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型落ちだけど、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ導入

Windows11が公開され、そのインストール要件がかつてない厳しさ(CPUがCore第8世代以降・Ryzen第2世代以降とかTMP2.0必須とか)となっている中、サブで使っているノートPC(dynabook R73/PB)と、妻用のPC(ASUS U24A)も古くなってきていることから、この2台をまとめて1台にリプレースすることにしました。

ここ最近のAMDのRyzenのコスパの良さは群を抜いていて、次はぜひノートPCもRyzenにしたいと思って、Ryzen 7で検討していたのですが、ここにきて1世代前のRyzen 9 4900HS搭載のノートPCが一気に価格が下がってきたことから、表題のPCを導入することとしました。
20万円のPCも、1年以上経過して次のモデルが出たからか、ぐんとお安くなりましたので。

ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ)
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ) 2020年モデルがお安くなった

今PCでは全くゲームはやりませんが、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、無駄にゲーミングPCです。たまたまですハイ。

そういやメインPCも同じASUSのゲーミングマザーASUS ROG STRIX B550-A GAMINGだったりします。これもたまたまです(笑

さて ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、型落ちですが、サブPCとして使うには十分なスペックを持っています。

  • CPU:AMD Ryzen 9 4900HS (8コア/16スレッド)
  • Memory:DDR4-3200 16GB(オンボード8GB+別体8GB)
  • SSD:512GB(PCI Express 3.0×2接続)
  • グラフィック:GeForce GTX 1660 Ti Max-Q
  • ディスプレイ:14型ワイドTFTカラー液晶 /ノングレア/ 2,560×1,440(WQHD)(60Hz)
  • 映像出力:HDMI ×1
  • USBポート:USB3.1 ×2 (Type-C/Gen2※データ転送,映像出力,給電用×1、データ転送用×1) 、USB3.0×2
  • オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
  • 通信機能:無線LAN :IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wifi 6), Bluetooth 5.0
  • サイズ:幅324mm×奥行き222mm×高さ18.9mm/重量:約1.65kg

なかなかの構成です。サブ機にするのはもったいない(笑) 7~8年は使いたいです。

第3世代Ryzen 9 4900HS

Ryzen 9 4000シリーズと GEFORCE GTXステッカーが眩しい

Ryzen 9 4900HS、こちらは4千番台ですが、Zen2世代、Ryzenの第3世代に相当します。最新モデルはRyzen 9 5900シリーズですが、4900シリーズも2020年にデビューしたものなので、まださほど古くない部類です。なんといっても、モバイルとはいえRyzen最高峰のRyzen 9です。 8コア16スレッドは、今年導入したデスクトップのメインPCのRyzen 9 5900Xの12コア24スレッドには負けますが、その辺のCore i7マシンによりも特にマルチコア性能で有利、シングルコアだと性能差は縮まるものの、従来AMDは、マルチコア性能は良いけれどシングルコア性能はイマイチ、と言う定説を覆して、特にRyzenの第3世代以降はシングルコア性能が大幅に改善されています。

ちょっとした画像編集や動画編集なら十分なGTX 1660Ti Q-Max

グラフィックは、CPU内臓のRADEONの他、自分が買ったノートPCでは初めて、別体でGeForce GTX 1660 Ti Max-Qを搭載しています。でもゲームしないので(笑
Adobe系のソフトや動画編集ソフトでは、それなりに力を発揮するはずです。
現行モデルは、RTX 2060やRTX 3060など、ハイスペックなグラボを搭載したモデルもあります。さすがにお高いですが、ノートPCでもこうした上級グラボがつくのは時代ですね。

メモリは8+8GB構成の合計16GB搭載

メモリは16GBで、実は今まで使ってきたサブノートPCも16GBなので、今の水準から見ると、使い方によっては余裕があるとは言えません。特に動画編集なら、32GBは欲しいところです。
8GB+8GB構成で、片方はオンボードなので交換できませんが、もう片方は最大32GBを載せれば、合計40GBのメモリは確保できるようです。

SSDはやや見劣りするスペックか

SSDも今時らしくPCIeですが、512GBと容量は多くないです。ベンチマークでも、読書速度は今どきのPCIe M.2 SSDとしては速くはないですかね。

PCIe3.0のM.2 SSDとしてもやや遅めな速度

こちらはそのうちもう少し速い1TBくらいのに改装したいですね。

USBはType-CとType-Aが各2つ

USBのType-Cが2系統あるのが時代を感じさせますが、そのうち1つは映像出力と給電対応なので、対応ディスプレイと繋げば、給電されつつ映像を配信可能です。いやぁここもまた時代ですね。

サイズと重量はほどほど

ゲーミングPCなので、最近の14型ディスプレイ搭載機としては軽くはありません。1kgを切る軽量モデルも多いですが、こちらはグラボを搭載しているので、ゲーミングPPとしてはそれほど重い部類ではありません。
14インチのディスプレイと相まって、大きくも小さくもない程よいサイズ感です。

フルHDを超えるWQHD解像度の14型ディスプレイ

程よいサイズ感の14型WQHDディスプレイ

個人的外せなかったのが、フルHDを超える解像度。というのも、今まで使っていた東芝R73/PBが13.3型FHDでしたが、メインデスクトップPCのディスプレイを27型4Kデュアルにした結果、フルHDでも狭く感じるように。でも大画面でもないノートPCに、4Kはオーバースペックに感じたので、WQHDというFHDより少し高い解像度がちょうどよいかなと。
逆に、ゲーミングPC視点で見ると、リフレッシュレートは一般的な60Hzで、120fps以上のゲームでは不満もあるかもしれません。同じモデルでFHDながら144Hzのリフレッシュレート搭載モデルもあったので、ゲームでfps重視なら、FHDモデルのほうが良いかもです。
当方ゲームはしないので、解像度を重視しました。

キャリブレーション済でsRGB色域をカバー

液晶ディスプレイも良品質で、画像編集にも適していますね。
一昔前は、ノートPCの液晶はsRGBの色域を満たすものが少なく、ガンマカーブも良くない製品が多かったのですが、近年はよほど安い機種でない限り、そういったネガは払しょくされつつあります。
このPCの液晶も、ぱっと見で発色もよく、買ってから知ったのですが、PANTONEのProArt Trucolor Technologyを搭載し、工場出荷時にキャリブレーションも行っているようです。
また、搭載するソフトのARMOURY CRATEのGamevisual→色校正で、キャリブレータのi1 Display Proを取り付けることで、キャリブレーションも可能です。 ただ、試しにやってみたところ、確かにキャリブレーションは行われるのですが、最終的にソフトがエラーになってしまう不具合が発生しました。

この辺りは、サポートに確認を取ってみるつもりですが、ちゃんと動けば、恐らくハードウェアキャリブレーションできるということになりますから、ゲーミングPCといっても、動画や画像編集PCにも適していると言えるのではないでしょうか。画質も、ARMOURY CRATEのGameVisualから、写真編集向け(Default)やゲーム向け、動画鑑賞向けなどの設定が可能です。

ARMOURY CRATEのGame Visualから画質や色温度の設定が可能なのも、一般的なノートPCにはない特徴の1つ

Default設定では、写真やWeb閲覧などに適した設定のようです。

ちなみにWQHDモデルの場合、リフレッシュレート60Hz IPS 非光沢、100%sRGB、Pantone準拠、Adaptive Syncを謳っています。 WQHDモデルは、一般的なリフレッシュレート60Hzのディスプレイと比較しても、ゲームする上ではやや残像が多めとのレビュー記事もあるため、ゲーム用途であれば、120HzのFHDモデルがおすすめと思います。 私は出先の写真編集がメインとなるため、残像が気になる作業もなく解像度が大きいWQHDで良かったと思います。

Webカメラとカードリーダーを搭載していないことに注意

このPCの欠点として、Webカメラとカードリーダー非搭載ということ。
Webカメラは、このコロナ過でテレワークなど増えた現在、Web会議用に従来より使用頻度が高くなってきているので、マイナスの部分でしょう。
ただし、ASUS側は、専用ソフトをスマホに入れることで、スマホのカメラをWebカメラ代わりとして、スマホは無線接続のままでWebカメラ化できるようにしています。 内蔵カメラと比較して、バッテリや発熱の問題が避けて通れない感はありますが、とりあえずこの点は代替手段があるということになります。

カードリーダーは、こちらも近年はデータのやり取りがクラウド中心になりつつあり、SDカードを使うデジカメもスマホ登場で出番が減っているため、必要なら別途カードリーダーを使うか、カメラなら直接USB接続すればよいので、実用上は大きな欠点ではないでしょう。


ゲームをしないのにゲーミングPCを買ってしまいましたが、スペックの割に値段も安く、キャリブレーション対応など、写真編集にも使える感じですね。
まだ色々カスタマイズが終わっていないので、実際に使ってみて気づいたことは、ぼちぼちレビューしてみようと思います。