「Nikon D850」タグアーカイブ

普通の広角レンズとしても、アオリ撮影も優秀なPC-Nikkor 28mm F3.5

Nikonは2020年、MFレンズ、Dタイプレンズ、一部のDXレンズの生産を終了させましたが、そうなると何故か欲しくなってしまうのは、ちょっとコレクターになってきているのか?

まだまだ知らないFマウントレンズはたくさんあり、Zマウントの導入はまだ先になりそう。もちろん、Zマウント機を導入すれば、Fマウントも使えるわけですが、一眼レフで使いたいのですよね…。何故なんだか。

今回は、アオリ撮影可能なMF時代のレンズ、PC-Nikkor 28mm F3.5です。

Nikon D850 + PC-Nikkor 28mm F3.5

ついつい見上げて撮りたくなるレンズ

PC-NIKKORは、アオリ撮影可能なレンズです。現行のPCレンズでは、電子マウント化され、電磁絞り対応となっています。ただし、構造上、現行品も全てMFレンズです。

PC 28mmは、フィルム時代の1981年発売のレンズで、2005年頃まで販売されていた、息の長いレンズの1つでした。
私の持っている個体は、中古ですがかなり程度はよく、製造番号的に90年代の製造と思われ、スーパーインテグレーテッドコーティングSIC)化されたレンズかもしれません。

このレンズは、現行のPCレンズのようにピント面と撮像面の角度を変えられるティルトは出来ず、シフトのみです。が、もちろんこれらアオリ機構を使わなければ、普通に広角レンズとしても使用できます。

アオリを使用せず撮影した写真がこちら。

太陽光を入れても、フレアやゴーストが出にくい、80年代設計のレンズとしては、なかなか優秀です。恐らくSIC化されたレンズではないか? と思うのも、この優秀な逆光耐性からです。

絞りは1枚めと3枚目は開放、2枚めのみf8です。
電磁絞り採用以前のPCレンズは、絞りはFマウントの構造的にメカリンクで絞り操作できないため、プリセット絞りとなり、一般の写真レンズのような自動絞り(シャッターを切る瞬間のみ設定した絞りに絞り込まれる)には非対応です。
このため、絞りを絞るには、予めピントを開放で合わせて、設定した絞りに絞りリングを回してからの撮影となります。これが結構面倒で、絞り開放で撮ることも多いのですが、このレンズは解像力は開放、コントラストとも高く、やや線は太いながらもしっかりとした描写です。
PCレンズは、シフト機構のためイメージサークルが一般のレンズより大きく、中判レンズ並にイメージサークルを確保しているようですが、シフトさせなければ、その美味しい中心部を使うことになるため、広角レンズとしても、画像周辺まで優秀な解像力を確保できるわけです。

シフト機構を使ってみる

わかりやすい作例は、ビルディングのような直線基調の建物ですが、今回は鉄塔です。

Nikon D850 + PC-Nikkor 28mmF3.5(シフト使用)

シフトを使用した作例。シフトレンズの場合、直線をきちんと出したければ、カメラを水平に構え(D850には水準器があるので、水平出しは簡単)、シフトノブを回して被写体が入るように調整します。

水平にカメラを構えた場合、シフトなしでは鉄塔の上に部分が欠けてしまいますが、シフトすることで、カメラを上に向けたときのように撮影でき、かつ、水平に構えたままなので直線の歪みを少なく出来ます。
流石にシフトを大きく使うと、レンズ周辺を使うことになるため、作例では周辺減光が写真上の方で発生しているのがわかります。
レンズのイメージサークルの上の方を使っているからですね。

次の作例は、シフトのさせ方による変化を見てみましょう。色調が変わっているのはご愛嬌。シフトにより色味も変わってくるので、カメラのAWBに影響あるようです。今回はRAWではなくJPG撮って出しのため、そのまま使っています。

「シフト逆方向」は、カメラを被写体より更に上に向けて、逆側にシフトした撮影で、通常の広角レンズよりさらに歪を発生させることで、超広角レンズで撮ったような遠近感(の強調を行っています。写真の下側隅が暗くなっているのが、レンズの周辺減光で、逆シフトしたことにより、イメージサークルの下側を使っているからですね。

「シフト正方向」では、カメラを水平近くに構えで、上方向にシフトしています。これにより、遠近感を抑えて、被写体の歪を少なくしています。

どちらの使い方もでき、もちろんシフトさせず通常の28mm広角レンズとしても使える、使いこなしは少々難しいけど、色々と遊べるレンズです。
現行のPCレンズは、いずれも30万円前後する高価なレンズですが、中古では古いPCレンズも多く出回っています。以前はPC-Nikkor 35mmも持っていましたが、PCレンズとしては画角が中途半端で手放しました。28mmなら、広角レンズとしても使いやすい画角、かつシフトの効果もわかりやすいレンズと思います。

Z 50mm f/1.2 Sが登場した今、改めてAI Nikkor 50mm f/1.2Sを使ってみる

Zマウント機はまだ持っていませんが、今月11日に登場したZマウントのNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sが評判が良いようですね。SNSなどで作例を見たところ、その立体感と、滑らかなボケのグラデーションによる没入感は半端ない印象で、Zマウントを代表するレンズですね。

残念ながら、Zマウント機、レンズは良いが、まだ本気のボディが出ていないと思っています。Z 7IIがやっとD850に並んだかな、といったところで、3年以上前のD850に並んだところで…ということなんです個人的に。EOS R5とかを見てしまうとね…

ということで、D850は3年を超えてなお、まだまだメイン機です。そして、Zマウントが使えない以上、Fマウントレンズを使うのですが、まだまだFマウント、散々のレンズがありますから、十分楽しめます(これがZマウントの普及を阻害しているとも言えますが)。

Nikon D850 + AI Nikkor 50mm f/1.2S

D850なら、AIレンズ以降はレンズ登録で絞りもボディと機械伝達されて、露出計もマルチパターン測光可能、絞り優先AEも使用可能、Exifも記録されます(FTZ経由ではf値が伝達できないので、絞り値はExifに記録できない)。

絞りで描写の変化を楽しむレンズ

40年前に発売されたレンズ、かつつい最近まで販売されていたAI Nikkor 50mm f/1.2Sですが、古レンズだからと侮れない描写です。
絞り開放では、非常に線の細い描写で、ピント面はきちんと解像します。決してボケボケで収差だらけのレンズ、というわけではありません。
もちろん、最新のレンズと比較すれば、球面収差による影響も多く、光線状態によっては軸上色収差の影響もあるものの、ピントの追い込み方次第で、繊細な描写を楽しめます。
無限遠は、私の個体はオーバーインフを考慮して、∞マークのメカストップから、ごく僅かに戻したところが無限遠で最大の解像力を発揮します。

使いこなしはやや難しいですが、それだけにハマると、立体感のある描写が楽しめます。

f1.2と1.4辺りまでは、周辺減光が大きく、また収差も多めですが繊細な描写、解像力は中心部は高い。
f2になると、全域で解像力が高くなり、コントラストもしっかりのってきます。全体での解像力重視なら、f2~4辺りが望ましいです。f5.6以上では、周辺減光もなくなり、均一な描写に。f11以上に絞る必要は余りなさそうです。

絞り開放で楽しむ

個人的にはこのレンズ、絞り開放で楽しむのがこのレンズの流儀かなと。絞ると解像力は上がるが、やや固めの絵に感じてしまう。開放の線の細さがこのレンズの魅力なのです。

ライビビューで追い込まないと、ピントを外すことも多いです。それでもファンダでピントの山は見やすいレンズとは思います。MF機のファインダなら、よりピントを追い込みやすいはず。
フィルム機でも楽しみたいレンズです。というか、MFフィルム機時代のレンズですしね。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米大吟醸 珠泡(しゅあわ)でクリスマス

ちょっとだけ仕事が早く終わったので、家族でクリスマスを無事過ごせた昨日。
妻の手料理に感謝です。

クリスマスも終わり、いよいよ年末感が出てきた感じですね。
こんな料理ですが、妻が買ってきた甘いスパークリングワインはジュースみたいですぐ開けてしまったので、2本目にはこちらをチョイス。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米大吟醸 珠泡(しゅあわ)

クリスマスには日本酒もシュワシュワで。ということで珠泡です。

お気に入りの福島の大和川酒造店。ただいま、「ふくしま県産品EC送料支援事業」により、送料無料となっています
今までも1万円以上買うと無料でしたが、さすがに1万円分だと量が多いのですよね。ということで、送料無料を活用させて頂きました。

瓶内二次発酵のシュワシュワ系です。なので開栓注意! 今回はゆっくりあけまして、特に吹き出す心配あありませんでした。少し置いておくと、もう少し活性が強くなるのかな?

http://sake-fukushima.jp/?page_id=25

酒米は「夢の香」で、福島県で開発された酒米です。精米歩合は50%、アルコール度数12度、日本酒度-10と聞くと、甘くて飲みやすいお酒と想像できますが、ただ甘いだけでなく、苦味とのバランスが絶妙。そして後味は辛さもあり、透き通った味ながら、切れも良い、そんなお酒です。

発泡系のお酒は甘いだけじゃないぞ、という意気込みが伝わります。
食前酒としても、食中酒としても合いますね。ワインもいいけど、シュワシュワな日本酒も、洋食に合いますよ。

おつまみに明治屋おいしい缶詰のムール貝の白ワイン蒸しを。現在販売されていない商品です。アウトレットで買ったからね。主泡は味の濃いおつまみにもよく合いますよ。

たまには魚眼で

Twitterには上げた写真ですが、魚眼レンズもたまには使おうってことで。

AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D


魚眼レンズは、その特性上、画面の周辺になるほど直線の被写体が歪むため、個性的な写りになる反面、ただ撮ると単調な絵になりがちで難しいですね。
超広角レンズとなるため、被写体との距離も重要です。

Nikonは現在、ズーム魚眼レンズAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDしかラインアップになく、単焦点レンズはすべてディスコンになってしまいました。
一方、Zマウントでの魚眼の発売はまだありません。需要が少なく後回しになっているのでしょうが、かつて魚眼レンズと言えばNikonだった時代もありました。ぜひとも単焦点レンズは、Zマウントで復活させてほしいものです。ミラーレスならではの光学設計で、よりコンパクトにできるはずです。

どれもJPG撮って出しです。解像力は十分にあります。どうしても空をとりがち(というか写ってしまう)なので、快晴より写真のように雲があったほうが、より印象深くなりますね。

縦の絵でも撮ってみましたが、もっと鉄塔に近づいてみても良かったな。

もう中古でしか買えませんが、Dタイプ最後の魚眼レンズ、Fマウントユーザーなら1本持っておいても良いかも。

コールマンのアウトドアワゴンを買ってみた

最近よく大きな公園に行くのと、買い物で荷物運びに使っているベビーカーがガタガタになってきて、もうベビーも居ないので、そろそろ廃棄しようということになり、その大体として買ったのがこちら。

コールマン アウトドアワゴン

ええ、この手の大きい公園やらキャンプ場なんかでよく見かけるやつです。ド定番の赤。なぜなら、この色が一番安いから。

Amazonでもこれだけ価格差があります(執筆当時)。なので、見かけるのはやっぱり赤が多いですかね。3割近く価格差があるのだもの(笑)

大きいのでたくさん載せられる!

ストライダーも入るくらい大きい

いやぁ、予想以上に大きいです。これ、都内マンションだと、エレベーターのサイズによっては結構厳しいかも?
うちのマンションだと、これをエレベーターに入れて、家族以外に人が乗ってくると、ちょっと狭いかも…。
戸建て住まいなら、ぜんぜん大丈夫なんですけどね。

あと、ワゴン自体の重量がそこそこあるので、車に載せるのは、女性だと少し大変かも? 畳むのも、サイズが大きいので割としんどい…。とまあ、大きいなりの欠点もありますね。それでいうと、片手で畳めるベビーカーってよく出来ていますね。

たくさん載せられる(100kgまで可能)ので、調子にのって載せすぎると、引っ張るのは大変なのでご注意を。登り坂は結構重いし、下り坂は注意が必要です。
タイヤはそこそこ大きい(他メーカーではもっと大きいのもありますが)ので、未舗装の道の上や芝の上も、問題なく進めます。
もっと路面の悪いところでは、タイヤの大きいモデルが適していると思いますが、逆に舗装路では大きいタイヤは抵抗のもなるので、その辺りどういう場所で使うかも考慮したほうが良さそうですね。
コールマンが多く使われているのは、値段もそこそこで、使い勝手も中庸と行ったところなのでしょうね。

畳めばコンパクト!

この手のワゴンのよく出来ているところ。畳めばちょっとした場所に置けるくらいにコンパクトです。

あんなに大きなワゴンが、ここまでコンパクトに畳めます。中敷きを収納できるカバーが付いていて、そのカバーを付けた状態で引っ張ることもできるので(カバーが外れないように留めることができる)、買い物で持っていく時も便利そうです。
うちは、今住んでいるマンション駐車場にミニバン用の空きがないので、車を使う場合は少し離れた駐車場まで行く必要があり、これは地味ながら便利ですね。


都内アパート・マンションぐらしには少し大きめなので、注意は必要ですが、非常に便利ですね。遊び道具やテントなんかを載せて移動するのは本当に便利。個人的にも、大きめのカメラバッグや三脚も積めるのは利点ですね。

マンション暮らしなら、もう少しコンパクト、かつ荷室の背が高い山善のワゴンという選択肢もありそうです。

いずれにしろ、これで大きな公園に行くのも、色々遊び道具を持っていけそうです。

D850用にCFexpressカードを買ってみたのでXQD, SDと連写比較してみた

先日、Nikon D5, D850, D500がCFexpressカードに対応するなど改善したファームウェア(F/W)を発表して、早速手持ちのD850のF/Wをしました。

当初から使っているLexarのXQDカードは、それ1枚しか持っていなくて、予備のない状況でした。
ダブルスロットのD850は、メインで使っているXQDの128GBがなくなったとしても、シームレスにSD(手持ちはSanDisk Extreme Pro UHS-II 128GB)に書き込みできるため、この2枚のカードが埋まってしまうという経験はなく、普段はXQDも128GB目いっぱいに撮ることもなかったのですが、やはり予備は欲しいなぁと。
というのも、連写時のバッファ開放(≒メディアへの書き込み速度)は、明らかにXQDのほうが速いからです。先日も百里基地で撮影していて、久しぶりにXQDが満杯になって、SDに切り替わったのですが、バッファ開放の遅いこと…。
Nikon D4, D5, D6がXQDダブルスロット(D5, D6はCFexpressにも対応)となっているのも、プロ機だけにメディアの差があってはならない、ということなのでしょうね。

メディアはPROGRADEを買ってみました

さて、せっかくCFexpressに対応したので、メディアを買ってみることに。ちょうど、見計らったと思われるタイミングで、PROGRADEがセール販売を実施(現在は終了)したので、PROGRADEのGOLD 128GBを買ってみることに。
ただ、128GBは在庫処分だったようで、私がセールで買った後に品切れとなり、現在はAmazonではラインアップされていません。

現状、PROGRADEのメディアは、Amazonでは256GB以上のラインアップとなっています。

アップグレードなら256GBもよいのですが、3万円超えは高い…。ここ3年、高速フラッシュメモリは、容量に対しての価格があまり下がっていない印象ですね。

PROGRADEは、旧Lexarの副社長とエンジニアが立ち上げた若い会社ですが、元Lexarの関係者だけに、品質的な部分も問題はないでしょう。

書き込み速度が550MB/sと遅くて良いなら(それでもXQDより少し速い)、安いSUNEASTのメディアもあります。ただし、現時点でNikonのカメラでの動作確認はされていないようなので、人柱覚悟ですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サンイースト SUNEAST ULTIMATE PRO CFexpress SE-CFXB128C1550 (128GB)
価格:14982円(税込、送料無料) (2020/12/9時点)


CFexpress対応になったから速く書き込めるわけではない

Nikon D5, D500は2016年、D850は2017年発売で、いずれも3,4年以上経過しています。CFexpressが出回りだしたのは、これより後なので、XQDとCFexpress Type Bカードが同じ形状でPCIe接続だとしても、それだけで互換性があるわけではありません。

XQDはPCIeでもGen1(PCIe1.0)またはGen2(PCIe2.0)接続なのに対し、CFexpressはGen3(PCIe3.0)に対応しています。また書き込みコントローラーの言語は、XQDか独自規格なのに対し、CFexpressはPCのM.2 SSDでおなじみのNVMeを採用しています。
言語の部分は、読み書きコントローラーのファームウェアアップデートで解決できたとして(デジカメWatchのこの記事が詳しい)、物理的なPCIe接続はアップデート出来ないため、当初XQD専用として発売されたカメラは、例えCFexpress対応しても、XQDのPCIe2.0(1レーン)では、最大の読み書き速度は500MB/sまでとなるため、速度アップは期待できないということになります。

ちなみに、CFexpressのPCIe3.0は、2レーンで2000MB/sとなり、現在発売されているCFexpressカードの多くが読み込み1700MB/s前後、書き込み1200~1500MB/sとしていることから、PCIe3.0の2レーン対応のハードであれば、これらのカードの性能を存分に発揮できると思われます。
もっとも、スチル撮影だけなら、ここまでの速度は必要とされず、メインは4K60pや8K動画書き込み、RAW動画書き込みといった用途で生かされるでしょう。

つまり、D5やD500, D850のように、当初XQDのみとして採用されたカメラは、内部接続はPCIe2.0なので、CFexpressになったとしても、カードの性能は最大限には発揮できないことになります。

連写時バッファ開放を比較

左からPROGRADE CFe GOLD 128GB, Lexar XQD2.0 128GB, SanDisk Extreme Pro SDXC UHS-II 128GB

ここにD850用のメディア3枚があります。いずれも128GBです。CFe以外は2017年にD850の導入に合わせて買ったものです。

まず、CFexpressカードをフォーマットしてみます。

ファームウェアアップデート後も、カードスロット名称はXQDのままとなっています。肩液晶の表記がXQDなので、あえて名称を変えなかったのかな?
問題なくフォーマットできました。速度も勝手も、XQDと差はありません。

それでは、連写による比較です。
普段使っている、RAWの14bitロスレス圧縮と、12bit圧縮で比較してみました。動画はD810で撮っています。

あれれ? どのカードも大差ないですね。実際の撮影では、XQDとSDカードでは、バッファ開放の速度が結構違うと感じていましたが(当然XQDのほうがバッファ開放は速い)、このテストでは大差ないという結果に。
設定も、普段使っている設定のままなのですが。

言えることは、やはり12bit圧縮は連写が長くできる、ということですね。実際、カタログスペックでもそうなっています。
そして、CFexpressだからといって、バッファ開放が速い、ということでもありませんでした。
D5, D500, D850では、あくまでCFexpressは読み書きできるだけで、XQDより速くなることはない、と言えるでしょう。

ただ、ではCFexpressカードが無駄かというとそうではなく、今後はCFexpressが中級機以上のカメラでは主流になりそうですから、今あえてXQDカードを買う必要はないのかな、とも言えます。


おまけ、XQDカードリーダーでCFexpressは読めるか?

上にも書いたように、コントローラーの言語がXQDとCFexpressで異なるため、ファームウェアアップデートでもない限りは、形状が同じでも使用できません。XQDの読み書き言語が日本語、CFexpressが英語だとしたら、お互い会話できないのと一緒です。

試しに、手持ちのXQD/UHS-II SDカードリーダーの、SONY MRW-E90にCFexpressカードを挿入してみました。

XQDカードリーダーでCFexpressカードは認識しない

一瞬、アクセスランプが赤く光りましたが、その後は消灯のままで、カードがないときと同じ状態でした。

このカードリーダーがアップデートでCFexpressに対応することは、恐らくないでしょうし、カードの性能を活かせない以上、メリットもありません。

カメラ側の書き込み速度は向上しなくても、PCへの取り込み速度はCFexpressカードリーダーを使えばカードの性能を活かせる(ただし、書き込み先がHDDだとそこがボトルネックになる可能性あり)可能性は高いです。

SONYのMRW-G1なら、XQDとCFexpress Type B両方に対応します。今後はこういったカードリーダーが必要ですね。

PROGRADEのリーダーはCFexpress/SD UHS-II両対応です。ただし、XQDは読めないのが難点。すべて対応となると、面倒なのでしょうね。

【百里基地】20/12/1の記録4

今回でラストです。Yamaroにとってはファントムの見納めとなります。
ハイスピードタキシーを行うようです。ハイスピードタキシーは、エンジン出力を上げ加速し、飛び上がらず減速します。ファントムのように、一般的に戦闘機には逆噴射機構はないため(トーネードやJ37ヴィゲンのように装着した例もありますが)、ファントムだとドラッグシュートで減速、F-15だとエアブレーキで減速ですね。

355号機、395号機に続き、スペマの436号機もタキシング開始し、まずは355号機からスタート。

355号機のハイスピードタキシーは、動画で撮ってみました。

F-4EJ改 (57-8355) ハイスピードタキシー

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRで、手持ちで動画を撮る! 腕が!腕が厳しい! 本気で動画撮る人は、3m近く足が伸びるGITZOのGT5563GS辺りを使っているのでしょうけど、こちとら手持ちです。腕がつるかと思いました(笑
最初からちょっと斜めになっているし、後半グダグダなのは腕がつりそうだから(笑
雰囲気をお楽しみいただければ。

ハイスピードタキシーは、動画のほうが良いなぁと思いました。写真だとちょっと映えないね(笑
スペマ436号機が動かない…先に上がっていたF-2が降りてきたから、それ待ちでした。

そして動き出す436号機。アラハンからは、ディテールを楽しむのが精一杯ですが、ちょうど順光になるので、個人的には436号機の素晴らしい塗装を楽しめる、最後の機会となりました。

ありがとうファントム! そして301SQの皆様、お疲れさまです! これにて、個人的に動くファントムの撮り納めとなりました。

最後に、3SQのF-2の降りを見て、今年の百里基地撮影は終了となりました。
ここでは少しシャッター速度を落として、流し撮りを。ま、流すってほどは落としていないですけど…。

さて、ナイトまでは居られないので帰ろうかな、と思った15時過ぎに、陸自のチヌークが降りてきました。

CH-47JA (52960)

実は、この撮影の前の週から、既に2機の陸自チヌークが展開していて、何だろうと思ったら、もしかしたらピットファイヤー訓練のためだったのかな?

陸上自衛隊と共同訓練だったようです。

というわけで、今年の百里基地撮影は、今度こそ終了。
COVID-19に翻弄された1年でしたが、来年はある程度収まってくれることを祈りつつ、撮り納めとなります。
301SQのラストフライトは、仕事がもう休めなさそうなので、他の皆様の写真に期待したいと思います。

【百里基地】20/12/1の記録2

これがYamaroにとって、飛んでいるファントム最後の撮影。が、ちょっと撮影ポジションを誤ったかも。ついでにレンズのテレコンも外したほうが良かったかも。
もう後の祭りですが、とにかくラストはラスト、ということで。

COVID-19のせいで、本当ならいろいろな場所でお披露目するはずだった青スペマファントム、実は今回飛んでいるところを見たのが初めて。そして最後に。

上手く撮れなかった…。この撮影はほとんど記録的意味合いですね。

動き出すF-4EJ改 (07-8436)

青スペマ(スペシャルマーキング)ファントム、タキシング開始。この日、黄色は飛びませんでしたが、去年散々撮ったのと、青が動くのを初めて見れた、というだけで満足してしまった。

先にノーマル塗装2機が上がりますが…

355号機と395号機のフォーメーションテイクオフ。600mm(ロクヨン)にx1.4テレコンで850mm、長すぎた…
テレコンなしで良かったですね。

続いてスペマ436号機テイクオフ。

12時過ぎ、順光になるかなと思っていった場所が、まだ微妙に逆光気味。そう、12月の光線状態を見誤りました。これなら、上がりを午前中の場所で撮ったほうが良かったか? まあどちらが良いか微妙かな?
ひねりを向こう側で撮りたかったな…

スペマのお腹にも、Phantom Foreverを確認。なのでセンタータンクレスなのね。

うーん、やっぱりテレコン外すべきだった…。

スペマタッチダウン。少し光線状態は良くなったかな。でもレンズが長すぎた。失敗したなぁ…。

続いて355号機、395号機がフォーメーションでタッチダウン!
ここでもレンズが長すぎて、切り取りが中途半端に。こういうときはズームのほうが便利ですね。
ただ、ズームできないからこその単焦点の絵の切り取り方、というのはあるので、難しいところ。

とにかく、これが自分に撮って、飛んでいる姿を見たラストとなりました。消化不良なところもあったけど、泣いても笑ってもラストはラストです。
とにかくこの日、休みを取れたのが良かったです。

続く…

Nikon D5, D850, D500 CFexpressカード対応F/W

表題の通り、Nikon D5, D850, D500のCFexpressカードに対応するファームウェアを発表しました。

やっと発表されたCFexpressカード対応F/W

CFexpress対応の発表が2019年2月だったので、実に1年10ヶ月近くも経過しての対応となりました。

CFexpress Type Bカードは、規格上、従来のXQDカードの約2倍の転送速度に対応しています。

XQDは、PCIexpress Gen1または2で、Gen2では1レーン500MB/s(XQD対応カメラはほとんどが1レーンと思われます)、2レーン1000MB/sです。
CFexpressはGen3に対応し、2レーンで2000MB/sとなっています。規格上8レーンまで対応するので、今後のさらなる高速化が期待できるわけです。

ただし、Nikon D5, D850, D500登場時は、まだCFexpress企画は策定中の段階だったので、カメラ側もGen3には非対応です。
よって、F/WアップデートでCFexpress対応になったとしても、書き込み速度はXQDカードとほぼ変わらないことには留意しましょう。

形状的にXQDとCFexpress Type Bカードが同じなのは、互換性に留意した結果でしょうね。CFastを一時期採用していたCanonのカメラは、残念ながらこうした互換性の恩恵は受けられない事になりましたが、CFastは産業用機器にも採用されているため、カードがすぐに無くなることはないでしょう。


さっそくD850もアップデートしてみました。

ちなみにD850の場合、アップデート内容はCFexpress対応以外にも、多くの修正が入っているようです。

[1]CFexpress カード(Type B)に対応しました。
※詳細は、ニコンの各地域・国のサポートページを参照してください。

[2]カスタムメニューのb6[中央部重点測光範囲]の初期値をφ8mmからφ12mmに変更しました。

[3]以下の現象を修正致しました。
 -非CPUレンズを装着し、[セットアップメニュー]の[レンズ情報手動設定]にて焦点距離と開放絞り値を登録して、[静止画撮影メニュー]の[サイレント撮影(静止画Lv)]にて[する(モード2)]を選択した場合、レンズの絞り環を開放絞り値に合わせても、レンズの種類によっては画像モニター上のF値表示および撮影したExif情報のF値が正しく表示されない。
 -動画ライブビュー時に外部レコーダーへHDMI出力した際、カメラの画像モニターの音声レベルインジケーターと外部レコーダーの音声レベルインジケーターのRとLの表示が逆の動きとなっている。
 -サイレント撮影時に、以下の条件をすべて満たす時に、画面の一部が暗くなる場合がある。
  ▹[静止画撮影メニュー]>[サイレント撮影(静止画Lv)]>[する(モード1)]
  ▹レリーズモード:低速連続撮影(CL)
  ▹[カスタムメニュー]>d1[低速連続撮影速度]>[2コマ/秒]
 -VRレンズ装着時に、以下の条件をすべて満たす時にカメラが作動しない。
  ▹静止画ライブビュー撮影
  ▹シャッタースピード:1.3秒以上
  ▹[静止画撮影メニュー]>[長秒時ノイズ低減]>[する]
  ▹[静止画撮影メニュー]>[HDR(ハイダイナミックレンジ)]>[HDRモード]>[する(連続)]もしくは[する(1回)]
  ▹レンズのVR(手ブレ補正)スイッチ:ON

発売から3,4年経過したカメラが、大幅アップデートしてくれるのはありがたいですね。

【百里基地】20/12/1の記録1

F-4EJファントムII440号機のラストフライトの後は、平常運転の百里基地の写真を。

といってもこの日、F-2も主役だと言わんばかりに、AGG(空対地射爆撃訓練)を実施しました。

AGG(空対地射爆撃訓練)で急角度で新入するF-2A

F-2のAGGは久しぶりに撮ったけど、今まであまり良く撮れたことがなかった…だけに、今回スッキリと晴れて順光で撮影できて、かなり満足でした。

この撮影ではロクヨン(AF-S 600mm f/4G)にx1.4テレコン(TC-14EII)を装着して、850mmでの撮影でしたが、上の写真の2枚めはノートリミング、ほかも少しだけトリミングで、こんな感じで撮影できました。

やっぱりF-2の場合は、ファントムより機体が小さいだけあって、600mmでは少し足りないな、という印象。その代わり撮影難易度も上がり、ファインダからロストすることもしばしば…。もっと腕を鍛えないと(技術と腕力ともに)。

とにかく、久々に青空の下で撮影できて、大満足でした。
続く…