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SIGMA 150-600mm Sports導入から5年

エイプリルフールな4月1日、ちょうど5年前何をしていたかというと…

Nikon 1 V1 + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sportsを導入して5年経つんですね。で、Nikon 1 V1に取り付けて、1620mmの超望遠レンズになるとかって遊んでたみたいです。

やっていることは、今と全然変わってない…。進歩していない私…。

Nikon 1 V1 + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports (600mm)

写真がちょっとぼやっとしていますね。この当時は軽いカーボン三脚しか持っていなかったし、ジンバル雲台もなかったですね。傾いているし(苦笑)

ただぼやっとしているのは、それだけが原因ではないのは、HPにも書いたとおり、安物中華製保護フィルタが原因だと知るのは、この後戦闘機撮影をしてからなのでありました…。

2019年の百里基地航空祭から

600mmがあると、こういうが撮れます。写真スタイルを変えたレンズですね。

関東季節外れの積雪

1シーズンに2,3回程度しか雪が降らない、降っても積雪することはめったに無い関東ですが、桜が咲いた後の積雪は51年ぶり、3月下旬の積雪も32年ぶりだそうです。

嫁車もまだスタッドレスなので、本当なら車ででかけて、雪と桜のコラボ写真を撮りたいところですが、COVID-19による外出自粛が求められている状況ですから、そこはグッと我慢して、ベランダからの観測としました。

雪って、写真に撮ると、雪の粒まで撮るのは意外と難しいのです。そこで、望遠レンズで絞りはやや開け気味にすることで、被写界深度の浅い写真としました。遠景だけを漫然と撮っても立体感が出ないので、何かワンポイント入れるのがポイントですね。

1枚目は、ご近所の桜を入れてみました。もうちょっとトリミングしても良いかもですね。

望遠で撮る雪

ベランダからなので、撮影範囲は限られますが、背景に暗い色のマンションを配して、白い雪を強調してみました。

道路も積雪

ややベタ雪だったので、道路には積雪しないかなと思っていましたが、お昼くらいには道路もシャーベット状の積雪が発生していました。
上の写真はRAW現像で、Capture NX-Dの「グラファイト」を使ってみました。

関東の桜も終盤かな

午後には雪は止みましたが、桜も少々花びらが落ちてしまったかな? そろそろ都内の桜も終盤に、今度は北関東や東北に桜前線が移動していきますね。

百里基地周辺の”春”

フライトも殆どなかった25日、周辺の”春”をロクヨンで切り取ってみました。

1枚目はf5.6、2枚めは絞り開放。残念ながら鳥さんはブレているけど(鳥の名前は全然わかりません…)、確かにこういう望遠レンズ持っていると、鳥も撮りたくなるのもわかる気がするな…。

桜は、25日時点で咲き始めといったところなので、年度明けのフライト始め辺りで、桜とファントム、桜とF-2を撮るチャンスが訪れそうです。

もっとも、年度初めはバタバタしているので、毎年そのタイミングで撮影に行くのは難しいので、未だ桜と戦闘機写真は撮ったことがないですけど。

個人的に、たわわに咲いた桜もいいけど、咲き始めの桜も風情があっていい。

右の花は何ていうのでしょうね? 全然わからない…

【百里基地】20/3/25の記録

年度末になり、仕事の目処もついたので、休みを取ってレンズテストも兼ねて、百里基地へ。

自衛隊も年度末なので、ノーフラかなぁと心配していましたが、完全ノーフラではなかったものの、部隊としてはほぼノーフラ、といったところでしょうか?

珍しくKCが降りてきたのと、これまた珍しく海上保安庁のAW139が来たことでしょうか。

そして、その後降りたF-2Aは、三沢基地から移転するF-2の最後の1機だったようです。この562号機の到着を持って、第3飛行隊(3SQ)の三沢基地から百里基地への移動が完了したことになります。

ところで、この4枚、絵がシャキッとしません。撮影時点のプレビュー画像でおかしいと思っていたのですが、家に帰って編集してみたところ、ブレやピンぼけであれば、写真全体がそうなるのですが、それらが不均一なので、どうやら陽炎の影響が大きいようです。
この日、百里基地はほぼ無風に近く、しかも気温も上がっていたので、地表付近でなくとも陽炎の影響が出ている可能性が高いです。
着陸侵入するこのくらいの高度だと、状況によっては陽炎の影響が出ますので。

午後にKC-767はお帰りに。風はほとんど吹いていなかったので、滑走路上は陽炎の影響が出るのは致し方ない状況でしたね。

真上に近いところにAW139が来たので撮ってみました。1枚目はやはりシャキッとしない絵に、2枚めはしっかり解像。ヘリなのでシャッタースピードは落としていますが、2枚めはしっかり撮れていることから、ダウンウオッシュによって陽炎の影響がある程度回避できているのか?

この日は、ファントムはエンジンスタートしたものの、程なく止めて格納庫へ。F-2はずらりと並んでいたけど、動き出し様子なしなので、早めに上がりました。

帰ってから、ベランダから町並みをテスト撮影してみましたが、近場から無限遠を含めて、しっかり解像しましたので、シャキッとしない絵は陽炎の影響かなと思います。

長いレンズは気象条件を受けやすく、色々難しいですね。

3月、花粉と黄砂? そろそろ空が霞んできた

久しぶりにタイムラプスで遊ぼうと思って、ベランダに三脚据えたわけですが、2月までと違って、3月も半ばをすぎると、花粉や黄砂の影響が出てくるんですかね? 
晴れていても、空気が結構霞んできています。

超望遠レンズでは無視できない陽炎の影響が

超望遠レンズで撮るのは、陽炎との戦いでもあります。
気温が高くなくても、晴れていると太陽の照り返しで、案外発生している陽炎。通常肉眼ではあまり確認できなくても、超望遠レンズでは、なにせ遠くまでの被写体だと、たくさんの空気の層をかいくぐってくるわけで、陽炎の影響が強くなります。

レンズの解像度テストも兼ねて、絞り開放にしてみたけど、陽炎の影響であまり良くわかりませんね…。

昨日は、都内はこの時期にしては暑い24℃だったようですが、これから夏にかけて、陽炎の影響はどんどん出てきます。

本当は富士山のタイムラプスを撮りたかったのですが、霞んで殆ど見えないので、遠くのマンションを。
上の昼の写真は絞りf16ですが、回折の影響より、やっぱり陽炎の影響、そしてこの日は風が強く、レンズ自体も揺れによって微妙に解像感を損ねてしまっています。

タイムラプス自体は絞り開放で撮りました。
別に盗撮したいわけではないですが、こういう高層マンション、案外カーテンしない人もいるようですね。カーテンをしない開放感というのも、高層マンション住まいの利点かもしれませんが、絶対見えないわけじゃないですからね…。

風の影響で構図が揺れている…

風の強い日はだめですね。三脚ブレ補正を入れていましたが、ブレ補正は揺れ具合で構図が微妙に変わってしまいます。タイムラプス撮影では切ったほうがよいですね。
まあ、とりあえずいろいろ試してみるつもりです。

302SQのファントムラストフライトから1年と1日

いやうっかり忘れていましたが、昨日3月19日は、百里基地の第302飛行隊のファントムのラストフライトから1年経過していたのですね。

もう1年と1日が経過しました。早いですね。

そして、今月は偵察機部隊の第501飛行隊のRF-4E/EJ偵察機もラストフライトを終えました。残念ながら仕事の都合がつかず、RFのラストフライトは見られませんでしたが、2020年度は、いよいよ最後のファントム運用部隊、ケロヨンの第302飛行隊もラストイヤーとなります。

今年も休みが取れたら、できるだけ百里基地にファントムを撮りに行きたいですね。あ、新たに第3飛行隊のF-2A/Bが配備されているので、そちらも撮りますけどね。

【百里基地】20/2/13の記録

2月23日、仕事は忙しかったのですが、お休みいただきましていってきました百里基地。午前中は大雨、その後は所要があり、撮影は15時過ぎからとなりました。

久々のスポットで撮影。夕方の順光を狙えました。洋上迷彩は、順光だと写真映えしますが、そうじゃないと迷彩効果で、コントラストの出ない写真になります。

戦闘機としては、迷彩効果が出ていることは正しいのでしょうが、写真的には…ねぇ(笑

今年度以内にF-2A/Bを運用する第3飛行隊は、三沢から百里への移動となるため、百里はF-2が増えています。
去年まではファントムが主役だった百里基地も、一気にF-2が主役になった感じです。

この後、301SQのファントムが動きだし、ランチェンになったので移動。

夕日に映えるファントム、やっぱいいです。これが日常のように思えても、来年度いっぱいで退役してしまいます。なので、見られるうちにたくさん見ておきたいです。

J79ターボジェットエンジンの咆哮を感じられるのもあと僅か!

この後、普段ならもう帰る時間でしたが、ナイトが始まったので、留まることにしました。実はナイトの撮影は初めてです。

ここ数年使っているレンズはSIGMA 150-600mm Sportsですが、開放f値はF5-6.3と暗いレンズです。果たしてまともにAFは使えるのか?そもそもD850の常用感度はISO25600までで、個人的に許容なのはISO12800まで、と思っているので、どこまで撮れるのか?

そんなこんなで初ナイト、開始です。もちろんレンズは手持ちです。

どんどん暗くなりますが、意外にもAFはもたつくことなく合ってくれました。ここはさすが、D5譲りの-4EVから対応できるマルチCAM20K AFモジュールを搭載しているだけあります。暗いレンズでこれなので、ゴーヨンロクヨン辺りのレンズであれば、もはや肉眼で合わせるよりAFに任せたほうが良いでしょうね。

AFは、こう暗い状況なので、中央9点にしています。
※開放f値F5-6.3のレンズであれば、中央25点までは制約なく使えるようです。

SIGMA 150-600 Sportsの望遠側絞り開放は少々絵が甘くなるのですが、この状況ではそうも言っていられないので、絞り開放に。感度は上限設定にしているISO12800に。

いやー難しい! ほとんど真っ暗ですからね、AFは合っているんでしょうけど、そもそもピントが来ているかは分からないです。最新ミラーレスだともう少し良く見えているのかな?

A/Bを焚くと、真っ暗な機体とA/Bの炎の輝度差が顕著です。A/B炊き始めに撮るのがいいですね。全開になるとA/Bが明るすぎて…。

感度も、ISO25600まで上げてみても良かったかも? どのみちノイズは出るし、まずは写ることが肝心ですし。

初ナイト、色々経験できて楽しかったです。

この日は飛んでいるRF-4Eは撮ることが出来ませんでしたが、退役までに1回でも撮る機会はあるだろうか…。来月休めるかは…微妙…うむむ。

【百里基地】20/2/7の記録

今年初の百里基地撮影です。

仕事の形態が変わって、以前は休日出勤が月に1,2回はあったので、代休で平日休みがあったのですが、それがなくなった今は、休みをとって撮影に行くことに。これがなかなか難しくて。とまあ事情は置いておいて、まもなく終焉を迎える偵察機舞台の501SQ、そして来年度いっぱいでファントムも全機退役というこの時期、三沢からの3SQのF-2の百里移転と、色々変わっていく百里基地を、少しでも撮れたらなぁと思っております。

珍しくE-2Cが来ていました。

RFも909号機は3本タンクともスペマ。もう1ヶ月後には飛ぶ姿を見られなくなるんですね…

RF-4Eは、他にトルコとイランが運用していますが、どちらも現物を見て撮影はなかかな難しいでしょうから、先進国でRF-4Eを見られる事自体貴重です。そら外国からもファンが多く撮影に訪れるわけです。

午後は別ポイントから。晴れているけど、たまたま機体に雲がかかっちゃったかな…。コントラストのない絵に。

ファントムが当たり前だった自分にとっては、これが後1年ってのが信じられませんが、それが現実。

F-2BのSFO(Simulation Flame Out)訓練だそうです。初めてみました。

F-2戦闘機は単発機ですから、エンジンが止まれば(フレームアウト)、推力が失われます。フレームアウトした際の滑空着陸訓練として、エンジンをアイドル状態にして、ギアダウンして旋回しながら、急角度で降りていくのだそうです。

F-2戦闘機は事故率が極めて低く、その事故もエンジンに起因するものは過去になかったと思います。それでも、万が一に備えて、この種の訓練は必要不可欠です。同じ単発機のF-35Aも、同様の訓練は行うのかな?

洋上迷彩のRF-4Eもそうですが、同様にF-2A/Bも撮影が難しいですね、特に色、コントラスト、視認性を落とすための迷彩ですが、撮影する者にとっては、これがパリっと映える写真にするのが中々難しいです。

撮影ポイント移動。E-2Cは午前の機体と機番が違いました。

この辺りから、体調悪化。実は、百里に向けて移動中から、お腹を下し気味で、途中薬局で正露丸を買って服用していました。
が、だんだん体に力が入らなくなって、吐き気とめまいの症状が。

ここで気づきました。先日、子どもたちが胃腸炎になっていたのです。明らかに感染したなと?

もうこの後の撮影はボロボロで、シャッタースピードの間違いやら、フレーミングが明らかに間に合っていないとか、もう色々だめでした。

まだまだ撮りたかったのですが、明らかに体調不良を感じたので、ここで同行者にご挨拶して撤収。

撤収後、F-2の低い上がりが見えて、ああこれ撮りたかったなぁと思いつつも、多分あの体調ではまともに撮れなかった気もします。

ってことで、帰りの運転も結構しんどく、途中仮眠をとってやっとこさ帰宅しました。

早く体調回復させて、次の撮影に備えないとですね。

妻沼ドレスメーカー女学院

妻沼聖天山を見た帰りに、近くにこんな建物がありました。

妻沼ドレスメーカー女学院

完璧な昭和の建物です。その作りからして、昭和でも前半かなと思わせます。戦前からありそうな雰囲気です。

現役ではなさそうです。調べても情報は出てきませんでしたが、東京にドレスメーカー学院という歴史のある専門学校があり、大正時代に設立し、その当時は「ドレスメーカー女学院」という名称だったようです。

東京のドレスメーカー学院との関連性は不明ですが、神奈川県には、東京のドレスメーカー学院直系の「大和ドレスメーカー女学院」が存在するため、もしかしたら妻沼のここもそうだったのかもしれません。あるいは、昭和の日本によくあった、東京の有名なものにあやかった名称(地方にある○○銀座みたいな)を使っただけなのか?

もしご存じの方、あるいは通っていたという淑女の方がいらっしゃいましたら、コメントを頂ければと思います。(このWordPress版ブログにしてから、スパムコメントしか来てないw)

埼玉県認可「妻沼ドレスメーカー女学院」
しばらく開けていなさそうな入り口

何でしょう? 既に使われていない廃墟なのでしょうが、管理、清掃はされているような雰囲気です。

扉も随分開かれていない印象でしたが、何ならちょっと手を入れれば、現役復帰できそうな印象。私が子供の頃通っていた小学校はもっとボロかった(昭和9年建造!)ので。

良い感じに錆びた郵便受け(中央の文字は既に判別不能に)や表札が良い雰囲気を醸し出していました。

ラジオ店

妻沼、周辺も古い建物が結構残っていて、こちらもお店としてはやっていないのでしょうが、家屋としては現役のようで、真新しいワゴンRが停まっていました。サンヨーもなくなって久しいですし(しかもSANYO旧ロゴ!)、全自動洗濯機を全面に押し出した看板もまた、古き良き昭和の電気屋さんといった感じですね。

そうそう、昔は電気屋はラジオ店なんて名称も多かったですね。テレビがまだ高価だった時代、庶民の家電といえばラジオだった時代の名残ですね。

以上、埼玉県は熊谷市妻沼へのプチ撮影でした。

国宝「歓喜院聖天堂(妻沼聖天堂)」を見てきた

というわけで、やってきました、埼玉県は熊谷市にある歓喜院聖天堂。こちらは御本殿となります。1779年(安永8年)に完成、2003~2011年に保存修理が行われたそうで、その際に外装の色彩が建造当時のものに復元されたということで、割と最近なのですね。

写真2枚目は、広角レンズで撮影して、RAW現像時に不自然にならない程度にアオリ補正をしています。こういうときは、超広角のシフトレンズが欲しいなと思いますね。

このあと、せっかくなので御本殿の裏手にある有料エリアの透塀を観覧しました。

素晴らしい彫刻は、日光東照宮に通じるものがあります。

団体客がいなくなったところを狙って、時間をかけて撮影できました。全体はAF-S 16-35mmで、クローズアップはDC 135mmで撮影してみました。

建屋周辺に囲いがあり、全体像を取るのは大変難しく、結果的にクローズアップ写真が多いです。

なんでも平成の大改修の際に囲いが作られたらしいです(ボランティアの解説のおじさん曰く)。

久々にじっくり撮影できました。どう撮ろうかと悩んだのですが、まさかここでDC 135mmが活躍するとは思いませんでした。案外自分にとってはしっくり来る画角なのかもしれませんね。