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【豊島屋酒造】TOSHIMAYA 2023 FESTA 純米吟醸無濾過生原酒 雄山錦

先日行ってきた豊島屋酒造の直売所限定品の2本目です。

【豊島屋酒造】TOSHIMAYA 2023 FESTA 純米吟醸無濾過生原酒 雄山錦

豊島屋フェスタ用に仕込まれた75本限定酒です。ということで、買おうと思って簡単に買えるお酒ではないけど、たまたま買えたという運命のめぐり合わせということで。

酒米は雄山錦を精米歩合55%で、原酒だけにアルコール度数は18度と高めです。しかし、だからといってただただガツンと辛いだけのお酒ではないと確信しています。
だって豊島屋酒造のお酒だもの。

微発泡でシュワシュワ感が少し残っています

開栓時にポンとガス感あり。
香りは瑞々しいメロンを思わせます。口に含むと、まず酸味とシュワシュワが爽快感を、そしてメロンのような甘みは膨らんで芳醇ですが、瑞々しさがあって甘すぎない。
苦味と重みは多少ありますが、これが後味となってさっと引いていきます。
全体として高い次元でバランスの取れたお酒です。甘すぎず辛すぎず。夏にふさわしい爽快感があります。日本酒は夏売れなくなると言いますが、こういう爽快感のあるお酒は夏に冷やして飲むのにぴったりです。

これもすぐに無くなりそうです。やっぱり一升瓶で買いたいな。冷蔵庫内でじゃまになる一升瓶ですが、味わいの変化を楽しむ、火入れ酒で常温保管で長く楽しむ、というメリットもあります。
とはいえ、これら限定酒は四合瓶(720ml)のほうが売れるので、一升瓶で出さないことのほうが近年は増えています。難しいですね。

【豊島屋酒造】NEON (BLUE) 2022-2023 仕込みNo.31

2年ぶりに東村山市の豊島屋酒造の直売所【KAMOSHInoBA】(醸しの場)にお邪魔してきました。

いや~暑いですね。暑いと日本酒の消費は伸び悩むそうですが、こんな暑い時期は生酒を冷酒でキリッと冷やしていただくと良いですよ。
ってことで、生酒を2本買ってきました。1本目がこちら。

【豊島屋酒造】NEON (BLUE) 2022-2023 仕込みNo.31

東京都はどうしても酒造というイメージはないですが、豊島屋酒造は…ほんと素晴らしいです。「金婚」や「屋守(おくのかみ)」、特に後者は特約店でしか買えないお酒ですが、都内であればわりと購入しやすいですね。そこはさすがに地元の酒だけあります。

しかし今回の「NEON」は、豊島屋酒造の直売所【KAMOSHInoBA】(醸しの場)、または通販でしか買えないお酒となっています。仕込みNo.も入っていて、仕込みによって味も変わってきます。No.31は、この日冷蔵庫に入っていた最後の1本。No.32はいくつか在庫がありました。

【豊島屋酒造】NEON (BLUE) 2022-2023 仕込みNo.31

酒米は八反錦、これを精米歩合55%とした純米吟醸無濾過生原酒です。なおラベルの色は職人によるハンドペイント(笑)だそうです。

プチプチ生酒らしい微発泡

開栓したらポンとガス感あり。吹き出しまで行かないけど、まだ酵母が生きている証。
巷で売られている「生」と書かれたお酒、よくスーパーマーケットで売られているようなものの中には、冷蔵ではなく常温で売られているものもありますが、あれは生酒ではなく「生貯蔵酒」といって、出荷前に火入れしています。そうでないと、常温では急速に発酵が進んでしまいます。

さて注ぐと、少しシュワシュワした泡立ち。写真の通り、微発泡です。
上立ち香は爽やかなメロンっぽい瑞々しさ。口に含むと…優しい、柔らかな甘味。決して芳醇すぎない、さっぱりとした甘み、そして後味に苦味~少しの辛さがあって、さっと引きます。あ、これはスイスイ飲めちゃう系だな。
とにかくさっぱりとした甘み、フレッシュで飲み飽きない、微発泡による爽快感、夏に飲むお酒にぴったりじゃないかと。気になったかは通販で是非!

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生 雄町

去年から、おそらく一番呑んでいるんじゃないかな? 豊島屋酒造のお酒。
東京は東村山、伝説となってしまった喜劇王、志村けんの地元であり、おおよそ酒作りのイメージがない場所ですが、こここそが、東京都のお酒づくりの象徴なのかな、と個人的に思ったり。

豊島屋酒造の屋守(おくのかみ)、これに出会ってからもう6年くらいかな? 屋守の味は徹底してフルーティ、甘みはあるけどしっかり苦味もある。そして酒米は「八反錦」を使っているのですが、今回のは屋守では珍しい「雄町」。
雄町自体は、酒米としてはメジャーですが、それが屋守となるとどうなるのか?

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生 雄町

なんでも、屋守を扱う特約店12店舗のみでの販売だそうです。つまりそれ以外のお店では二次流通です。

だからといって、特段高価でもなく、定常販売の屋守よりちょっと高いくらいですかね。

さてお味、だいぶ落ち着いた屋守です。わかりやすいほどのフルーティさはないですが、根幹の酒造りは一緒です。ただ、だいぶ大人の味かな。わかりやすい軽やかなフルーティではなく、何でしょう、口に含んだ瞬間はそれほど甘みはないのですが、舌の上で転がすと甘みが出てくる、かと言って淡麗ではないです、ちゃんと米の甘みも出ていますが、そこに米の旨味も乗っかってきます。酸味も苦味も適度にありますね。
温度が上がるほど、甘みは増しますが、濃厚な果実のようなフルーティさではなく、ややあっさりめなフルーツです。
甘いけど甘すぎない、主張しすぎないのがオトナな味、という表現になりますかね。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米吟醸 無調整生 雄町

アルコール度数は16度、書かれていませんが、酵母は協会1601号みたいです。
そんな情報はどうでも良いくらい、高い次元でバランスの取れたお酒です。甘みはあるけど、すっと切れて後味が良い。
食事も何に合わせても良さそうですし、酒だけで呑むのにも良いですね。
いや、なかなかおもしろいお酒です。

【豊島屋酒造】NEW RAINBOW 貴醸酒 無濾過生原酒

貴醸酒とは何か? 分類上は日本酒ですが、通常は仕込み水を3段階に分けて入れる過程の最後の段階で、仕込み水の代わりに日本酒を使います。
これによって、より濃厚な酒となり、かつ通常の日本酒よりもアルコール度数が高くなることで、酵母菌が死滅し、糖をアルコールに変える働きが弱くなります。結果的に濃厚かつ甘い日本酒が出来上がります。

この製法で「貴醸酒」を名乗れるのは、貴醸酒協会に入っている蔵元だけなのだそうです。

ということで、今回は屋守(おくのかみ)でおなじみ、豊島屋酒造の貴醸酒「NEW RAINBOW」です。直売でしか買えない、希少なお酒となります。

【豊島屋酒造】NEW RAINBOW 貴醸酒 無濾過生原酒

ラベルには2019-2020仕込みNo.08とあり、1年間寝かせたお酒ということですね。

貴腐ワインに負けない日本酒を、というコンセプトで作られた貴醸酒を豊島屋酒造が作るとどうなるか?
濃厚な米の甘みがぐっと引き立っていますが、適度に酸味もあり、濃厚な南国フルーツのような味わい。でも、後味に日本酒らしいどっしりとした辛さもあり、決してただ甘ったるいだけのお酒ではないですね。そういった意味では、ほかの貴醸酒よりも、やや日本酒らしさも残しています。

【豊島屋酒造】NEW RAINBOW 貴醸酒 無濾過生原酒

日本酒度は-43と超甘口ですが、口あたりが悪くないのが持ち味ですね。

ちなみに、豊島屋本店ブランドでは、貴醸酒は定常販売されています。ゴージャスな瓶が特徴です。


この日は1本目は瓶ビール。なぜ瓶かと言うと、妻がもらったビール券が、瓶ビールの引換券だったららしい。

アサヒスーパードライ TOKYO 2020 OFFICIAL BEER

東京五輪の公式ビールなんですね、スーパードライ。瓶で呑むと、感より美味しいのはなぜだろう?

【豊島屋本店】金婚 十右衛門 純米無濾過おりがらみ生酒

先日豊島屋酒造で購入したお酒です。こちらは、豊島屋本店が豊島屋酒造に委託製造している「金婚」ブランドになります。

先に豊島屋酒造の「屋守(おくのかみ)」を知って呑み始めたので、豊島屋本店の「金婚」はあまり飲んだことがなく、ラインアップも良く言えば古典的なイメージが有りましたが、無濾過のおりがらみなんてのがあったのですね。
「十右衛門」は、豊島屋の創業者の名前なのだそうです。

【豊島屋本店】金婚 十右衛門 純米無濾過おりがらみ生酒

おりがらみのこのうす濁りがたまらん! 呑む前から美味いやつです(笑)
いやはや、「金婚」ブランドでこういう今風なお酒もあるのですね。今まで飲んだ金婚が、本醸造と普通種だけだったので、今度は純米吟醸酒も飲んでみたいと思っていました。
このうす濁りは、吟醸とは書かれていないものの、精米歩合は麹米55%、掛米60%となっていて、吟醸酒レベルです。
酒米は、

【豊島屋本店】金婚 十右衛門 純米無濾過おりがらみ生酒

開栓すると、プシュッとガス感あり。香りは華やかです。
日本酒度はラベルには+2.0(HPには+3.5とありましたが、出荷時期で変わるのかも?)とあり、少し辛口なようですが、口に含むとまずは爽やかなメロンのような甘み、りんごのような酸味、しかし甘すぎることはまったくなく、程よい辛さがその後出てきて、すっと引いていきます。

少し濃い目の?うす濁り


何この感覚? 甘さは感じるのに、甘すぎず、そして辛さもあるけど辛すぎず、しかし淡麗ではまったくなく、芳醇な方なのですが、口当たりがよい。

うす濁り系は割と甘味と苦味系なのが多いですが、こちらは全体のバランスが高いレベルで調和しています。
それこそ「屋守」が好きであれば、この味はハマるんじゃないでしょうか。いやこれは良いお酒を見つけました。


「金婚」ブランドのお酒、東京の酒蔵でありながら、あまりそのへんの酒屋では見かけません。「屋守」は置いてあっても、「金婚」はあまり見かけないのです。
が、これは「金婚」ももっと色々飲んでみたいと思わせるお酒でした。日本酒は本当に奥が深いですね。高価な希少酒ばかり追うより、現実的な値段で買えるお酒で美味しいもの、まだまだ世の中にたくさんあるので、そういうのを探していきたいものですね。

豊島屋酒造で白酒などを調達した

サイボクの帰りに、東村山の豊島屋酒造KAMOSHInoBAに寄ってきました。寄ってくる、と言っても、結局1時間近くかかりましたが(笑

目的は白酒、来月ひな祭りがあるので、白酒を買いに来まして。
子供らには、1回500円のガチャポンさせておきました。

当たるのはお酒なんですけどね(笑)

今回調達したお酒

金婚の十右衛門のおりがらみ、NEW RAINBOW貴醸酒、でもって白酒。

ちなみに白酒、酒です。って当たり前なんですが、よくスーパーとかで売っている白酒は、子供が飲めるようジュースだったりしますが、これはリアルにお酒です。子供は飲めません(笑

それぞれ、追々レビューしていくとしましょう。

【豊島屋酒造】MELLOW(GREEN) 特別純米無濾過原酒 KAMOSHInoBA LIMITED EDITION

またまた長いタイトルの酒。豊島屋酒造の直売店で購入したお酒です。前回呑んだのが、NEON(YELLOW)でしたが、NEONシリーズが生酒なのに対し、MELLOWシリーズは火入れ酒となります。

酒米は北海道産「吟風」、精米歩合60%、アルコール度数は16度です。
生酒ではないですが、販売時は冷蔵庫に入っていましたので、基本は冷酒でいただくのが良さそうかな?

【豊島屋酒造】MELLOW(GREEN) 特別純米無濾過原酒 KAMOSHInoBA LIMITED EDITION

芳醇系だったNEON(YELLOW)に対し、こちらはもう少し落ちついて、「屋守」に通じるきれいな香り、さっぱりとした甘さと、ゆっくりと引いていく後味、といったところでしょうか。
誰にでも飲みやすい日本酒だと思います。いや、直売限定というのがね…。東村山市、うちからはそこそこ遠いので。

ま、広く流通するお酒と、そうでないお酒、色々あって面白いです。同じ酒造でも、中の人は試行錯誤しながら開発しているわけですしね。答えは一つじゃないですからね。

【豊島屋酒造】NEON(YELLOW) 特別純米無濾過生原酒 KAMOSHInoBA LIMITED EDITION

長いタイトルのお酒です(笑)。先日、豊島屋酒造の直売店で購入したお酒の1つです。
豊島屋酒造にある直売店でのみ販売しているお酒です。

【豊島屋酒造】NEON(YELLOW) 特別純米無濾過生原酒 KAMOSHInoBA LIMITED EDITION

仕込みNo.23、2019年に仕込みをして、この秋に火入れ加水せずに販売、ひやおろし的な感じ? 生とありますが、1回火入れすらしていないのかな? これ、直売所の方に聞けばよかったな…。

香りは芳醇とまで行かないものの、フレッシュで華やか系ではなく、熟成し落ち着いた吟香。透明な瓶から見える酒の色は、黄色みがかっています。

口に含むと、まず米の甘みが芳醇に広がります。メロンを思わせる甘み、濃厚一歩手前ですかね。しつこくないギリギリの線を行っています。酸味は少なめで、後味の余韻に少し感じる程度、そして熟成を感じるどっしり感が最後にありますが、総じて芳醇でありながらもバランス良く仕上がっています。

人気の屋守(おくのかみ)シリーズのフレッシュさよりは、少し濃厚芳醇路線ではありますが、濃厚でありながらもしつこくなく、屋守らしい飲みやすさも兼ね備えている感じです。

看板にはNEON GREEN

こうなると、看板にもあったNEON GREENも気になる所。柔らかな甘味とあり、こちらのほうが甘みとしては落ち着いた感じなのかな?

貴醸酒のRAINBOWも気になっていますし、これはまた買いに行かねば、なんて思っております。

東村山市の豊島屋酒造に行ってきた

豊島屋酒造

東大和南公園で遊んだ帰りに、東村山の豊島屋酒造に寄ってきました。
実はここに行きたくて、お出かけした次第。

日本酒といえば、米どころの新潟など東北や、発祥の地と言われる奈良やその周辺のイメージが強いですが、首都圏東京都内でも作られています。

自分は、行きつけの居酒屋が贔屓にしている「屋守(おくのかみ」でこの酒造を知って以来、ハマっています。
ブランドとしては、「金婚」も豊島屋酒造なんですね。

杉玉が新しく、新酒が仕込まれ始めたことを表していますね。

ここはお店も併設されていて、ここか通販でしか買えない限定酒があります。今回はこれを買ってきたのと、ガチャガチャが置いてあって、これを1回やったら、「金婚」の上撰と普通酒が当たりました。

豊島屋酒造のお酒たち

それぞれのレビューはまた後ほど。

「金婚」が書かれたタンク

豊島屋酒造、また行きたいな~。