「AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED」タグアーカイブ

カメラ内のピクチャーコントロールと最新との違い

Nikonは2007年発売のカメラ、D3/D300以降は、カラーコントロールには「ピクチャーコントロール」を採用していますが、発売当時のカメラ内のピクチャーコントロールと、現在のピクチャーコントロール、色の出方に大きな違いがあります。
最新版のほうが、発色やコントラスト、トーンカーブなどが最適化されている印象です。

D300に搭載のピクチャーコントロール、明暗差の激しい部分では、白飛び黒つぶれが激しいのですが、NX Studioで再現像することで、適切なトーンカーブに。黒つぶれも蘇ります。

こんな感じで、過去のRAW画像も再現像すると面白いです。
この時の写真は、再現像して近日公開予定です。

【茨城】常磐炭鉱中郷鉱山

茨城県は北茨城市中郷町にある、常磐炭鉱中郷鉱山

1896年(明治29年)に開坑した炭鉱で、終戦直後となってしまったが、1945年(昭和20年)9月には、常磐炭鉱中郷鉱専用線も開通した。

しかし、1971年(昭和46年)に発生した大規模出水により、全坑が水没し、排水出来ず、そのまま閉山となりました。

撮影は2008年3月。当時はフィルムカメラのNikon F90XからD300に撮影を切り替えてまだ半年足らず、フィルムとの色の出方に格闘していた時代でした。
無意味に傾いた写真も多いですが、廃墟撮影は奇を衒ってはいけないなと、今見ると思いますね。
フィルム時代の癖で、やたら絞りも絞っている写真が多いですね。
今回、改めて再RAW現像してみました。RAW現像してみると、まだ17インチのCRTモニタで編集していた頃は見えなかった物がよく見えるようになったり、色の出し方やWBやコントラストの設定など、色々調整したくなるところが多々ありました。
でも、ちゃんとフィルム機と同様、三脚に据えて感度を上げずに撮ったおかげで、今でもちゃんと現像すれば写真として申し分ないですね(画質の面では)。
今や、手持ちで撮ることがほとんどなので、ここは初心に帰ってちゃんと三脚使おうと思いました。

ちなみに、現在でも県道299号線沿いにはホッパーが残っています。

2008年1月撮影「湯西川温泉かまくら祭」

昔撮った写真も、今のソフトでRAW現像し直すと、当時とはまた違った見方ができますね。

ということで今回は、2008年に撮影した、栃木県は湯西川温泉のかまくら祭の写真。

昔のNikonのRAW現像ソフト、Capture NX時代と違い、現行のCapture NX-Dはミドルレンジシャープや明瞭度も変更できるので、夜景のような撮影では、これらの数値を下げることで、コントラストギンギンではない柔らかい描写を表現できます。

湯西川温泉かまくら祭 2008年1月
湯西川温泉かまくら祭 2008年1月

ここは最も上流にある灯籠の展示ですが、この時間は車は入れません。が、私は早目の時間に、そうとは知らずに車で上がったので、そのまま待って撮影に挑みました。下の駐車場から機材担いで上がっていくとけっこう大変ですからね。

当時はNikon D300とBRONICA S2で撮りました。今回アップしたものはD300の写真ですが、コントラストを落として、ミドルレンジシャープ、明瞭度ともに下げてRAW現像してみました。このほうが自然な表現ができているかなと思います。

今どきのカメラよりはノイズが多めなD300でも、基本感度で三脚撮影しているので、丁寧に現像してあげれば、十分通用するかな。もちろん最新のカメラで撮ると、もっと楽なんでしょうけど。

湯西川温泉かまくら祭 2008年1月
湯西川温泉かまくら祭 2008年1月

今年は暖冬で、各地でも雪が殆どない、あるいは少ない状況です。

湯西川かまくら祭は、今年は2月1日(土)から3月1日(日)までの開催予定だそうですが、山奥の秘境で雪が多めの場所とは言え、今年は雪がこの後積もるのかな?

栃木に住んでいたころも、宇都宮市内からはちょっと遠い湯西川温泉、東京からだとさらに遠いですから、そう簡単に行けないのですが、もう一度行ってみたいですね。