NIKKOR Z 35mm フィールドデビュー 群馬県草木湖にて

GWの天気、平日はパッとしませんが、せっかくなので遠出して写真撮影をと思いまして、今回は足尾銅山に十数年ぶりに行ってみようと思いました。

ナビが示した道は、宇都宮経由ではなく群馬経由、時間はかかるけど、このルートで一度足尾方面に行きたいと思っていたので、ナビ通りに行ってみることにしまして、その途中、群馬県堺に近い、草木湖に立ち寄りました。

今回、先日導入して初めてNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sをフィールドに持ち出しての撮影です。35mmは自分にとっての標準レンズですから、初心に帰った気分です。

息を飲む描写です。上の3枚はちょい絞った遠景、草木ダムからの風景、雨がやんだあとの、まだ湿気の多いダム湖、風はほとんどなく波立っていない湖面、低い雲、この雰囲気を余す所なく描写できています。ことさらシャープネスを強調せず収差を抑えています。
今まで使ってきた35mmでも圧倒的です。

下の2枚は、ツツジの花びらが印象的だったので、いずれも絞り開放で撮りました。
いや立体感がいい! 後ボケでなく前ボケも良い。ボケとピント面のグラデーションもなかなかです。ボケ味の良さだけでなくつながりが良いのは、NIKKOR Zに共通した良さです。
Nikon Zマウントとともにデビューした最も古いZレンズの1つですが、数年経過した現在でも高いレベルのレンズであることがわかりました。

久しぶりに標準レンズの楽しさを味わえました。AFは特段速いというわけではないですが、遅くもなく標準レベル。ですが描写は過去のFマウントを確実に超えています。さすが、新しいレンズは違いますね。特にミラーレス化による恩恵は大きいですね。

さて、今回の撮影ではこちらも持ち出しています。

Nikon F Photomic FTN + Nikkor-S Auto 35mm F2.8

先日フォトミックファインダー(露出計)の電池を交換した、Nikon F Photomic FTNに、35mmを1本のみで。
NIKKOR ZとNikkor Autoの描写の違い、もちろんデジタルとフィルムの描写の違いを楽しみたいと思いまして。
Rollei RETRO 400Sはこれから現像に出してきます。その写真はまたいつか。


Zユーザーなら1本あって良いレンズ。Z 40mm f/2からのステップアップにもどうぞ。

今回天気が悪いと思ってISO400のモノクロを持ち出しましたが、後半天候回復してやや感度高めでした。
曇天時にどうぞ。

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