岩手県の磐乃井酒造のお酒、外で飲んだことがあると思うけど、自分で購入するのは初めてです。
何となく、黄色ラベルの日本酒ってフレッシュでジューシーなイメージがあります。他の銘柄の黄ラベルのイメージから来るのでしょうか?
この「百磐」は限定流通品で、同じ黄ラベルでも「おりがらみ生原酒」「無濾過生原酒」「火入れ酒」をラインアップしています。
今回はその中から、というかそれしか置いていなかったのですが「無濾過生原酒」です。
酒米は岩手県産「ぎんおとめ」を精米歩合55%で、酵母はこれも岩手県で開発された「ゆうこの想い」で、これは「タクシードライバー」でも使われているようですね。
火入れ加水していない生原酒となっています。
上立ち香は華やかな吟醸香。冷やした状態で口に含むと、濃厚で芳醇なマンゴーのような甘みと酸味、そして旨味もぐっと凝縮されています。後味にどっしり感と苦味もそこそこありますね。そして切れ味は割とよく、芳醇な割に後味はさっぱりとまで行かないけど、長く残るタイプではな中庸なバランスですね。
そして2,3日経過すると、味に落ち着きが出てきました。芳醇さが相変わらずですが、開栓初日より少しまろやかさが出てきましたね。このあたりが一番バランスが良さそうです。一升瓶で買って正解でした。これが四合瓶だと、このバランスに到達するときに飲みきってしまいそうで。
この「百磐」はラベルの色違いで数種類あって、さらにその中でもおりがらみや無濾過や火入れと分かれているので、色々買って試してみたいですね。