「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」タグアーカイブ

去年に引き続き、高滝湖グランピングリゾートに行ってきた

ちょうど1年前に行ってきた高滝湖グランピングリゾート、今年も行ってきました。

小学校の廃校を改装したグランピングリゾートと言うことで、体育館もあり、子どもたちも気に入っていたので、また行こうということになりました。

去年は当日台風が直撃していましたが、今年は晴れ! やっぱり晴れじゃないとね。
また、去年はなかった貸切風呂やサウナ(別料金)もあり、少しずつ設備も充実しているようですね。

体育館で遊ぶ!

ここは小学校時代の体育館がそのまま残されていて、中で遊べます。チェックインは15時からですが、体育館は14時から開放しているので、チェックイン前から遊びました。

トランポリン、楽しいよね。でもね、大人が5分もやるとね、疲労困憊なんだよ…

さて夕暮れになってきたので、ぼちぼちBBQの準備をはじめます。やっぱり晴れていると気持ちが良いですね~。

タイムラプス用にNikon D850 + AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dをセット!

夕飯はBBQ、今年は外で!

去年は台風の影響で、夕飯時に雨は止んだけど、風もあったので夕飯BBQは小屋で楽しみました。

今年は晴れ! 10月とは言え日中はまだそこそこ暑い、夕方は涼しいのでちょうどよい気温かな?

グリルとテーブルを小屋から出して屋外に設置。

グリルはガスですが、ガスホースが長いので、屋外でも使えます。こんな感じで設置しました↓

外で焼くと旨いですね!

BBQのあとは肝試しとキャンプファイヤー

今年は天気が良かったので、台風で何も出来なかった去年と違い、季節柄のハロフィンの飾り付け、キャンプファイヤー、肝試しもありました。

子どもたちは肝試しでギャーギャー怖がってました(主に娘氏)

あとはまったりとキャンプファイヤーでマシュマロなんかを焼いたり、酒を飲んだり、花火を楽しんでいるお客も。

キャンプファイヤーは21時半で終了、後は各々お風呂やら寝る準備ですね

おやすみ~

小学校に上がって初めての公開運動会に行ってきた

2020年に小学校入学だった娘氏、2020年といえば日本国内でもCOVID-19コロナウイルスが広がりつつあり、会社も100%在宅勤務に切り替わり、外出も最小限とされました。
当然、あらゆる行事は中止となり、小学生初の運動会もありませんでした。
去年は運動会は非公開実施、親はプロ?が撮った固定カメラで顔の判別すら出来ない低解像度動画を見るだけで終了。
そして今年は学年別ですが、初めての公開となりました。

動画をZ 9、スチルをD850で

Nikon Z 9で初の子供の行事撮影です。Z 9はもちろんスチルでも歩留まりがよく撮影できることが期待できますが、それよりも動画の性能が良いので、Z 9は動画撮影で、D850をスチルに専念。Z 9の動画設定はは4K H.265 10bit SDRとしました。ProRes 422だと、いきなりデータ容量をH.265の数倍食ってしまうので、落とし所が難しいですね。一般には、H.265の10bitでまず問題ない品質で撮ることが可能ですし。

体は1つなので、スチルと動画の両方に力を入れるのは無理です。ということで今回は動画メイン、スチルは被写体(娘氏)の移動の少ない場面で、三脚で動画撮りっぱなししながらD850でスチル撮影、ということにしました。

露出失敗!? -1.3EV補正になっていた

最初に撮ったのがかけっこで、被写体が動くので、スチルは妻に任せて動画に専念しました。
が、撮影場所が逆光にならざるをえないところだったのもありますが、カメラにモニタフードを買おうと思ってすっかり忘れていて、画面が暗くて見づらいな~なんて思いながら撮っていました。
ところが、かけっこが終わって気づいたんですよ。「露出補正-1.3」になっていることに…

あちゃー、そりゃ暗いわけです。大失敗した~!
が、こちらは家に帰って動画を見たところ、全く使い物にならない訳では無いな~となりました。

露出補正-1.3のまま撮ってしまった動画の静止画切り出し

真っ黒に潰れてはいませんね。このくらいなら救済できそうです。10bitで撮っているので、諧調にも余裕があります。
親に動画を送るつもりだったので、Davinci Resolveでトーンカーブを調整してみました。

Davinci Resolveのカーブ・カスタムで高輝度側を詰めて、中間を少しだけ持ち上げた

高輝度(ハイライト)がないので、ピークを詰めて(右上の点を左側に少しずらした)、中間(中央の点)を少しだけ持ち上げました。
やり過ぎは禁物ですが、10bit動画なので、8bitのJPGよりは諧調に余裕がありますしね。2bit余裕があるということは、4倍細かいわけですから、最終的に8bitの動画として出力する分には、過度に調整しなければ問題ないでしょう。

トーンカーブ補正後、このくらいなら問題ないでしょう

これを見ると、ゴリゴリに編集するつもりはなくても、HDRで撮るつもりはなくても、最低限H.265 10bit SDRで撮ったほうが良いな~と思いました。
本音でいうと、Davinci Resolveで編集するなら、少なくともProRes 422で撮りたいのですが、何せデータを食うし、その上にはProRes RAWやN-RAWもあり、どんどんデータを食います。スチルのRAWでもヒーヒー言っているのに、動画のRAWだなんて空恐ろしいですわ…。もちろん得られるものは大きいし、ゴリゴリに編集するならRAWが良いのは言うまでもないですけどね。

調整前後の比較

動画切り出し静止画が普通に使える時代

それよりも今回、動画を見ていて思ったのは、4Kであれば800万画素もあるわけで、動画から静止画を切り出しても、本当に余裕があるということです。いや、4K自体なら、もう数年前からカメラに搭載され始めていますが、動画の圧縮性能そのものが向上していますね。

例えば、これまでの我が家で4K 動画が撮れるカメラ、Nikon D850Panasonic LUMIX GX7MK3は、4K動画のフォーマットはH.264/MPEG-4 AVC 8bitでした。
Nikon Z 9は、従来からのH.264に加えて、H.264よりさらに画質を維持したまま高圧縮を実現できるH.265/HEVC 8bit/10bitにも対応できますし、より高画質のApple ProRes 422 HQ、さらに2種類のRAW動画、Apple ProRes RAW HQとN-RAW(いずれも12bit)に対応します。

H.265は画質を圧縮率を高められる、ということは、その分ビットレートに余裕を持たせることで、より高画質に撮ることが出来るわけですね。

Nikon Z 9の4K H.265 10bit動画からの切り出し、露出が最適なら静止画として何ら文句ない画質

上の写真は、露出補正を戻して撮った動画をそのまま切り出したもので、JPG化に際しては色域の設定と(sRGBに最適化)、Web用に解像度をHDに落としただけですが、Web掲載用で十分な画質が得られています。
H.264では、細かい部分で圧縮の影響により、ああ動画から切り出したのだな、とわかる画室の劣化が見られました。これは動画では動いているのであまり気にならなくても、静止画にすることで、圧縮による影響がJPGそのものよりもはっきり出てしまうからでしょうね。もちろん、H.264でもビットレートに余裕を持たせればその限りではないですが、そうなると、今度は記録メディアへの書き込み速度が影響してきます。

Z 9のH.265 10bit動画が、スチル切り出しにも問題なく使えることがわかったので、もう少し積極的に動画は撮りたいなと思います。問題はデータ容量だけですね。

KENWOODのチューナー KT-1100Dの調整を行った

久しぶりにオーディオネタを連発しています。

カセットデッキのPIONEER T-03SRのベルト交換をしたついでに、その下に設置していたFM/AMチューナーのKENWOOD KT-1100Dの調整を行いました。

KENWOOD KT-1100D

元々はチューナーの老舗

今、KENWOODのイメージはと言うと、一般にはカーナビ、かろうじてミニコンポを売っている、というイメージしかありませんが、元々はFMチューナーなどの受信機の会社として設立し、旧社名のTRIO(トリオ)で、チューナやアンプなどオーディオ機器、そして無線機のメーカーでもありました。また、オシロスコープのような測定器も販売していました。
TRIOはかつてはオーディオ御三家として、SANSUI(現在は法人格が消滅し、ブランド名のみ海外に切り売りされている)、PIONEER(カーナビなどを売るパイオニア本体から切り離され、オーディオブランド名が存続中)と供に、1960年代から70年代の日本のオーディオ界を席巻しましたが、今や御三家で本体から切り離しや倒産せずに生き残っている唯一のブランドだったりします。名前はKENWOODになり、会社自体はVictorと合併しましたけどね。

このKT-1100Dが販売される1年前の1986年に、KENWOODに社名変更されていますが、既にKENWOODブランドは1984年辺りから使われているようですね。
チューナーとしてもバブル期故に贅沢な設計となっており、音質も素晴らしく、同社の高級機Lシリーズほど贅沢な作りではないにしろ、当時の定価が¥74,800とかなり高額な部類です。90年代に入ると、バブル崩壊し、贅沢なアナログ回路の極みであるチューナーは低価格化し、単体オーディオ機器では下火になっていったので、この時代の機種は今や希少なFMを高品質で楽しめるチューナーです。

私はと言うと、学生時代に友人の祖父が使っていたものを処分する、と言うことでタダで頂いたものです。その友人の祖父からはBRONICA S2ももらったので、今でもこの2台が現役なのは、何と物もちが良いというか(笑)

末永く大切にしたいと思います。

経年でずれた同頂点の調整

チューニング自体はデジタル表示ですが、アナログ回路故に経年でどうしてもズレが生じます。

同調点がずれて中央の白いバーではなく、右に1つずれた赤いバーが表示されている

チューニングシグナルバー、周波数が一致すると中心に電波強度が表示され、左右の赤いバーは中心周波数からずれていることを示します。90年代以降はこうしたチューニングバーを搭載する機種はほぼなくなってしまいました。これも贅沢なチューナーの1つの機能でした。
さて、不具合としては、このバーがチューニングを合わせても中心に表示されません。
この部分は何度か調整していますが、数年でズレが発生してしまいます。ズレてしまうと、ステレオ受信ができなくなってしまいます。
今回はこの調整を行いました。調整のやり方や技術的なお話は、こちらのHPが参考になります。大昔から見ていて、今でも参考になります。こうした情報が長く残ることこそ、HPの醍醐味なんですけどね。HP全盛期から消えてしまった情報は多いですから。

同頂点L9を調整する

精密ドライバで、L9を回して同調点を調整します。今回調整するのはここだけですが、これで同頂点ズレが解消され、ステレオ受信可能になります。
実は、ラックから引っ張り出すのが億劫で、この数年、殆どRadikoで過ごしていたので、ちゃんと調整して、再びメインオーディオで聴けるのが楽しみです。

周波数表示自体のズレは直らなかったけど、ステレオ受信が可能に

残念ながら、他の部分の調整が必要なのかな? 本来の周波数に対して0.1MH低い表示で、同調点が白表示になり、ステレオ受信可能になりました。

受信感度も下がってしまったけど、ノイズレスでステレオ受信できるので、とりあえずこれでよし

うちはマンションのケーブルテレビでFMは再送されているため、一般的なアンテナ受信とは周波数が異なっていますが、本来の周波数より0.1MHz低いところで同調点が合ってしまいます。周波数自体の調整が必要ですが、オシロスコープや発振器などがないと、これ以上の調整は難しいので、深追いせずに、ラジオがきれいに聞こえればそれで良しとしました。ちゃんとステレオ受信も可能になりました。
ただ、感度がずいぶん下がってしまいました。受信感度がDIRECTだと、バーの表示が低いのです。以前はインジケーター7つくらいでていたのが、2~4つしか出ません。感度を上げるDISTANCEにすると改善しますが、ノイズも増えるので、DIRECTでノイズレスで聞けている分にはこれで十分でしょう。

音が良い! Radikoとは雲泥の差

最近radikoばかりで聴いていたので、久しぶりにKT-1100DでFMを聴いてみたら…いやぁ、別格です。当たり前ですが、radikoがHE-AAC v2 48kbpsの高圧縮低ビットレートで配信されているのに対し、FMチューナーはアナログ波をそのまま受信していますから、電波環境さえ良ければ、音質は単体FMチューナーを使用するほうが圧倒的に優れています。
MP3とCDとの差、以上に違いますね。音の厚みが全く別物です。ああ、radikoではこんなに失われていた音があったのか、と痛感。

しかし、オーディオの下火とともに、現在は高品質なチューナーは、AccuphaseのT-1200MacintoshのMR87くらいしかなくなってしまいました。もはや1,2万円台のチューナーすらないのです。ちょっと前まで、もう少し低価格でYAMAHAが頑張っていたのですが、それも生産完了となってしまいました。
カーナビではFM/AMチューナーが搭載されていますが、将来的にはradikoになってしまうのかな? 便利なような、そうでないような時代になってきましたね。

望遠レンズの技量維持のため城南島海浜公園に行ってきた2

この日の撮影は、Nikon Z 9のオートエリアAFのみで撮りましたが、背景が空とかゴチャゴチャしていなければ何の迷いもありませんが、反面背景に色々他の被写体があると、そっちに引っ張られる傾向は、最新のファームウェアでも相変わらず。

ジュラルミンの鳥と、生身の鳥と、お金持ちがウェ~イするヨットが同時に撮れるのが、城南島海浜公園の魅力だったりします。

LOGOSのチェアはやっぱり息子に占領される

息子が偉そうにLOGOSのチェアに座ってます。パパ座りたいんですけどw

ズームの超望遠レンズも最近のものはとても画質がよく、単純に解像力だけ見れば、単焦点と遜色ないように感じます。
が、単焦点超望遠レンズの意義は、絞り開放から最高画質であること、そして何より単焦点ということで、画角固定である制約を逆手に取って、フレーミングに集中できること、これに尽きるかなと思いましす。ズームレンズだと、どうしても全体を撮ろうと欲を出して、主体がぼやけてしまいます。記録写真ならズームですが、そうでないなら単焦点が面白いんじゃないかな?

城南島海浜公園からは、駐機するANAの機体が見えます。STAR WARS塗装の機体もお休み中でした。一時期よりは回復したとは言え、まだ航空需要はかつて程は回復していないのかな。
風が割とあったので、羽田に着陸するは機首が滑走路に対してまっすぐじゃないですね。こんな横向きからよく着陸できるな~と。
そして時間は夕方になって陽が傾き、逆光が良い感じに。飛行機のお腹に夕陽が当たります。

気温もちょうどよいね。7,8月は暑すぎて…。9月くらいがよいですね。湿度も8月ほどではないから、望遠で撮ってもメラメラ陽炎が出すぎることもないし、スカッと抜けの良い絵が撮れます。

夕方は写真映えタイムです。巡航でも逆光でも、映えますねぇ。

夕方にかけて満潮になってくると、公園内にも海水が入ってきます。遊歩道の一部が水没するんですね。

おっきなカマキリ

ここは広場もあるので、昆虫も結構いるみたいです。かなり大きいカマキリがいました。

超望遠レンズ、鳥とか戦闘機を撮りがちですが、船も楽しいですよ。

快晴でしたが、帰り際にうろこ雲が、これが良いアクセントです。航空機写真、背景が真っ青な空というのももちろん映えますが、個人的には適度に雲が入るほうが好きです。

じゃあね~

じゃあね~

望遠レンズの技量維持のため城南島海浜公園に行ってきた1

仕事が忙しくて、また子供の病院やらで有休をプラーベートな撮影に使うのが難しい状況。次百里基地に行けるのは…下手したら航空祭までないかも?(そもそも抽選で当たらなければいけないし)
望遠レンズはしばらく使わないと、体力にも技量的にも落ちてしまうので、望遠レンズを使っても周りに迷惑がかからないゴミゴミしていない広い空間…となるとやっぱり城南島海浜公園なんですね。

ここは羽田空港を離発着する旅客機だけでなく、海鳥や船舶も撮れるので、技量維持にちょうどよいのです。
しかも人工砂浜で子供を遊ばせられるし、ボール遊びとかも出来て良いんですよね。駐車場が混雑するのは仕方ないですが、入れ替わりも早いので、満車でも10分程度で入ることが出来ました。

海遊び、この時期は暑すぎずちょうどよい気温ですね。ここは人口浜で、海水浴は出来ません。
この日は波がそれなりにありました。

ちょっとヒヤッとする光景

水遊びしたくなりますが、波がちょっとあると、簡単に足元をすくわれるので、十分注意して遊びましょうね。

ところで、浜の波打ち際に、結構鳩がいるんですね。波が来るまでは驚きもせず歩いていました。どうやら波打ち際で打ち上げられた何かを餌にしてるっぽいです。コイツラ人間慣れしていて、かなり近くまで寄ってくるし、波をかぶるまでは、潮水が近くに来ても逃げる気配なし。

ただただ撮るだけです。羽田は風向き的に、34R上がりだったので、午後は逆光ですが、あえて逆光も良いかな。
ロクヨン(AF-S 600mm f/4G)手持ちも、重たいけど撮れる絵が良いので、やっぱり次狙うのは、いずれ出るであろうZマウントの600mm単焦点かな~

続く…

【夏休みのこぼれ写真から】クロップして見る「ナッチャンWorld」

まもなく函館フェリー埠頭に到着するフェリーから、フェリー埠頭を撮影した写真。

函館フェリー埠頭に停泊中の「ナッチャンWorld」が見える

先日もご紹介した高速フェリー「ナッチャンWorld」は、津軽海峡フェリーの手を離れ、高速マリン・トランスポート社のPFI(Private Finance Initiative)事業船舶となってからも、母港を函館港としているため、基本的に運行されていない場合は函館にいるようですね。

写真はNIKKOR Z 24-200mmの望遠端200mmで撮ったため、風景の中のナッチャンWorldと言った感じです。
さてこのレンズ、高倍率ズームながら、これまでの一眼レフ用とは異次元の、高い解像力を持っています。クロップしてみましょう。

クロップしても2458×1566(約385万画素)あって、ちゃんと解像している

双胴型ウェーブピアーサー型の特徴ある船体は、正面から見るとより一層その特徴がよくわかります。水面に接する部分を極力減らすことで造波抵抗を減らし、高速高校に寄与しています。その代わり、船体の大きさに対して積載量は減るという欠点もあり、津軽海峡フェリー時代も運賃は在来船より高く設定されていました。

これだけクロップしても、ちゃんと解像しているのがすごいです。絞りはf8で、絞り開放からわずかに絞っているだけです。隣に停泊している船が、津軽海峡フェリー「ブルードルフィン」であることもわかります。
これが一眼レフ用の高倍率ズームだと、もう少しモヤッとした描写になっていました。高倍率ズームでこれだけかっちり解像すれば満足です。本当にすごいレンズですよ。一眼レフ時代の標準ズーム以上の解像力ですから。
動画を撮ることを前提で買ったレンズですが、背景を大きくぼかすことを考えなければ、スチルでも十分実用なレンズです。

この写真はISO800ですが、Z 9は少しノイズが出ますね。この辺りは、高速走査出来る積層裏面照射型CMOSセンサの欠点が見えてしまいますね。

【夏休みのこぼれ写真から】函館山を海側から見ると洞窟が見えた

フェリーで青森から函館に移動中、函館山が見えてきたので、撮影してみました。

函館山を海側から見る

函館山は、観光客や函館市民にとっても馴染み深いもので、陸繋島となっている函館の象徴ですが、我々が親しんでいるのは、主に函館市街地側から見た函館山で、その反対の海側からは、船からでないと見ることができないので、案外あまり良く知らなかったりします。
写真のGPSデータによれば、この辺りから撮っています。

GPSデータではここから撮っている
中央に洞窟?

少し望遠で撮っていると、中央に洞窟らしき穴が見えました。
後で調べると、これは穴間洞窟という名称でした。

ここは、大昔は近くまで行けたのですが、落石の危険性が高いことなどから、現在は立入禁止となっています。
写真をクロップすると、かつては人が行けたことが分かる、この洞窟の穴をまたぐ橋があったことがわかります。

よく見ると階段と吊り橋の跡が確認できる

うわぁ、近くで見てみたいな。
でも写真で分かる通り、周辺は断崖絶壁で危険です。近くをドローンで撮影したYoutube画像がありました。

これはボートで行くしかなさそうですね。行ってみたい、中を見てみたいです!

【夏休みのこぼれ写真から】青函フェリー「はやぶさ」

船が好きです。車も飛行機も好きですが、船も好きなんですよね。
ってことで、この夏休みは函館-青森航路にお世話になりました。振り返れば、子供の頃は青函連絡船がまだ現役だったので、夏休みや冬休み、両親の実家が青森でしたので、よく函館から青森へ、青函連絡船に乗っていました。
昭和63年3月13日に廃止となった青函連絡船、昭和も遠くなりにけり、ですが、現在もトラック輸送を中心に、青函航路には根強い需要があります。
青函連絡船は、船に直接貨物列車を搬入し輸送する鉄道連絡船だったため、青函トンネル開通と同時に役割を終えましたが、トラック輸送や、青函トンネルを通る鉄道より旅客運賃が安いことから、旅客需要もそれなりにあります。

さて、今回の旅、と言うか殆どのフェリー移動は、津軽海峡フェリー(旧東日本フェリー)を使っていますが、青函航路にはもう1社、青函フェリーが存在します。
もともと青函フェリーは、創業当時は旅客営業を行わない、トラック輸送など貨物輸送専門のフェリーでしたが、2000年より旅客輸送も開始しています。
ただ、元々が貨物輸送中心だったため、旅客輸送も行っている旧東日本フェリー・現津軽海峡フェリーと比較すると、船自体が小さく、また旅客定員も多くはなく、設備の広さや快適性、接客対応は今一歩でした。その代わり、運賃は津軽海峡フェリーよりも若干割安となっています。
そんなことから、独身時代はよく青函フェリーを使っていました。

青函フェリーも旅客輸送を始めてから20年経過し、新造船への入れ替えのタイミングで旅客スペースも改善を行っています。
写真の「はやぶさ」(2,949総トン)は2014年就航の、執筆時点でもっとも新しい船で、青函フェリーでは初めてステートルーム(個室)を設定しています。

津軽海峡フェリーの船体と比較すると小さく(今回の帰省で乗ったブルールミナスは8,828総トン)、やや垢抜けないデザインではあるものの、設備はこれまでの青函フェリーのものよりも良くなっているようです。
いずれ乗ってみたいなと思っています。

サイドスラスター動作中の気泡が見える

回頭中の「はやぶさ」。船体前方にあるサイドスラスターと呼ばれる、船首を横方向に回頭させるためのスクリューを搭載しています。
青函航路のフェリーは、狭い港内でタグボートを使わずに自力で接岸、出港するために、こうした装備があります。
もっともかつての青函連絡船だと、サイドスタスターを使ってもあまりに狭い函館駅前の岸壁への着岸には、タグボートも併用していました。

「暗車注意」とありますが、「暗車」とはスクリュープロペラの日本語のことで、この表示の真下にスクリューの羽があるため注意せよ、という表示です。

ちなみに、回頭せず船首のからも車両の積み下ろしは可能ですが、通常は船尾側のドアからの搬出入を行うようですね。

船尾のランプウェイと桟橋をドッキングして搬出入を行う

ところで津軽海峡フェリーの車両待ちの中には、こうしたナンバー無しの車や、仮ナンバーの車もちらほら。

ナンバーのない130クラウンも乗船待ち

懐かしの130系クラウン、V8 4.0Lの上級グレードロイヤルサルーンGですね。何年も放置されていたっぽく、かなり汚れていますが、自走は可能なのでしょうね。
ヒョコッとリアが上がっているのは、この世代のクラウンでよく見かける、エアサスの不具合かしら?
こうした車両は、中古車として移送のために待っているのかな?

ということで、夏休みこぼれ写真でした。

函館帰省3日目 そして帰途へ

ドラクエIIIみたいなタイトルになってしまいましたが、2泊3日の帰省の最終日は、帰りのフェリーが20時15分なので、日中は子供を遊ばせに、道南四季の杜公園に行ってきました。

とても広い公園で、遊具あり散策道あり、BBQもできます。無料です。自分が子供の頃にはなかったので、ここ何年かで出来たようですね。
1日目2日目は雨がち天気でしたが、3日目にしてスッキリ晴れました。暑いです。といっても30℃いかないのが北海道ですが。

娘がロープの遊具?の一番上まで行けたのはびっくり。成長したな~。
子どもたちはじいじと一緒に遊べて満足だったようです。

手作りなんでしょうね、おもしろ自転車もありました。無料で乗れました。

あっという間の3日は終わり、旅立つ(Uターン)時が来ました。20時15分のフェリーに乗る前に、ラッキーピエロで頼んでいた夕飯を取りに行きました。

あれ、港北大前店、大きくなっている! 2018年に改装したようです。あれ、結構前に改装してたのですね。
今回の前に帰省したのは2019年5月でしたが、その時は注文を入れるのが遅くて、フェリーの時間に間に合わないので、別の店に頼んでいたみたいです。
これだけ広いと、次回からはお店で食べてもいいかな。おみやげコーナーも充実していました。
フェリー乗客は、ここで買ってフェリーに持ち込むパターンが多そうです。

フェリー埠頭には、行きのフェリーから見えた「ナッチャンWorld」が停泊。元東日本フェリー→津軽海峡フェリーが運用していた高速フェリーですが、燃料費が高く採算が取れないことから、青函航路での運行は終了、現在は津軽海峡フェリーや新日本海フェリーなどが出資した、国策企業の高速マリン・トランスポート(特別目的会社)が運行し、自衛隊の輸送を請け負っています。
元々、導入時から自衛隊へ転売…などの噂は出ていましたが、事実上その様になった形です。外観は、青函航路運用時からそのままなのが面白いです。
とは言え、一応民間企業が運営している船なので、自衛隊が使わないときには、民間運用も不定期に行っているそうです。ということは、また乗れるチャンスは無きにしもあらず、といったところです。
こういった使い方は、すでに諸外国の海軍も実施していて、例えば米海軍では遠征移送ドックは民間人が運用していたりします。

フェリーは、家族連れの夜移動ということで、個室(コンフォート)をとりました。

個室なら、食事も寝るのも気兼ねしなくてよいですね。

ということで、短い帰省も終わり、函館を離れました。

最後に船室からナッチャンWorldを拝みつつ、函館を離れました。窓ガラスが塩だらけで画質が悪いのはご愛嬌ということで。
0時にフェリー到着後は、青森から東北道をひた走り、途中大雨でしたが無事栃木の妻実家に到着、お土産を渡して東京に戻りました。
ほぼ1日車を運転していたような。流石に疲れました。自動運転が欲しいですね。

函館帰省2日目 その2

午後は子供らを連れて、函館駅前の「はこだてキッズプラザ」に行ってきました。

こどもが屋内で遊べる施設です。午後は止んだけれど、風が強かったので、ここで遊ばせました。
場所は函館駅前の旧和光ビルのあった場所(と言っても函館が地元の人しか知らないでしょうけど)で、その跡地に建てられたキラリス函館の4階にあります。

ちょうど向かいには、かつて函館駅前の象徴だった百貨店、旧「棒二森屋」の建物が見えます。

旧棒二森屋

かつては、函館駅前には複数の百貨店が乱立していました。バブル崩壊後、次々と撤退し、経営母体を変えつつ最後まで残っていた棒二森屋も、2019年1月に閉店しました。
駅前通りの角に面した「棒二森屋アネックス館」は、その後「函館駅前ビル」として営業するも、2022年1月に閉店となりました。現在は1階部分の宝くじ売り場と、テナントの居酒屋のみ営業していますが、12月には建物の取り壊しが始まるそうで、自分にとっては、これが最後の棒二森屋の姿となります。

6階に人影が! どうも6階部分は「非常口」「脱出袋」の行灯が点灯していることから、テナントがある以上、警備室などが機能しているのかなと思われます。
決して廃墟ではない、管理された物件です。

函館駅前は、市街地の空洞化により古い建物が残るか、もしくは解体されて駐車場となっている場所も多く、かなり寂れた印象です。
この棒二森屋の跡地には、マンションと窯業施設が建つようですが、少しでも活性化してくれればと思います。
函館も人口は減る一方ですからね。

夜は花火

都会ではなかなかできなくなってしまった花火、地方ならまだ大丈夫。風は少々強かったけど、せっかく雨は止んだので、実家前で花火をしました。

この写真だけは、単焦点のAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDにて撮影。明るいレンズだと、わりと暗がりでもAFが合いますね。やはりZ 9、暗所AFが苦手なので、少しでも明るいレンズのほうがAFは良好ですね。

ということで、何年かぶりに夏らしい遊びでした。