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GW最終日はサイボクで遊んできた

妻が仕事なので、子供らを連れてサイボクに行ってきました。

サイボクに行ってきたよ

ここは食べるところも遊ぶところも、お肉にお土産、地域の物産も日帰り温泉も、何でも揃っているので、家族連れに最適なんですね。
サイボクの森は有料ですが、広くて遊具もあってきれいなので、いつもここで遊んでいます。

個人的にノンアルコールビールを160円と安価に置いてあるのもポイントですね’(笑)。ドライバーには有り難いです。

子供らとの写真はZ 35mm f/1.8 Sで撮影。最近ずっと高倍率ズームのZ 24-200mmを使っていたので、やっぱり単焦点らしい立体感は絞り開放でもちょっと絞っても次元が違いますね。

GW期間中はイベントも開催していて、航空自衛隊入間基地太鼓部の修武太鼓の公演もありました。

こちらはAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIで撮影。今や2世代前のレンズですが、たまたま持ってきたら活躍の場がありました。このレンズはまだまだ使いたいかな。Z 70-200mm f/2.8 Sの評判もかなり良いのですが、使用頻度的にどうかなと。


夜は実家から送られてきた、息子リクエストの花咲ガニと毛ガニを頂いてGWは終了。

カニづくし!

さあ今日から日常に戻りますよ。


サイボクの商品、美味しいです。お取り寄せでも買えますよ~

【サイボクに行ってきた】AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D編

このシリーズ?最後に登場するのは、Fマウントの名レンズの1つ、AI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dです。

何度か紹介していますが、DC(Defocus-image Control)機構を採用し、球面収差の補正量をコントロールすることで、前ボケや後ボケの特性を調整できます。
DCリングをR側(リア側)に回せば、球面収差の補正が補正不足側となり、後ボケが柔らかくなる反面、前ボケは固く二線ボケ傾向になります。
どちらのボケを重視するか調整できますし、中立にすれば普通のレンズとして使えるほか、過剰にDCリングを回せば、ややコントラストが低下するけどふわっとしたソフトフォーカス気味な描写も得られます。
遊び心満載のレンズです。

Nikon Z 9 + FTZ II + AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D

このレンズは、ついつい絞り開放で撮りたくなります。と言うか絞りいらない(笑)

やはり前回のCOMURAと比べると、写りは現代的です。ただ、このレンズ、光線状態によっては、軸上色収差の影響か、パープルフリンジが出やすいレンズでもあります。このあたりはデジタルなので画像補正可能ですが、それ以外に特に不満はありません。
レンズ内AFモータは内蔵していないレンズゆえ、Nikon ZシリーズのFTZ II経由ではマニュアルフォーカスとなってしまうのが残念。
一眼レフと違って、ボディ内手ぶれ補正が使えるフルサイズのZボディ、ピントもコントラスト式と像面位相差の併用で、より精度も良くなっているので、ぜひ価格が上がってもFTZのモータ内蔵版は出て欲しいところです。

もちろん、ZマウントのDCレンズも大歓迎ですけどね。

【サイボクに行ってきた】SUPER-KOMURA ZOOM 90-250mm F4.5 TL925編

かつて存在した、レンズメーカーの三協光機。KOMURA(コムラー)ブランドでレンズを展開し、35mm判から大判までのレンズを手掛けていたメーカーでした。
1980年に倒産したため、それから40年以上経過した現在では、中古流通も少なくなってきているものの、時々見かけるのは、現役当時それなりに売れたからなのでしょうか?

このレンズも親父がNikon Phtomic FTNで使っていたレンズです。

実はこのレンズ、親父のPhtomic FTNと共に奪ってきたレンズですが、古いレンズメーカー製だし、MFで望遠と言うので使う気にはなれなくて、持っているだけの状態でした。なにせ、純正のAI Zoom-Nikkor 100-300mm f/5.6Sも持っていますし。
こちらはマウント交換式で、当然ながらFマウントが搭載されていますが、Nikon純正レンズで言う非AIタイプとなるため、これまでAIガイドのある一眼レフではガイドが干渉するため装着できませんでした。
が、FTZ IIなら、非AIレンズも非公式ながら装着可能。今回晴れてZ 9で撮ってみました。おそらく世界広しといえど、Z 9と組み合わせたSUPER-KOMURA ZOOM 90-250mm F4.5 TL925の作例はそうないでしょう。

外装は全金属なのは、1970年代のMFレンズらしいですね。ズームは90-250mmと何とも中途半端です。が、f4.5通しで比較的明るいのが良いですね。
ズームリングの回転角は、90年代以降に出回るようになった70-300mmクラスと比べると異様に大きく、かなり回転させないとズーミング出来ないので、素早いズーミングには不向き。あくまで単焦点望遠を何本も持っている、と言う使い方がベストです。回転角が大きいためか、ズームリング自体はかなり軽いです。
絞りリングが2箇所あるのは、マウント交換式でプリセット絞りのカメラにも対応するためでしょうね。
Fマウントの場合、マウント側にある絞りを使用し、レンズ中央付近にある絞りリングはf22にセットします。古いNikonの機械式露出計連動爪、通称”カニ爪”も搭載しています。
フードは組み込み式で、手前に引っ張れば伸ばせますが、組み込み式故にやや短めですね。

では撮ってみましょう。絞り開放です。

正直、レンズメーカー製の、しかも70年代のズーム望遠レンズ、全く期待していませんでしたが、予想に反してなかなか良いです。まずズームらしからぬボケ味の良さ。開放では少しコマ収差があれど、あまり気にはなりません。
この日は天気が良かったので、あまり気になりませんが、条件によってはややコントラストが低下する感じもあるものの、解像力も意外なほどよく、4500万画素のZ 9でも、条件によってはなかなかの解像力が得られます。
なお、Z 9側の焦点距離設定に250mmがないため、200mmに設定しています。ボディ内手ぶれ補正も効くので、歩留まりの良い写真になりました。
フィルム現役当時より、よく撮れているんじゃないでしょうか。

Nikon Z 9 + FTZ II + SUPER-KOMURA ZOOM 90-250mm F4.5 TL925

びっくりするほど立体感もよく出ます。これ、90年代の70-300mmクラスズームよりずっとよく写ります。もちろん球面収差や軸上色収差はありますが、それが気にならないです。よく写ります。本当にビックリしています。好きな写りです。

左上の写真は、意図せず絞ったものです。と言うのも、絞りリングにクリックがないため、簡単に動いてしまいます。f8くらいに絞られていると、本当にもうカリッと解像してしまいます。これだけ見ても、やはり90年代の70-300mmクラスよりよく写っている気がします。
順光であれば、非常によく写るレンズ。ちょっとコムラー、見直しました。こりゃ、中古で出物があったら、遊んでみた気ですね、同ブランドのレンズ。

【サイボクに行ってきた】NIKKOR-S Auto 35mm F2.8編

サイボクの森で子どもたちを遊ばせつつ、Z 9にFTZ IIを使って、レンズをとっかえひっかえしていろいろ試してみるシリーズ。

こちらはデジタルでは初めて使った、NIKKOR-S Auto 35mm F2.8です。

Nikon Z 9 + FTZ II + NIKKOR-S Auto 35mm F2.8(後期型)

このレンズは、うちの親父がNikon Photomic FTNとともに購入したレンズです。それを奪ってきたので(笑)自分がツーオーナということになります。それほど明るくないレンズ故に、軽量ですね。
なお、NIKKOR-S Auto 35mm F2.8は前期型と後期型があり、このレンズは”Nippon Kougaku”銘ではなく”Nikon”となっている後期型です。
色々な資料によると、”Nikon”銘のものは1971年から、とありますが、このレンズを親父が買ったのは、確か保証書によれば昭和45年(1970年)となっています。この辺りよくわかりませんが、とにかく後期型には違いないですね。

数年前に、Photomic FTNとともにNikonでオーバーホールを実施しましたので、ヘリコイドも滑らかに動きます。光学系もきれいな状態です。
この日はレンズフードを忘れてきてしまいました…

AI化以前のオートニッコール世代のレンズで、これまでのNikonデジタル一眼レフでは、絞りリングの機械連動であるAIガイド(人工知能のAIではなく、開放f値自動補正方式 Automatic Maximum Aperture Indexing 方式のAI)が干渉するため(一部AI非対応ボディを除く)、これまで手持ちのボディで取付は出来ませんでした。
かといって、オートニッコールのためにAIガイド可倒式のNikon Dfを買うのも…ねぇ…と言う感じでしたが、Zマウント用のマウントアダプタが全てを解決しました(笑
FTZFTZ IIも、AIガイドがないため、非公式ながら、オートニッコール世代のレンズの取り付けが可能です

つまり、オートニッコール世代のレンズは、物によっては干渉などがあり、破損の可能性もあるため、メーカーとしては一律「使用できません」としているが、自己責任で取付確認して使用は可能、ということです。オートニッコール世代は、マウント径など一部ごく僅かに寸法が違うようなので、注意が必要です。

ということで、Z 9で晴れてデジタルデビューです。

おお、同じ35mmでも、Fマウント最新のAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDと半世紀以上設計年次が異なるので、これだけ写りが違うんですね。
中心は、開放から解像力が高いですね。ただ、コマ収差と球面収差の影響で、周辺になるほど像が流れ気味になりますが、それでもWeb掲載程度の解像度なら、ほとんど問題ないですね。L判や2L判プリントであれば、何ら問題ないレベルです。絞るほど改善していき、f11で周辺までスッキリと解像します。
周辺減光も、f2.8では多めですが、f8まで絞れば気にならないレベルです。
まあ写真のような遠景は、この時代は絞って撮るのがセオリー。絞り開放で全域高解像のレンズなんてのは、ここ10年の話ですから。

コマ収差の影響で、少しグルグルボケっぽい感じもありますが、それほど目立つ感じはないですね。近接では球面収差の影響もあり、開放だとわずかにふんわりとしたベールがかかるけど、中心は解像力はあれど柔らかい描写で、ポートレートにも良い感じですね。
Z 9のEVFでもピントの山は見やすく、MFでも何ら問題ありませんね。流石に動き回っている子供はしんどいですけど。

この時代の明るくない単焦点は、流石に無理のない設計で、描写も安定していますね。それでも最新のレンズと比べると、どこかレトロな写りになるのは、様々な残存収差の影響なんでしょうね。
特に色味は最新レンズと異なります。まだモノクロフィルム主体だった時代を感じさせます。

意図せず写ってしまった太陽、フレアとゴーストが派手に出ています

逆光耐性は時代を感じさせますね。今どきのレンズのように、逆光だろうがヌケの良い描写、とはなりません。フィルムとデジタルの違いももちろんありますが、たまたまシャッターボタンに触れて写ってしまったこの空の写真、フレアとゴーストが多く出ています。でもこのモノコーティングの時代は、これが当たり前でした。
現在では動画を中心に、逆に太陽の眩しさの表現として、フレアやゴーストをあえて発生させる、というのもあるようなので、このくらいのフレアやゴーストがちょうどよい感じに思えますね。

ということで、デジタルでもわりと良い感じに使えるNIKKOR-S Auto 35mm F2.8、このレンズの描写もなかなか捨てがたいものがありますね。

サイボクに行ってきた

本当は昨日更新する予定だったブログ、日曜の朝から、妻が包丁で指を切ってしまって、てんやわんやでして…。久しぶりに1日空けてしまいました。

その前日、妻がお仕事だった土曜日、子どもたちを連れてサイボクに行ってきました。

サイボクハム

ここは有料のアスレチックのある公園、サイボクの森が出来たので、1日子供を遊ばせておけます。土曜日は気温も高く、上着もいらないくらいでした。

まずは腹ごしらえで、メガトンセットを。屋外で食べるので、コロナ禍のご時世、外なら安心かな?

メガトンセットを頂きました。やっぱりちゃんとしたハムやベーコンは美味いですね。

後は子どもたちを遊ばせるだけ。遊ばせがてら、お気に入りの単焦点レンズで写真を撮ったり。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED / AF DC-Nikkor 135mm f/2D / AF Nikkor 20mm f/2.8D

特にこの中で、AF Nikkor 20mm f/2.8Dは、クモリ発生で光学系を交換修理してもらってから、晴れの日に撮影するのは初めてだったり。

サイボクの森

特に絞り開放で撮る条件ではないのですが、あえて絞り開放で撮ったのは、このレンズ、絞ると少し線の描写が太くなるのです。絞り開放のほうが、線が繊細になる描写です。人によっては緩いと思うかもしれませんが、修理で光学系も一新されて、再調整が入っていますから、状態としてはベストでしょう。周辺は流れますが、中心部は開放の遠景でも、解像力は悪くありません。

私は解像力至上主義者ではないし、広角レンズの周辺まで解像していなきゃ嫌というタイプでもありませんから、このレンズは自分にとって、必要にして十分なレンズです。何よりコンパクトなのが魅力。ミラーレスになってから、ボディはコンパクトなのに、レンズは一眼レフ用より大きいレンズも多いご時世、こういう軽量なレンズは大切にしたいです。

でも、やっぱり今回持っていった中では、DC-Nikkorが一番楽しいレンズかな?

DC-Nikkor、モータ非内蔵のレンズゆえ、コンティニュアスAFは苦手かなと思いきや、動き回る子供も案外ちゃんとピントが合っていますね。
そして、全て絞り開放で撮影。どこかの光学設計者が、絞りはいらないと言っていますが(笑)、このレンズも本当にそう感じます。絞る意味ないもんね。

AF Nikkor 20mm f/2.8D

そんなこんなで1日遊びましたとさ。

Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD (B008TSN)を手に入れたので、サイボクハムでフィールドテストしてみた

Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD (B008TSN)、ものすごく格安で出ていたので、試しに買ってみました。中古ですけどね。

買ってすぐ出鼻をくじかれるレンズ認識不良w
なんというか、D300時代に買ったTamron 17-50mm F/2.8 Di VCもAFが突如動かなくなって、シャッターが切れないという不具合出たことありますが、あの頃の品質のままなんですかね…。
最近は、TamronもSIGMAも、純正に引けを取らない、あるいは超えるレンズも出していて、昔ほどレンズメーカー=安物の粗悪品と言うイメージはありませんが、このレンズは元々が10年以上前に発売された設計の古いレンズ、それをコーティングリファインして出しているものですからね。

一応、半年保証付き中古なので、再発したら修理してもらうか返金してもらうとして(すぐ売り払うかもしれないけど…)、サイボクハムに遊びに行きがてら、D3400に装着して撮影テストしてみました。

サイボクハムに行きました

サイボクハムは、ハムや豚肉、生鮮食品やお茶などの販売、その場で焼いたハムや肉を食べられるフードコートやレストラン、温泉に子供の遊具もあり、行けば1日遊べるところです。

とりあえず、腹ごしらえしました。美味かったです。やっぱりちゃんとした肉は違いますね。

サイボクの森

しばらく来ていませんでしたが、以前あった遊具のある公園は規模縮小し、代わりに有料だけど、広々としたアスレチックのある公園ができていました。

さっそく、Tamron 18-270mmのテストです。上の写真も全て、Tamron 18-270mmで撮影しています。

重量は450g、AF-P 18-55mmと比べると大きいものの、重量は一昔前の標準ズームと大きく変わらないですね。これなら、1本だけ持っていくのに苦労しない重量です。

AFは、定在波型超音波モーター「PZD(Piezo Drive)」を搭載しています。が、フルタイムマニュアルフォーカスは不可能で、AF時にAFリングが動く古典的なタイプ。したがって、超音波モーターとは言え、ギヤを経由するため、モーター音自体はDCモーターより静かですが、速度は遅くもなく速くもないといった印象。

肝心の解像力ですが…。これが非常に評価し難いというか…。正直解像力云々の前に、歩留まりが悪い、これに尽きます。

手ブレ補正VC(Vibration Compensation)が悪さをしている!?

そこそこ解像している画像もアレば、ボヤボヤの画像もあり、何だこの不安定さは?
そこで画像をよく見てみたところ、どうもブレによるもののようです。VCがついているレンズのはず、なのにブレる!?

作例1、ぼやっとしているなぁとよく見ると、ブレているんですよ。
同じ場所から、作例2では、そこそこ解像しているのがわかります。露出補正の関係で、この2枚はシャッタースピードが違いますが、それにしても、ブレている側の写真でも1/200秒。手ブレ補正なしでも、しっかり構えていればまずブレないし、4段分の補正を謳うVCなら、当然ブレるはずはないのですが。

このカットは焦点距離50mm、f9, 1/125秒ですが、VCなくても触れないシチュエーションのはずですが、2枚目のトリミング、息子の紐あたりに注目してください。二重に見えますよね。被写体ブレではなく、上下方向にブレが発生しています。それも画像全体。
これはもうフォーカスの問題ではなく、手ブレ補正の誤作動と言っていいでしょう。
手ブレを補正するはずが、自らがブレを発生させています。

VCが安定するまで時間がかかる?

実は、以前使っていたTamron SP 17-50mm F/2.8 Di VCも同じような挙動がありました。
Tamronは、2000年代後半から、積極的に手ブレ補正レンズを発売しています。当時はNikon純正が、やっと標準ズームやミドルクラスの望遠にも手ブレ補正を搭載し始めたことで、その中でもTamronは割と積極的にVC機構を展開していました。

ただ、TamronのVC、最近の設計の新しいレンズは分かりませんが、2010年代初頭までのVCは、効き始めにガコッと画面が揺れる感じがあり、これはNikonのVRにはない動きです。シャッター半押しでいきなり全開で手ブレ補正を駆動させているようですが、これが安定するのにコンマ何秒かのラグがあるのでは? と推測します。

安定してしまえば、ちゃんと手ブレ補正は効く感じです。が、その待ちってシャッターチャンスに大きく影響します。これは動き物にはあまり使えない印象です。

ここでAF-S 35mm f/1.8G EDに交換してみたら…

(Dではない方)と書いたのは、DXではない方、と書きたかったのですが、抜けていました。

高倍率ズームとフルサイズ用の単焦点レンズを比較するのは酷ですが、手ブレ補正のないAF-S 35mm f/1.8G EDのほうが、ブレもないし、当たり前ですが遥かに描写力は高いですね。ピントの合うところはシャープ(カリカリではないのがよい)、ふっとボケていくのが良いですね。フルサイズ用レンズですが、今回DXのD3400でも相性が良いことがわかりました。

同じ35mmで、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gも持っていますが、あちらの描写は滲む感じがあってもう一歩なところがありますが、DX専用ではない35mmは、開放から安心して使える描写。さすが、レンズは開放で使うべきと豪語する設計者のレンズだけあります(笑

レンズをTamron 18-270mmに戻してみる

やはりAFの遅さ、AF-Cは絶望的です。AF-P 18-55mmが、安いレンズなのに爆速AFになったのと比較すると、なんとも遊牧的です。

でもハマった時、割と良い描写をするときもあります。ここがこのレンズの評価の難しいところで、歩留まりが良くないけど、ちゃんと取れたときは割と解像しますし、ボケ味も高倍率ズームと考えると、背景を考慮すれば案外悪くないです。開放で、ピントが合った面の周囲似まとわりつく、収差による滲みも、個人的に嫌いではないです。

これなんか、絞り開放ですが、ボケのつながりも悪くなし、背景も木の枝の部分はボケがうるさいですが、ズームと考えるとそんなに悪くもないです。

遠景の解像力は絞ってもちょっとひどいこのレンズ、近場でのフォーカスでは良くなります。遠景より近場重視の描写、フォーカスになっているのかな?


このレンズ、残念ながら、絞ってもあまり解像力は向上しません。
特に無限遠はだめです。その代わり、開放で撮ってもそれなりに解像力が出ます。VCが安定すれば。とりあえず、保証期間のうちに一度メーカー修理は出してみたいです。


新品でもお安いです。が、私はこの半額以下で買っているので、中古をうまく探すのも良いかな。中古も保証付きをおすすめします。

そして今回、やっぱりこのレンズ良いな~となったAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、DXのカメラでもフルサイズ用が良いです。画質が全然違います。