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【髙千代酒造】59Takachiyo 純米吟醸 森のくまさん

いつもの酒屋さんに「たかちよ」がありまして。ふと見ると、酵母がアレなので…ついつい買ってしまいました(笑

【髙千代酒造】59Takachiyo 純米吟醸 森のくまさん

「森のくまさん」は、栄光冨士でおなじみなんですが、これは実は酒米の名前だったりします。山田錦と同じで、酒米の名前を全面に出しているんですね。特徴的な名前ですし。

ラベルはずいぶんシンプルです。うっすら「たかちよ」と書かれていますね。59Takachiyoシリーズは、海外販売も意識したブランドで、新潟の酒造でありながら、あえて新潟産ではないけどポテンシャルの高い酒米を使用しているとのことです。フルーティでありながらもモダンな味わいを目指しているそうです。

【髙千代酒造】59Takachiyo 純米吟醸 森のくまさん

酵母なんですが、協会1801号なんです。これはどんなお米もフルーティになると言われているとか。とは言え、そこは酵母だけによらない酒蔵ならではの味わいになるのが日本酒の面白いところ。
酒米の森のくまさんを扁平精米で精米歩合59%なのがこのシリーズの特徴のようです。

では開栓しましょう。

薄黄色で薄濁

開栓時に少しガス感あり、ポンと開栓。
上立ち香はやや熟成したバナナ。口に含むと、どちらかと言うと青りんご系、酸味と甘味のバランスが見事で、味わいはまさに「たかちよ」ですね。わずかにプチプチとした爽快なガス感あり、後味にやや苦みと旨味が膨らみ、やや重みを伴いながらも余韻はスーッと消えていくので、フルーティ系だけど食事の味わいを邪魔しないです。
いやはやさすがとしか言いようがないです。ただ甘いだけでなく、適度に旨味と重みも持たせているので、全体バランスが良いですね。

流通量は少ないようです。見かけたらラッキーですよ。


通販は扱いが少ないですが、あるところにはあるようです。なくなる前にぜひ。

【高千代酒造】たかちよ 59 Takachiyo CHAPTER X AI-IPPON 純米吟醸 無調整生原酒

これは自宅ではなく、とある小さな蕎麦屋で頼んだお酒です。
所要まで少し時間があったので、久しぶりに行ったお店です。コロナ前が最後だから、3年ぶりくらいかしら?

【高千代酒造】たかちよ 59 Takachiyo CHAPTER X AI-IPPON 純米吟醸 無調整生原酒

たかちよはジューシー系な日本酒の鉄板ですね。

酒米に「愛山」を22.5%、「一本〆」を77.5%使用。一本〆は、酒米ではおなじみの「五百万石」と「豊盃」を交配した品種だそうです。
これを扁平精米することで、余分な部分のみをきれいに削っています。
酵母は、これ使えばジューシになると言われているとか言われてないとか? 協会1801号です。

【高千代酒造】たかちよ 59 Takachiyo CHAPTER X AI-IPPON 純米吟醸 無調整生原酒

上立ち香は、南国系の果実を思わせる濃厚な甘みを感じます。これは口にしても同じで、まずトロピカルな膨らみのある甘味と酸味が広がった後、余韻はスーッと綺麗に引いていきます。トロピカル系なジューシーな日本酒でありながら、後味はスッキリと引いていくため、飲み飽きないですね。
いやぁ、さすがたかちよです。ジューシーさとキレの良さが素晴らしいです。キレの良さには、ごく僅かにからみも伴っているので、これがいつまでも甘い感じを口に残さないので、飲み飽きないわけです。

少し温度が上がるに連れて、甘みの膨らみは増しますが、キレの良さは変わらず。
素晴らしいお酒でした。

【髙千代酒造】豊醇無盡 たかちよ とこなつむすめ 扁平精米 無ろ過生酒

サイボクの帰りに立ち寄った酒屋さん。

本当に酒屋があるの!?と言う感じの場所に突如として存在する、素敵な酒屋さんでした。マツザキは、新宿店(東京の新宿ではなく川越市新宿町)に行ったことがありますが、中福本店は初めてでした。とても綺麗で素敵なお店でした。

買ってきたのがこちら。

【髙千代酒造】豊醇無盡 たかちよ とこなつむすめ 扁平精米 無ろ過生酒

久々だぜ「たかちよ」。新潟は南魚沼、まさに米どころのお酒です。
写真はかなり減ってしまっていますが、最初に撮った写真がピンボケだったので、後日撮ったものです。実は後述する悲劇により、この量に…

扁平精米とは、通常米は削ることでどんどん丸に近づきますが、本来米の形は縦長です。その縦長の両端に雑味の原因となる部分があるため、その部分のみを削ることにより、他をあまり削らず(磨かず)に精米する方法です。これはかなり手間がかかるようですが、従来の吟醸・大吟醸では大幅に削っていた米のムダを無くしています。

アルコール度数は、夏酒らしくやや控えめな15度、その他酒米や酵母に関する情報はなし。バーコードが徳利のデザインになっているのが素敵です。

ほんのり黄色

上立ち香は、まさに新鮮なバナナ。まだ完熟していないバナナです。口に含むと、やっぱりバナナ系でした! 芳醇なバナナのような甘みと若々しい酸味、そしてあとに来る程よい苦味。バナナジュースです。ごく僅かにプチプチ感あり。どうやらそういうコンセプトらしいので、まさにコンセプト通りのお酒ですね。
決してさっぱり系ではないものの、適度な青青しい苦味があるために、芳醇な割に後味スッキリです。

なお、2,3日経過すると、やや甘みが後退しますが、それはそれで良いバランスになります。うん、美味しいぞ!

悲劇! 横倒し厳禁なのに倒した末路

実はラベルにある「横倒し厳禁」は、後になって知りました。
一般家庭では、冷蔵保管のお酒、四合瓶ならともかく、一升瓶を立てて保管は、他の食材調味料があるので、なかなか難しい。
我が家でも、開栓後横倒しで冷蔵保管していたら…翌日悲劇!
どうやら冷蔵庫内で栓が飛んでしまったらしく、冷蔵庫内がたかちよで水浸し! まだ開栓初日だったので、その大半が流出する結果に…。

あまりガス感はなかったので、そこまでなると思っていませんでしたが、やはり瓶の横倒し保管は良くないですね。これ故、生酒の一升瓶は難しいのですよね、一般家庭では。

ということで、恐らく1L以上を流してしまいました…。妻より、専用冷蔵庫買ったらとのの話もあり、色々物を整理してスペースを開け、将来的に立てて保管できるレマコムを買いたいと思います。

ついにレマコムかぁ…