですが、3種類(Canon, Fujifilm, その他アナログ入力用)ありまして、Nikonは外部音声のアクセサリポートによるデジタル入力非対応のため、最終的にはカメラ本体のステレオミニマイク入力端子に入れなければならず、音質的に向上するのか(特にS/N比)興味がありました。
が、肝心の展示機のNikon Z 9のバッテリ切れ、おまけにマイクアダプター自体も電池切れと、2日目なのに準備の悪さが目立ちました。しかも説明員さんはあまりカメラに詳しくないのが残念。音質そのものは、隣りにあったOM-1IIの内蔵マイクとの比較で、確かにかなり音質が良いのはわかりました。が、やはりどうせなら外部レコーダー入れたほうが確実かなという気も。なので、導入するとしたら、隣りにあったタイムコードジェネレーター搭載のレコーダー、FR-AV2かなぁと。こちらなら32bit Floatで録音できるので、録音レベルを気にしなくても良いですから。
言わずとしれた、海外のマウントアダプターやレンズなどアクセサリ類の輸入代理店からは、MonsterAdapter LA-FZ1をまず試しました。
Nikon純正よりも前に、なんとAFモータ非内蔵レンズをZマウント機でAF動作可能なアダプタで、マウントアダプターにAFモータを内蔵しています。
純正は恐らく様々な事情でこういったものが難しいのでしょうね。
試したところ、まだまだ試作品、色々と問題が。
まずはカメラの電源を入れるとずっとなり続けるカチカチと言う異音。後から知ったのですが、レンズの絞り連動レバーを連打している音だそうです。
カメラ側で設定した絞りにするためには、CPUレンズの場合、絞りは最小絞りに設定しているので、それは設定通りになっていますが、実際のところこれがうまく機能していないようですね。
実際の動作は動画で撮ってみました。
ずーっとカチカチ鳴り続けているのは絞り連動レバーの音らしいのですが、AFもまだ近場では合わないとか、ウォブリング動作を繰り返すとか、絞りをボディ側で操作しようとしても反応がないとか(ずっとf1.8のまま)不安定で、ベータ版にすら達していない感じです。
元々が一眼レフの位相差センサに合わせた特性なので、位相差の検出範囲が構造上どうしても狭くなる像面位相差センサとコントラスト方式のミラーレスでは、レンズデータを持たせておかないとかなり動作不安定なんでしょうね。
Nikon純正のFTZ/FTZ IIはモータ内蔵レンズ(AF-S/AF-P/AF-I)のみの対応で、その本数約90本ですが、恐らく各レンズのデータを持たせていて、距離エンコーダを内蔵している、比較的新しいor古いものは上級レンズが多い(つまり各種収差が少ない)からこそ、Zマウントレンズと遜色なく動作させられているとは思います。
MonsterAdapterがどこまでそういったことを出来るのか、まあこういうのは遊び要素も多いですから、完璧を求めちゃいけませんね。ロマンです、ロマンを買うのです。
そしてもう1つ注目なのは、TTArtisan 203Tで、何とこのカメラ、蛇腹のクラシックなスタイルの完全機械式カメラで、何とチェキでおなじみのインスタントフィルムinstaxで撮影可能なカメラで、フィルム排出も電動ではなく回転式レバーで行うようです。
質感はさほど高くはなく、ジャバラ部分は皮ではなく布製っぽいですが、チープすぎず高級すぎず、こうしたカメラが現役だった頃の質感に近いのが好感持てます。
昨今フィルムが高くなりすぎ、現像受付できる店が極端に減り、気軽にフィルム撮影できる環境ではなくなりつつある今、instaxを使うカメラというのはなかなか目の付け所が良いですね。instaxならすぐに無くなることはないでしょう。むしろ今人気で、Fujifilmの写真部門でもかなり売上が良いそうですから。
こちらは秋に発売予定、値段は不明ですが、わりと欲しいカメラですね。
ちょうどHASEO氏の公演も行われていました。
動画用の一脚、色々試してみました。
このフルードカーボンビデオ一脚MVMXPROC5、一見華奢に見えて、剛性感はアルミのもう少し太いタイプと変わらず、なかなか使いやすそう。
去年運動会用にこれの1世代前のアルミ版を使いましたが、なかなか良かったけどもう少し軽いといいなと思っていたので、これは候補にしたい1つです。
アウトレット品なら買えそうだけど、この値段出すならもうちょっと頑張ってGitzoかなとも思ったり
結局ここが時間的にも最後に。動画編集(特にDavinci Resolve)関係で色々聞こうと思って訪ねたら、肝心のDavinci Resolveを動かしているマシン(某PCショップの高級動画編集マシン)のグラボの調子が悪いとかで、全然サクサク動かない。これだったらうちの環境のほうが数段階的だわ~となりつつ、同時に展示されていたASUSのモニタも結構良かったな。
で、なんとREDのシネカメラV-RAPTOR [X] Z Mountを触らせてもらえるとな!
おねーさんが解説してくれて持たせてもらいました。全くどう使うかわからない、文字通りプロ用カメラですが、モニターに出てくる絵がもう映画っぽくてスゲー(笑
ブース柄、映画関係者と思われる外国人のお客もちらほら見かけました。
なにせNikonのRED買収は、業界を賑わせましたからね。
一体実際にどれくらいNikon Z 9で動画撮影が行われているかわかりませんが、少なくともNikonは気合が入っているようです。そろそろII型の足音も聞こえてきそうな感じですが、Z 9自体はまだまだフラッグシップ機として君臨、動画もN-RAW 8.1K 60pで撮影可能で、Panasonic S1RIIという強力な動画ライバル機も出現しましたが、それはさておき新しい動画向け電動ズーム搭載のレンズNIKKOR Z 28-135mm f/4 PZを初めて試せました。
なかなかズムーズに動くズームですが、もう少し感度が低いと良いかなぁ。またAFはかなり素早く、スチルでの動体撮影も余裕そうと感じましたが、逆にカメラ側でAFを一番遅い設定にしてもまだ動画用としては速く感じました。もう少しゆっくりフォーカスできるとよいですね。
レンズの操作性自体はかなりよく、MFもとてもやりやすい。映画のような撮影なら、MFのほうが何かと都合は良いかもしれませんね。
あとこのレンズ、アウトフォーカスした背景の玉ボケがきれいで、それに感動しました。これでスチル撮る人は少ないでしょうけど(スチルなら絶対Z 24-120mm買った方が良いです)、かなりボケ味にも留意していると感じました。
ここで時間切れ。18時です。せめて19時までやってくれたらなぁ…。
話題のSIGMA BFや300-600mmを見たかったけど、残念終了です。
今回は一部Z 24-200mm、それ以外は軽量なZ 40mm f/2でお気軽撮影でした。結構良いんですよZ 40mm。
ということで、次に向かいました。
ほんまアホやな…横浜から銀座へ。ちょっとした戦利品もゲットしましたが、その話題はそのうち。大したものではないですよ。