スマホの写真や動画などのデータバックアップ、実家への写真共有に使用しているYahoo!ボックスが、事実上のサービス終了のようです。
Yahoo!ボックスはこのたび、近年のスマートフォン利用者増加によるストレージ利用環境の変化を受け、提供サービスの見直しを行うこととなりました。それに伴い誠に勝手ではございますが、Yahoo!ボックスはお客様からお預かりしているファイルの読み出し専用ウェブサイトとなります。
https://info-box.yahoo.co.jp/promotion/organize.html
2020年6月より、フォルダの新規共有やフォルダ、ファイルの新規公開ができなくなり、9月からはファイルアップロードや編集も不可能となり、これまでアップロードしたファイルの閲覧のみとなります。
つまり、事実上のサービス終了と見て良いでしょう。
Yahoo!からの代替サービスなし
Yahoo!からは、有料会員であっても代替サービスはないとのことで、ストレージサービスを維持できないということになります。
今後閲覧のみとなりますが、それもいつまで維持できるかは不透明です。恐らく、将来的にはサービス全体が終了に向かうと思われます。
他社の代替サービスは?
現在、Yamaroは、Yahoo!ボックスを含む3つのストレージサービスを使っています。
1つはGoogleフォトです。Googleフォトは、無償プランであれば、
- 写真の保存枚数無制限(最大1600万画素の写真)
- 動画の保存無制限(mp4・movなど、1ファイル10GBまで対応 、最大1080p) ※10GB超のファイルはバックアップされない
- 無料の無制限保存
となります。静止画にしろ動画にしろ、無償プランでは圧縮された上での保存となります。
静止画は1600万画素を超えるファイルは、1600万画素に縮小されます。最も一般的には、1600万画素あれば鑑賞には十分耐えうる解像度なので、この点についてはあまり問題ないでしょう。
問題は動画、最大で1080pの解像度で、ビットレートもかなり圧縮されます。4K動画も、2K(1080p)に解像度を落とされることになります。
Yahoo!ボックスは、1ファイル10GB以内であれば、動画は無圧縮で保存されていたので、Googleフォトはこの点は残念です。
一方、Amazon Photosも、プライム会員なのでストレージとして使用していますが、こちらは静止画はRAWデータも含めて無圧縮の容量無制限で保存できますが、動画ファイルはアップロードすると、ストレージ領域を消費してしまうため、事実上静止画のみのバックアップです。
容量の大きい動画は自分で保存するしかない?
結論としては、Yahoo!ボックス終了に伴い、動画に関しては、最低限のバックアップという意味では、Googleフォトで良いでしょうが、オリジナルデータは自分で管理しなければならないということですね。
ただでさえ4K動画は容量を食いますし、既に8K動画の足音も聞こえ始めている昨今、バックアップストレージの悩みは尽きませんね。