【百里基地】25/7/25 「レゾリュート・フォース・パシフィック」の記録 その1

6月末防衛省から発表された米軍主催訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」。複数の基地で実施されていますが、百里基地でも実施されているため、仕事が忙しいところではあるけど、もうしばらく行けないだろうなと思って休みを取っていってきました。

先週は横須賀で、今回は小美玉市で日の出を見ましたね。早起きは三文の徳です。
というのもいつも朝の遅い3SQも、今回はかなり早くから上がると聞いて、早めに来ております。でもちょっと早すぎたな(笑

1stで先陣を切ったのは米空軍三沢基地所属の第35戦闘航空団のワイルドウィーゼルのF-16Cでした。この日は南風なのでR/W21上がりでした。撮影には視界が広いので好都合です。

翼端にAIM-120 AMRAAM、さらに空戦機動計測装置(ACIM)も搭載していますね。
しかし2機ともあまりひねらず…

更に1時間後、もう2機も上がりました。1基は複座のF-16Dですね。

この時間からもう陽炎の絵右京でややぼんやりな絵に。どちらもストレートに上がっていきました。朝だからか? やけにおとなしいですね。

続いて3SQのF-2が上がります。13-8562号機のヴェイパーがすごかった!

でも陽炎の影響か、解像度が低い写真に。残念!せっかく絵は良かったのに。
F-2、7機上がりましたが、気合入っていましたね。

個人的にこういう絵が撮れたので満足。

ど順光ではない絵も良いですね。ゾロ目の555号機でした。

降りを撮るため移動。あれ、誰もいないな~。知っている人は知っているはずのスポットですが…

まさかの7機フォーメーション、850mmでは4機しか入らず…

暑い中汗ダラダラで待機していたら、7機のフォーメーション! しかし、せっかく持ってきた望遠ズームレンズを出す時間がなく、仕方なく600mm+テレコンの850mmで撮りましたが、4機しか入らず😂

後は各機ちょい捻りつつ降りてきました。

この撮影も部分的に陽炎の影響か解像せずの写真多し。本当に暑かったのと風が弱かったので。AFにも少し迷いが見られましたし。

後に上がったF-2が先に帰ってきて、三沢のF-16がまだ戻ってこない。30分後、やっと帰ってきました。

ということで午前の部は終了。午前はこの後T-4もタッチアンドゴーを行っていたようですが、あまりに暑くとりあえず「空の駅そらら」に一旦退避しました。
もちろん野菜を買い出したわけですが。

続く…

昨日行ってきた串焼きやさん

いつものお店です。今は別部署同士になっている元同じ職場の仲間と飲んできました。
色々情報のやり取りなんかを。やはりこうやって集まって話を聞かないと、聞いていない状況も結構あるものです。

水曜日なのでたくさんは飲まなかったけど、相変わらず美味しい酒ばかりです。
今は仕込みに母さんが入る以外は、マスター1人で切り盛りしていますが、やはり限界があるようで。人を募集しても来ないのだそうです。
お店の形態も変えていかないと、ということでした。人手不足で飲食業も難しい時代になってきましたね。

十四代の本丸、これ本醸造なのに、醸造アルコール臭さがない、純米と言われても気づかなそうなくらい完成度高いです。良いリフレッシュになりましたよ。

ヴェルニー公園からマイケル・モンスーアや体験航海の護衛艦あさぎりを眺めてきた

横須賀早朝撮影を終えた後、ヴェルニー公園へ移動。午前6時でもかなり明るく既に暑い!

この週末(19・20日)は32歳以下を対象とした護衛艦「あさぎり」と特務艇「はしだて」での体験搭乗が行われていました。

まずは朝日を浴びた米駆逐艦「マイケル・モンスーア」をじっくり観察。

TACANアンテナに足場が組まれていて、もうしばらく改修作業を行っているのかな?と思いましたが、執筆現在(22日)足場が外されているようです。もしかしたら出港が近いかもしれなく、この日に見られてよかったです。
やっぱり特異なデザインですよね。ただその分、不具合も多く、ステルス重視で砲身が隠れたAGSも、砲弾が高価過ぎて開発中止となり、今後取り外される予定。
新造時にはない衛星関係のアンテナやTACANなどのマストも、すべて平面アンテナだけで構成できずやむを得ない措置のようですね。

新旧潜水艦はおやしお型とそうりゅう型。背景にマイケル・モンスーア、やっぱり特異感半端ないですね~

そして護衛艦「あさぎり」(DD-151)は体験航海に向けて準備中。真後ろから見ると、煙害を避けるためにオフセットされた後部マストや射撃指揮装置2型のレドームが特徴的です。

ヘリコプター格納庫にはお起きは旭日旗をモチーフとした横断幕?が張られていました。
執筆時点で現役の護衛艦としてはもっとも古い1988年就役。一度練習艦となったものの、護衛艦不足により護衛艦籍に戻されました。2番艦「やまぎり」は2度目の練習艦となっていますが、本艦は古すぎるからなのか、現在も護衛艦籍のままです。2027年度までにあさぎり型護衛艦は1,2隻の退役が予定されています。
おそらく本艦も向こう2年で退役するでしょう。
ちなみに本艦は舞鶴所属で、なぜ舞鶴所属艦が横須賀で体験航海を行ったかは謎です。

午前8時頃から、体験搭乗者が乗艦し始め、8時半にはタグボートがぐるっと回ってきました。いよいよ出港です。
先に特務艇「はしだて」が出港。こちらはタグボート無しで行けるみたいです。

こちらは動画も撮りましたので、編集したらアップします。

1時間ほど経過し、先に護衛艦「あさぎり」が戻ってきました。
航行し、真正面を撮れる機会はなかなかないので。何なら動く「あさぎり」を見られる機会も今後ないかもしれないので。

個人的に優美なデザインが多い海上自衛隊の護衛艦の中で唯一、あさぎり型は野暮ったい感じであまりデザインは好きではないのですが、今や希少なVLS(ミサイル垂直発射装置)ではない、古典的な箱型発射機の護衛艦も良いですね。

そして特務艇「はしだて」も戻ってきました。こちらのほうが公開時間が結果的に長かったですね。YOKOSUKA軍港めぐりの船もちょうどそれに合わせたかのように戻ってきました。この時間の乗客はラッキーですね。

ということで、出港と入港を楽しめました。
もう体験航海なんて年齢はとうに超えてしまったので(笑)、こうして外野から眺めています。
今年(2025年)は観艦式の年ですが、既に艦艇不足で作戦任務が多く、観艦式の訓練に割く時間がないということから、中止が検討されているようです。
こればっかりは時代や情勢から仕方ないですね。

最後にもう一度、マイケル・モンスーアを眺めて帰りました。この艦艇も今後見る機会は少ないだろうな。

横須賀の早朝

現在横須賀に来ている米海軍の斬新なステルスデザインを採用したズムウォルト級ミサイル駆逐艦2番艦マイケル・モンスーア(USS Michael Monsoor DDG-1001)を見たいと思っていてなかなかチャンスが無いなぁと思っていましたが、この週末珍しく子供たちの予定がなく、妻のお出かけしたらのお言葉に甘え、早朝の横須賀に行ってきました。

日の出の時間、例の場所から。

ギリギリ日の出に間に合った。結構早起きしたんですけどね。

少しずつ空が明るくなってきました。
カメラを少し右に振ると…

遠方に

遠方にマイケル・モンスーアが見えますね。特異なデザインです。手前は海上自衛隊のもがみ型FFMまや型イージスDDG、いずれもこの数年で登場した新世代の艦艇です。

露出を上げてマイケル・モンスーアをクローズアップ。ほぼ平面で構成された徹底したステルスデザイン。そしてタイコンデロガ級イージス巡洋艦すら凌駕するサイズです。

足場が組まれているのを見ると、しばらくここで改修工事を行うと思われ、もうしばらく横須賀にとどまると他所されます。
元々就役当初はもっと出っ張りや露出するアンテナがない、平面アンテナだけで構成された艦でしたが、衛星用レドームやらTACANらしきアンテナが付いているのを、すべて平面アンテナで構成出来ないとか、追加装備でやむを得ない、といった感じなのでしょうね。
そして砲塔が露出しないAGS 155mm砲2基は、搭載砲弾があまりに高価であることから、結局搭載されたものの実用化できず、今後撤去が予定されています。
したがってこの姿を見られるのはお志らくこれが最後じゃないかな?

一方海上自衛隊のもがみ型は、ズムウォルト級ほどではないにしろ、現実的な船体と上部構造物の徹底したステルスデザインを採用しています。元々は低コストで数を揃えるために兵装を削った護衛艦でしたが、今までの護衛艦より徹底したステルスデザインで、急に先進的に見えてしまうから面白いですね。
ただ兵装は貧弱で、今までにないUAVやUUVによる掃海機能を持たせていることからも、単独行動より後方支援を主体とした艦であることがわかります。正面を切っていく戦闘艦ではないということですね。

さて日の出の時間です、太陽が顔を出しましたので、このために持ってきたPC-Nikkor 28mm F3.5にレンズを切り替えました。1980年発売の古いシフトレンズですが、実は2005年まで販売されていた息の長いレンズ。HPにも情報が残っているくらいです。
カメラがミラーレスになり、絞り込みのままでのファインダの確認が容易になったので俄然使いやすくなりました。

午前4時51分

日の出時間はもう少し早いのですが、ちょうど雲があり、そこの切れ間から顔を出した瞬間を撮影。光芒も出ています。これが撮れてよかったと思う瞬間。
日の出は夕暮れと同じマジックアワーですね。
この日は前日にも行った体験航海のため、最古の護衛艦「あさぎり」と、特務艇「はしだて」が停泊し既に出向準備していました。

早起きしてよかったな~


PC-Nikkor 28mm F3.5は発売期間が25年と長かったからか、比較的中古でもよく見ます。ただそれだけに状態はピンキリです。専用レンズフードは当時別売りだったために数が少なくプレミアが付いています。が、フードがなくても割と逆光フレアに強いレンズです。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDで光が丘公園をスナップ

Fマウント最新にして最後になるであろう35mmのAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED。2014年に発売、もうデジタルカメラ全盛期ですから、当然画質もそれにふさわしいものになっています。
F90Xsの時代から長年使い続けたAI AF Nikkor 35mm f/2Dの代替としてずっと待ち望んでいた1本だったので、当時このレンズが発表されてて喚起したのを覚えています。初めて予約して買ったレンズでもあります。

購入から11年経過しましたが、その性能はいささかも古びていないのは、4本のNIKKOR 35mmを比較した上で確認済みです。
もちろんミラーレス一眼のNikon Zシリーズでも、マウントアダプタFTZ/FTZ IIを使用することでAF撮影が可能。被写体認識などすべての機能がNIKKOR Zと同様に使用可能です。

f1.8

絞り開放で。このレンズの光学設計者はかの有名なあの方で、絞りなどいらんのです(意訳)と仰るくらいですから、絞り開放からしっかり写るのは言うまでもなく。
フォーカスは画面中央付近の木に合わせています。ブログ掲載サイズだとちょっと分かりづらいですが、手前の木からピント面の中央の木、そして背景がなだらかににボケていくのがわかります。解像力は画面の隅々まで高く、破綻がほぼありません。さすが最新(と言ってももう11年たっていますが)のレンズです。

この頃は既に三次元ハイファイを提唱し、OPTIAというカメラ用交換レンズのすべての収差を測定できる計測装置も開発していたので、当然このレンズもその測定機を用いた評価がされているのでしょうね。

露出を落としてf3.5で。ここまで絞ると、もうほぼ全面解像します。なのでこのレンズは遠景でもそんなに絞る必要がないですね。AI AF以前がf8やf11まで絞るところ、このレンズはせいぜいf5.6まで絞れば無限遠に関しては何ら問題ありません。

並木をスナップしていたら飛行機が飛んでいたので、見上げた状態でも1枚。f5.0まで絞ると、木の葉の1枚1枚、上空の雲もしっかりと解像。ピントの線も太くなることがなくバランスを保っています。

少しだけ絞ったf2.8、背景がボケすぎないのが良いです。少しだけボケに線が出てしまうのが残念ですが、ちょっと絞ったほうが目立たなくなります。このあたりの絞りも美味しいレンズですね。

いつも人が多い光が丘公園のこのあたり、ふと人が少なくなった瞬間を撮影。飛行機も飛んでいますね。
この絞りだと、画面の隅は屋はアウトフォーカス気味ですが、等倍で分かる程度、ブログ掲載サイズならパンフォーカスに近いですね。
わずかに周辺減光しているのですが、RAW現像時にLightroomの周辺減光補正はONの状態です。やりすぎないこのくらいがちょうどよいです。

こちらもやや露出を落として。木漏れ日あたりの木の葉の縁には若干の色づきが。もっとも目立つほどではないですね。

見上げた空に飛行機、よく見ると中央付近に羽田に着陸しようとする機体の他に、飛行機雲をたなびかせる遠方の飛行機も。
f5.0ですが、手前の木にフォーカスを合わせているので、実は空や飛行機は微妙に被写界深度から外れています。

絞りはもう被写界深度コントロールのための存在ですかね。f5.6まで絞れば、ほぼパンフォーカスです。発色もよいですね。カリカリしない描写も魅力。

木漏れ日に太陽を入れてみました。この条件だと流石に新しいレンズでも少しフレアとゴーストが発生します。保護フィルタの影響は多少あるかも(marumiのWater Proofのです)。
ナノクリスタルコートは採用されていませんが、この程度のフレアなら許容かな?

こういう空を入れたスナップが好き。このレンズに関してはAI AFよりも一回り大きくなったものの、今でもコンパクトな単焦点として1本持っておけば大抵何でも文句なく撮れるレンズだと思います。
ミラーレスの時代となった今でも、一眼レフも使っているなら持っておいて損はないレンズです。
Nikonも一眼レフやFマウントレンズ、アクセサリ類をどんどんディスコンにしているので、新品で買うなら今しかないと思いますよ。
D500、D3x00やD5x00、D7x00のようなDX機にもオススメです。はっきり言うと、DX専用以外同じスペックに見えるAF-S DX Nikkor 35mm f/1.8Gとは写りは別物ですよ。

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AI AF Nikkor 35mm f/2Dで光が丘公園をスナップ

4本のNIKKOR 35mmを比較する写真を撮ったついでのスナップ撮影。今回はAI AF Nikkor 35mm f/2D

Nikonは一眼レフがAF時代となった80年代以降、Ai AF Nikkor 35mm F2Sを1989年に発売し、それを同じ光学系のままDタイプ化(距離エンコーダ内蔵)したAI AF Nikkor 35mm f/2Dを1995年に発売して以降、2010年にAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gを発売するまでの15年間、AFレンズはずっとこのDタイプ1本だけでした。もっともその時代にもまだMFのAI Nikkor 35mm f/2Sf/1.4Sをラインアップしていたというのもありますが。

というわけで、長きにわたりAFレンズとしてはこの1本だけで頑張ってきたレンズ、Yamaroが一眼レフのNikon F90Xsを買ってから初めて自分で買ったNikkorレンズでもあり、思い入れのある1本です。このレンズとともに写真を続けてきたので。

見た目はプラスチッキーで質感は必ずしも高くなく、使い込むほど表面はテカり、AFカプラーを使うボディ内AFモータ駆動のレンズゆえ、AF時もフォーカスリングは回転するし、MFレンズ時はフォーカスリングはスカスカ(AF時に回転するのでMFレンズのようなネットリ感を出すとAF駆動に支障が出る)と、今となっては古さを感じます。

が、このレンズの後継としてAF-SやNIKKOR Zを買った後に改めて使ってみると、なかなか写りは悪くないです。オートニッコールほど球面収差が出るわけでもなく、かといって周辺まできっちり解像するわけでもないのですが、この時代のレンズらしい性能と写りは、今見ても悪くないんですよ。

なによりコンパクトで軽量なのがこのレンズの持ち味。フィルム時代ならこれで十分すぎる性能、今時の4500万画素のデジタルでもそつなくこなせます。D300時代のカメラより、今使っているD850やZ8で撮ったほうがよく写るんですよね。イメージセンサの光学フィルタも進化しているということかな?

撮影はNikon Z8にFTZ II経由で行っています。AFは使えない以外は、CPUレンズなのでコマンドダイヤルで絞り操作も可能ですし、フォーカスエイドも使用可能です。

f5.6だと、本当に画面の四隅が僅かに像が流れるものの、他はほぼ問題なく解像し、収差の影響も見られないです。このレンズはまだフィルム時代の発売なので、四隅が僅かに解像しないのは、当時プリントで四隅が切られてしまうことを考えると、全く問題とならなかったです。
そつなく写るので、ともすると面白みにかけるレンズですが、それが返ってレンズの個性に頼らないで、ちゃんとフレーミングしようよ、被写体とその前後の位置関係考えよう、となるわけです。じゃ、自分がそれが出来ているかと問われると、多分あまり出来ていない(笑) いいんです、趣味なんで楽しければ。

上の写真はf4です。こういう近距離風景のスナップなら、f4に絞る程度で十分写ります。D300だとシャキッと写らなかったのが、D810以降のカメラでは割とよく写るんです。同じレンズでも、デジタルだと世代で描写が変わるのは、イメージセンサも光学系の一部となっているからなのかなと。

絞り開放だと、このレンズはフォーカス距離によってはご覧のように背景がやや硬めのボケになります。フィルム時代は開放より絞って使っていましたね。
今時のレンズのように、ピント面がシャキッとは解像していないけど、これはこれで好き。

f5.6で。このレンズはこういう撮り方が一番合っているな。ちょっと絞って撮る、昔ながらの撮影スタイル。
光が丘清掃工場の煙突はどうしても撮りたくなります。

f5.6で。このくらいの絞りで撮るのが、このレンズの持ち味が出て良いですね。落ち着いたトーンで暗部もしっかり粘ります。

中古でもそこそこ数のあるレンズです。値段も安いので、スナップに1本いかがでしょう?

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり)

飯能市のさらに山奥故に、ふらっと買いに行くのがなかなか難しいやまね酒造ですが、ふっと時間が出来たときに買いに行ってきました。
ま、ついでに撮影も使用と準備したのですが、残念ながらその日は収穫無しでした。

まずはにごりからご紹介。

にごりも製造ロットで全く別物になります。前回買ってきたのはお正月でしたが、その時は試験醸造だったようですね。

今回は試験醸造とは特に聞いていませんが、製造ロットでかなり傾向は変わるようですね。
絶えず発酵しているため、このタイプは蓋にガス抜き穴が空いています。したがって寝かせるとこぼれてしまうため、立てて冷蔵保管です。

折が沈殿していますね~

今回はアルコール度数13度、お正月に買ったものは9度と低かったので、今回はかなり度数が高いですね。と言っても一般の日本酒よりは少し低いですが…。
あ、この「やまねのみのり」は日本酒ではありません。何度も書いていますが、日本酒の製造免許の取得は極めて難しいため、発芽玄米を加えることで「その他の醸造酒」として販売しています。いわゆる「クラフトサケ」と言われているやつですね。

木桶仕込み、協会6号酵母、袋吊り、無濾過生原酒なのはやまね酒造のお酒の共通項目。新政酒造で修行したオーナーの考えかたは、新政から継承されています。

さて今回直売所で店員から聞いたところによると、今回のにごりは度数が高いことによりやや辛口に仕上がっているようです。

よく澱を絡めました。やはり発泡していて、ガスは程よく出ていますね。ガス抜き穴がなかったら蓋が飛んでいるでしょうね。
冷やした状態で。上立香はほのかで、ことらさ香りを強調するタイプではないですね。口に含むと、まずプチプチと微発泡の爽快さとともに、結構なアタック感が。前回が9度のアルコール度数だったので、13度になるだけでこれだけアタック感が強くなるのね。旨味もぐっと出ていますね。
甘みはあっさりで、酸味も前回飲んだのよりはあっさりめ。木桶感も今回はほんのりですね。苦みがそれなりにあって、これまでのどの「やまねのみのり」よりも大人びた味わいです。後味はスッキリです。
ちょっと温度が上がってくると、甘みが出てくるので、この温度が上がり始めた辺りが好きですね今回は。前回の酸味の力強い感じも好みでしたが、こちらはより味わいや旨味に重きを置いている印象。
なるほど~、試行錯誤がみてとれますね。

ところで、最近やまね酒造のお酒は一般の酒屋に置いていないのかと尋ねると、今は販売所の隣りにある「やまねの民泊」での消費が多いそうで、小さな酒蔵故に製造量が限られるため、なかなか外に出せていないようです。うーん、民泊も一度体験してみたいんですけどね~。

前回行ったような、どこかの居酒屋貸し切りのイベントは?と聞いたところ、こちらは計画中だそうです。いつになるかわかりませんが、あれは楽しかったのでまたやってほしいですね~。

サッカーは負けちゃったけど… 午後はパンダスタジオへ

脈略のないタイトルですが、週末のお話です。

午前は息子のサッカー公式戦、残念ながら初戦敗退でした。
開始直後に2点先制して、おおこれは行けるかも~と思っていたのですが、後半5点入れられてしまいました。残念。

成長してきて、だんだん試合も迫力が出てきました。写真はアップできないけど、チームでも上手いメンバーの動きとか写真で撮ってあとから見ると、結構いい写真なんですよね。
次回公式戦は冬ですが、そこで1勝でも出来るといいんですけど。

そして午後、珍しく都心方面へ、パンダスタジオのガレージセールにお邪魔してきました。初めて浜町駅で降りましたよ。

東京テレビセンター、実は日本のテレビ放送の歴史を語るうえで重要な場所だと後から知りました。
今は事業譲渡により、その一画にパンダスタジオが入っています。ここはスチルカメラやシネカメラ、レンズや周辺機材、ミキサーやマイクなど音響機材、アウトドア用品や家電のレンタルを行っていて、特に映像分野ではBlackmagic Designの商品を多く扱っているようですね。

この日はレンタル上がりの機材の販売や、新品アクセサリの格安販売を行っていました。
行った時は、スタッフ?常連のお客さん?(いつも機材を借りているプロの常連さん?)が入り乱れていて、まだ箱から商品を出す過程だったようで、値札も一部なく、どこから商品なのか?ってカオス状態でしたが、次第に商品が出されて値札貼り付けされていました。

ともかくカオス状態でしたが、ちょっと落ち着いてきたところで商品を選んで、安く出ていたこれらを購入。

リングライトはいくらあっても良いので(笑)、安かったです。そしてVSGOのセンサクリーニングキット、マイクロフォーサーズ用ですが、普通に買ってもそれなりの値段しますが、これは1箱千円でした。
旧パッケージで、かつ今はもうマイクロフォーサーズ用のスワブはVSGOブランドの商品では廃盤になっているんですね。だから安かったとは思います。
現行は下の商品のパッケージで、一番小さいものがAPS-Cセンサ用になっています。

撮影OKなので、レンタル機材が並べられているエリアも見てきました。

圧巻ですね~。残念ながら、Nikonのレンズはやや少なめ。どちらかというとCanonやSONY、Fujifilmが多いかな?
でも自分もここで何回か機材レンタルしています。お試しで使いたいとか、その時しか使わない、というものは買うよりレンタルのほうが良いです。
なので動画系の方は結構レンタルを活用しているようですね。使用頻度を鑑みて、是非レンタルも健闘してみてください。

NIKKOR-S Auto 35mm F2.8で光が丘公園をスナップ

4本のNIKKOR 35mmを比較する写真を撮ったついでに、せっかくなのでスナップ撮影も。
そりゃスナップ撮影のほうが比較撮影なんかよりずっと楽しいですからね。

手持ちのNIKKOR-S Auto 35mm F2.8は、1970年に親父がNikon Photomic FTNと一緒に買ったレンズで、2018年にNikonの期間限定旧製品のメンテナンスサービスを行っていた際にPhotomic FTNと共にメンテナンスに出しています。

カビ跡、拭き傷ありのレンズでしたが、この整備で見た目にはほぼ問題のないくらいにきれいになり、スカスカだったヘリコイドもしっとりと粘りがでてMFしやすくなりました。
無限遠がオーバーインフになるのは調子部品払底でしたが、キィートス辺りならありそうな気もするのですが、どうなんでしょうね?

ということでスナップです。いきなりこんな写真ですが、撮影時6月半ばとはいえもう夏の天気でした。

最新レンズではありえないくらいに、フレア、ゴーストが出ますね。漫画やアニメでよく見かける夏らしい描写は、こうしたオールドレンズのコーティングがまだ未熟だった時代ならではです。
比較はしていないですが、これがNIKKOR Zならフレアもゴーストもほとんどないスカッと抜けた写真になるでしょうね。

あまり絞っていない撮影、だったはず。シャッタースピード1/250秒なので、多分開放かf4くらいかな? 残念ながら非CPUレンズでAIガイドもないAuto Nikkorゆえ、絞りはExifに記録できません。
中心部はしっかり解像していますが、周辺は少し緩くなります。でもこの時代のレンズはあまり絞らないとこんなものです。
こういう撮影ではある程度絞るのがセオリー。たまたま飛んでいた飛行機をおさめたく、絞りを気にせずフォーカスだけ合わせてとっさに撮った写真でした。

そして少し絞った写真。

ここは古いレンズゆえ、少し絞った程度では周辺部はあまり解像しませんね。とはいえ、このレンズ発売当時の1950年代60年代のフィルムでなら十分でしょう。
そして中心部はしっかり解像していますし、シャドーの落ち込みがないのも良いですね。

逆光の木漏れ日をあまり絞らずに撮影。フォーカスは画面奥に置いたので、手前はボケています。Webの解像度だと分かりづらいかな。

木漏れ日のこの葉の部分はフリンジが発生していますが、パープルではないのでそんなに嫌な感じはないかな。
周辺は一見解像していないように見えて、実は球面収差による影響で、等倍で見ると割とちゃんと描写は出来ています。もちろん最新レンズと比較しちゃ駄目ですよ。

遠近がわかる撮影を。フォーカスは画面中央の椅子に合わせて、絞りは1段絞ったf4だったかな?

このレンズの良いところは、前ピンも後ピンも、良い感じに球面収差がまとわりつくことで、柔らかな描写になっていること。古いNIKKORレンズは硬いボケ、なんて言われることもありますが、このレンズはあまりそういう印象はないですね。このくらいのフォーカス距離の撮影は本当に得意です。
ピント面は収差もほぼないので、線もスッキリ出ていますし、線の描写も割と細いのが好感持てます。

露出を落として撮影。
少しだけRAW現像でシャドーを持ち上げた程度で、撮って出しに近いですが、シャドーの潰れがなくちゃんと階調が出ています。絞りはf5.6だったかな?

いいですね。最新レンズとは違って解像力は周辺ほど落ちていきますが、なだらかに落ちていくのと、適度な球面収差が木の葉の描写に好印象を与えている、と思いました。
最新レンズならしっかり描写できるところ、この適度な緩さが返って良いこともあるんですね。

そしてf11に絞ったときの写真。
四隅の解像力は上がっていますが、全体的に決してカリカリにはならないのが良いですね。とはいえ、細かい描写はやはり最新レンズには劣りますね。

同じf11で撮影。木漏れ日のハイライトの色づきはゼロではないけど、あまり気にならないくらいに少ない。このレンズの良いところですし、Nikon Zの4500万画素センサとの相性もよいです。

Webの解像度程度の写真なら、まずもって不満のない描写です。これだけ見る限り、55年前のレンズとは思えないですね。

最後に、光が丘公園ならやっぱり入れたい光が丘製造工場の煙突。絞りはf11。

色の出方は最新レンズとはちょっと違うかな? 発色はややあっさりですかね。ま、一昔前のNikonらしいでですね。

久しぶりのMFレンズ、こういうスナップの撮影テンポにちょうどよいですね。やれ被写体認識だ何だってのも関係ないですし。
AF-ONボタンへの拡大表示割当で、MFも快適そのものです。この便利さは一眼レフにないので助かります。

このレンズを持ち出して撮影、またやりたいな。

新旧NIKKOR 35mm撮り比べをしてみた【近距離被写体編】

新旧NIKKOR 35mm撮り比べシリーズラストです。

撮り比べてわかったのは、35mmレンズというのは50mmレンズより実は安定した描写のものが多いんじゃないかな、と。
NIKKOR-S Auto 35mm F2.8後期型ですら、描写の安定性が高いんですよね。50mmだとこの時代のレンズは、開放では収差が多く、絞るほどに収差が改善されキリッと描写するものが多かったですが、このAuto 35mmレンズは確かにその傾向は見られるけど、50mmほどではないんですよね。もちろんF2.8という開放を欲張っていないのも大きいですが。

さてこの最後の比較ですが、最も各レンズの描写の違いが出ているように感じます。
特に今回は順光で被写体の自転車の距離が2.5m程度、背景も複数の距離を取り混ぜてみました。
良い悪いではなく、同じレンズでもこんなに特徴が違うんだなとわかりやすい作例になったかなと思います。撮影タイミングで光の状況が変わったり厳密な同じ条件ではないですが、傾向を感じていただければと思います。

NIKKOR-S Auto 35mm F2.8

この作例では最も絞りによる描写の変化を感じられたのがこのレンズです。
絞り開放では球面収差や非点収差と思われるふわっとした描写が感じられますが、いい塩梅に柔らかさを出していて、独特な立体感を感じさせる描写です。ですが解像力はしっかり出ていて、ピントの芯があるので、収差だらけで見るに耐えない、ということがまったくなく、これはポートレイトに積極的に使いたいですね。
f2.8という決して明るくはない開放ですが、むしろ被写界深度が適度にあることもこの手の撮影では好ましいですね。

開放では周辺減光がむしろ独特の立体感に寄与している感じがしますね、1段絞れは収差の影響もぐっと減り、安定した描写です。これはf16まで変わらず。ハイライトのパープルフリンジはむしろ新しいAIAFよりも出ていないくらいです。
解像力は確かに新しいレンズよりはないかもしれませんが、あくまで比較した場合であって、今時の4500万画素のデジタルでも十分と感じます。
よく高画素機が登場した頃には、古いレンズは解像力が追いつかないので意味がないなんて話も聞かれましたが、そんなことはないです。

AI AF Nikkor 35mm f/2D

Autoと比べると、80年代の光学設計も新しさを感じます。このレンズはAutoよりも1段明るいですが、絞り開放の球面収差はAutoのf2.8よりもむしろ少ない、もちろんまったくないわけではないのですが。
Autoよりより端正な描写担っていると思います。ただ、ハイライトのパープルフリンジがAutoでは感じなかったのが、このレンズでは少し出ているんですよね。

絞るほどにキリッと描写していきます。f16でも回折の影響はあまり感じないですね。
今回の作例ではないのですが、このレンズは円形絞りではないために、夜景撮影では光芒がきれいに出るんですよね。
そしてこの撮影では円形絞りではないことによる影響はあまり感じませんね。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

AIAFよりさらに30年近く新しくなると、もはや絞り開放でも収差の影響はほぼないです。
中心部の解像力も高く、ここまで写れば文句のつけようがないですね。少し気になる点は、開放では背景の木の葉のボケが少し二線ボケの傾向が見られるところでしょうか。
絞りを変えても全体として安定性は高いですね。ただ開放時にハイライトの縁にパープルフリンジが少し出ています。AutoやAI AFでは出ていないんですよね。ピントが良すぎるから?

解像力のピークはf8~11辺りと感じますが、f16でもほとんど回折の影響は感じられないですね。さすが新しいレンズだけあります。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

完璧です。描写の傾向はAF-Sと似ていますが、違いは二線ボケの傾向が少なくなっていること。お陰でより立体感のあるボケが出ています。
また解像力はさらに一歩高いですね。AF-Sよりも中心から解像力の高い範囲が広がっています。像面湾曲がより少ないのでしょうね。
ただAF-Sと同様、絞り開放でハイライトのパープルフリンジが少し出ています。気になるほどではないのですが。

とはいえ気になる点はほぼなく完璧に近い描写です。これが逆に写りすぎて…なんて言われる所以なのかもしれませんが。人間ってないものねだりで贅沢ですね。
でもこれだけしっかり写るからこそ、写真に集中できるとも言えますね。レンズのクセに頼りすぎないってのも撮り方の1つです。


シリーズで掲載してきた本記事も一旦これで終了。
実はこの後、各レンズで簡単にスナップしてきたので、その写真もいずれまた掲載しましょう。
35mmレンズはスナップの王者です。使いやすいし、描写は間違いないですから。

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