記事を書こうと思って、少し時間がたってしまったので、忘れぬうちに。
前から、茨城県の百里基地撮影に行く際に通る酒造、気にはなっていたのですが、いつも時間がなく行けていませんでした。
今月上旬の百里撮影の後、早めに撮影を切り上げて寄ってきました。
直売所とはいえ、入ると事務所でした(笑)。メニュー表があって、そこから選んだものを奥から持ってきてくれる、という買い方になります。
私、勘違いしていましたが、ここが石岡市のため、去年倒産した石岡酒造と勘違いしていました。大変申し訳ございません! こちらは廣瀬酒造、絶賛営業中です。
「白菊」
このお酒は辛口だそうです。ラベルが素敵です。今どき風のオシャレでもないけど、正統派の日本酒、藍染のような色合いが素敵です。
アルコール度数はやや高めの17度以上。ラベルにあるように加水していない原酒です。茨城県産の山田錦を精米歩合60%で。日本酒度は+3で、超辛口というわけではなさそう。
酵母は小川酵母、協会10号酵母としても知られています。小川酵母は茨城県の明利酒類の小川氏が開発した酵母であることから、その名が使われています。
火入れ酒ですが、なんとなく冷やして飲んでみたいと思い、今回は冷酒で。
上立ち香はメロンの思わせる爽やかな吟醸香。口に含むと、おや、マスカット系の酸味と瑞々しい甘みを感じさせる、冷やしてちゃんと甘いのだから、辛口という概念は吹っ飛びました。いいわ。そして辛口と思わせるドッシリ感はあとから来るけど、決してドッシリ過ぎない、というか最初ののみくちの甘みがあって、ドッシリさをあまり感じさせないのです。
よく言う淡麗辛口ではなく、爽やかほんのり辛口、とでも言うべきか? 温度が上がると、甘みも掘より広がる感じ。
食事の味を邪魔せず、かと言って淡麗すぎないので、酒単体でも楽しめます。
廣瀬商店「白菊」、なんで今までスルーしてたんだろ? なかなかのお酒です。これ、戦闘機が飛ばないなと思ったら、早めに撮影切り上げて今度また買いに行こうと思いました。次は一升瓶で、じっくり味わいたいな。