1791年(寛政3年)創業の京都の老舗酒造、松本酒造の「澤屋まつもと」。その試験醸造酒となります。
「日本酒の可能性を模索するシリーズ。毎年何種類か一本ずつ試験的に仕込むロットの限定出荷です。」
https://sawayamatsumoto.com/detail
というお酒、酒米に五百万石を使用した2020年醸造版です。
「守破離」シリーズはお店で何度か飲んだことがありますが、自分で購入するのは初めてです。
ラベルには、「発酵した際の自然な炭酸ガスが少量含まれています」とあるように、微発泡のようです。
開栓時に少しシュッと音がしましたが、吹き出し系ではありません。吟醸香は爽やかに香ります。
冷えた状態で口に含むと、ほのかな米の甘味と酸味、ぷちぷちとしたガス感、そしてその後にどっしりとした落ち着いた辛さが来ます。芳醇さよりも淡麗さ、キレの良さが持ち味ですね。
少し温度が上がると、米の甘みも豊かになりますが、決して甘口ではないですね。
個人的には、常温よりちょっとだけ冷えた状態辺りが、バランスが良いと感じました。
開栓後3日置いたら、少し辛さが後退して、甘みと酸味とのバランスが良くなりました。このくらいのバランスが絶妙ですね。
行きつけの小料理屋さん、COVID-19によりお持ち帰りを充実させてくれているので、お刺身と酒の肴セット、このお店の売りの天ぷらの盛り合わせを、母の日に注文しました。
日本酒と合わせるのが最適ですね。酒の肴うまいんだな~