「Nikon Z 8」タグアーカイブ

一気に桜が開花したので光が丘公園で花見をしてきた

今週末一気に桜が咲いた関東、次の週末はもう散りそうな感じなので、妻と2人で光が丘公園に行ってきました。流石に中は花見客でごった返していましたね。

久しぶりの魚眼レンズも。なかなか作画が難しいですね。

AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D

カメラがZ8なので、今回持っていったAI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8DAI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dはモータ非内蔵レンズはAFが使えません。
ただCPU内蔵レンズなのでフォーカスエイドが使えるのと、ミラーレスなのでフォーカスポイントを中心に拡大表示できるので、スナップなら問題ないな。
こういったレンズでAFが使えると便利なんだけどなぁ…。焦点工房のモータ搭載マウントアダプターがまともに使えるようになってくれれば。
しれっと純正出してくれないかな?

同じ桜でも光の当たり方や品種で色が変わりますね。ぶっちゃけ同じ品種でも、太陽が当たるか日陰か、順光か逆光下でも色味が変わってきますね。そこか面白いところでもあり難しいところでもあります。

ほんの2時間程度でしたが、妻と一緒に見られてよかったかな~。

アウトレットで激安だったのでNATIONAL GEOGRAPHIC IL 5050バックパックを買ってみた

カメラバッグ如何にかかわらず、今自分用のバックパックは望遠レンズ用の大型バッグ2つしか持っていなくて、それより小型のものはずっと肩掛けを使っていました。
が、肩掛けバッグは荷物が取り出しやすい反面、片方の肩への負担もそれなりにありるし、かがむとバランスが悪いですよね。

プライベート用にちょっとした荷物+カメラ用にバックパックは欲しいと思っていたのですが、それなりにしっかりしたものは良い値段なのと、間仕切りがないバックパックは荷物は入るけど奥に入れたものが取り出しにくいとか、使い勝手の面で敬遠していたんですよね。
ただ最近クロスバイクを買ったので、移動で荷物を運ぶ際に、肩掛けだとどうしても屈み姿勢になるためバランスが悪いので、あまり大きくないバックパック欲しいなと思っていました。

そう思っていたら、年度末なのか大幅値引きされたバックパックが出ていて、クーポンとポイントでさらに安くなるので、ポチってみました。

NATIONAL GEOGRAPHIC IL 5050

NATIONAL GEOGRAPHICと言えば、アメリカ発のドキュメンタリーチャンネルで、「メーデー!:航空機事故の真実と真相」などが面白いですが、なぜかそことカメラアクセサリメーカーのManfrottoがコラボしたカメラ用品を出しています。以前は三脚も安価な商品で出していましたが、今は殆どディスコンになっていて、カメラバッグがメインですね。

今回買ったバッグNATIONAL GEOGRAPHIC IL 5050も、定価は3万円を超えるものですが、8割引きになっていました。サワrに割引クーポンとポイント諸々使って4千円強。普通のリュックより安い。よほど在庫を捌けたかったのでしょうね…
バックパックSと言う商品だけあり、対応カメラは各社ミラーレスでも小型のものですが、一応フルサイズ機のSONYのα7シリーズ、α9シリーズも対応となっています。
それらより一回り大きいNikon Z8はちょっと厳しいかもしれないけど、間仕切りは動かせるので何とかなりそうと思いまして。
普段はコンパクトなLUMIX GX7 MarkIIIを入れて、水筒やら身の回りの物を入れて、といった感じかな。

上が汎用の荷物入れで、下にカメラ関係が入るというバッグになっています。

もうカメラが入っている!

パカッと空けたらもうカメラが入っているw 販売時のイメージのようです。でもこういうのが入っているので、意外とコストは掛かっていそうですね。

中のカメラ収納部はこんな感じ

収納部はSサイズだけあり確かに小さめです。ミラーレスでも比較的小型のマイクロフォーサーズ、APS-C向けで、フルサイズだとファインダの出っ張りがない機種や、SONYのαシリーズならぎりぎり入るようですが、一回り大きいNikon Z8だとどうでしょう?

何とかギリギリNikon Z8が入りました、ちょっと奥行き方向が厳しそうですが…。EVFの出っ張りがはみ出しています。

Nikon Z8を入れた状態でなんとか蓋も閉められた


この状態でもなんとか蓋を閉められました。ワタシのNikon Z8はLアングルアダプタを付けているので、少し背が高くなっているんですよね。これを外せばもう少し苦しげなく入りそうではありますが、交換レンズは小型のものがあと1本入るかぐらいな感じです。やはりこのバッグはSサイズだけあり、NikonやCanonのフルサイズ機には不向きですかね…。SONYのαの小ささには感服します。

もちろんもっとコンパクトなカメラなら難なく入りますし余裕すらあります。

マイクロフォーサーズのLUMIX GX7 MarkIIIなら難なく入るし、交換レンズ3,4本も余裕ですね

Panasonic LUMIX GX7 MarkIII(GX7MK3)なら余裕で入る上に、交換レンズ3,4本程度もちゃんと入ります。カメラバッグとして使うなら、やはりこのサイズのカメラに適したバッグです。Nikon Z8だと交換レンズは下のカメラ収納部ではなく、上の汎用収納部に入れれば何とかいけそうです。あるいは下にレンズを立てて収納し、カメラはバッグに入れないで首からぶら下げる使い方なら行けそうです。

面白いことに、カメラ収納部は取り出してそれ単体で肩掛けバッグにもなります。まあそれをしないためにバックパックを買ったので、そういう使い方はたぶんしないでしょうけど。

この状態だと多分Nikon Z8は蓋が閉められないでしょうね、M4/3やAPS-Cまでですね
https://www.manfrotto.com/jp-ja/national-geographic-iceland-2in1-camera-backpack-s-for-csc-ng-il-5050/

小型とはいえ14インチのノートPCも入るし、サイドに小型の三脚も取り付けられるし、ペットボトルもサイドポケットに入ります。

くるくる巻かれている上の収納部は割とモノは入りそう、何ならタブレットやノートPCも入ります

なかなか便利ですし、Sサイズながら結構入ります。これより大きいMサイズもあるようですが、個人的にはかさばるのでこれくらいがちょうどよいですね。
フルサイズ機と多くの交換レンズを運ぶなら、今使っているVanguardのALTA SKY 53がありますし。
これならちょっとした撮影もそれ以外も、気軽に持ち出せそうですね。これで古いバッグ類は処分できそうかな。


アウトレットでまだ安く出ています(2025年3月末現在)。お早めに!

ホンダの青山ビルが建て替えということで見に行ってきた

事務用鉄筋コンクリートビルの法定耐用年数は50年とされています。
1985年8月に完成したホンダの青山ビルは、まだ築年数40年に到達していないのですが、この春でその役割を終えて建て替えるのだそうです。
ええっ、もったいないな~。今のビルは取り壊して、2030年頃に新しいビルに生まれ変わるのだとか。

Hondaの青山ビル

ということで見に行ってきました。個人的にも何度か来たことがある場所です。
実は地上17階建てと、それほど高いビルではないんですね。

初めて来たのは2003年、高校の同期のT氏と来ました。当時はアコードユーロR欲しいなぁとか言っていた時期で、結局2人ともその後買いました(笑

昔ASIMOが踊っていた大型スクリーンの前のステージは、今はなくなってしまったようですね。

Honda 0のシャシーとASIMOが映るスクリーン


ここではよくイベントなども開催されていたと思いますが、何でステージなくしちゃったんでしょうね?

で、今回もそのT氏と来てみました。彼と来るのは23年ぶりだ!

T氏、もう家族の意向でお金があっても絶対買えないシビックType R

お互い今は家庭を持ち、アコードユーロRも降りています。T氏はもうMTでマフラー左右出しの車には奥様の意向で乗せてもらえないそうです(笑) EV買うしかないですかね。お互い歳を取りました(笑) やっていることは変わりませんが。

自分の年齢より若いビルとはいえ、それだけの期間ですからいろいろな歴史が詰まっています。
まだ本田宗一郎が存命だった時に建てられたビルですが、いよいよそのビルの一般公開されているウェルカムプラザ青山も2025年3月いっぱいで一旦閉館です。

スーパーカブやMOTO GP、F1などのミーティングイベントもたくさん行われたこの場所もいよいよラストです。3月は別れの季節ですね。
ASIMOもいましたよ。動いて!

夢、ありますか?

DREAM、Hondaっぽいですねぇ

ニコンプラザ東京にて50mm f/1.2 Sやら各種望遠レンズを試す

この日は予定があったので、あまり多くの時間は取れなかったものの、せっかく来たのでできるだけいろいろなレンズを試してきました。

やっぱりF1.2シリーズはNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sかなぁと。バランスがいいんですよ。f1.2という開放f値と50mmの焦点距離が。
個人的に35mmが標準レンズなのですが、ボケ味とのバランスを考えると、50mmの画角が一番しっくりくる気がして。
あと純粋に手持ちのAI NIKKOR 50mm f/1.2Sと比較して遊びたいというのもありますしね。

そして望遠レンズコーナーへ。

NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S(中央)はテレコン内蔵で一番欲しいレンズ

憧れのNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを試しました。せっかくなので自分の撮影スタイルで手持ち撮影させていただきました。

ビルのガラス越しの情景なのでコントラストや解像力は差し引くとして、絶対的に軽いわけではないにしろ(それでも自分が使っている古いGタイプからしたら2㎏以上軽いのは魅力!)、やっぱりこの重量バランスの良さは手持ち撮影しやすい。
そして右手で切り替えられる内蔵1.4倍テレコンバーターも魅力です。本当に便利ですよこの内蔵テレコンは。

そして実際購入するとしたら現実的なレンズを。
こちらも窓越しなので、所々色が変だったり解像力がもう一歩なのはご容赦を。

NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの軽量さは魅力です。が、自分の撮影では600mmだけでなく1.4倍テレコンも使います。
となったときにf/4に1.4倍テレコン挟んでもf5.6と1段暗くなるだけですが、元々1.5段暗いf/6.3の望遠レンズに1.4倍テレコンだとf9になってしまいます。
これがどの程度AFスピードや速いシャッターを切れるか否かに影響するかといったところです。ニコンプラザでは窓越しになってしまうので、実際の撮影状況で試してみないと何とも言えません
が、これがまともに動いて画質も悪くないなら、軽量でフットワークもよくなりますからね。
ミラーレスになって考え方も一眼レフの価値観から改めないといけないとは思っていますが、やっぱり明るい単焦点望遠レンズは魅力なんですよね。古くても一度使うともうね…。

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、この焦点距離なので、自分の撮影ならテレコンいらずなんですが、戦闘機撮影ではちょっと長すぎるシーンが多くなりそうです。
野鳥撮影なら迷わすこのレンズを買うでしょうね。

最後に、今自分が最も使用頻度が高いレンズ、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRに2倍テレコンのTC-2.0xをつけてまともに動くのか、試してみました。
f13ですからね…。

さすがにやや球面収差の影響が見て取れます。それでも一昔前のズームレンズにテレコンよりはずいぶんまともに撮れるものだなと感心しました。
窓越しで薄暗かったので、感度が目一杯上がってしまっていますが、晴天下ならそこそこ撮れそうな感じではあります。AFもちょっと遅くなるけど迷わず動いています。
個人的にこのクラスの望遠ズームにテレコンは今でも抵抗があるのですがちょっとしたお遊びなら十分かなとも思います。もちろん日中撮影限定ですが。


ちょっと遊ぶなら、Zマウント望遠にテレコン、Fマウントよりは解像力の低下や収差の発生が少ないですね。
Z 180-600mmにTC-2.0x、割と使えますね。そこまでの超望遠、何に使うかと言うと微妙なところではありますが。

ニコンプラザ東京で3種類のNIKKOR Z 35mmを試してみた

週末土曜日、久しぶりにニコンプラザ東京に行ってきました。じっくりレンズを試せますからね。

試したかったのは、新しいNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sです。何せ、これの光学設計者は50mm f/1.2 Sと同じ方のようですからね。
そして普段使っているf/1.8 Sとの比較もできました。

サイズ感がほぼ同じf/1.4とf/1.8 S、その倍近い全長のf/1.2 S

同じ35mmが3種類も! Nikon Zマウントで最初に発売されたf/1.8 S、その後f/1.4とさらに明るいのにコンパクトなレンズが登場(ただし非S Lineレンズ)、そして今回NIKKOR史上もっとも明るい35mm f/1.2 Sが発売されました。

では試してみましょう。後ボケと前ボケを比較してみました。いずれも各レンズの絞り開放です。手持ち撮影なので厳密な同じ構図ではないのはご容赦ください。

NIKKOR Z 35mm f/1.2 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.4

それぞれの特徴や個性がよく出ていると思いますね。

まずf/1.2 Sですが、大きく太いレンズながら、その大きさよりは重量を感じませんでした。とはいえ重量は1,060gもあり、これはf1.8 Sの370gの3倍近い重量です。普段持ちするには大きく重いレンズではあります。それだけに撮影に持ち出すには相応の気合は必要でしょう。
しかしの描写は圧巻で、前ボケも後ボケも見事です。35mmでここまでボケを出せるとは! 特に前ボケの柔らかさと非点収差のなさが見事です

次にf1.8 Sですが、3本の中で最もボケ量は少ない(当たり前)ですが、ボケの質感そのものは悪くないですね。2018年のZマウントカメラとともに発売された最も古いZマウントレンズではありますが、その描写力は健在です。そしてこの3本の中で重量や大きさ、価格と描、最もバランスが良いレンズであることも確認できました。f/1.2 Sはこのレンズの3.5倍もの価格です。f/1.2のインパクトは大きいですが、その価格差と大きさを考えると、このf/1.8 S配膳魅力のあるレンズだと思いますね。

最後にf/1.4です。このレンズのみ特に描写にこだわったS-Lineレンズではないので、名称末尾に「S」が入りません。ただf/1.4のは魅力でしょう。f/1.8 Sよりも少し安価なのも、どちらを買うか迷われている方も多いでしょうね。ただ、S-Lineではないので、例えばレンズにAF/MF切り替えスイッチすらなく、質感もS-Lineレンズより劣りますね。
ボケ量はf/1.4らしいのですが、そのボケの質がS-Line2本とは明らかに異なります。球面収差や非点収差による影響が見られ、ボケ方はやや古いレンズを思わせますね。特に写真右の前ボケが、非点収差によるものと思われるぐるぐるボケの傾向が見られますね。また、ライトの光のフチに色づきも見られます。
とはいえ、解像力そのものは良いですし、一眼レフ時代の基準だったら、まあこんなもんでしょうと言われるでしょうね。多分、一眼レフ用で最も明るい35mmだったAI Nikkor 35mm f/1.4Sよりもトータルでの描写は上でしょう。なのにAFで安いのだからびっくりですね。

この3本試せてよかったです。f/1.2 Sにあこがれを抱きますが、やはり普段使いしやすいのはf/1.8 Sだと再認識した次第でもあります。でもこの35mm f/1.2 Sはいつか欲しいし、50mm f/1.2 Sとも迷うところです。今となっては50mm f/1.2 Sの値段も決して高くないですからね。


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無償版Davinci Resolveで動画のゴミを目立たなくする

先週の入間基地一般公開ですが、カメラは2台、Nikon Z9Z8を持って行ったのですが、NIKKOR Z 24-200mmを着けたZ8で動画とスチル撮影を行いました。
最近Z9ばかり使っていたので、久しぶりにZ8も持ち出したのですが、大失敗だったのが、ゴミがセンサに多く付着していたこと。
事前にテスト撮影を怠った自分が悪いのですが…

大失敗!動画にゴミがたくさん入ってしまった…

スチルはLightroom ClassicでもNikon純正のNX Studioでもゴミ取り機能があるので何とかなりますが、問題は動画です。
動画のゴミ取りって簡単じゃないよねぇ、実はDavinci ResolveにはResolveFXにダストバスターなどの埃除去機能もありますが、これらは有償版でのみ使用可能となっています。

では無償版ではどうすればいいか、1つは周辺の画像をコピーする方法で、Photoshopなどの画像編集ソフトで言うところのスタンプツールのようなものです。
以下のブログに詳しく書かれています。

https://ue4player1.blog.fc2.com/blog-entry-123.html
https://vook.vc/n/644

ただ、この方法は動画に動きが少ない場合や、周辺の色の変化が少ないシチュエーションに限られます。
私が使ったのはぼかしツールであるブラー(ガウス)です。

カラータブからFXエフェクトを選択すると表示される

まずはシリアルノードを追加します。次に9. ResolveFX ブラーからブラー(ガウス) をドロップします。

シリアルノード03にブラー(ガウス)をドロップして割当る
割り当てただけでは画面全体にブラー(ガウス)が適用されてしまう

このままだと画面全体がガウスぼかしになってしまうので、ウインドウから「円形」のボタンを押します。


すると、円形で囲われた部分のみにブラー(ガウス)が適用されます。
あとはこのサークルをゴミの場所に移動させ、サイズを調整します。

サークルをゴミの写っているところへ移動させ、サイズを調整する

この円形は1箇所だけでなく、何個でも追加できるので、今回は特に目立つ4箇所にこのブラー(ガウス)を割り当てました。

4箇所にブラー(ガウス)を割り当ててみました

今回は複数個所ゴミが写り込んでしまいましたが、幸いどこも背景がちょうど雲り空になっている部分がほとんどだったので、ぼかしがあまり気にならない範疇でした。
一瞬被写体(ここではC-1輸送機)がかぶってしまう場面では、その部分がぼやけてしまいますが、一瞬なのであまり気にならないですかね。
ぼかしも強すぎると弊害があるので、今回はわずかに映り込みがわかるかな、程度のぼかしにとどめておきました。
ゴミは基本イメージセンサの手振れ補正で多少動く程度で、同じ場所にずっと存在するため、編集としては場所をしてあげるだけで、モザイク処理のように人が動くとそれに追従、ということをさせる必要がないです。
これである程度ごまかせたようです。また、今回はすべてのカットで同じ場所にゴミが映り込んでいるので、ここで作成したブラー(ガウス)を割り当てたシリアルノードは他のカットにも採用しました

各カット1つ1つに同じブラー(ガウス)を割り当てるには、最初に作成したブラー(ガウス)のりシリアルノードを「共有ノードとして保存」することで、他のカットにも簡単に割り当てられます。

作ったシリアルノードを他のカットに割り当てるには共有ノードとして保存を選択する

共有ノードを作成したら、適当に名前を割り当てられるので、あとは他のカットにもこのノードを追加するだけです。これはカラーグレーディングなどにも応用できます。

作ったノードは「ブラーガウス埃除去」と命名して他のカットにもコピー

これを出力させた結果が、先日アップした動画になります。

やり方はいろいろあると思いますが、動画の状況によっては、こうした無料でもできる機能で何とかなる、というお話でした。
ああ、でもやっぱりいつかは有償版にしたいなぁ。

次回撮影時には、事前にセンサの状態を確認するようにし、本当に気を付けなければ…


話は変わりますが、Nikonがついに公式HPでNikon Zシリーズの半角スペースを無くし、全てZの後の数字との間のスペースを全機種で削除しました。
例えばNikon Z 9→Nikon Z9になっています。

Nikon Z6IIIではデビュー当初からスペースが入っていなかったので、ここから変更するようにしたのでしょうけど、従来機種も表記変更したようですね。
思えばなぜ半角スペースを入れていたのかが不明ですが、今回見直したのはネット検索でも検索しづらいなどのあったのでしょうね。

Nikonは過去にもFマウントレンズのカタログ表記を何度か変えたりしていて、あまりポリシーがないのか、分かりづらいから変えようと思ったのかわかりませんが、ちょっといい加減な気がしないでもないですね。

90年代のレンズが2000年代になって表記が変わったなんてのもありましたね。F値もF2.8がf/2.8になったり。こっちが気をつけて書いていると公式のほうがブレブレだった。
名前はきちんとポリシーと命名規則を設けたほうが良いと思いますが、FマウントではMicro-NikkorだったのがNIKKOR MCと余計分かりづらくなったりもしていて、何がなんだか。

なお、ブログのタグのNikon Z 9やZ 8は、ここで半角スペースなしに変えてしまうと、別のものとしてカテゴライズされるので、あえてそのままにしておきます。
数十年後、半角があるかないか論争にならないかしら(笑

CP+2025を少しだけ見てきた

金曜日、CP+2025の2日目。実はこの日、マイナンバーカードの更新があり、午後引き取りに区役所に行かなければならなく、せっかく午後仕事の休みを取ったので、マイナカード更新後にCP+ に行くことに。

マイナカード更新が予定よりも早めに終わったのは良いけど、遠いんですよね、会場のパシフィコ横浜。結局15時半頃に着いたので、18時閉場までの約2時間半程度しか時間がないため、見たいところのみを重点的に周ることにしました。よって写真少なめです。
基本アクセサリや説明を聞きたいところを中心です。

話題のSIGMA BFはデザイン重視のちょっと意識高い系カメラをアピール

TEAC/TASCAM

真っ先に行ったブースがTEAC・TASCAM。動画系の音質向上を考えていまして。

XLRマイクアダプターCA-XLR2dですが、3種類(Canon, Fujifilm, その他アナログ入力用)ありまして、Nikonは外部音声のアクセサリポートによるデジタル入力非対応のため、最終的にはカメラ本体のステレオミニマイク入力端子に入れなければならず、音質的に向上するのか(特にS/N比)興味がありました。
が、肝心の展示機のNikon Z 9のバッテリ切れ、おまけにマイクアダプター自体も電池切れと、2日目なのに準備の悪さが目立ちました。しかも説明員さんはあまりカメラに詳しくないのが残念。音質そのものは、隣りにあったOM-1IIの内蔵マイクとの比較で、確かにかなり音質が良いのはわかりました。が、やはりどうせなら外部レコーダー入れたほうが確実かなという気も。なので、導入するとしたら、隣りにあったタイムコードジェネレーター搭載のレコーダー、FR-AV2かなぁと。こちらなら32bit Floatで録音できるので、録音レベルを気にしなくても良いですから。

焦点工房

言わずとしれた、海外のマウントアダプターやレンズなどアクセサリ類の輸入代理店からは、MonsterAdapter LA-FZ1をまず試しました。
Nikon純正よりも前に、なんとAFモータ非内蔵レンズをZマウント機でAF動作可能なアダプタで、マウントアダプターにAFモータを内蔵しています。
純正は恐らく様々な事情でこういったものが難しいのでしょうね。

試したところ、まだまだ試作品、色々と問題が。
まずはカメラの電源を入れるとずっとなり続けるカチカチと言う異音。後から知ったのですが、レンズの絞り連動レバーを連打している音だそうです。
カメラ側で設定した絞りにするためには、CPUレンズの場合、絞りは最小絞りに設定しているので、それは設定通りになっていますが、実際のところこれがうまく機能していないようですね。

実際の動作は動画で撮ってみました。

ずーっとカチカチ鳴り続けているのは絞り連動レバーの音らしいのですが、AFもまだ近場では合わないとか、ウォブリング動作を繰り返すとか、絞りをボディ側で操作しようとしても反応がないとか(ずっとf1.8のまま)不安定で、ベータ版にすら達していない感じです。
元々が一眼レフの位相差センサに合わせた特性なので、位相差の検出範囲が構造上どうしても狭くなる像面位相差センサとコントラスト方式のミラーレスでは、レンズデータを持たせておかないとかなり動作不安定なんでしょうね。

Nikon純正のFTZ/FTZ IIはモータ内蔵レンズ(AF-S/AF-P/AF-I)のみの対応で、その本数約90本ですが、恐らく各レンズのデータを持たせていて、距離エンコーダを内蔵している、比較的新しいor古いものは上級レンズが多い(つまり各種収差が少ない)からこそ、Zマウントレンズと遜色なく動作させられているとは思います。
MonsterAdapterがどこまでそういったことを出来るのか、まあこういうのは遊び要素も多いですから、完璧を求めちゃいけませんね。ロマンです、ロマンを買うのです。

そしてもう1つ注目なのは、TTArtisan 203Tで、何とこのカメラ、蛇腹のクラシックなスタイルの完全機械式カメラで、何とチェキでおなじみのインスタントフィルムinstaxで撮影可能なカメラで、フィルム排出も電動ではなく回転式レバーで行うようです。

質感はさほど高くはなく、ジャバラ部分は皮ではなく布製っぽいですが、チープすぎず高級すぎず、こうしたカメラが現役だった頃の質感に近いのが好感持てます。
昨今フィルムが高くなりすぎ、現像受付できる店が極端に減り、気軽にフィルム撮影できる環境ではなくなりつつある今、instaxを使うカメラというのはなかなか目の付け所が良いですね。instaxならすぐに無くなることはないでしょう。むしろ今人気で、Fujifilmの写真部門でもかなり売上が良いそうですから。
こちらは秋に発売予定、値段は不明ですが、わりと欲しいカメラですね。

ちょうどHASEO氏の公演も行われていました。

Videndum(Manfrotto/Gitzo/Lowepro/JOBY)

動画用の一脚、色々試してみました。
このフルードカーボンビデオ一脚MVMXPROC5、一見華奢に見えて、剛性感はアルミのもう少し太いタイプと変わらず、なかなか使いやすそう。

Manfrotto フルードカーボンビデオ一脚MVMXPROC5

去年運動会用にこれの1世代前のアルミ版を使いましたが、なかなか良かったけどもう少し軽いといいなと思っていたので、これは候補にしたい1つです。
アウトレット品なら買えそうだけど、この値段出すならもうちょっと頑張ってGitzoかなとも思ったり

Nikon/RED Z CINEMA

結局ここが時間的にも最後に。動画編集(特にDavinci Resolve)関係で色々聞こうと思って訪ねたら、肝心のDavinci Resolveを動かしているマシン(某PCショップの高級動画編集マシン)のグラボの調子が悪いとかで、全然サクサク動かない。これだったらうちの環境のほうが数段階的だわ~となりつつ、同時に展示されていたASUSのモニタも結構良かったな。

で、なんとREDのシネカメラV-RAPTOR [X] Z Mountを触らせてもらえるとな!

おねーさんが解説してくれて持たせてもらいました。全くどう使うかわからない、文字通りプロ用カメラですが、モニターに出てくる絵がもう映画っぽくてスゲー(笑
ブース柄、映画関係者と思われる外国人のお客もちらほら見かけました。
なにせNikonのRED買収は、業界を賑わせましたからね。

一体実際にどれくらいNikon Z 9で動画撮影が行われているかわかりませんが、少なくともNikonは気合が入っているようです。そろそろII型の足音も聞こえてきそうな感じですが、Z 9自体はまだまだフラッグシップ機として君臨、動画もN-RAW 8.1K 60pで撮影可能で、Panasonic S1RIIという強力な動画ライバル機も出現しましたが、それはさておき新しい動画向け電動ズーム搭載のレンズNIKKOR Z 28-135mm f/4 PZを初めて試せました。
なかなかズムーズに動くズームですが、もう少し感度が低いと良いかなぁ。またAFはかなり素早く、スチルでの動体撮影も余裕そうと感じましたが、逆にカメラ側でAFを一番遅い設定にしてもまだ動画用としては速く感じました。もう少しゆっくりフォーカスできるとよいですね。
レンズの操作性自体はかなりよく、MFもとてもやりやすい。映画のような撮影なら、MFのほうが何かと都合は良いかもしれませんね。
あとこのレンズ、アウトフォーカスした背景の玉ボケがきれいで、それに感動しました。これでスチル撮る人は少ないでしょうけど(スチルなら絶対Z 24-120mm買った方が良いです)、かなりボケ味にも留意していると感じました。


ここで時間切れ。18時です。せめて19時までやってくれたらなぁ…。

結局SIGMAブールに寄る前に終了

話題のSIGMA BFや300-600mmを見たかったけど、残念終了です。

Nikon Z 8 + NIKKOR Z 40mm f/2

今回は一部Z 24-200mm、それ以外は軽量なZ 40mm f/2でお気軽撮影でした。結構良いんですよZ 40mm。
ということで、次に向かいました。

ほんまアホやな…横浜から銀座へ。ちょっとした戦利品もゲットしましたが、その話題はそのうち。大したものではないですよ。

たまには35mmでスナップを

最近望遠レンズバカになってしまっていますが、自分の写真の原点は35mmレンズです。ってことで、望遠レンズ撮影の合間に撮ったスナップ。

地蔵塚

たくさんの小さなお地蔵さんが並んでいる斜面。片田舎のこの場所になぜこれがあるのか、いつからあるのかわからないけど、古そうなのは確か。
たまたまロケハンで入った場所にこういうのがふとあるのが面白い。

Nikon Z 8 FW C:Ver2.10とNX Studio Ver1.8.0

昨日は発熱で仕事帰りすぐに寝てしまいましたが、おかげで今日は回復しましたので、1日遅れでNikon Z 8のFW C:Ver.2.10に更新を行いました。

今回、スマホのSnapBridge経由で初めてFWのアップデートに成功した気がします。

転送エラーで失敗が多かったFW更新、今回初めて?成功

いつも、スマホのSnapBridgeからFWを更新しようとすると、スマホからカメラへのデータ転送途中で失敗してしまうんですよね。
今回成功した秘訣は、ズバリスマホとカメラを近づけたこと! これはSnapBridgeが繋がりづらい場合にも効果を発揮しますのでおすすめです。

今回のZ 8のFW更新内容は以下のとおりです。

  • ■ 動画撮影関連
  • 撮像範囲設定が DX の場合でもハイレゾズームの使用が可能になりました。
  • [カスタムメニュー]> g10[パワー/ハイレゾズーム連携]* を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> g13[シャッターモード]を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> g15[ゼブラ表示]に[ゼブラ表示の色]を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> g18[輝度情報の種類]に輝度情報の表示をカスタマイズする機能を追加しました。
    *本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能です(2025 年 2 月現在)。
    ■ 操作関連
  • 静止画モードと動画モード各々で撮影モードを設定可能にしました。
    ※ ファームウェアのバージョンアップ直後は、撮影メニュー[A]~[D]の撮影モードがすべて P に設定されています。
  • [カスタムメニュー]> f2[カスタムボタンの機能(撮影)]と g2[カスタムボタンの機能]に、[パワーズーム位置の登録/呼び出し]*を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> f10[ズームリング操作(PZ レンズ)]* を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> f11 と g9 の[パワーズームのボタン操作(PZ レンズ)]の名称を[パワーズームの 操作設定(PZ レンズ)]に変更しました。また、[パワーズーム速度]を[パワーズーム速度(ボタン操作)]と[パワーズーム速度(レバー操作)]* に分けました。
    *本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能です(2025 年 2 月現在)。
    ■ その他
  • [カスタムメニュー]> f1 と g1[i メニューのカスタマイズ]に i メニューに割り当てられる機能として、[パワーズーム速度(ボタン操作)]を追加しました。
  • 以下の不具合を修正しました。
  • 一部の CFexpress カードにおいて、連続撮影可能枚数が低下する場合がある。
  • [静止画撮影メニュー]>[静止画フリッカー低減]を[ON]に設定して連続撮影を行うと、以下の現象が発生してしまう場合がある。
    ▸ まれにカメラが操作を受け付けなくなる。
    ▸ ファインダーや画像モニターの撮影画面(ライブビュー)が正常に表示されない。
    ▸ オートブラケティング撮影時に露出オーバーの画像が記録されてしまう。
  • [静止画撮影メニュー]および[動画撮影メニュー]の[オートキャプチャー]で以下の設定にしていると撮影が開始されない。
    ▸ [キャプチャー条件]を[モーション]に設定
    ▸ レンズの[フォーカスモード切り換えスイッチ]を[M]に設定
  • ATOMOS AirGlu BT 対応機器と接続して動画撮影を行った場合、まれにカメラが操作を受け付けなくなる場合がある。
  • まれに[画像編集]を行うことができない画像が記録されることがある。

主にZ 9で選考して搭載されていた動画関連の機能拡張と、操作関連、不具合の修正ですね。
地味によいのが「静止画モードと動画モード各々で撮影モードを設定可能にしました」ですね。これ、スチルは絞り優先かシャッタースピード優先で撮ることが多いのですが、動画はお気軽にP(プログラムオート)モードで撮りたいことが結構あるもので。やっと分けてくれたか~といったところです。
うっかりNikon Imaging Cloud対応しないかなと思ったら、さすがにそれはなかった(笑) この分だとZ 9とZ 8はこのまま対応は見送られるかもしれませんね。


RAW現像ソフトのNX StudioもVer.1.8.0に更新されています。こちらはCOOLPIX P1100への対応とちょっとした不具合修正です。これもAIノイズリダクションみたいな大物更新があれば面白いのにな~

やっとNikonからN-RAWの使いこなしガイドが出た

Nikon Z 9が2022年4月のFW:Ver2.00で動画のN-RAWに対応して3年近くたちます。その後Nikon Z 8Z6IIIも対応しましたが、私含め、一般の素人にはまだまだ使いこなせていない、というのが実情ではないでしょうか?

今から四半世紀以上前にデジタル一眼レフが登場し、静止画のRAWファイルも一般に扱えるようになってはいたものの、2000年代前半はまだメモリーカードの容量が小さく、RAWで撮影するとすぐいっぱいになってしまう、というのもありましたが、当時はRAW現像できるソフトも有料のものしかなく、PCもまだスペックが低く、Nikonでは純正ビューアーで簡易的に補正できる程度でした。
それが今や、各社無料の純正RAW現像ソフトがあり、サードのソフトも充実するようになりました。おかげで、静止画におけるRAW現像は、ハイアマチュア以上にとっては当たり前のものとなりました。

動画に関しては、まだそこまでではないですが、少しずつ環境が整ってきてはいると思います。
Nikon独自の動画RAWであるN-RAWは、例えば4.1K60pで記録した場合、最高画質AppleのProRes RAWの半分、標準画質で1/4以下とデータを食わないのも魅力です。
※Nikon Z 9/Z 8は8.3K RAWはProRes RAWは非対応で、N-RAWのみ対応します。

とはいえ、カラーグレーディング、Logガンマ、LUT(ルックアップテーブル)など、何となく聞いたことはあるけど何だかよくわからないし、具体的に何をどうすれば…というのが1つにまとまっているページがなかなかないのが実情でした。
そんな中、やっとNikonが公式に使いこなしガイドのページを公開しました。

映像クリエイターのためのN-RAW使いこなしガイド

ただし、現時点でN-RAWに対応する動画編集ソフトはDaVinci ResolveEDIUS X Proに限られるのと、Nikon公式や多くのクリエイターさんが使い方を披露しているのがDavinci Resolveとなるため、実質的にN-RAWを扱うならDavinci Resolveとなります。

Davinci Resolveは無償版と有償版のSTUDIOがあり、無償版でもN-RAWでの編集が可能です。
無償版と優勝版の違いは大まかに以下の通りです。

  • 有償版が8K以上(32Kまで)、120pの書き出しに対応するのに対し、無料版は4K60pまで(無料版も8K動画の読み込みや編集は可能で最終書き出しが4Kまでとなる)
  • 無料版はノイズリダクションツールなど一部のエフェクトや編集機能が使えない(特にノイズ除去はRAW動画はカメラ側でノイズリダクション処理しないため、ソフト側でできないと高感度ノイズが残ってしまう)
  • 有償版はAIを使ったDaVinci Neural Engineを使用可能
  • 編集や書き出しにGPU性能をフルに活用可能(無償版は制限あり)

もちろん上に書いたこと以外にもいろいろと差はありますが、基本的に無償版でもN-RAWが扱え、4K60pまでの出力であっても、まだまだ8K表示環境がほとんどない現状では、無償版でもカラーグレーディング含め大抵のことは出来るため、十分高機能と言って差し支えないでしょう。
趣味程度なら無償版でほぼ賄えるはずです。

ただ、Davinci Resolveの無償版を3年ほど使ってみて、N-RAWを扱った際に有償版が欲しいなと思ったのは、ノイズリダクションですね
特に感度が上がる暗い場所でのN-RAW動画には、かなりのノイズがのってしまいますが、無償版ではノイズリダクションが使えません。これが結構痛いです。
有償版のDaVinci Resolve STUDIOを使っていない現状で、感度を上げざるを得ない状況では、カメラ内でノイズリダクションをかけてエンコードできるH.265やH.264といった圧縮動画、あるいは低圧縮でビットレートが高いProRes 422を使わざるを得ないです。
また、過去に74式戦車引退前に発砲炎を4K120pで撮りましたが、この動画は取り込めても60p扱いになってしまうようです。せっかくなので120pから60pのスローモーション動画にしたかったのですが…

有償版は一度買ってしまえばその後のメジャーアップデートは無料でできるほか、Blackmagicの製品に同梱されているものや、代理店割引もあるため、確認してみてください。
ガンガン編集する人なら買って損はないと思います。私みたいな素人がライトに編集するにはちょっと高価なソフトで二の足を踏んでしまいますけどね。価値は十分あると思います。


せっかくNikon公式の使いこなしガイドが出たので、それを参考にしつつ年始にとって未編集の動画を編集してみました。
Nikon Z 8 + NIKKOR Z 35mm f/1.8Sを使用、N-RAWで撮影。SDRで撮ったものをDaVinci Resolveで一旦N-Logに戻してからカラーグレーディングしました。
LUTにフリーのCrispAutumnを使用し、フィルムライクに仕上げました。が、60pで撮ってしまったので、出力も60pのままです。被写体に動きがないので、24pにしても良かったですね。