すぐ売り切れてしまうお酒、ということで土曜日の午前中に買いに行ってきました。
【油長酒造】風の森 秋津穂 試験醸造酒
久しぶりに風の森、試験醸造酒です。秋津穂657という、精米歩合65%のお酒を精米歩合70%と僅かに削りを少なくして作ったお酒です。
【油長酒造】風の森 秋津穂 試験醸造酒
こういう酒蔵の実験的お酒、好きです。定常販売していいるお酒の良さも再認識することも出来ますし、こういうアプローチもあるんだという気付きにもなります。
奈良県産秋津穂、いい酒米なんですよね。これで油長酒造が醸すお酒です。絶対に美味しいに決まっています。
そして今日本酒の四合瓶は軒並み2千円オーバーになっている中、風の森は1600円です。よくこの値段でこれを出せるなと思います。頭が下がる思いです。
裏のラベルの右下にある味わいのベクトルはど真ん中を行っています。さてどんな塩梅かしら?
極薄にごりのガス感のあるお酒
冷やした状態で。開栓すると上立ち香は…流石風の森らしく、華やかとまでは言わないまでも、芳醇な洋梨系の吟醸香です。
口に含むと…程よく残るガス感と共に、まずは青リンゴを思わせるジューシーさや酸味とともに、通常の秋津穂657よりやや複雑味のある苦みと旨味が伴います。この苦みは評価が分かれるところかな。雑味感が少なくジューシーかつスッキリした味わいの秋津穂657よりも、やや苦みは強めか。
2杯目になると、この苦みは少し後退してきたかな。こちらのほうがバランスは良いですね。少し空気に触れさせたほうが好みかも。なるほど試験醸造っぽいですね。これはこれで好きですが、万人受けするのは秋津穂657かなぁ。でもそれはあくまで比較した場合であって、この秋津穂試験醸造酒もこれ単体で飲めば、風の森らしいジューシーさと酸味の織りなす立体的な味わいを堪能できます。これすぐなくなっちゃうんだろうなお店から。見つけたらぜひ買ってみてください。この年団でこんな味わいが、とびっくりされると思いますよ。
初めての方はまず風の森の秋津穂657をお勧めします。
¥1,540
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いつもの酒屋で、これは飲まねば!という酒があったので買ってみました。
【油長酒造】鷹長 菩提酛純米酒
今ではあまり見かけない銘柄ですが、かつてはいくつかの種類を販売していました。油長酒造といえば、当ブログでもお馴染みの「風の森」が今は主力商品ですが、かつては油長酒造の代表銘柄でもありました。現在はこの菩提元純米酒のみの販売となっています。
日本酒発祥の地である奈良で作られた日本最古の酒母である菩提山正暦寺で作られた菩提酛を、「奈良県菩提酛による清酒製造研究会」が復活させたことで、今では油長酒造でも「風の森」の一部商品で使用されていますね。
【油長酒造】鷹長 菩提酛純米酒
ラベルにあるように菩提酛を使用した伝統的な日本酒づくりです。日本酒度はなんと-31と超甘口です。酸度も3.4とやや高め。超硬水を使うのは油長酒造ならでは。
酒米にヒノヒカリというコシヒカリを母体とする飯米を使用しています。コシヒカリよりはあっさいりな味わいということですが、酒米よりは糖分が高いため、甘口の酒になるのでしょうね。
この鷹長も純米で要冷蔵の生酒、というのは風の森と共通ですね。
黄色みがかった昔ながらのお酒
よく冷やした状態でいただきます。開栓するとポンとガス感あり。
上立香はメロンともカラメルとも言える濃厚な甘みを感じますね。口に含むと、ふわ~っと口いっぱいに膨らむ甘みがまるでメロン。濃厚な甘みがありながら、程よい酸味があり、かつこの酒の特徴が膨らむ旨味! これがすごい。この旨味は甘みと苦味と酸味とは別に、後からぐっと膨らんでくるんですよ。これがないとただの甘いだけのお酒になってしまうところ、旨味が膨らむので、飲み飽きませんね。酒が進みます。濃いめの食事と合わせるのが良いですね。
温度が上がってもバランスが良く、甘いのに甘すぎないです。絶妙ですね。こんなに旨味が膨らむお酒はなかなかないです。
さすが油長酒造ですね。鷹長もラインアップ、増やしてほしいですね。
火入れ酒もあるそうですが、これは現在熟成中で、2025年の販売予定はないようです。熟成した火入れの鷹長も何年後かに販売されると思うので、楽しみです。
鷹長の純米大吟醸もかつてはあったのですね。こういうの飲んでみたいなぁ。
鷹長 純米大吟醸全国新酒鑑評会出品酒2023BY 720ml(奈良県御所市中本町)ギフト
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