「Nikon Z 8」タグアーカイブ

馬堀海岸や走水水源地公園周辺を走ったりスナップしたり

ヴェルニー公園での伊フリゲート「「アントニオ・マルチェリア」の撮影や、防衛大学校入校式の式典飛行の合間に時間があったのと、せっかくクロスバイクも持ってきたのもあって、馬堀海岸周辺を走りながらスナップしてきました。

馬堀海岸沿いは横須賀市街から少し離れたところにあり、よく映画なんかでも使われたりする、ヤシの木が並んだ印象的な街道です。

この辺りはロードバイクに乗ったガチな人たちもたくさん走っていました。実際クロスバイクで走ってみても、道路も広くて交通量も多くはないので走りやすいし、景色は良いし、初めて2X9のトップギアで走れました。なるほど、こういう場所なら平坦な道でもトップギヤで駆け抜けられるんですね。
走りながら要所要所で立ち止まってスナップできるのも良いですね。車だと良いなと思った風景でも簡単に停まって撮影できないですからね。

そして馬堀海岸沿いを東に走っていくと上り坂となり、走水水源地公園の桜がちょうど見頃でした(注:4月5日の話です)。

まさかこのワイが桜とクロスバイクなんてシーンを撮るなんてねw
でもゆったりチャリンコで流しながら撮影するのは楽しいです。これからの時期は快適に走れますしねぇ。

KhodaaBloomのRAIL DISC EX LIMITEDを購入し、軽くカスタマイズして5ヶ月、ようやく走り方とかも慣れてきました。クロスバイクゆえ、スピードを上げるのは限界を感じますが(乗り手のエンジン出力が劣化してきていますw)、程よく流して走るのには快適そのものです。
ロードバイクのほうが絶対的に速いのでしょうけど、荷物を乗せたりもするので、スピードより快適性重視で、このクロスバイクの選択は良かったと思います。

馬堀海岸に戻りました。この場所も撮影地として面白いですね。海鳥目的と思わてるおじさんたちのカメラマンもちらほら見かけました。自転車で走るのもよし、スナップするもよし。ここは20代の頃は友人とよく通っていましたが、また遊びに行きたいですね。

横須賀朝活 伊「アントニオ・マルチェリア」や日米艦艇を撮ってきた

防衛大学校の入校式典飛行を見るのだから、せっかくなので朝活で今横須賀に寄港しているイタリア海軍のカルロ・ベルガミーニ級フリゲート「アントニオ・マルチェリア」(ITS Antonio Marceglia F597)を撮ろうと思い、まずは安針台公園から撮影しました。

ここからだと「アントニオ・マルチェリア」は後方からの撮影になりますが、艦艇の特徴をよく表していますね。
マストトップの球状のものがMM/SPY-790(EMPAR)レーダーで、3,4面フェーズドアレイアンテナの艦艇が増えてきている中、回転式のレーダーになっています。
とは言え、高速で回転するフェーズドアレイレーダーなので、それなりにリアルタイムに補足できるのでしょうね。合理性を重視しているのでしょうね。
昔より減ったとは言え、イタリアの艦艇は基本的に艦砲を他国より多く載せていて、ヘリ格納庫の上に76mm砲を搭載しています。

自衛隊の最新の護衛艦「もがみ」も停泊していましたが、ステルス性という面ではカルロ・ベルガミーニ級フリゲートよりも「もがみ」型護衛艦に軍配が上がりそうな感じです。日本もやればここまでできるじゃん、といったところでしょうか。

日米伊の艦艇を拝めました

続いてヴェルニー公園へ移動。
正面方向から「アントニオ・マルチェリア」を撮影。イタリアの艦艇は以前見学した哨戒艦フランチェスコ・モロシーニもそうですが、かっこいいんですよ。個人的にイタリアの歴代艦艇が好きです。

今回は2週間ほど停泊していましたが、その間一般公開はなかったようです。いつか見学できる機会があると嬉しいですね。

日米艦艇も。潜水艦はおやしお型が停泊中。

米海軍は宿泊船が以前居たのと変わっていますね。イージス駆逐艦ラファエル・ペラルタ (DDG-115)の砲身がアメリカの国旗カラーなのが実にアメリカンですね。
今は第7艦隊の横須賀基地で重整備も多く行われているようですね。そしてタイコンデロガ級巡洋艦の姿はもはやないのが少し寂しいですね。

せっかくなので桜も絡めて。

午前8時、各国の艦艇が軍艦旗を掲揚して、各国の国歌が流れて賑やかに。

朝活もなかなか楽しいですね。本当はもう少し夜明けも撮りたかったけど、睡眠削りすぎると体が持たない…歳には勝てなくなってきました。

明日(25年4月8日)横須賀を離れるようです。出港も見たかったなぁ。

令和7年度防衛大学校入校式の式典飛行を見てきた

土曜日、横須賀方面で色々写真を撮ってきましたが、時系列的にまずはこちらから先にご紹介。

防衛大学校の入校式の式典飛行、経過飛行なので、特段見るものがあるわけじゃないですが、どんなものかなと思いまして。
実際の飛行はお昼くらいかなと思っていましたが、実際そんな感じでしたね。

奥ではCH-47JAが2機編隊で飛んでいましたが、これは入校式典とは関係のない訓練ですね。
EC-225LP スーパーピューマMK.Ⅱ+が2機、11時前に降りてきて、これが防衛副大臣搭乗機でした。帰りに上がっていく機体、よく見るとJG-1021に4つの桜が掲げられていて、これが防衛副大臣搭乗機でした。
防衛大臣だったら桜5つですね。

続いて12時過ぎ、経過飛行実施。大体検討をつけた海岸沿いで撮影していましたが、ヘリは小さく、輸送機や哨戒機は大きい、F-2はあっという間、と言う感じでした。
単焦点600mmにx1.4テレコンで撮影していましたが、状況的にはズームの180-600mmで良かったかも。遠方は180-600mm撮影。

まあ特段これと言った写真でもないですね、これだけ準備して撮っていてなんですが。ただわざわざ見に行ったのは、近い将来いなくなるであろうAH-1Sコブラの飛ぶ姿を見たかったからです。
ギャラリーも少なかったですが、機材だけは三脚も持っていったので、通り人にジロジロ見られましたがw

毎回こういう場所で聞かれる「そのレンズ何倍ですか?」というのは今回なくて(何倍って概念は多分望遠鏡や双眼鏡から来てるんだと思いますが)、じっちゃん達(若い人は絶対に話しかけないですね)が一様に「何ミリですか」と聞く辺りに、横須賀は少し意識高いと感じましたw
とあるじっちゃんは、「え、600mm」という、多分そのデカさの割にい意外と短いな、と言うニュアンスの反応だったのが面白かったです。
実際はテレコンも入っていて850mmだったのですが、そこは説明が面倒なので、更に突っ込んで質問してきたじっちゃんだけにお話しました。

撮影はアレでしたが、色んな人と話せたので、それが良かったですね。あと、この撮影の移動では使わなかったけど、チャリンコ持っていって一走りできたのも楽しかったな。
その他の撮影の写真はぼちぼちアップします。

新宿路地裏スナップ

そういえばNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sで街角スナップ撮影、あまりやっていないなと思い、先週末新宿~四谷方面に用事があった際に少しだけ撮影してきました。

この日、新宿御苑は桜の開花もあって人でごった返していて、裏通りこそ人はそこまでではないにしろ、飲食店はちょっとお高めなお店も含めて長蛇の列でした。
この辺りには諏訪写真機さんもあるのですが、あいにくこの日はお休み。別のカメラ屋さんにいくつか行きました。

スナップするのは好きですが、あまりセンスはないなと(笑)。難しいですね、切り取り方。
とは言え35mm単焦点レンズは使い勝手が良いですね。
最近少し歳を取って視野が狭くなってきたのか、昔苦手だった50mmも最近好きですが、スナップにはちょっとだけ広角よりな35mmがピッタリです。

一気に桜が開花したので光が丘公園で花見をしてきた

今週末一気に桜が咲いた関東、次の週末はもう散りそうな感じなので、妻と2人で光が丘公園に行ってきました。流石に中は花見客でごった返していましたね。

久しぶりの魚眼レンズも。なかなか作画が難しいですね。

AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D

カメラがZ8なので、今回持っていったAI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8DAI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dはモータ非内蔵レンズはAFが使えません。
ただCPU内蔵レンズなのでフォーカスエイドが使えるのと、ミラーレスなのでフォーカスポイントを中心に拡大表示できるので、スナップなら問題ないな。
こういったレンズでAFが使えると便利なんだけどなぁ…。焦点工房のモータ搭載マウントアダプターがまともに使えるようになってくれれば。
しれっと純正出してくれないかな?

同じ桜でも光の当たり方や品種で色が変わりますね。ぶっちゃけ同じ品種でも、太陽が当たるか日陰か、順光か逆光下でも色味が変わってきますね。そこか面白いところでもあり難しいところでもあります。

ほんの2時間程度でしたが、妻と一緒に見られてよかったかな~。

アウトレットで激安だったのでNATIONAL GEOGRAPHIC IL 5050バックパックを買ってみた

カメラバッグ如何にかかわらず、今自分用のバックパックは望遠レンズ用の大型バッグ2つしか持っていなくて、それより小型のものはずっと肩掛けを使っていました。
が、肩掛けバッグは荷物が取り出しやすい反面、片方の肩への負担もそれなりにありるし、かがむとバランスが悪いですよね。

プライベート用にちょっとした荷物+カメラ用にバックパックは欲しいと思っていたのですが、それなりにしっかりしたものは良い値段なのと、間仕切りがないバックパックは荷物は入るけど奥に入れたものが取り出しにくいとか、使い勝手の面で敬遠していたんですよね。
ただ最近クロスバイクを買ったので、移動で荷物を運ぶ際に、肩掛けだとどうしても屈み姿勢になるためバランスが悪いので、あまり大きくないバックパック欲しいなと思っていました。

そう思っていたら、年度末なのか大幅値引きされたバックパックが出ていて、クーポンとポイントでさらに安くなるので、ポチってみました。

NATIONAL GEOGRAPHIC IL 5050

NATIONAL GEOGRAPHICと言えば、アメリカ発のドキュメンタリーチャンネルで、「メーデー!:航空機事故の真実と真相」などが面白いですが、なぜかそことカメラアクセサリメーカーのManfrottoがコラボしたカメラ用品を出しています。以前は三脚も安価な商品で出していましたが、今は殆どディスコンになっていて、カメラバッグがメインですね。

今回買ったバッグNATIONAL GEOGRAPHIC IL 5050も、定価は3万円を超えるものですが、8割引きになっていました。サワrに割引クーポンとポイント諸々使って4千円強。普通のリュックより安い。よほど在庫を捌けたかったのでしょうね…
バックパックSと言う商品だけあり、対応カメラは各社ミラーレスでも小型のものですが、一応フルサイズ機のSONYのα7シリーズ、α9シリーズも対応となっています。
それらより一回り大きいNikon Z8はちょっと厳しいかもしれないけど、間仕切りは動かせるので何とかなりそうと思いまして。
普段はコンパクトなLUMIX GX7 MarkIIIを入れて、水筒やら身の回りの物を入れて、といった感じかな。

上が汎用の荷物入れで、下にカメラ関係が入るというバッグになっています。

もうカメラが入っている!

パカッと空けたらもうカメラが入っているw 販売時のイメージのようです。でもこういうのが入っているので、意外とコストは掛かっていそうですね。

中のカメラ収納部はこんな感じ

収納部はSサイズだけあり確かに小さめです。ミラーレスでも比較的小型のマイクロフォーサーズ、APS-C向けで、フルサイズだとファインダの出っ張りがない機種や、SONYのαシリーズならぎりぎり入るようですが、一回り大きいNikon Z8だとどうでしょう?

何とかギリギリNikon Z8が入りました、ちょっと奥行き方向が厳しそうですが…。EVFの出っ張りがはみ出しています。

Nikon Z8を入れた状態でなんとか蓋も閉められた


この状態でもなんとか蓋を閉められました。ワタシのNikon Z8はLアングルアダプタを付けているので、少し背が高くなっているんですよね。これを外せばもう少し苦しげなく入りそうではありますが、交換レンズは小型のものがあと1本入るかぐらいな感じです。やはりこのバッグはSサイズだけあり、NikonやCanonのフルサイズ機には不向きですかね…。SONYのαの小ささには感服します。

もちろんもっとコンパクトなカメラなら難なく入りますし余裕すらあります。

マイクロフォーサーズのLUMIX GX7 MarkIIIなら難なく入るし、交換レンズ3,4本も余裕ですね

Panasonic LUMIX GX7 MarkIII(GX7MK3)なら余裕で入る上に、交換レンズ3,4本程度もちゃんと入ります。カメラバッグとして使うなら、やはりこのサイズのカメラに適したバッグです。Nikon Z8だと交換レンズは下のカメラ収納部ではなく、上の汎用収納部に入れれば何とかいけそうです。あるいは下にレンズを立てて収納し、カメラはバッグに入れないで首からぶら下げる使い方なら行けそうです。

面白いことに、カメラ収納部は取り出してそれ単体で肩掛けバッグにもなります。まあそれをしないためにバックパックを買ったので、そういう使い方はたぶんしないでしょうけど。

この状態だと多分Nikon Z8は蓋が閉められないでしょうね、M4/3やAPS-Cまでですね
https://www.manfrotto.com/jp-ja/national-geographic-iceland-2in1-camera-backpack-s-for-csc-ng-il-5050/

小型とはいえ14インチのノートPCも入るし、サイドに小型の三脚も取り付けられるし、ペットボトルもサイドポケットに入ります。

くるくる巻かれている上の収納部は割とモノは入りそう、何ならタブレットやノートPCも入ります

なかなか便利ですし、Sサイズながら結構入ります。これより大きいMサイズもあるようですが、個人的にはかさばるのでこれくらいがちょうどよいですね。
フルサイズ機と多くの交換レンズを運ぶなら、今使っているVanguardのALTA SKY 53がありますし。
これならちょっとした撮影もそれ以外も、気軽に持ち出せそうですね。これで古いバッグ類は処分できそうかな。


アウトレットでまだ安く出ています(2025年3月末現在)。お早めに!

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ホンダの青山ビルが建て替えということで見に行ってきた

事務用鉄筋コンクリートビルの法定耐用年数は50年とされています。
1985年8月に完成したホンダの青山ビルは、まだ築年数40年に到達していないのですが、この春でその役割を終えて建て替えるのだそうです。
ええっ、もったいないな~。今のビルは取り壊して、2030年頃に新しいビルに生まれ変わるのだとか。

Hondaの青山ビル

ということで見に行ってきました。個人的にも何度か来たことがある場所です。
実は地上17階建てと、それほど高いビルではないんですね。

初めて来たのは2003年、高校の同期のT氏と来ました。当時はアコードユーロR欲しいなぁとか言っていた時期で、結局2人ともその後買いました(笑

昔ASIMOが踊っていた大型スクリーンの前のステージは、今はなくなってしまったようですね。

Honda 0のシャシーとASIMOが映るスクリーン


ここではよくイベントなども開催されていたと思いますが、何でステージなくしちゃったんでしょうね?

で、今回もそのT氏と来てみました。彼と来るのは23年ぶりだ!

T氏、もう家族の意向でお金があっても絶対買えないシビックType R

お互い今は家庭を持ち、アコードユーロRも降りています。T氏はもうMTでマフラー左右出しの車には奥様の意向で乗せてもらえないそうです(笑) EV買うしかないですかね。お互い歳を取りました(笑) やっていることは変わりませんが。

自分の年齢より若いビルとはいえ、それだけの期間ですからいろいろな歴史が詰まっています。
まだ本田宗一郎が存命だった時に建てられたビルですが、いよいよそのビルの一般公開されているウェルカムプラザ青山も2025年3月いっぱいで一旦閉館です。

スーパーカブやMOTO GP、F1などのミーティングイベントもたくさん行われたこの場所もいよいよラストです。3月は別れの季節ですね。
ASIMOもいましたよ。動いて!

夢、ありますか?

DREAM、Hondaっぽいですねぇ

ニコンプラザ東京にて50mm f/1.2 Sやら各種望遠レンズを試す

この日は予定があったので、あまり多くの時間は取れなかったものの、せっかく来たのでできるだけいろいろなレンズを試してきました。

やっぱりF1.2シリーズはNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sかなぁと。バランスがいいんですよ。f1.2という開放f値と50mmの焦点距離が。
個人的に35mmが標準レンズなのですが、ボケ味とのバランスを考えると、50mmの画角が一番しっくりくる気がして。
あと純粋に手持ちのAI NIKKOR 50mm f/1.2Sと比較して遊びたいというのもありますしね。

そして望遠レンズコーナーへ。

NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S(中央)はテレコン内蔵で一番欲しいレンズ

憧れのNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを試しました。せっかくなので自分の撮影スタイルで手持ち撮影させていただきました。

ビルのガラス越しの情景なのでコントラストや解像力は差し引くとして、絶対的に軽いわけではないにしろ(それでも自分が使っている古いGタイプからしたら2㎏以上軽いのは魅力!)、やっぱりこの重量バランスの良さは手持ち撮影しやすい。
そして右手で切り替えられる内蔵1.4倍テレコンバーターも魅力です。本当に便利ですよこの内蔵テレコンは。

そして実際購入するとしたら現実的なレンズを。
こちらも窓越しなので、所々色が変だったり解像力がもう一歩なのはご容赦を。

NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの軽量さは魅力です。が、自分の撮影では600mmだけでなく1.4倍テレコンも使います。
となったときにf/4に1.4倍テレコン挟んでもf5.6と1段暗くなるだけですが、元々1.5段暗いf/6.3の望遠レンズに1.4倍テレコンだとf9になってしまいます。
これがどの程度AFスピードや速いシャッターを切れるか否かに影響するかといったところです。ニコンプラザでは窓越しになってしまうので、実際の撮影状況で試してみないと何とも言えません
が、これがまともに動いて画質も悪くないなら、軽量でフットワークもよくなりますからね。
ミラーレスになって考え方も一眼レフの価値観から改めないといけないとは思っていますが、やっぱり明るい単焦点望遠レンズは魅力なんですよね。古くても一度使うともうね…。

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、この焦点距離なので、自分の撮影ならテレコンいらずなんですが、戦闘機撮影ではちょっと長すぎるシーンが多くなりそうです。
野鳥撮影なら迷わすこのレンズを買うでしょうね。

最後に、今自分が最も使用頻度が高いレンズ、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRに2倍テレコンのTC-2.0xをつけてまともに動くのか、試してみました。
f13ですからね…。

さすがにやや球面収差の影響が見て取れます。それでも一昔前のズームレンズにテレコンよりはずいぶんまともに撮れるものだなと感心しました。
窓越しで薄暗かったので、感度が目一杯上がってしまっていますが、晴天下ならそこそこ撮れそうな感じではあります。AFもちょっと遅くなるけど迷わず動いています。
個人的にこのクラスの望遠ズームにテレコンは今でも抵抗があるのですがちょっとしたお遊びなら十分かなとも思います。もちろん日中撮影限定ですが。


ちょっと遊ぶなら、Zマウント望遠にテレコン、Fマウントよりは解像力の低下や収差の発生が少ないですね。
Z 180-600mmにTC-2.0x、割と使えますね。そこまでの超望遠、何に使うかと言うと微妙なところではありますが。

ニコンプラザ東京で3種類のNIKKOR Z 35mmを試してみた

週末土曜日、久しぶりにニコンプラザ東京に行ってきました。じっくりレンズを試せますからね。

試したかったのは、新しいNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sです。何せ、これの光学設計者は50mm f/1.2 Sと同じ方のようですからね。
そして普段使っているf/1.8 Sとの比較もできました。

サイズ感がほぼ同じf/1.4とf/1.8 S、その倍近い全長のf/1.2 S

同じ35mmが3種類も! Nikon Zマウントで最初に発売されたf/1.8 S、その後f/1.4とさらに明るいのにコンパクトなレンズが登場(ただし非S Lineレンズ)、そして今回NIKKOR史上もっとも明るい35mm f/1.2 Sが発売されました。

では試してみましょう。後ボケと前ボケを比較してみました。いずれも各レンズの絞り開放です。手持ち撮影なので厳密な同じ構図ではないのはご容赦ください。

NIKKOR Z 35mm f/1.2 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.4

それぞれの特徴や個性がよく出ていると思いますね。

まずf/1.2 Sですが、大きく太いレンズながら、その大きさよりは重量を感じませんでした。とはいえ重量は1,060gもあり、これはf1.8 Sの370gの3倍近い重量です。普段持ちするには大きく重いレンズではあります。それだけに撮影に持ち出すには相応の気合は必要でしょう。
しかしの描写は圧巻で、前ボケも後ボケも見事です。35mmでここまでボケを出せるとは! 特に前ボケの柔らかさと非点収差のなさが見事です

次にf1.8 Sですが、3本の中で最もボケ量は少ない(当たり前)ですが、ボケの質感そのものは悪くないですね。2018年のZマウントカメラとともに発売された最も古いZマウントレンズではありますが、その描写力は健在です。そしてこの3本の中で重量や大きさ、価格と描、最もバランスが良いレンズであることも確認できました。f/1.2 Sはこのレンズの3.5倍もの価格です。f/1.2のインパクトは大きいですが、その価格差と大きさを考えると、このf/1.8 S配膳魅力のあるレンズだと思いますね。

最後にf/1.4です。このレンズのみ特に描写にこだわったS-Lineレンズではないので、名称末尾に「S」が入りません。ただf/1.4のは魅力でしょう。f/1.8 Sよりも少し安価なのも、どちらを買うか迷われている方も多いでしょうね。ただ、S-Lineではないので、例えばレンズにAF/MF切り替えスイッチすらなく、質感もS-Lineレンズより劣りますね。
ボケ量はf/1.4らしいのですが、そのボケの質がS-Line2本とは明らかに異なります。球面収差や非点収差による影響が見られ、ボケ方はやや古いレンズを思わせますね。特に写真右の前ボケが、非点収差によるものと思われるぐるぐるボケの傾向が見られますね。また、ライトの光のフチに色づきも見られます。
とはいえ、解像力そのものは良いですし、一眼レフ時代の基準だったら、まあこんなもんでしょうと言われるでしょうね。多分、一眼レフ用で最も明るい35mmだったAI Nikkor 35mm f/1.4Sよりもトータルでの描写は上でしょう。なのにAFで安いのだからびっくりですね。

この3本試せてよかったです。f/1.2 Sにあこがれを抱きますが、やはり普段使いしやすいのはf/1.8 Sだと再認識した次第でもあります。でもこの35mm f/1.2 Sはいつか欲しいし、50mm f/1.2 Sとも迷うところです。今となっては50mm f/1.2 Sの値段も決して高くないですからね。


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無償版Davinci Resolveで動画のゴミを目立たなくする

先週の入間基地一般公開ですが、カメラは2台、Nikon Z9Z8を持って行ったのですが、NIKKOR Z 24-200mmを着けたZ8で動画とスチル撮影を行いました。
最近Z9ばかり使っていたので、久しぶりにZ8も持ち出したのですが、大失敗だったのが、ゴミがセンサに多く付着していたこと。
事前にテスト撮影を怠った自分が悪いのですが…

大失敗!動画にゴミがたくさん入ってしまった…

スチルはLightroom ClassicでもNikon純正のNX Studioでもゴミ取り機能があるので何とかなりますが、問題は動画です。
動画のゴミ取りって簡単じゃないよねぇ、実はDavinci ResolveにはResolveFXにダストバスターなどの埃除去機能もありますが、これらは有償版でのみ使用可能となっています。

では無償版ではどうすればいいか、1つは周辺の画像をコピーする方法で、Photoshopなどの画像編集ソフトで言うところのスタンプツールのようなものです。
以下のブログに詳しく書かれています。

https://ue4player1.blog.fc2.com/blog-entry-123.html
https://vook.vc/n/644

ただ、この方法は動画に動きが少ない場合や、周辺の色の変化が少ないシチュエーションに限られます。
私が使ったのはぼかしツールであるブラー(ガウス)です。

カラータブからFXエフェクトを選択すると表示される

まずはシリアルノードを追加します。次に9. ResolveFX ブラーからブラー(ガウス) をドロップします。

シリアルノード03にブラー(ガウス)をドロップして割当る
割り当てただけでは画面全体にブラー(ガウス)が適用されてしまう

このままだと画面全体がガウスぼかしになってしまうので、ウインドウから「円形」のボタンを押します。


すると、円形で囲われた部分のみにブラー(ガウス)が適用されます。
あとはこのサークルをゴミの場所に移動させ、サイズを調整します。

サークルをゴミの写っているところへ移動させ、サイズを調整する

この円形は1箇所だけでなく、何個でも追加できるので、今回は特に目立つ4箇所にこのブラー(ガウス)を割り当てました。

4箇所にブラー(ガウス)を割り当ててみました

今回は複数個所ゴミが写り込んでしまいましたが、幸いどこも背景がちょうど雲り空になっている部分がほとんどだったので、ぼかしがあまり気にならない範疇でした。
一瞬被写体(ここではC-1輸送機)がかぶってしまう場面では、その部分がぼやけてしまいますが、一瞬なのであまり気にならないですかね。
ぼかしも強すぎると弊害があるので、今回はわずかに映り込みがわかるかな、程度のぼかしにとどめておきました。
ゴミは基本イメージセンサの手振れ補正で多少動く程度で、同じ場所にずっと存在するため、編集としては場所をしてあげるだけで、モザイク処理のように人が動くとそれに追従、ということをさせる必要がないです。
これである程度ごまかせたようです。また、今回はすべてのカットで同じ場所にゴミが映り込んでいるので、ここで作成したブラー(ガウス)を割り当てたシリアルノードは他のカットにも採用しました

各カット1つ1つに同じブラー(ガウス)を割り当てるには、最初に作成したブラー(ガウス)のりシリアルノードを「共有ノードとして保存」することで、他のカットにも簡単に割り当てられます。

作ったシリアルノードを他のカットに割り当てるには共有ノードとして保存を選択する

共有ノードを作成したら、適当に名前を割り当てられるので、あとは他のカットにもこのノードを追加するだけです。これはカラーグレーディングなどにも応用できます。

作ったノードは「ブラーガウス埃除去」と命名して他のカットにもコピー

これを出力させた結果が、先日アップした動画になります。

やり方はいろいろあると思いますが、動画の状況によっては、こうした無料でもできる機能で何とかなる、というお話でした。
ああ、でもやっぱりいつかは有償版にしたいなぁ。

次回撮影時には、事前にセンサの状態を確認するようにし、本当に気を付けなければ…


話は変わりますが、Nikonがついに公式HPでNikon Zシリーズの半角スペースを無くし、全てZの後の数字との間のスペースを全機種で削除しました。
例えばNikon Z 9→Nikon Z9になっています。

Nikon Z6IIIではデビュー当初からスペースが入っていなかったので、ここから変更するようにしたのでしょうけど、従来機種も表記変更したようですね。
思えばなぜ半角スペースを入れていたのかが不明ですが、今回見直したのはネット検索でも検索しづらいなどのあったのでしょうね。

Nikonは過去にもFマウントレンズのカタログ表記を何度か変えたりしていて、あまりポリシーがないのか、分かりづらいから変えようと思ったのかわかりませんが、ちょっといい加減な気がしないでもないですね。

90年代のレンズが2000年代になって表記が変わったなんてのもありましたね。F値もF2.8がf/2.8になったり。こっちが気をつけて書いていると公式のほうがブレブレだった。
名前はきちんとポリシーと命名規則を設けたほうが良いと思いますが、FマウントではMicro-NikkorだったのがNIKKOR MCと余計分かりづらくなったりもしていて、何がなんだか。

なお、ブログのタグのNikon Z 9やZ 8は、ここで半角スペースなしに変えてしまうと、別のものとしてカテゴライズされるので、あえてそのままにしておきます。
数十年後、半角があるかないか論争にならないかしら(笑