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“自衛艦の名称等を付与する標準”に艦種記号「CG」と「CVM」が追加された(ただし種別は護衛艦のままです)

どうやら昨年2024年10月28日付で訓令が出ていたようです。

誰もこの件について言及していなかったので、いつの間にか護衛艦に艦種記号が更新されているとはね。

そもそもこの「記号」に書かれているものは何を示すかと言うと、艦艇の種類を表しています。海上自衛隊の艦艇の記号は、基本的にアメリカ海軍の分類をベースとしています。
例えば、これまで「護衛艦」と呼ばれていた艦艇でも、大小さまざまな護衛艦があり、日本語ではどれも「護衛艦」としか呼ばれていませんが、他国海軍は「巡洋艦」「駆逐艦」「フリゲート」といったように用途や大きさなどで区別されています。
ただ、第2次大戦期までと違い、2025年現在は戦闘艦の種類は少なくなっていて、すでに現役の「戦艦」は存在しません。よく戦闘艦を何でも「戦艦」と呼ぶ方もいますが、あれは間違いなんです。戦闘艦であっても「戦艦」ではないのです。
じゃあ見た目でその種類がわかるか、と問われると、実は何と呼ぶかの基準はないので、これは大きいから巡洋艦だろう?と思っていても、その海軍の分類としては「駆逐艦」だったりもします。
自衛隊の場合はミサイル艇のような小さな戦闘艇を除き、戦闘艦はすべて「護衛艦」と呼ばれています。
戦後海上自衛隊設立以来、これまでなかった艦種記号が2024年に追加されたわけですが、今回これが明らかになったことで、時代が変わったと思われ、ミリオタ界がざわついているわけですね。

ところで海上自衛隊の戦闘艦は一律「護衛艦」なわけですが、実は船体記号は分けられていて、対外的には区別されています。なぜ日本向けに護衛艦と呼ばれているかと言うと、海上自衛隊設立当時、攻撃的な印象を避けるため護衛艦とされ、これが継続して使われています。戦車が「特車」なんて言われていた時代です。でも戦闘機は戦闘機と呼ばれていたわけで、この辺の配慮の違いがよくわかりませんが。

これまでは以下の艦種記号が使われていました。

艦種記号種別名称(対外的な種別)用途
DDG (Guided missile Destroyer)ミサイル駆逐艦スタンダード対空ミサイルを搭載した艦隊防衛を行う戦闘艦艇
現在はすべてイージス艦となっている
「まや」型、「あたご」型、「こんごう」型
DD (Destroyer)駆逐艦俗に言う汎用護衛艦と呼ばれる、中型戦闘艦艇
「あさひ」型、「あきづき」型など
DDH (Helicopter Destroyer)ヘリコプター駆逐艦ヘリコプターを多数(3機以上)運用できる艦艇
「いずも」型、「ひゅうが」型
DE (Escoat Vessel またはDestryer Escoat)護衛駆逐艦・駆逐艦護衛艦主に日本近海で運用される装備がある程度限定された小型の戦闘艦艇
「あぶくま」型
FFM (Frigate Multi-purpose / Mine) (多目的・掃海)フリゲート従来のDEを置き換えるコンパクトで掃海機能などをもつ多機能な戦闘艦艇
「もがみ」型

これに今回追加されたのが、CGとCVMの2種類となります。

ただし、この表にもあるように、あくまで種別は「護衛艦」なんですね。

CG (Cruiser Guided-missile)

Cruiserは、アメリカ海軍では巡洋艦に当たる艦種になります。2025年9月現在、アメリカ海軍で現存する巡洋艦は、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦のみで、初めてイージス・システムを搭載した戦闘艦として有名ですが、80年代から90年代前半にかけて就役し、すでに30年を超える艦齢により退役が進んでいます。後継艦も当初巡洋艦でしたが、計画がなくなってしまい、代わりに現在も生産が続くアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の後継と同じDDG(X)に統合される見通しです。

さて自衛隊では現在イージス・アショアの代わりとしてミサイル防衛のために建造中のイージス・システム搭載艦(ASEV)に、この”CG”の艦種記号が適用される予定で、上の表を見ると艦番号は191からと定められているため、このイージス・システム搭載艦の1番艦はCG-191の艦番号となることがわかります。


また名称は「天象、気象、山岳、河川、地方の名」とあることから、この命名規則は従来から変わるところではないようです。護衛艦は概ね旧海軍に存在した艦名を使用するため、イージス・システム搭載艦改め新型護衛艦も、初めての名称ということはなさそうです。

いずれにしろ、国内向けの名称はあくまで「護衛艦」ですが、対外的にはGuided-missile Cruiser、すなわちミサイル巡洋艦となります。護衛艦として初めて「巡洋艦」となるわけで、アメリカ海軍の巡洋艦が今後消えていくのに対し、海上自衛隊では巡洋艦が登場するのが興味深いですね。

蛇足ですが、DDの記号はDestryer、すなわち「駆逐艦」を表しますが、なぜ1文字のDではなく2文字のDDとなっているかについては、米海軍の規則で2文字以上と定められているためで、海上自衛隊もこれに則っているようです。
が、誘導ミサイル(Guided-missile)のGが、ミサイル巡洋艦ではCG(Cruiser Guided-missile)で2文字なのに、ミサイル駆逐艦ではDDG(Destryer Guided-missile)と3文字になっているのは不思議ですね。

CVM(Cruiser Voler Multipurpose)

もっとミリオタ界隈がざわついたのが、CVMという艦種で、CVはアメリ海軍の記号では 航空母艦(Aircraft carrier)となるため、ついに海上自衛隊もF-35B戦闘機の搭載対応を行った「いずも」型護衛艦を空母の名称に変更するのかと思われました。が、上の表にもあるように、あくまで「護衛艦」であることに変わりはないようです。

ところでアメリカ海軍の空母の艦種記号がなぜ”CV”なのかは諸説あり、CはCruiser(巡洋艦)、Vはフランス語の飛行を意味するVolerからとったと言われていますが、AIのCopilotに質問したところこんな回答でした。

これが正しいかはわかりませんが、巡洋艦に近いサイズからCruiserのCを、当時まだ主力だった飛行船をZとしていたことから、そうではないという意味で使われていたVからとった、う~ん、何だか釈然としませんが、「V」が飛行機を意味する記号として使われていたということのようですね。

では海上自衛隊ではどうかと言うと、これも稲葉義泰が海外向けに書いた記事で答えが出ていました。

そして明確に「航空母艦ではない」と取材で回答が得られているようです。

海幕広報室は、きっとこういう質問が来るであろうから予め用意しておきました的模範解答ですね。CVMは”Cruizer Voler Multipurpose”であり、対外的には「多目的航空巡洋艦」あるいは「航空機搭載多目的巡洋艦」となりますかね。
ただ、「米海軍のものとは一切関係ない」といいつつ、寄せてきているのが自衛隊らしいといえばらしいな。
だって、英語のCruiserとMultipurposeを使うはともかく、あえて間にフランス語のVoler(飛ぶ、飛行する)を使う意味は常識的に考えるとおかしいですからね。普通なら航空機はAircraftのAとかを使うでしょう。

とはいえ、ある意味「多目的航空巡洋艦」というのは正しいでしょうね。空母と言うには戦闘機の搭載運用能力は物足りないですから。
かつての旧ソ連のキエフ級空母は、ソ連内では航空巡洋艦と呼んでいたようですから、ソ連的にもキエフ級は戦闘機(失敗作のVTOL機Yak-38)の運用能力はそれほどでもないのと、政治的配慮もあったようですね。

護衛艦「いずも」型は、艦種記号がDDHからCVMに変わるものの、あくまで護衛艦は護衛艦で、従来「ヘリコプター護衛艦」と呼ばれていたものが、今後「航空機搭載多目的護衛艦」と呼ばれるようになるのでしょう。長ったらしいので結局護衛艦「いずも」型とこれからも呼ばれるのかな?

松島基地航空祭2025に行ってきた

撮影から1週間、航空祭前後の激務残業で編集に手を付けられず、やっとこさ編集しました。と言っても出来高は悪天候を含めあまり高くはないです。
どちらかと言うとF-35Aのフライトと、Xのフォロワーさんが業務で基地内に入っていると言うので会いに行くのが目的でした。

松島基地自体、自分にとって行くのは初めてで、片路400kmを超えるので、これが2日工程で行ける限界かなと思いました。月曜日仕事が休めるなら、もう少しゆっくり観光も楽しみたかったのですが…

でも今回行ってみて、撮影ポイントなど自転車で走ってみて色々把握できたので、また次回行ければいきたいなとは思いました。
今回、F-2B戦闘機は百里基地所属機の墜落事故もあったせいか、直前でフライトキャンセルとなったのが残念でしたが、写真以外の収穫はそれなりにあったので良しとします。
午前中は基地外周で撮ってみました。

8時半、まずは天候確認で機体が上がります。ブルーも予備機が上がりました。
F-2Bはブルーインパルスのハンガー前で駐機していました。

天候確認でもスモーク出すのですね(笑
これがオープニングフライトも兼ねていたのかな?

ブルーインパルスの訓練飛行。
ご覧の通り曇天、かろうじて雨がふらない程度に雲も厚く、第3区分または第4区分でのフライトとなりました。

立体的な演目、くるくるローリングするような縦演目はなし。前日は晴れていたそうで、ここ最近航空祭本番は曇天が多いのだとか。残念ですね。
この天気もあってか、外周も思ったより人が少なめでした。

救難の展示、これは百里基地と同じですね。ただU-125Aはいつまで飛ぶかわからないので(いずれ無人機に置き換えられるがもう少し先でしょう)、撮れるときに撮っておきたい機体。

続いてF-35Aの訓練飛行、三沢からオジロの302SQが2機飛んできました。
F-35A、単発機で小型ですが、パワーは結構あり、機体の制御技術が高いためか、従来のF-15やF2と違った機動をするんですよね。結構小回りがきくし、機体の姿勢をクイッと変えられるのがすごいです。

湿度が高くてヴェイパーがすごい! 機体に周りにもふもふが出来るのがF-35のヴェイパーの特徴ですね。曇天で湿度が高いからこそ見られる光景です。
久々のオジロマークが見られてよかったな。

続いて千歳の201SQのF-15J、こちらは地上展示機が上がります。
残念ながら雲が厚く、ハイレートは行わないとのことでしたが、F-15ならではのエンジン2発のハイパワーを活かした機動を行いました。

ヴェイパーの出方は、F-15はあまりもふもふと張り付くような感じでキレイに出ないですね。
2機編隊なら良かったのにね…。

午後は基地内に入りまして、フォロワーさんと会っておしゃべりした後、基地内からブルーインパルスを撮影。

午後もわずかに晴れ間が顔を出すところがあったけど、概ね分厚い雲が出ていて、第3,4区分によるフライトで終わりました。

初めてでしたが、状況もある程度わかったのでまた来年行こうかな。次は晴れると良いですね。

長期休館する前に所沢航空発祥記念館へ行ってきた その2

現在の展示も見納めです。ということで所沢航空発祥記念館の写真続きです。

保安隊→陸上自衛隊最初の固定翼練習機です。これだって70年前のものです。

そしてHU-1B(ベル204)は明確に展示終了と告知されていました。

こんなにきれいな状態のHU-1Bはもう見られないです。屋外展示機は軒並み老朽化により撤去されてしまい、殆ど残っていません。
スバルが改良しライセンス生産した現在のUH-1Jやその後継のUH-2と比べると、まだキャビンが短く狭いですね。これが原型機で、現在も改良され飛び続けているのだから、もっとも成功したヘリコプターと言えます。
展示は終了ですが、解体するのか、格納庫で保管されるのか、それとも別の場所に移動するのか。どうなるのでしょうね。

そして航空管制室の展示もどうなるのかな?

こちらももう少し新しい機材に更新かな? これはこれで少しでも残して欲しいな。

こういう展示も今後どうなるのかな。

航空機だけでなく、搭載機材や設計者などの展示も重要なものなので、ぜひ残してほしいと思います。

今改めて見ると、航空機の博物館としては少々手狭ですね。かと言って建物自体をリニューアルする感じではなさそうですが、新しい展示がどうなるのか、イラストが有りました。

建物は変わらないっぽいですが、展示機が変わるようですね。そしてこれは本当なのかな? この春に全機退役したC-1輸送機のイラストが! さすがに機体そのものを入れるスペースはないでしょうから、機首の部分だけをカットして展示するのかもしれません。乞うご期待!?

長期休館する前に所沢航空発祥記念館へ行ってきた その1

2025年8月末をもって改装のため長期休館する所沢航空発祥記念館に夏休み中に行ってきました。ここに来るのは、東京に転勤してきて、まだ長女が生まれる前に妻と来たので、12年ぶりですね。

所沢航空発祥記念館にて零式を鑑賞す (←2013年2月アサブロ時代の記事)

大幅リニューアル予定とあり、現在の展示が見られる最後の機会でした。これをもって展示終了する機体もあり、もう見られない、解体されるかもしれない機体を近くで見たかったので。

長期休館は2027年3月までと1年半の予定となっています。

入口にあるT-6G練習機は、自衛隊黎明期に導入された機体、屋内展示だからこその程度の良さです。これはまだ残るものと思っていますが、さてどうなるのかな?

H-19ヘリコプターは特徴的なエンジン配置(機体の前に斜めにレシプロエンジンが入っています)とデザインで、黎明期のヘリコプターとして活躍した機体。
13年前は中に入れたのですが、現在は老朽化のためか、中に入ることはできなくなっていました。

程度の良いH-19はもうほとんど無いため、ぜひ残してほしいですね。

そしてこちらも最後の展示になるとか言われているV-44へり。まさにフライングバナナという愛称にふさわしいくの字型のタンデムローターで、後のV-107に通じるものがありますね。

タンデムローターでも今はCH-47のような機体が主流で、こんなくの字デザインは如何にも黎明期らしいと言えます。
当時は新明和の航空部門が整備担当していたようですね。銘板にもIRANが

特徴的なデザインのこの機体も、やはり13年前は中に入ることができました。

このV-44は内装がしっかりしていて、VIP送迎にも使われていたのでしょうね。通常軍用ヘリはむき出しだったりします。
この機体も解体が噂されていますが、どうなんでしょうね。程度の良いV-44はもはやほぼ無いので、残してほしいと思います。

T-1B練習機とか、エンジンやら、良い展示がたくさんあるんですけどね。

日本の航空発祥の地だけあり、深い歴史が学べます。ちょっと狭いんですよね展示エリア。
広くはないので、展示数が限られてしまうのが残念。リニューアルしてどう工夫して展示するか気になりますね。

続く…

所沢航空記念公園に行ってきた

もう10日ほど前ですが、夏休み中に所沢航空記念公園に行ってきました。

ここは日本で最初の飛行場である所沢飛行場の跡地でもある、実は日本の航空機の歴史を語る上で重要な場所でもあります。
うちの近所にある練馬区の光が丘公園も、元々は成増飛行場だった場所。どちらも戦後米軍に接収された後、日本に返還されて公園となっているのが興味深いです。

もちろん、ただ公園に来ただけではなく、この8月いっぱいで改装のため一時閉鎖となる所沢航空発祥記念館に訪れました。その写真は後日公開します。展示終了となる機体もいくつかありました。

野外ステージでは、とあるバンドがリハーサル中でした。

この撮影の次の日から3日間の公園だったようです

ということで、写真編集中です。

【群馬】丸美屋自販機コーナーに行ってみた

夏休みの足尾日光日帰り、寄りたくて行ってきました。

丸美屋自販機コーナー、以前も通ったときに気にはなっていたけど、今回夜なので、ここで夜食ということにしました。
有名なのはうどんやそば、ラーメンの自販機ですが、トーストやパンなどいろいろはいった自販機、なぜか似つかわしくない(笑)ハーゲンダッツの自販機、普通の飲料水の自販機もあります。

自分は唐揚げラーメンを買ってみました。

スープは結構アツアツなので、自販機から取り出す時注意です。唐揚げラーメン、でっかい唐揚げに当り!の煮卵が入っていました。
スープはややしょっぱめ、麺はソフト麺っぽい感じですが、300円なら悪くないですね。

妻はトーストを買っていました。

こちらもかなりアツアツで取り出し注意です。
如何にも自家製のハムとチーズを挟んだトーストで、美味しかったですよ。

外にはハンバーガーの自販機もあり、これは買ったら店内の電子レンジでチンして食べるシステムです。

パンやお菓子の自販機もあり、面白いですね。

昔山梨と長野の県境あたりにもっと大きな自販機とゲーセンのお店に行ったことはありますが、ここは小ぶりながらも面白いですね。
トラックドライバーがさっと買って食べて出ていくのが印象的でした。

ちょっとレトロな自販機、いかがでしょう? 通りがかりに是非寄ってみてください。


始めてみませんか?自販機コーナーw

【夏休み】家族で栃木県の足尾に行ってきた その2 & 日光東照宮方面にも行ってきた

夏休み行ってきた栃木の足尾。

足尾銅山の遺構+妻の鉄オタ成分を満たすものといえばこれです。

銅山精錬所へかつて伸びていた貨物路線と踏切跡。すでに間藤駅から踏切間の線路は撤去されています。道路を挟んだ反対側は今でも線路が健在です。

鉄橋下の橋、2024年に見た時はてっきり撤去工事かと思っていたら、そうではなく橋の欄干を直していたんですね。

この先は立入禁止なのは今も変わりませんが、橋を直したということは、今でも古河機械金属が鉱山施設としてしっかりと管理している証でもあります。

2025年8月、欄干がきれいになった橋

間藤駅

妻が気になった間藤駅に行ってみました。ここが現在、第三セクターのわたらせ渓谷鐵道の路線の終着駅となっています。

駅舎はキレイですが、無人駅です。
実質的に、ここの住人や古河機械金属の社員さんが使うんでしょうね。

この前に旧精錬所跡まで見に行きましたが、時間の関係で車から眺めるだけにとどめました。また機会があれば、もう少し早くから撮影に出かけたいです。

日光東照宮へ

息子が日光東照宮へ行きたい、というので、行ってきました。流石にこちらは観光地だけあって、一気に外国人観光客が増えます。それでも車はなんとか停められるのが北関東でも北の方だけあります。

ここはまだ東照宮ではなく別の場所でしたが、東照宮はものすごいチケット待ちの列でして、どうしようかと思いましたが、30分程度並んでなんとか入れました。
今度は余裕を持っていきたいですね。

献上された酒樽、ええなぁ。みんな大好き新政もありました。

終了1時間前だったので、色々足早ではありましたが、まだ栃木に住んでいた頃に行った時は陽明門の改修工事中だったので、ちゃんと建物を見られたのは良かったです。

ということで、午後5時。まだ蒸し暑さの残る時間ですが、これで足尾・日光の日帰り旅はおしまい。

さて、帰りのルート、宇都宮方面経由で東北道で戻るか、また足尾・群馬経由で戻るか迷いましたが、ちょっと寄ってみたいところがあって、後者を選択しました。
その話はまた次回に。

【夏休み】家族で栃木県の足尾に行ってきた その1

もう先週の話をつらつら綴っていきます。

栃木県出身の妻、足尾に行ったことがないという。娘が修学旅行で足尾銅山観光に行ってきて、妻も行ってみたいということで、お盆休み中に行ってきました。

途中寄った群馬県の草木ドライブインで、まんじゅうやらを購入。

ここはレトロな昔ながらのドライブイン(ようはお土産屋+食堂)ですが、ここで買うよもぎまんじゅうやくるみまんじゅうが絶品(作ってい売っているおっちゃんも面白い)ので、ぜひ古き良きドライブイン、行ってみてください。
息子は瓶のコーラの自販機、初めて見たようです。

北上して足尾へ入ります。
この日の天気は曇り時々雨でしたが、運よく雨は降っていないので、観光バスでは行かないであろう足尾鉱山の遺跡を見てきました。

足尾の良いところは、ちゃんと解説の看板が立っていること。そして最近はQRコードも付いていて、更に詳しい解説も見られる…はずなのですが、電波がないwww、携帯電波が届かないんですよね

かつてこの斜面に建物があったとか、今となっては森に戻りコンクリの壁や階段が残っていてかろうじて分かる程度ですが、かつては栄えていたんですよね。
時代の移り変わりは早いものです。

続いて鉱山施設として今も稼働中のものと使われなくなったシックナーをご案内。

わたらせ渓谷鐵道の車両に、隠れ鉄オタの妻は興奮していましたが、ここが唯一、足尾でも近くで稼働している様子が見られるシックナーです。

続いて、自分も何度も足尾に通っているけど行くのは初めての足尾銅山観光へ。

トロッコに乗る、というのは知っていましたが、あくまでトロッコは鉱山内へ入るためのもので、通洞坑に入ったら、後は歩きながら見学なんですね。

トロッコの走行距離は意外と短いです。帰りは歩きです(笑) 

人形が…リアルすぎないところが返って良い味を出しています。よくぞこんなに掘ったものです。
そして明治から大正時代はほぼ人力、徐々に機械化されていくも、だんだん銅の産出量が減り、閉山に至るまでがよくわかります。

もっと早く来ればよかった

鉱山を出た後は資料館も見学できます。そして、長年この廃墟は何だったのか、ここにちゃんと資料がありました。

中央川沿いの今はない建物は溶接工場だった

こういう資料、先に見ておけば…昔の足尾の様子のジオラマ、手前の川沿いの赤い建物、あまり触れられているHPもなくなんだかよくわからなかったのですが、しっかり「溶接工場」と書かれていますね。

ここで2005年、今から20年前に撮影した溶接工場の写真をご覧ください。

この後この建物は老朽化による倒壊が進み、ついに取り壊されてしまいました。
ストリートビューには、2014年、半壊している様子が写っていますね。

現在取り壊された後には何かを建造している様子でした。写真、撮っておいてよかったです。まさに資料なんですよね。

お土産屋さんのは行っている建物はかなり古かったけど、賑わっていました。息子はアメジストを買ってもらいました。

なかなかレトロな食堂も併設されていましたが、それとは別に大食堂はすでに閉鎖されていました。

色々時代を感じさせますね。古い施設だけど、思ったより見応えはありました。
足尾は交通アクセスが良くないため、外国人観光客がほぼいないのが印象的でした。日本人で賑わっているのも今となっては面白い光景です。
外国人観光客がほぼいない理由の1つに、車がないとアクセスが難しい、日光のさらに奥で遠い、そして何よりも食堂など食べるところが皆無なんですよね。ほぼないんです。
この日も当てにしていた唯一の食堂が休みでした。コンビニも離れている上に、今年(2025年)の8月いっぱいで閉店だそうです。

そんなわけで、足尾に行く際は、食料は持っていったほうがいいですね。

続く…


2005年撮影の足尾の写真、他にもありますのでよろしければどうぞ↓

横須賀で英空母プリンス・オブ・ウェールズを見てきた(その2)

予約していたYOKOSUKA軍港めぐりの11便に乗りました。
お盆休みに英空母来港とあって、この日の便はすべて満員御礼だったようです。

本当は右舷側に座りたかったけど、まあよいか。
この日は風が強く、動画撮影も試みたのですが、風圧でカメラがブレにぶれてだめだったので、船上では写真中心です。

フネは動くので、パッパッと撮っていきますが、なにせ風が強くって体が持っていかれる…。

ファンネルや船体に紋章やイラストが描かれたフネは海外に多いですが、主砲に描かれているのは珍しいですね。

ノルウェーとイギリス艦艇、停泊後の式典か何かがあったのかな、ずらりと人が並んでなにかの準備中でした。
海上自衛隊の艦艇は右から護衛艦まや(DDG-179)、護衛艦くまの(FFM-2)、そして護衛艦あまぎり(DD-154)、新旧入り乱れていますね。特に古いあさぎり型護衛艦は、まだ数年以上使われるようで。ご苦労さまです。

そして英空母HMSプリンス・オブ・ウェールズです。しっかりアメリカ海軍横須賀基地のバースに収まっていました。

艦載機も見えますね。いずれ高い場所から拝みたいですが、さて行けるかな? 実は8月末に抽選で見学ができるということで申し込みしましたが、執筆時点では結果が出ていません。当たったら見学、当たらなかったら松島基地航空祭かな、なんて思っています。

そしてさらに珍しいのが、何と攻撃原潜が停泊していたこと。

米海軍のヴァージニア級攻撃原潜「ミズーリ」(SSN-780)で、ヴァージニア級は初めて見ました。コネチカット州グロトンのニューロンドン海軍潜水艦基地所属ですが、横須賀に来ている目的は不明。船体にワイヤー状のものが巻かれているようで、消磁作業中でしょうか? 吸音タイルの継ぎ目が見えていて、それなりに痛みはあるようです。
この艦はヴァージニア級のBlockIIで2010年就役、15年経過していますが、現在アメリカでは原子力潜水艦の整備拠点が減って整備が間に合っておらず、ずっと整備待ちの艦艇があるくらいなので、こちらは酷使されていそうですね。

遠方に米海軍補給艦が。1隻離れて停泊中の潜水艦は「たいげい」で、最新型にも関わらず、試験潜水艦となっていて、新装備品のテストの従事しているそうです。
なぜ名前がっわかったかと言うと、ハッチの横に建てられた隊員の名簿が入った看板に「たいげい」と書かれていました。
もちろん作戦に従事する艦艇ではないから、見えても問題ないんでしょう。

掃海母艦「うらが」の窓に貼られた海将補旗(左の桜2つ)と第一代表旗(司令不在の意)

掃海母艦「うらが」(MST-463)の窓には、海将補旗(左の桜2つ)と第一代表旗が、第一代表旗は、司令不在を意味し、港内停泊時のみ使用されるものだそうです。
お盆ですしお休みなのか、陸でのお仕事があるのでしょうね。
この掃海母艦「うらが」、当初は機雷破壊用に退役艦から外した76mm砲を搭載する予定だったのが、砲の状態が悪く見送りとなり、以後搭載予定のまま28年を迎えます。
おそらく今後10年程度で退役するでしょうけど、後継艦の話は聞かないですし(なさそう?)、砲を搭載することも恐らくないでしょう。そのための人員と予算を確保してまで、といったところなんでしょうね。

新井堀割水路を通って戻ります。

その時時で見られる艦艇は違いますし、何なら入出港するタイミングのものも見られたりしますので、ぜひYOKOSUKA軍港めぐりを体験してみてください。

賑やかで観艦式のようでした。ノルウェーのフリゲートは、8月19日から22日にかけて東京国際クルーズターミナルを訪れる予定。行きたかったけど平日なんですよね。近くで見たいのですが。

横須賀で英空母プリンス・オブ・ウェールズを見てきた(その1)

2025年8月12日、横須賀にイギリス海軍空母「プリンス・オブ・ウェールズ」と随伴の45型駆逐艦「ドーントレス」、そしてノルウェー海軍のフリチョフ・ナンセン級フリゲート「ロアール・アムンセン」が入港しました。

ということで、前日は栃木県の足尾や日光東照宮に出向いていたのですが、その話はまた今度にするとして、先に横須賀の写真を。3時間睡眠で夜のうちに出発し、夜明けの横須賀へ。

天気は曇り、時々雨もぱらつく。東京湾へ入ってくる英空母プリンス・オブ・ウェールズをどこで撮るか悩みました。観音崎あたりか、馬堀海岸か。ただ天候が悪く、視程もいまいちかもしれないと思い、安牌のヴェルニー公園へ。ただ、ここからだと、英空母はどうせ米海軍側に停泊するだろうから、頭しか見えないかなと。
かといって某公園は既に脚立で場所を占領している輩がいて治安悪い。そこで撮りたくはない。煩わしいことは嫌なのでね。

日も昇り、と言っても曇りですが、先に護衛艦「ゆうぎり」が出港。かなり船体にサビが出ていて、任務が忙しいんだろうなと。昔はこんなにサビサビの状態の護衛艦にお目にかかることはまずなかったのですが。

朝撮った護衛艦「おおなみ」では真っ白の制服を着た隊員が登檣礼のスタンバイ。

そして午前8時、やっと英空母プリンス・オブ・ウェールズが入港しました。

予想通り、頭しか見えませんね。これは数年前に来た英空母クイーン・エリザベスと同様ですが、さすが空母だけあって船体が大きいので、米艦艇や建造物の隙間から、艦載機はよく見えました。統合電気推進の通常動力空母で、アイランドを前後に分けているのが独特ですね。
英国の艦艇はかっこいいですね。

動画はXにNikon Z9のN-RAWで撮ったときに同時生成されるHDプロキシ動画を貼っておきました。N-RAWの動画データは後で編集してYoutubeにアップしますね。

1時間弱経過後、随伴艦である英駆逐艦ドーントレスが入港。こちらは空母を守るための艦隊防空を任務として、日米のイージス艦と同様、長射程の防空ミサイルアスター30を搭載しています。

こちらは海上自衛隊側のバースに入っていきました。

こちらもXにプロキシ動画を貼っておきました。

英45型駆逐艦は防空艦ですが、既に各国トレンドになっている3~4面固定アレイではなく、回転式のレーダーを搭載しています。
でも船体が今どきのステルス艦型なので、古臭さは感じないのが不思議です。

煙突部分に入っているマークについては、軍事評論家の岡部いさく先生が解説されています。

こういうマークは欧州の艦艇ではよく見られます。

続いてノルウェー海軍のイージスフリゲート、ロアール・アムンセンが入港。

主砲には熊のマークが。こちらも岡部いさく先生が解説されています。

こちらはあまり詳しくはわからなかったようです。どなたか取材で明らかにしてください(笑

フリチョフ・ナンセン級フリゲートはスペインのイージス艦をベースとしているものの、レーダーがフリゲート用の小型のSPY-1Fを搭載していて、他のイージス艦よりも探知距離は低下しています。採用例はこの艦型のみです。既にAESAレーダーが主流の中、古いPESAはあまり魅力に写らなかったのでしょうね。
搭載ミサイルもSM-2のような長射程の艦隊防空用ではなく、個艦防空レベルのESSMとなっています。

こちらも簡易に入港シーンを。

小型化したSPY-1Fレーダーとはいえ、パッシブなので内部は導波管でそれなりにスペースをとっていると思われます。結構頭でっかちなマストです。

これらの海外艦艇のホストシップだった護衛艦「てるづき」も入港しました。

この後はあらかじめ予約していたYOKOSUKA軍港めぐりの船に乗ってきましたが、その写真は次回に。
この日の軍港めぐりは全席満員御礼だったようです。夏休み期間ですしね。