久しぶりのマイクロフォーサーズレンズ購入です。
マイクロフォーサーズ(M4/3)の特徴ってなんだろうと言うと、そのセンササイズの程よい小ささによる、レンズを小型に設計できる事で、1つは望遠レンズで特にメリットがあります。そしてもう1つは、マクロ領域が得意ということでしょう。
最近ラインナップが大幅に減ってしまったコンパクトデジカメでは、当たり前のように備えているマクロ撮影モードは、元々センサが小型であることにより、接写できるレンズを作りやすい、というのがあります。
M4/3も、交換レンズ式カメラの主流であるAPS-Cやフルサイズセンサよりも小型センサであることから、こうした特性を生かして、より高倍率のマクロレンズを作りやすいのです。
OM SYSTEMが最近発売したM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROも、35mm判換算4倍のマクロレンズで、無限遠撮影できない特殊なものを除き一般的に等倍(1倍)までしかないフルサイズセンサ用と違って、高倍率マクロとなっています。
またセンササイズが適度に小さいので、被写界深度を稼ぎやすいのもメリットで、フルサイズだとかなり絞りを絞るか、深度合成を使うしかないような場面でも、M4/3なら得意です。マクロ撮影主体の昆虫写真家は、M4/3を愛用する人が多いですね。
というウンチクはさておき、今回導入したLUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.も、フルサイズ換算では2倍相当(M4/3としては等倍ですが)のマクロレンズです。デザインはライバルのOLYMPUS(OM SYSTEM)のM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroのほうが好きで、1.25倍(フルサイズ換算2.5倍)ともう少し撮影倍率は高いですが、LUMIXのほうは手ぶれ補正搭載レンズで、PanasonicのLUMIXの対応ボディであれば、ボディとレンズの協働補正Dual I.S.にも対応します。
今使っているボディはLUMIX GX7MK3なので、結局Panasonicに落ち着きました。このレンズと引き換えに、SIGMAの30mm F2.8 DNは売却したいと思います。
GX7MK3に取り付けてみました。
最近自転車の整備をやるようになったので、その記録用として、標準レンズではもう一歩寄れないので、マクロは欲しいと思っていました。記録用にわざわざフルサイズ機を持ち出すのも何ですしね。
鏡胴デザインは、OMのほうが好きかな? LUMIX Gはただの筒ですね。
また、ワーキングディスタンスがあまり取れないためか、レンズフードはオプションでも設定がありません。これは適当なサードのフードがほしいですね。
レンズ側にAF/MFの切り替えスイッチがないのも、マイナス点ですね。GX7MK3はボディ側に物理レバーによるAF/MF切り替えができますが、それがない機種だとMFがちょっとやりづらい。
またMFもバイワイヤ方式で、少々リニアさに欠けるのが欠点でしょうか。バイワイヤでも、最近のレンズは機械式とほぼ遜色ないMFができるレンズが多いですが、このレンズは少々設計が古いからかな?
写真はそのうちアップします。今週末撮影できるかな?