「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」タグアーカイブ

【飯沼銘醸】俺の姿 うえも商店 限定直汲み 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒

購入店名の入ったお酒。そのお店限定でしか買えないお酒は、飲食店でも見かけたりしますが、酒屋さんにもあります。
いつも行っているお店で買ってきた「姿」。ハズレのない栃木のお酒ですが、限定直汲みはさてどんな塩梅かな?

【飯沼銘醸】俺の姿 うえも商店 限定直汲み 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒

”俺の”が入った姿はいくつかの酒店のバージョンがあるようですね。とは言えそんなに数はないっぽいです。

【飯沼銘醸】俺の姿 うえも商店 限定直汲み 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒

酒米は雄町、精米歩合55%の純米吟醸、酸度1.6、アルコール度数は少し高めの17.5%です。
無濾過生原酒なのはいつもの姿ですね。ベースは赤ラベルの姿かな?

透明に近い薄黄色

開栓時は冷やしていてもポンと音がするので、ガス感は少しありますね。
上立香は華やかな果実系の香り。口に含むと…少しガスを含んだ芳醇なメロン、洋梨を思わせる甘みの中に旨味と酸味、苦みがしっかりありますね。そして後味は割とどっしり感があります。
いつもの華やかさのあるフルーティな「姿」を基調としていますが、このどっしりさと、キレの良さも抜群なので、フルーティだけど辛口酒のようなキレの良さもあり、なかなか懐の深いお酒です。なのでスイスイ飲めるんですよね。
そして開栓から時間が経過すると、少し甘さが抑えられてどっしりさが増す印象です。味わいの変化も楽しいお酒ですね。


同じ雄町を使った赤ラベル「姿」は製造時期により味わいは異なるようですね。こちらもどうぞ。

栃木・飯沼銘醸 姿(すがた) 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町 中取り1800ml

BANZAIのガシャポン Nikonミニチュアカメラコレクションをやってみた

去年BANDAIから発表されたこれ。

年明け栃木帰省中にTSUTAYAでやってきました。

4種類あります。とりあえず、今回は見境なくやってしまわないよう、4回分と決めてガシャポンしてきました。
出たのはこんな感じでした。

4回やって3種類出た! これなら文句ないな。Nikon Z 9が2台、SPとFが1台ずつ(個じゃなくあくまで台)。
ボディキャップは最初回すのかと思って、全然外れない!ってやってしまったけど、手前に引っ張って外すタイプでした(汗
そりゃ流石にねじ込みじゃないか…

シールは細かいのでピンセット必須

一部はシールになっていて自分で貼り付けますが、これがかなり細かい。1-2mm程度の小さなシールもあるので老眼にキツいです(笑
レンズの銘板は一部は最初からちゃんとプリントされています。

なかなか良く再現されていますね。Z 9もリアルでもう1台欲しいw レンズはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8Sで、これを着けるとボディは傾くところまでリアルw
というか、やっぱりボディ大きいんですよね。

ほんと良く出来ています


なぜか左肩のダイヤルは全体が回ってしまう(本来はボタンのある頭頂部分は回らない)のは御愛嬌。

Nikon SP、Nikonロゴのプリントが少し甘いかな

Nikon SP、この個体は残念ながらNikonロゴのプリントがちゃんと印字出来ていないけど、まあしゃあないか。レンズはW-Nikkor 3.5cm F1.8と良い組み合わせ。この組合せで本物が欲しいですね。

Nikon FにはNikkor-S Auto 55mm F1.2

Nikon Fはシルバーのアイレベルファインダー初期型。これでファインダーも替えられたら面白いけど、さすがにそれは難しいか。
レンズはNikkor-S Auto 55mm F1.2で、これはNikon F時代に最初に出たF1.2の大口径レンズです。Fマウントでの大口径レンズは相当な苦労があり、これが60年を経て大口径かつ短フランジバックのZマウントの開発へと繋がります。

やっぱりNikon Fはアイレベルがかっこいいよね

今回はZ fcが出なかたので、またそのうちガシャポンしてみたいと思います。


非公式ですが、4種類コンプリートで買えるみたいです。

Nikon ミニチュアカメラコレクション【全4種セット】ガチャガチャ カプセルトイ
ノーブランド品

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり試験醸造)

冬休み終了しました。週末、結局酒を買いに行ってきました。

やまね酒造赤沢醸造所

場所はこちらです。

パッと見は醸造所とはわからないですが、ここがやまね酒造の醸造所。隣の民家がやまね酒造の民泊をやっている所みたいですね。

これを見て行ってきました。限定酒ということで、気になるじゃないですか。

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり試験醸造)

いつもの「やまねのみのり」だけでなく、試験醸造のにごりがあったので、そちらを購入してみました。発酵が進みガスが発生するので、蓋に穴が空いています。
赤丸シールが貼られているの試験醸造みたいですね。

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり試験醸造)

おお、澱が沈殿していますね。アルコール度数は9度と低め。木桶仕込み、6号酵母を使用、袋吊りの無濾過生原酒というのはいつもの通りです。
やまね酒造は日本酒の製造免許がないため、発芽玄米を加えた「その他の醸造酒」扱いとなります。これは日本酒(清酒)の醸造免許が事実上新規申請できない日本の酒税法の制約です。なんとかならんものですかねぇ…
ブロクのカテゴリでは便宜上「日本酒」としています。

澱を混ぜるとシュワシュワと発泡してガスが出てきました。ガス穴が空いている蓋なので、傾け厳禁です。穴が空いているので吹き出しはしないですが。注いでもプチプチ感はありますね。

上立香はやはり木桶仕込みだけあって、木桶の香りが豊かです。口に含むと…おおお、爽やかなガス感、プチプチ感の中に力強い酸味、木桶の味わい、甘味はやや控えめで、いつもの「やまねのみのり」よりも酸味と旨味に振った印象ですね。ヨーグルトのホエーを感じさせます。澱が絡んで旨味と苦みもありますね。
木桶の味わいが本当によく、何だか癖になる味わいですね。ただ、この力強い酸味は好みは分かれそうですね。とは言え、最近味の方向性が定まってきた通常版「やまねのみのり」から更に試行錯誤している様子が見て取れます。
試験醸造は、すでに何度か「やまねのみのり」を飲んでる方におすすめです。が、普段買えないお酒でもあるので、一期一会ですね。買えるタイミングがあれば。

【外池酒造】山郷のめぐみ どぶろく

栃木の帰省中に、酒屋の新規開拓をしてきました。

栃木県は真岡市の関口酒店、同名の宇都宮のお店は何度も行っていますが、真岡のこちらは初めてです。
もう栃木県のお酒、色々揃っていますね。仙禽の雪だるまを目当てに行ったのですが、それ以外もなかなか充実していますね。もちろん栃木県外の酒も扱っていますが、せっかくなので栃木のお酒を何本か。

で、妻が買ったお酒がこちら。

【外池酒造】山郷のめぐみ どぶろく

益子焼でおなじみ、益子町にある酒蔵、外池酒造のお酒ですが、妻が好きなどぶろくがありました。面白いことに、このどぶろく、瓶詰めされた後冷凍で出荷されるのだそうです。これは発酵を止めるためだそうです。
ちょうど東京に帰る際に買ったので、クーラーボックスの保冷剤代わりに自然解凍させつつ帰りました。

【外池酒造】山郷のめぐみ どぶろく

どぶろくなので酒税法上「その他の醸造酒」となります。製法は日本酒と同じですが、醪(もろみ)を濾さないのが特徴です。
アルコール度数は、どぶろくにしては高めな15度。どぶろくは口当たりが良くフレッシュにするため、度数を低く抑えている商品が多いですが、こちらは一般的な日本酒に近い度数です。
購入時は、場合によっては吹き出すとも言われました。瓶の蓋に穴があるタイプなので、まあ大丈夫だとは思いますが。穴があるので、立てて保管となります。
米粒がかなり残っていて、飲むというより食べる感覚だそうです。

東京に戻ってきたときにはちょうどよい解凍具合となりました。

ガスがかなり含まれていて、フワフワ感が半端ない。そして米粒も大きい!
上立香は酸味が引き立つヨーグルト、口に含むと、フワフワ柔らかい食感(酒なのに食感ですよ!)のあとに米の粒が入ってきて、甘みと中にシュワシュワの発泡の爽やかさ、そしてアルコール度数15度だけにどっしりさもありますね。後に適度に苦みと旨味が訪れます。
どぶろくらしい口当たりの良さの中に、どっしりとした辛さもあり、今まで味わったことのないタイプのどぶろくですね。決して辛すぎず、どぶろくらしい甘みとのバランスが見事です。

このどぶろくは、甘すぎず飲み飽きないのがポイントですね。アルコール度数が一般的な日本酒と同等なので、ついつい飲みすぎない(笑)のも美点?

いや~、栃木のお酒もなかなかだな。そしてお店も気に入りました。これは帰省が楽しくなりますね。


なんと益子町のふるさと納税で、この山郷のめぐみ どぶろくがあるんですよ。これ、ふるさと納税しちゃおうかなぁ。

自転車用の電動ポンプPumpMonsterを買ってみた

2024年最後の記事です。本年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。


クロスバイク、ロードバイクもなんでしょうけど、一般的なママチャリのタイヤより空気圧指定が高く、空気も抜けやすいようです。
確かにクロスバイクに乗り出して2週間で、初期の80PSIから50PSIまで低下するのを確認。
手動ポンプで補充するわけですが、出先でも補充したいと思い、最初はポータブルのポンプを探していたんですよね。
でもポータブルとは言え、自転車にくくりつけておかなければならないのがちょっと嫌かなぁと思い、電動を探してみました。そうしたら、そこそこの値段で買えるようですね。

ということで、たくさんの種類の中から、国内設計のブランドのものを見つけたのでこれにしてみました。

BOOMIE PumpMonster【押すだけ時短革命x入門モデル】 電動空気入れ 【10秒充填x自動停止】 

BOOMIEは千葉県で2022年位創業したブランドのようですね。色々雑貨を扱っているようです。

箱のサイズでもわかるように、携帯するのが苦にならないくらい、とても小さいです。

英式仏式英式にボールなどの空気も入れられるアダプター付き

サイズは73x35x80mmなので、自転車のサドルバッグにも入るサイズですね。本体に直接ハンドノズルを付ける、または写真下の3in1ノズルでエア供給可能です。
購入時にすでにバッテリは満タンだったので、早速自転車に繋いでみました。

今回はハンドノズルを付けてみました。これだと使用中はエアバルブに押し付けていなければなりませんが、この状態で漏れないかで使えるかのテストも兼ねています。
今回は3in1ノズルも使っていますが、自分の自転車ではハンドノズルを直接本体に取り付けた状態でも使えました。ホイールの状態によっては、3in1ノズルでないと補充ができないので、どちらも使えるのは良いですね。

さてクロスバイクのタイヤ、MAXXIS Detonator Foldable 32Cは空気圧の指定が最大100PSI(重量ポンド毎平方インチ)となっていて、購入時は80PSIで空気を入れてくれました。
今回は78PSIに設定しました。
なお、ママチャリで使われるkPaや、旧表記でよく使われていたbar(バール)に表示設定が替えられ、また4つのモード毎に設定(圧力や単位)を保存することも可能で、例えばママチャリには150kPaで、ロードバイクやクロスバイクは100PSI、といった設定も残せるのは便利です。

写真はポンプ稼働前、供給が始まると現在の空気圧がリアルタイムに表示される

実際には赤いハンドアダプタを押し付けた状態で供給したしています。なので手が3つないと写真撮れないw。
供給中の騒音と振動はそれなりに大きく、特に室内だと結構うるさいですが、使う場所によって注意は必要です。

さて供給開始で60PSIだった空気圧はみるみる上がって、ほんの5,6秒程度で設定した78PSIに到達、そこで供給が自動ストップとなりました。思ったより早くてびっくりです。そして便利ですね。一生懸命手動ポンプを使う必要がないのです。楽で良いね。普段の空気入れも、手動ではなくこれを使って良いかなと思いました。
空気圧低下程度の補充なら、さほど時間もかからないので、思ったよりもバッテリが持ちそうです。
Type-Cで充電できるので、万一バッテリ切れしてもモバイルバッテリなので充電可能です。

後はサドルバッグ買って、予備のチューブも買えばパンク修理もなんとかできそうかな~。
車のタイヤにも供給可能なので、今度試してみるとしましょう。


【御租酒造】遊穂 未確認浮遊酵母仕込 生酛純米 酵母無添加生原酒

昔CDでジャケ買いなんてのがありましたが、お酒にも当てはまります。完全にラベル買いですね(笑

【御租酒造】遊穂 未確認浮遊酵母仕込 生酛純米 酵母無添加生原酒

「遊穂」ブランドのお酒だけにUFOなんですね(笑)
生酛造りのお酒なので、酵母無添加、蔵付きの天然酵母なので、未確認浮遊酵母仕込ということなんですね。
ラベルの宇宙人には「サンダー君」と言う名前があります。

個人的に生酛造りのお酒が大好きなので、ぜひ飲んでみたいと思いました。「遊穂」ブランドのお酒も自分で買うのは初めてですね。

【御租酒造】遊穂 未確認浮遊酵母仕込 生酛純米 酵母無添加生原酒

2023酒造年度とあるように、元々このお酒は秋限定とのこと。お店でも多分最後の1本でした。
酒米は五百万石を29%、その他71%、これを精米歩合60%で醸しています。日本酒度は+5.5で甘口です。生酒なので冷蔵保管、推奨温度もやや冷えているくらいとのこと。
さて初めてのお酒、どんな感じかな?

わずかに黄色がかったお酒

冷やした状態でいただきます。上立香は爽やかな吟醸香にプラスしてヨーグルトのような酸味感も。
口に含むと…先に日本酒らしい辛さのアタックが来たあとに旨味、その後ふわっと押し寄せる酸味と甘味。これは面白いアプローチだ。生酛造りのお酒は、最初に力強い酸味を感じさせるお酒が多いのですが、アタックが先に来るんです、でも決して強めのアタックではなく、また雑味や苦みもさほど多くはないです。
少し温度が上がるとアタックよりもまず旨味がぐっと出てきますね。爽やかな酸味と甘味も決して強めではなく、「生酛造り=力強い味わい」と言う感覚で飲むと、案外スッキリ飲みやすいお酒なんですね。
甘みのバランスが良く、日本酒度+5.5という甘口のスペックよりは、実際の味わいはずっと中庸に感じます。

ラベルの遊びとは裏腹に、なかなかの実力のお酒ですね。遊穂ブランドのお酒、関東ではあまり見かけないですが、意識して探してみないと。


まだ通販で買えるみたいです。今シーズン最後かな?

遊穂 生もと純米 生原酒 酵母無添加 未確認浮遊酵母仕込(サンダー君ラベル) [720ml] [御祖酒造] [石川]

【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2024BY

今年も買いました作(ZAKU)の新酒。

【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2024BY

作の新酒は毎年ラベルデザインを変えているそうですね。

米の収穫時期に黄金色に輝く稲穂が田んぼ一面に広がり、心地よく風になびく様子をモチーフにしました。

だそうです。

日本人がワインのボージョレ・ヌーボーにあまり馬鹿騒ぎをしなくなってきましたが、日本酒は相変わらず話題にすらならないのが悲しいですが…。でも話題になりすぎて買えなくなってしまうのもそれはそれで悲しいし。うーん、今くらいが需要と供給のバランスが良いということでしょうか。

【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2024BY

作の魅力はラベルにある通り。これを火入れで実現。味が安定しない生酒は出さないのが作ブランドの信念です。それでいながら生酒のようなフレッシュな味わいなのです。
さて今年の出来はどうかな?

ほぼ透明なお酒

作は冷やしても味わいがしっかりしているので、冷やした状態でいただきました。
上立香は、鼻が悪い自分でもわかる華やかなで爽やかな吟醸香。口に含むと、今年の作、ふわっと広がるメロンの甘みと苦み、そして複雑味が調和しています。特に複雑味が今年は結構出ているな、新酒なのにこの味わい、これは今後のお酒にも期待が持てますね。フレッシュで口当たりが良く、華やかさは持ちつつも、ただそれだけではないのが今季の新酒ですね。

温度が上がると、より味わいが深くなります。奥行きが出てきますね。新酒ながら、なかなかの味わいでした。これはお正月のお酒にまた買ってもいいかな、でもまた今シーズンの新作も出ているし、迷うなぁ。


ある程度安定生産できているので、ちゃんと通販でも買えるのも作の魅力。買えないプレ酒を無理して高値で買うくらいなら正規の値段で買いましょう。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒 24BY

今年も新酒のシーズンがやってきました。もうバブル景気の時代ほどワインのボージョレ・ヌーヴォーは騒がれていないけど、何故か海外のワインの新酒は今でも皆ありがたがって飲む割に、日本酒はそういうのがないんですよね。もっと日本酒の新酒も盛り上げてほしいですね。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒 24BY

ということで新酒第1弾は、もう当ブログでおなじみの、東力士の「ニゴリ」。妻が好きで何度も登場しています。ここ何年か、いつもの酒屋で取り扱うようになり、元栃木県民としては嬉しい限りです。

前回、23BY(メーカーは特に記載していませんが、便宜上23BYと書いておきます)の最終ロットが7月に買えたので、割と購入できる期間は長いかも?

23BYの低アルニゴリは日本酒度-72でしたが、今回のラベルでは-70となっています。元々超甘口(これは水との比重から算出した日本酒度視点であって実際飲んで感じる甘みとは別)で、ほんの僅かの違いですが、今シーズンの出来はどうかな?

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒 24BY

スペックは変わりません、アルコール度数も23BYと同じ10度と低め、精米歩合は70%です。
なお、「ニゴリ」でもアル添(醸造アルコール添加)の普通酒バージョンもあり、それも売られていましたので次回試したいと思います。

いつものふわとろ♪

上立香はやっぱりメロンですかねぇ。注ぎ口もフワフワトロトロ、瓶の口に澱が溜まります(笑)。
口に含むと、いやはや、日本酒度-70とは思えない落ち着きの良さ。超甘口の酒にありがちな濃厚すぎる甘さではなく、想像よりはずっと飲みやすい甘さなんですよ。適度に苦みや酸味を含んでいるのか、ふわっと上品な甘さが余韻として続き、旨味が膨らみます。そして後味は割とスッキリなんですよ。

この感触、7月に飲んだ23BY最後の「ニゴリ」とほぼ同感触かな? 少し寝かせたから落ち着いた味と思っていたけど、新酒状態でもこの味をキープできるとしたら、だいぶこの「ニゴリ」の製法がこなれてきた証なのかもしれません。当初は実験酒的に出していたお酒ですが、これはいよいよ東力士の定番となってよいお酒かもしれませんね。

今シーズンの「ニゴリ」も長く楽しめると良いな。


ぜひ一度飲んでみてください。これは普段日本酒を飲まない人に、先入観なく飲んでほしいな

東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒 ゴリララベル [1800ml] [島崎酒造] [栃木]

【霧島酒造】KIRISHIMA No.8 FLURRY ELEGANCE

こちら、スーパーマーケットの割引コーナーに置かれていたお酒です。スーパーマーケットの客層には響かなかったようですね…
みんな大好き霧島なんですけどね、微妙におしゃれなデザインなのが響かなかったのか?

【霧島酒造】KIRISHIMA No.8 FLURRY ELEGANCE

久しぶりの焼酎です。ネーミングはなんだか日本酒の新政No.6みたいな感じですね。新政No.6の名前は、別名新政酵母とも言われる協会系6号酵母に由来するものですが、KIRISHIMA No.8は使用するさつまいもが、”果実香を豊富に生み出すさつまいも「霧島8(キリシマエイト)」を使用”とのことでこのネーミングのようですね。

【霧島酒造】KIRISHIMA No.8 FLURRY ELEGANCE

酵母は定番の黒霧島に使用している酵母以外に「エレガンス酵母」を使用しているのが特徴で、原材料の「霧島8」と共に、よりフルーティで芳醇な味わいとなっているようです。ではいただきましょう。

水割りでも香りが芳醇

初日。この日は炭酸水がなかったので水割りから。No.8を1、水を1.5(氷が少し溶けたくらいで2になるかな?)で作ってみました。
とにかく香りが芳醇、黒霧島も芋の香りは程々にありますが、こちらは水割りでもその芳醇な香りがふわぁぁぁ~っと漂います。
口に含むと、いやぁ濃厚で甘い! 芋焼酎でここまで芳醇な甘みを、しかも水割り状態で味わえるなんて。確かに炭酸で割るとよりうまそうだぞ。
後味は程々にどっしりした焼酎感はあります。出産前は芋焼酎を飲めていて、出産後感覚が変わって焼酎を飲めなくなった妻に試してもらいましたが、甘いけどやっぱり焼酎だわ~となってしまいましたが、でも強いクセはなくフルーティなので、さっぱりして飲みやすいのは確かです。

ってことで炭酸水買ってきて、炭酸割りも試しました。No.8を1、炭酸水2。
確かに炭酸水を推奨するだけありますね、炭酸の爽快感がこの芋の濃厚な甘みとよくマッチしています。とにかく爽やかさがより増す印象ですね。そして香りもこころなしかより引き立つ印象です。
逆にストレートでは味わいが濃厚すぎでおすすめできず、何かしらで割って飲むのが良いですね。

ラベルデザインはもう少し落ち着いたイメージが良さそうですね、金色ベースならあまりゴチャついていないほうが高級感は出ると思います。そうすればスーパーマーケットでも売れるんじゃないかな?


私が買ったのは細身の450mlですが、900mlもあります。もちろんそちらのほうがコスパは良いですよ。

【出羽鶴酒造】出羽鶴 ましろ 生酛 純米吟醸

「出羽鶴」でおなじみ出羽鶴酒造の親会社である秋田清酒が北海道の農場とコラボして作ったお酒です。

【出羽鶴酒造】出羽鶴 ましろ 生酛 純米吟醸

先日北海道から両親が持ってきたお酒です。
出羽桜は秋田の酒造ですが、北海道米を使った限定酒ということで、販売店限定だそうです。函館とその近郊でしか扱っていないようです。

【出羽鶴酒造】出羽鶴 ましろ 生酛 純米吟醸

北海道産「ゆきさやか」を酒米として仕様、精米歩合60%、生酛造りです。個人的に生酛造りのお酒が好きなので、これは期待できそうです。

薄黄色のお酒

火入れ酒なので常温保管可能、ということで常温(ひや)でいただきました。
上立香はさっぱり系の吟醸香、口に含むと、まず生酛らしい酸味がありますが、決して強めの酸味ではなく口当たりは柔らか。ヨーグルトのような酸味に続く甘みはライチのような瑞々しさのあるさっぱりとした味わいです。そして余韻は少しどっしり感もありますが、これもことさら強いアタックではなくあくまでも柔らかさを基調としています。
全体として口当たりの柔らかい、それでいて味わい深いお酒ですね。火入れ酒ながらフレッシュさも適度に残っている印象です。

地域限定でしか買えないのが惜しいですが、これは地元函館に帰った際にまた買ってみようと思うお酒です。


ふるさと納税で買えるお酒ですって!