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旧車Miyata Ridge RunnerのライトをLEDに交換してみた

チェーン交換して、ちょっとした街乗りとかに旧車Ridge Runnerを復活させようと、チマチマレストアしていこうと思っています。
今回はライト。これは夜間走行に必要ですが、何せ30年前の旧車ですから付いているライトも電球式です。車も自転車も、この10年LEDライトが当たり前になり、電球式との照度の差は歴然です。
ということで、今回は古い電球式のライトをLEDに交換します。

Panasonic LED発電ランプ NSKL134

PanasonicのLED発電ランプNSKL134です。思ったより安く、1300円台で購入できました。

この値段で買えるなら、もっと早く買っておけばよかったな~。何せ今までの電球は古いのもあって、あまりに暗くて、夜間走行を躊躇するほどでした。
では早速交換しましょう。

今はなきSANYOのブロックダイナモライト

元々着いていたのは…なんとSANYO(三洋電機)だ!
リンク先のWikipediaにも書かれているように、三洋電機は戦後に松下電器より自転車用のライトの製造権と工場を譲り受け、製造したのが始まりだそうです。つまり、SANYOブランドとしては創業時から作っていたんですね。知らなかった! なお、三洋電機が2011年を持ってブランドとしては終了するまでLEDタイプの自転車用ライトを販売していたようです。
SANYOの歴史を感じさせるライトですが、非常に暗く、特に低速走行ではライトとして致命的なほど暗いので、撤去します。

Panasonic LED発電ランプ NSKL134に交換

私はライトと呼称しますが、Panasonicとしては「ランプ」だそうです。SANYOが松下電器産業(現Panasonic)より譲り受けた自転車用ランプは、またその親元に戻ってきたわけです。歴史を感じますね。
スペックとしては、ダイナモの電圧は6Vですが、SANYOの2.4Wから1.5Wと低下しています。ただ、一般にLEDは同じ明るさであれば電球の1/10程度の消費電力であることから、1.5Wでも電球と比較して相当明るいということになります。
交換自体は、スパナとソケットレンチで簡単に出来ますが、けっこう締結位置の調整が難しいですね。タイヤに対して垂直に設置無ければタイヤを痛めてしまいます。締め付けると微妙に角度が変わりますし。
そして、ホイールも結構傷んでいますね…

実際の比較はしていませんが、装着後は明らかに明るいです。以前は手押し程度の速度だとぼんやりしか点灯しませんでしたが、LEDでは実用的な明るさになりました。
さて次はブレーキ周りの調整と交換かな~

久しぶりにSIGMA 30mm F2.8 DN | Artで撮ってみた

SIGMAのアウトレットで格安購入したレンズ。

2013年に販売開始されたレンズで、APS-CのEマウント用とマイクロフォーサーズ用がラインナップされていました。
去年買ったけど、フルサイズ換算60mmだと、画角的にスナップにはちょっとだけ長いので、使用頻度は少なめ。
というより、SUMMILUX 15mm F1.7が良いので、これさえあればいいかな、と言う感じです。
とは言えたまには使ってみましょうということで。

うーん、悪くないんだけど、ボケ味が好みではないんだよね。カリッとした描写をさせるには悪くないのですけど。
あえて単焦点レンズとしては明るさを求めずコンパクトにしたレンズだけど、マイクロフォーサーズだとこの大きさで明るいレンズ、ありますからね。
元々Eマウント用に設計しているから、マイクロフォーサーズには大きめなんですよね。
外装がツルッツルで質感がカメラと合わないし、その辺りも、あまりこのレンズの人気が出なかった理由かな?

ニコンミュージアムの常設展示から

先週行ってきたニコンミュージアム、常設展示も、微妙に変わってきている?
まず、コロナ禍とあって、操作展示、つまり触れる展示物は全て撤去されていました。

手前の台にあった触れる操作展示機は撤去

ここにはNikon FやらF2 Titanやら、それはきれいにメンテナンスされたボディが誰でも触れる状態で展示してありました。F2 Titanには、いたく感動したものです。
コロナが落ち着いて、早く操作展示が復活してくれることを願います。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのカットモデルが

以前なかった展示としては、あのNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのカットモデルが展示されていました。

大口径f/0.95を実現するために、ガラスがぎっちり詰まっています。そして鏡胴を見る限り、確かにAFモータを組み込む余地がなさそうなのもわかります。仮にここにAF機構を取り込むとなると、ただでさえ太いレンズが、より太く大きくなってしまうでしょう。そして、この光学系では、AFを組み込んでも実用速度は期待できない(逆にMFと割り切ったための光学系であるとも言えますが)感じでしょうか。

こんな感じで常設展示も、少しずつ変化があります。やはり定期的に訪れてみるのが良さそうですね。コロナ禍でなかなか難しいですけどね。

ニコンミュージアムの企画展、「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」

ニコンミュージアムの企画展、「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」を見に行ってきました。

●入場は体温測定と連絡先を記載

自動ドアはスタッフが内側から開けてくれます

いつものように入場しようとすると、自動ドアが開かない! 中から係りの方が来てドアを開けてくれました。
簡単に出入りできないようになっています。厳しい入場制限を行っていて、入るとタッチペンを持たされ、体温測定と連絡先(電話番号かメールアドレス)をタブレットに入力するようお願いされました。
館内のタッチパネルはタッチペンで操作、以前あった触れる展示機は全て撤去されていました。

それでは展示を見ていきましょう。

●F2の展示

入口から入ると、企画展の看板とともに、まずはF2の展示です。

2021年8月31日~2022年2月26日のニコンミュージアム企画展「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」

Nikon F2は、1971年に販売開始された、一眼レフのフラッグシップモデルの第2世代になります。フラッグシップ機では最後のフルメカニカルカメラで、今でもメカニカルカメラの最高峰の1台とされています。
まず、当時のF2のカタログの拡大されたものが壁に貼られていました。

その横にはF2を愛用した冒険家「植村直己」のために寒冷地撮影のためにカスタマイズされた、通称「ウエムラスペシャル」が展示されていました。何台か作られたうちの1台です。このカメラが、後の報道用F2Titan(チタン)のベースになったとされています。


植村直己本人は、マッキンリー単独登頂を成功させたのちに消息を絶っており、今に至るも発見されていません。F2ウエムラスペシャルもまた、今でも彼とともに眠っています。

今回の展示では、F2の各種モデルのほか、その当時のオプション、アクセサリ類も展示されており、今回はそちらがメインです。
Yamaroは、F2のCdS露出計搭載モデル、F2 Photomicを持っています。露出計内蔵モデルでは、個人的にこの初期のPhotomicが一番デザインは優れていると思います。

とにかく豊富なアクセサリがあったNikon F2。もちろん他のFシリーズに使えるものもありますが、フラッグシップ機のF2用は、一般には使わないような特殊なもの、実験的なものまで多数揃えられています。

F2の販売された1970年代は、それまで1回発光するごとにバルブを交換するフラッシュバルブ(プリントゴッコのバルブみたいなもの、と言えば分かるのは30代後半からかな?)から、何度でも発光できるエレクトロフラッシュに移行したのもこの時代で、フラッシュ(Nikonではスピードライトと呼称)が充実しだしたのもこの時代ですね。

アクセサリのうち、ベローズのPB-4は所有していますが、自動絞りを機械的に絞りリングを動かすことで実現したEEユニットは、実物を始めてみました。
どういう仕組みかというと、絞りリングにあるNikonのMFレンズ特有の露出計連動爪である通称”カニ爪”の両端を挟んでモータで動かす仕組みです。その後のAI方式にも対応したEEユニットでは、AIガイドを同様に挟んで絞りリングを動かしています。実際に動く動画もモニタで展示されていました。初めて見ましたが、こんなギミックなんですね。

長尺フィルムバックも250枚用と750枚用があり、スポーツ写真で重宝されたことでしょう。デジタルになった今なら、素人でもメモリカード交換せずに数千枚撮影なんて簡単にできてしまう時代ですが、この時代はフィルム10本も撮れば、たくさん撮ったなという感覚でした。フィルムチェンジの時間を考えると、報道のスポーツ撮影は、こうした長尺フィルムが使われていたのです。時代ですねぇ。

どのアクセサリにも言えることは、どれも質感や工作精度が高く、所有欲をそそるということ。今のNikonのカメラにも、こういう憧れるアクセサリが欲しいですね。今、なんでもソフトウェアでできる時代になり、逆に実態を伴ったギミックのあるモノが見直されてきています。今後再びニッチになっていきそうなカメラ市場で以下に売っていくかのヒントが、ここにある気がします。

●シネ・ニッコールの展示

シネ・ニッコール(Cine NIKKOR)は、かつて映画カメラや、8mm,16mmシネカメラ用に作られていたレンズです。かつては、Nikonも8mmムービー(ビデオではなく8mmフィルム)を販売していましたが、主流ではなかったようです。
シネ・ニッコールについては、そんなわけで私もあまり詳しくはなく、実は1本コレクションで持っていたりしますが、センサの比較的小さいM4/3カメラでの運用もちょっと厳しそうな感じです。

ムービー用のレンズとあって、写真用のレンズよりもズームレンズの普及が早く、10倍以上のズームレンズも開発されていました。小さなフォーマットだからこそですね。
レンズも小さい(単焦点なら)ので、コレクションしたくなる気持ちもわかります。

シネニッコールをNikon Z7に装着し撮影された動画も公開されていました(撮影は禁止)。
イメージサークルがフルサイズよりも小さく周辺が黒くなるため、動画では編集でトリミングしていました(ズームアップして黒いイメージサークルからトリミングへと移行する過程も動画で見ることが出来ます)。
やや収差は多めですが、フルHDであれば、案外よく解像しており、当時の8mmフィルムには十分な解像力を持っていたことが伺えます。


ということで、ちょうど仕事の谷間になって、急遽行ってきたニコンミュージアム、コロナ禍の平日とあって、客は自分ひとり(最後に2人入ってきましたが)でしたが、おかげで十分堪能できました。

開催は来年2月末までと長めとなっていますので、是非機会があれば行ってみてください。年末にはワクチン接種が進んで、コロナも落ち着くと願っています。

晴れたので公園でスナップ

梅雨でずーっと雨がちな天気で、熱海や九州では被害も出ていますが、昨日10日は久しぶりに晴れたので、子どもたちと公園に遊びに行ってきました。

ついでに、SIGMA 30mm F2.8 DNでスナップしてきました。

SIGMA 30mm F2.8 DN | Art + Panasonic LUMIX GX7MK3

つやつやなシルバーのレンズ、案外似合っている気がしますが、皆さんいかがでしょう?

実は、このレンズ、買って以来梅雨入りしていまして、晴れた日の屋外撮影はこれが初めてだったりします。

近場の背景ボケは、少し輪郭の線が出る感じですが、もう少し離れた人物などを被写体にすれば、ボケ味もまずまずですね。
子どもたちの写真を撮ったら、開放でも背景はボケすぎず、使いやすいレンズだと思いました。

開放F2.8と、単焦点レンズとしては特に明るくもないレンズですが、開放から十分に解像力があるので、普段の撮影はほぼ開放で問題なさそう、絞ってもせいぜいf4~5.6までに留めて良いと思います。

この画角と距離感が良い感じ

これも絞り開放で、手前の娘にピントを合わせていますが、ボケすぎず奥行き感もあって個人的に好き。

マイクロフォーサーズは、多くを求めず、この30mmと、SUMMILUX 15mmがあればよいかなー、と思っています。まあ、AFが使える魚眼は欲しいのですけどね。

SIGMA Art 30mm F2.8 DNで軽くスナップ

あまり撮影時間が取れていないので、ちょこっとだけですが、先日SIGMAのアウトレットショップで購入したSIGMA Art 30mm F2.8 DNでスナップしてきました。
ボディはPanasonic LUMIX GX7MK3です。

旧写研埼玉工場跡のヤオコー建造中の様子。外壁工事中ですかね。
遠景の絞り変動テストをしてみました。
開放から周辺までしっかりと解像しています。f4まで絞れば文句ないですね。それ以上多く絞る必要はなさそうです。
さすが最近のSIGMAのレンズ、解像力は十分に高いです。
フルサイズ換算60mmの画角も、よく使うMicro NIKKORと同じなので、違和感ありません。この辺は好みですけどね。

元々このレンズ、APS-CのSONY Eマウント用もあるため、よりセンサが小さいマイクロフォーサーズでは、イメージサークルの中心しか使わないため、画質的にも有利です。
少しコントラストも高いですね。RAWで撮って、コントラストを少し落とすのが良いかもしれません。

近距離撮影でも解像力は十分、そしてやはりコントラストはやや高めのレンズですね。もう少しコントラストは落としたいところです。
開放でf2.8と、単焦点レンズとしてはそんなに明るくはないですが、30mmだとそれなりにボケますね。そしてボケ味も違和感なくスムーズです。もう少し色々撮ってみて、更に評価したいですね。SIGMAのArtシリーズなので、悪くはないはずです。

触った感じでは、MFのときにフォーカスリングがつるつるの鏡面なので、感触としては違和感ありますが、リング自体はしっとりと回るので、スカスカ感はなく扱いやすいですね。
AF/MF切り替えはレンズでできないですが、幸いGX7MK3になって、ボディに切り替えレバーが新設されたので、MF切り替えはズムーズなのが良いです。

全体として、なかなか良いレンズです。スナップレンズに丁度いいですね。

SIGMA直送!アウトレット品届きました

SIGMAといえば、今はサードのレンズメーカーでも生粋の高品質なレンズを提供するメーカーで、Foveonセンサのカメラや、Lマウントのカメラなど、個性的なカメラも提供しています。
生産拠点を海外に移すメーカーも多い中、一貫して国産に拘っているのもポイントです。

そんなSIGMAのオンラインショップで、アウトレット販売がありるということで見てみたら、びっくりするほど安いので、2点ほど買ってみました?

SIGMAのオンラインショップは初めて使いましたが、なんと製品は福島の会津工場直送! まさに産地直送です(笑
普通は国内製造であっても、どこぞの物流倉庫に保管していたりするものなのですが、工場内に倉庫もあるですかね?
箱は特にSIGMAと印刷もされていない無地のもの。この辺りはコストをかけていないのでしょうね。

で、今回買ったのはこちら!

フラッシュEF-610 DG SUPERと30mm F2.8 DN (Micro Four Thirs)

なんと、合計で1万5千円強。フラッシュEF-610 DG SUPERは¥6,600円! 30mmも¥8,800、びっくりですね。
SIGMAのフラッシュは初めての購入、昔から売っているのは知っていますが、SIGMAのフラッシュっていまいち評判を聞かないというか、売れてるの?という印象しかないです。ですが、この値段、はっきり言って捨て値でしょう。どんな安いGNの低いフラッシュでも、1万円はしますから。

30mm F2.8 DNは、マイクロフォーサーズ用です。ちょうどGX7MK3ように、今メインのSUMMILUX 15mmより、もう少し長い単焦点が欲しいなと思っていたところでした。

フラッシュ、案外質感は悪くなさそう。30mm F2.8 DNも、シルバーですが、鏡胴はツヤの多い材質です。滑って落としそうになるというレビュー記事が多かったのも、何となく頷けます。

フラッシュは多灯発光させるのに、いくらあっても困らないし、30mmも、今Nikonの一眼レフで一番良く使っている60mmと同じ画角なので、使いやすそうです。

ぼちぼち使ってレビューしていこうと思います。