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ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQのメインメモリを16GBから40GBに増設してみた

サブPC兼妻が仕事で使うPCとして導入したASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQも、導入から2年以上経過しました。
当初、特段ゲームをしないのにGPU搭載とかどうかなと思っていましたが、AdobeのLightroomを導入したり、出先でもちょこっとした動画編集をDavinci Resolveで行ったりしていると、旧型とは言え、GPU搭載しててよかったな、と感じでいます。
近年はCPUだけでなくGPUの処理を重視するソフトも多いですしね。
あと4年は使いたいのと、さすがにメインメモリが16GBだと、LightroomとPhotoshop+ブラウザの起動でメモリもいっぱいいっぱいになることも多いため、最大限に増やすことに。

LightroomとPhotoshopにブラウザを立ち上げると16GBのメモリもいっぱいいっぱいです

仕様として、GA401UIはオンボード8GB+スロット8GBというメモリ構成で、これ以上は公式には増やせないことになっています。
ただ、検索していると、GA401UIでスロットのメモリを8GBから32GB DDR4 3200に改装して認識させている記事を見つけました。
この構成では、オンボード8GB+スロットの8GBの領域まではデュアルチャンネルメモリとして作動し、それ以上はシングルチャンネルで作動することになります。
シングルチャンネルだと、メモリの読み書きはその分遅くなりますが、容量には代えられません。

ということで、買ってみました。ノート用のDDR4 3200 32GBメモリです。値段は正月のAmazonタイムセールとは言え9千円を切っているのですから、ずいぶんお安くなりました。

Team ノートPC用メモリ SO-DIMM DDR4 3200MHz PC4-25600 32GB

メモリの交換は、PCを裏返して十数カ所のネジを外し、裏蓋を外しての交換となります。比較的簡単に交換可能です。乾燥している時期なので、静電気に気を付けましょう。

裏返してネジを外し、裏蓋を外すだけです

このPCの良いところは、裏蓋が全部外れるので、メンテナンスがしやすいところですね。

ファンが埃だらけなので、まずは清掃

最近起動しているとファンがビュンビュン回ってうるさかったのですが、結構埃がついていますね。せっかくなので清掃しておきました。ノートPCは薄く作っているため、埃が溜まりやすく、故障の原因に繋がります。定期清掃がおすすめです。

メモリスロットはマザーボード中央のシートの下にあります

ASUS ROG Zephyrus G14シリーズはメインメモリのうち8GBはオンボード、もう8GBはわざわざ取外し可能なスロットを設けているということで、スロットにメモリを入れない8GBモデルも販売していました。今ならゲーミングノートPCは最低16GBといったところで、オンボードでも16GBになっているようですね。

メモリはDDR4 3200(PC4-25600)で、今回買った32GBでも1万円しないのは時代ですね。PCのメインメモリは多いに越したことはないです。
メモリの着け外しは簡単ですね。さすがに32GBもなると、基板上のチップも多くなっていますね。

裏蓋を閉じて、ネジをしっかり締めて、起動してみました。この瞬間だけは簡単な作業でもドキドキです。昔はメモリ相性が厳しくて、チップによっては起動しないとかフリーズ多発とかありましたが、DDR2世代からは少なくなりましたね。それでも初期不良、静電破壊とか、トラブルがないわけではないですが…

しっかりと40GB(8GB+32GB)で認識されました

問題なく起動し、メインメモリも実装40GBとして認識されました。

PhotoshopとLightroomとブラウザを起動してもメモリに余裕がある

40GBのメモリがあると、Photoshop、Litroom Classic、ブラウザを起動していても、空き容量に余裕がありますね。さらに動画編集用のDavinci Resolveを起動しても、問題ありませんでした。4年近く前のマシンながら、まだまだ十分戦えそうです、何と戦うかは知りませんが(笑
そして、ファンの埃を除去したからなのか、メモリに余裕ができたらなのか、あんなにビュンビュン回っていたファンが随分静かになりました。回っても高速全開で回らないです。定期的な清掃は重要ですね。

なお、現在購入先のAmazonではTEAM製のDDR4 32GB は在庫切れとなっているようです。他のブランドでも9千円程度ですから、メモリは増設をおすすめします。

SSDを改装したので、ベンチマークを取ってみた&パーティション結合

ベンチマークテスト

昨日、サブで使っているノートPC、ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)のSSDをKIOXIAのEXCERIA PLUS G2に交換した記事を書いてみましたが、早速ベンチマークを取ってみました。

一目瞭然です。読み込み速度で倍、書き込み速度では3倍の差があります。
今や、M.2 NVMeのSSDが一般的になりましたが、一方で、ノートPCに標準搭載されるSSDは、コストの面から、必ずしも速いものではないということですね。もちろん、SATAのSSDやHDDよりは速いのですが。

ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)に標準搭載されていたのは、MicronのMTFDHBA512TCKで、これは一般販売向けではないようですね。


SSD改装で増えた容量をCドライブに統合する

SSDのクローンのイメージファイルをコピーすると、増えた分の容量は未割り当てになる

昨日の記事にもアップしたように、SSD改装で、512GBから1TB に容量アップしましたが、クローンから復元すると、増えた容量分は「未割り当て」になります。
そして、Cドライブと未割り当ての間には、900MBとありますが、この領域はリカバリ用のデータが入っているようです。
残念ながら、Windows11標準搭載の「ディスクの管理」では、未割り当ての部分をCドライブに割り当てることが出来ません。
これをフォーマットすれば、Dドライブとしては使えますが、この程度の容量では、あえてOSとデータの領域をパーティションで区切るメリットはあまりないので、Cドライブに統合できないか、パーティション管理ソフトを色々試してみましたが、大抵はお金のかかるソフトばかりです。

フリーで出来るソフトを探したところ、NIUBI Partition Editorが、家庭使用では無料で使えて、勝手が良いことがわかりました。
英語のみですが、それほど難しい英語ではないので、何とか使えました。

※注意:パーティションをいじるので、失敗するとOSが起動しなくなります。バックアップをした上で実行をお勧めします。

まずはリカバリ領域を拡張する

まずは、RECOVERYとなっている900MBgは割り当てたれている領域を、お隣のDドライブに割り当てていた領域を使って拡張します。
次に、拡張して500GB超えとなったリカバリ領域を、再び900MBまで縮小させます。

Cドライブの右隣に空き領域が出来る

すると、Cドライブの右隣に空き領域が出来ました。

この状態になれば、あとはCドライブの容量を拡張して、Applyボタンを押せば完了です。
フリーソフトでここまで出来ました。
これで、快適にサブPCが使えそうです。妻と娘のアカウントもあるので、下手にパーティションを区切らないほうが勝手が良いですしね。

KIOXIA NVMe SSD EXCERIA PLUS G2 1TBを買ってみた

サブで使っているノートPC、ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)のSSDは、512GBしかなく、メインで使っているわけでもないので、容量としては問題ないかな…と思っていましたが、妻も使っていて、画像データなどある程度置いておくには容量が少ない、また良き下記もあまり速くない、ということで、1TBのSSDを買ってみました。

今回買ったのは、KIOXIA(旧東芝デバイス&ストレージ)のEXCERIA PLUS G2です。

CrucialのSSDを買おうかなと思っていたのですが、Amazonのタイムセールで安くなっていたので、コチラにしてみました。
PCIe Gen3.0で、執筆時最新の4.0よりは速度が劣りますが、どの道Zephyrus G14も、型落ちのRyzen 9 4900HSでGen3.0までなので、これで問題ありません。

こちらは両面実装タイプです。ROG Zephyrus G14は、SSD実装スペースの関係上、片面実装が望ましいと、他の方のブログにあったものの、両面実装も入るという実績もあるようなので、今回は物は試しです。

従来は、OSまるごと移植は、EaseUS To Do Backupが定番でしたが、フリー版がほぼ使い物にならなくなってしまったようなので、AOMEI Backupperを使い、事前にバックアップイメージを作成しておきました。

ROG Zephyrus G14の底面外装を外す

まずはROG Zephyrus G14の底面外装を外します。

赤丸が長ネジ、黄色が短いネジ、オレンジが抜け止めワッシャ付き

裏返すと、一昔前のノートPCのようにバッテリを外す機構もなく、またメモリなどを増設できる専用の蓋もなく、底面の外装全体を外す仕様になっています。
ネジは、赤丸が長いネジ、黄色が短いネジとなっています。また写真右下のオレンジ丸は、ネジの抜け止めのワッシャが入っているので、ここを一番最後に緩める(ネジ自体はワッシャで止められているので外装から外れない)ようにします。

オレンジ丸のネジのみワッシャ入りで外れない仕様


オレンジのネジを緩めると、その部分の外装が浮き上がるので、その隙間を使って引っ張り上げると外装が外れます。

外装を外した状態

写真下がLi-ionバッテリです。ヒートパイプと2個のファンが、ゲーミングPCらしいですね。

さてSSDはというと、黒いシートの下にいます。シートをめくってネジを緩めます。

内蔵のSSDは、両面に熱伝導シートが貼られていて、更にマザーボード側にも厚手の熱伝導シート(クッション材ではなく熱伝導シートです)が貼られています。どうやら、上下にSSDの熱を逃しているようです。ファンの風が当たらないので、外装とマザーボードに熱を逃しているようですね。


このシートは、ゆっくり剥がして、KIOXIAのSSDに移植しました。ただし、裏面チップ側に放熱シートを貼ってしまうと、取り付けた際に下にある無線LANカードと干渉するため、上面のみ放熱シートを貼り、裏面は厚手のメロン色?の放熱シートのみ貼り付けています。
この辺りは、放熱がSSDの寿命に絡んでくるので、自己責任でどうぞ。保証とも絡んできますし。
ちなみに、外したSSDは、MicronのMTFDHBA512TCK-1AS1AABGBでした。intelのSSDが入っているモデルも有り、この辺りは複数のメーカー品を分散して使っていると思われます。

あとは、AOMEI Backupperで予め作った起動用USBメモリで起動後、これまた同ソフトで作ったイメージファイルで復元を行いました。
このやり方では、増えた分の容量は別パーティションとなってしまいます。パーティションをつなぐのには、Windows標準のディスク管理ソフトでは結合できず、市販ソフトを使うか、割り切って別パーティションとして使うかですね。今回は別パーティションのDドライブとしました。 ※フリーのパーティション編集ソフトでCドライブの容量に割り当てることが出来ました。詳細は次の記事で。

増えた分の容量(ここでは471.35GB)はCドライブの容量としては割り当て出来ない Cドライブに割当できました


新しいSSD、どのくらい速くなったか…は時間切れのため次回。

ASUS ROG Zephyrus G14をうっかりWindows11にアップグレードしてみた

Windows10が最後のWindowsとか言いながら、Windows11がデビューしてしまいましたが、されはきっと、「最後の有人戦闘機」なんて言われたF-104戦闘機みたいなものなんですよ。キャッチコピー的な? 実は特に意味はなしていない?

ともかく、Windows11、中身的にはWindows10のバージョン21H2なのかな、といった雰囲気ですが、使い勝手はそこそこ変わるようなのは、Preview版が出た際のPC Watchの記事でも確認はしていました。

ところで、先日購入したサブPCのASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)ですが、先日ついにWindowsアップデートに通知が届きました。

ついにWindows11へのアップグレード通知が

メインPCの方にはまだ通知は来ていませんが、今年買い換えたPCとは言え自作機なので、恐らく通知が来るのはもう少し先かなーと思いますが、吊るしのノートPCなら、メーカーも互換性確認は行っているので、通知が速く来るのでしょうね。

自分、割と新しもの好きですから、こういうのを見てしまうと、ついついアップグレードしたくなります。
メインPCはもうしばらく待ちたいですが、サブPC、どのみち2025年には移行しなければなりませんので、慣れるためにポチッとしてしまいました。

もう後戻りできません(いや出来ますw)

ああ、アップグレード開始させちゃいました…
昔はWindows98→98SEとかは、発売初日にワクワクしながらアップグレードしたものですが…、近年は歳をとったせいか、ちょっと不安に感じます。

更新完了しました

大きな変化はツールバーとスタートメニュー

バージョンは21H2

まず、見た目的には、Macのようにタスクバーのアイコンが中央に置かれるようになりました。したがって、スタートボタンが長年デフォルトで左下だったのが、中央の左寄りになり、直感的にマウスカーソルを持っていくのが少し難しい。
仮想デスクトップはWindows10でもありましたが(Windowsキー+Tab)、使い勝手が悪くて使ったことはありませんでした。というより存在を忘れていました。それくらい使い勝手が悪かったのが、Windows11では簡単にデスクトップを増やして移動もできるようになりました。
シングルディスプレイで使うことが多い、ノートPCで複数の作業を並行して行うのに便利です。

デフォルトで中央に表示されるタスクバー、仮想デスクトップがわかりやすく作れる様になった

Windows10のスタートメニューにあったタイルは廃止されました。個人的には好きだったのですけどね。
スタートメニューがシンプルになりすぎて、よく使うアプリのアイコンが優先表示される反面、インストールしたのを忘れていそうなアプリは、更に存在を忘れてしまいそうです…。
しばらくはサブPCのみWindows11環境として、慣れていきたいと思います。

ASUS ROG Zephyrus G14 Ryzen 9 4900HSのベンチマーク

PCを買い替えたら、恒例のベンチマークテストです。Cinebenchを使って、マルチコアとシングルコアの性能を測定してみました。

さすがに、デスクトップのRyzen 9 5900Xと比べると落ちますかね。
ARMOURY CRATEから、Turboモードに設定しての測定です。最初はパフォーマンスモード(名前は速そうだけどデフォルのモード)で測りましたが、Turboのほうが結果的にスコアが少し上昇しました。

メインPCのRyzen 9 5900X(3.7GHz /12コア24スレッド)は、マルチコア21195pts、シングルコア1589ptsなので、やはりデスクトップと比較すると落ちますね。
特にマルチコア性能の差は歴然で、同じRyzen 9でも、第4世代のデスクトップ用5900Xと、第3世代のノートPC用4900HSは、倍以上の差があります。
この辺りは、Ryzen 9だからと言っても過信は禁物ですが、3世代前とはいえCore i9-9880Hを上回るのだから、やはりRyzenシリーズのコスパの良さが光りますね。

シングルコア性能は、最新のCore i7-1165G7よりは下がるものの、これまた一昔前のCore i9-9880Hを上回るのですから、体感性能としても文句なく、デスクトップのRyzen 9とも大きくは見劣りしないでしょう。

6年前のdynabook R73/PBこんな結果に

試しに、今回リプレース対象となった、dynabook R73/PB(2.5GHz・ターボブースト時3.5GHz / 4コア8スレッド)を計測してみました。

さすがにCore i7とはいえ第4世代のノートPC用なのでこんなものですが、6年前のPCとしては案外悪くないです。
殆どのアプリでは、シングルコア性能のほうが体感的に効いてきますが、Ryzen 9 5900Xの半分のスコアで、実際使っていて体感性能は、今でも悪くないんですよね。Windows 11でも十分使えると思うのですが、TPM1.2なので、アップデートによるインストールは出来ません。
この辺り、もう少し緩和してほしかったですね。セキュリティ上やむなしなんでしょうけど。

型落ちだけど、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ導入

Windows11が公開され、そのインストール要件がかつてない厳しさ(CPUがCore第8世代以降・Ryzen第2世代以降とかTMP2.0必須とか)となっている中、サブで使っているノートPC(dynabook R73/PB)と、妻用のPC(ASUS U24A)も古くなってきていることから、この2台をまとめて1台にリプレースすることにしました。

ここ最近のAMDのRyzenのコスパの良さは群を抜いていて、次はぜひノートPCもRyzenにしたいと思って、Ryzen 7で検討していたのですが、ここにきて1世代前のRyzen 9 4900HS搭載のノートPCが一気に価格が下がってきたことから、表題のPCを導入することとしました。
20万円のPCも、1年以上経過して次のモデルが出たからか、ぐんとお安くなりましたので。

ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ)
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ) 2020年モデルがお安くなった

今PCでは全くゲームはやりませんが、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、無駄にゲーミングPCです。たまたまですハイ。

そういやメインPCも同じASUSのゲーミングマザーASUS ROG STRIX B550-A GAMINGだったりします。これもたまたまです(笑

さて ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、型落ちですが、サブPCとして使うには十分なスペックを持っています。

  • CPU:AMD Ryzen 9 4900HS (8コア/16スレッド)
  • Memory:DDR4-3200 16GB(オンボード8GB+別体8GB)
  • SSD:512GB(PCI Express 3.0×2接続)
  • グラフィック:GeForce GTX 1660 Ti Max-Q
  • ディスプレイ:14型ワイドTFTカラー液晶 /ノングレア/ 2,560×1,440(WQHD)(60Hz)
  • 映像出力:HDMI ×1
  • USBポート:USB3.1 ×2 (Type-C/Gen2※データ転送,映像出力,給電用×1、データ転送用×1) 、USB3.0×2
  • オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
  • 通信機能:無線LAN :IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wifi 6), Bluetooth 5.0
  • サイズ:幅324mm×奥行き222mm×高さ18.9mm/重量:約1.65kg

なかなかの構成です。サブ機にするのはもったいない(笑) 7~8年は使いたいです。

第3世代Ryzen 9 4900HS

Ryzen 9 4000シリーズと GEFORCE GTXステッカーが眩しい

Ryzen 9 4900HS、こちらは4千番台ですが、Zen2世代、Ryzenの第3世代に相当します。最新モデルはRyzen 9 5900シリーズですが、4900シリーズも2020年にデビューしたものなので、まださほど古くない部類です。なんといっても、モバイルとはいえRyzen最高峰のRyzen 9です。 8コア16スレッドは、今年導入したデスクトップのメインPCのRyzen 9 5900Xの12コア24スレッドには負けますが、その辺のCore i7マシンによりも特にマルチコア性能で有利、シングルコアだと性能差は縮まるものの、従来AMDは、マルチコア性能は良いけれどシングルコア性能はイマイチ、と言う定説を覆して、特にRyzenの第3世代以降はシングルコア性能が大幅に改善されています。

ちょっとした画像編集や動画編集なら十分なGTX 1660Ti Q-Max

グラフィックは、CPU内臓のRADEONの他、自分が買ったノートPCでは初めて、別体でGeForce GTX 1660 Ti Max-Qを搭載しています。でもゲームしないので(笑
Adobe系のソフトや動画編集ソフトでは、それなりに力を発揮するはずです。
現行モデルは、RTX 2060やRTX 3060など、ハイスペックなグラボを搭載したモデルもあります。さすがにお高いですが、ノートPCでもこうした上級グラボがつくのは時代ですね。

メモリは8+8GB構成の合計16GB搭載

メモリは16GBで、実は今まで使ってきたサブノートPCも16GBなので、今の水準から見ると、使い方によっては余裕があるとは言えません。特に動画編集なら、32GBは欲しいところです。
8GB+8GB構成で、片方はオンボードなので交換できませんが、もう片方は最大32GBを載せれば、合計40GBのメモリは確保できるようです。

SSDはやや見劣りするスペックか

SSDも今時らしくPCIeですが、512GBと容量は多くないです。ベンチマークでも、読書速度は今どきのPCIe M.2 SSDとしては速くはないですかね。

PCIe3.0のM.2 SSDとしてもやや遅めな速度

こちらはそのうちもう少し速い1TBくらいのに改装したいですね。

USBはType-CとType-Aが各2つ

USBのType-Cが2系統あるのが時代を感じさせますが、そのうち1つは映像出力と給電対応なので、対応ディスプレイと繋げば、給電されつつ映像を配信可能です。いやぁここもまた時代ですね。

サイズと重量はほどほど

ゲーミングPCなので、最近の14型ディスプレイ搭載機としては軽くはありません。1kgを切る軽量モデルも多いですが、こちらはグラボを搭載しているので、ゲーミングPPとしてはそれほど重い部類ではありません。
14インチのディスプレイと相まって、大きくも小さくもない程よいサイズ感です。

フルHDを超えるWQHD解像度の14型ディスプレイ

程よいサイズ感の14型WQHDディスプレイ

個人的外せなかったのが、フルHDを超える解像度。というのも、今まで使っていた東芝R73/PBが13.3型FHDでしたが、メインデスクトップPCのディスプレイを27型4Kデュアルにした結果、フルHDでも狭く感じるように。でも大画面でもないノートPCに、4Kはオーバースペックに感じたので、WQHDというFHDより少し高い解像度がちょうどよいかなと。
逆に、ゲーミングPC視点で見ると、リフレッシュレートは一般的な60Hzで、120fps以上のゲームでは不満もあるかもしれません。同じモデルでFHDながら144Hzのリフレッシュレート搭載モデルもあったので、ゲームでfps重視なら、FHDモデルのほうが良いかもです。
当方ゲームはしないので、解像度を重視しました。

キャリブレーション済でsRGB色域をカバー

液晶ディスプレイも良品質で、画像編集にも適していますね。
一昔前は、ノートPCの液晶はsRGBの色域を満たすものが少なく、ガンマカーブも良くない製品が多かったのですが、近年はよほど安い機種でない限り、そういったネガは払しょくされつつあります。
このPCの液晶も、ぱっと見で発色もよく、買ってから知ったのですが、PANTONEのProArt Trucolor Technologyを搭載し、工場出荷時にキャリブレーションも行っているようです。
また、搭載するソフトのARMOURY CRATEのGamevisual→色校正で、キャリブレータのi1 Display Proを取り付けることで、キャリブレーションも可能です。 ただ、試しにやってみたところ、確かにキャリブレーションは行われるのですが、最終的にソフトがエラーになってしまう不具合が発生しました。

この辺りは、サポートに確認を取ってみるつもりですが、ちゃんと動けば、恐らくハードウェアキャリブレーションできるということになりますから、ゲーミングPCといっても、動画や画像編集PCにも適していると言えるのではないでしょうか。画質も、ARMOURY CRATEのGameVisualから、写真編集向け(Default)やゲーム向け、動画鑑賞向けなどの設定が可能です。

ARMOURY CRATEのGame Visualから画質や色温度の設定が可能なのも、一般的なノートPCにはない特徴の1つ

Default設定では、写真やWeb閲覧などに適した設定のようです。

ちなみにWQHDモデルの場合、リフレッシュレート60Hz IPS 非光沢、100%sRGB、Pantone準拠、Adaptive Syncを謳っています。 WQHDモデルは、一般的なリフレッシュレート60Hzのディスプレイと比較しても、ゲームする上ではやや残像が多めとのレビュー記事もあるため、ゲーム用途であれば、120HzのFHDモデルがおすすめと思います。 私は出先の写真編集がメインとなるため、残像が気になる作業もなく解像度が大きいWQHDで良かったと思います。

Webカメラとカードリーダーを搭載していないことに注意

このPCの欠点として、Webカメラとカードリーダー非搭載ということ。
Webカメラは、このコロナ過でテレワークなど増えた現在、Web会議用に従来より使用頻度が高くなってきているので、マイナスの部分でしょう。
ただし、ASUS側は、専用ソフトをスマホに入れることで、スマホのカメラをWebカメラ代わりとして、スマホは無線接続のままでWebカメラ化できるようにしています。 内蔵カメラと比較して、バッテリや発熱の問題が避けて通れない感はありますが、とりあえずこの点は代替手段があるということになります。

カードリーダーは、こちらも近年はデータのやり取りがクラウド中心になりつつあり、SDカードを使うデジカメもスマホ登場で出番が減っているため、必要なら別途カードリーダーを使うか、カメラなら直接USB接続すればよいので、実用上は大きな欠点ではないでしょう。


ゲームをしないのにゲーミングPCを買ってしまいましたが、スペックの割に値段も安く、キャリブレーション対応など、写真編集にも使える感じですね。
まだ色々カスタマイズが終わっていないので、実際に使ってみて気づいたことは、ぼちぼちレビューしてみようと思います。