NikonのDタイプレンズって何だ?

最近SNS上でにわかに話題になっている、NikonのDタイプレンズ。
どうやらその名称だけが独り歩きして、勘違いが横行しているようです。
曰く、

  • レンズ側にAF(オートフォーカス)用モータを搭載していないレンズがDタイプレンズ
  • 絞りリングがあるAFレンズがDタイプレンズ

は一括りにDタイプと呼んでいる方がいるようです。

特に近年はオークションだけでなく、メルカリに代表されるフリマアプリの普及で、以前よりも多くの人たちが売買を気軽に行えるようになった結果、質の悪い出品者も増えました。特に転売ヤーによる出品は、質の悪さが目立ちます。説明不足、勘違いが横行している中、Nikonの一眼レフ用Fマウントレンズでも、誤った説明をしている出品者やSNS、ブログを見かけるようになりました。

「聞くところによるとモーターを内蔵していないレンズが全てDタイプというわけでもない……らしいですが、」と飯田ともき先生にとっても難しいのがFマウント

もっともこれは仕方ないと思う側面もあり、NikonもFマウントという1つのレンズマウント規格に対し、1959年から年代ごとに改良を加えてきた結果、あまりにも種類が増えすぎてしまったことが原因です。これらはユーザーの混乱を招き、さらには互換性の面でも混乱を招きました。
80年代のAF化の流れで、スパっとMFレンズの規格(FDマウント)を断ち切って立ち上げたCanonのEFマウントは、それまでのマウントとレンズをすべて捨てることになりましたが、結果的にNikonのような互換性問題もきっぱり断ち切った完全電子マウントとしたことにより、その後の進化による互換性問題は全くなく、初代のEOSボディと最新のEFマウントレンズも問題なく使用出来、なんなら初期のEFマウントレンズは純正アダプタ経由で、最新のRFマウントのEOSミラーレス機でも全機能を使用可能です。

NikonはFマウントという機械結合部分を一眼レフでは変えなかった結果、ある程度互換性は確保できたものの、最終的には互換性の面では大きく世代が異なるカメラとレンズの組み合わせで、一部装着できない、あるいは機能を発揮できない問題が生じました。
もっともプロやハイアマチュアが多く愛用していたNikonのカメラは、AF化や電子化といった点に対して保守的なユーザーも多かったですし、CanonはEFマウント以前のFDマウントで保守的なユーザーが少なかったからこそ、全てを断ち切ってEFマウントを立ち上げる英断が出来たとも言えます。
それを出来たのはCanonだけで、NikonもPENTAXもMinoltaも、マウント変更しないままAF化を行いました。

【訂正】MinoltaはAF化の際にαマウントに変更しましたね。Canonのような完全電子マウントではありませんが。訂正させていただきます。

起死回生で完全電子マウントにしたCanonに、シェアや販売台数で軍配が上がりました

で、Dタイプレンズって何なの?

脱線したので話を戻すとDタイプの定義は、Nikonのサイトにこう書かれています。

D信号(距離信号出力機能)
被写体までの距離情報をカメラボディーに伝達
DはDistance(距離)を表します。レンズのフォーカスリングに連動する内蔵エンコーダーで得た被写体までの距離情報をカメラボディーに伝達し、より高精度な露出制御を実現する3D-RGBマルチパターン測光Ⅱ/Ⅲ、i-TTL-BL調光等を可能にします。このD信号を持つレンズの内、レンズ本体に絞りリングを持つものをDタイプレンズ、持たないものをEタイプレンズ、Gタイプレンズと呼びます。

https://www.nikon-image.com/products/nikkor/about/technology.html#d

DタイプのDはDistance(距離)のことを意味し、「内蔵エンコーダーで得た被写体までの距離情報をカメラボディーに伝達」する機能を有するレンズのうち、「レンズ本体に絞りリングを持つもの」をDタイプと呼んでいます。
ここにはAFモータ内蔵、非内蔵(ボディ内蔵のモータを使用)については書かれていません。つまり、DタイプレンズにはAFモータを内蔵したものもありますし、非内蔵のものも存在するということです。
さらに言うと、AFレンズだけでなくMF(マニュアルフォーカス)レンズにもDタイプが存在するのです
これらはレンズの名称、レンズに書かれている銘板で見分けることが可能で、レンズの開放f値の後ろに「D」と入っているものが全て、Dタイプレンズとなります。
例を示すと、

▼AFモータ非内蔵Dタイプレンズ
Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D

AI AF Nikkor 20mm f/2.8Dはモータ非内蔵Dタイプレンズのため、Nikon ZボディとマウントアダプタのFTZ IIの組合せではAFが使用できないが、マニュアルフォーカス時はフォーカスエイドでのピント合焦表示は可能

▼AFモータ内蔵Dタイプレンズ
・Ai AF-I ED Nikkor 600mm F4D(IF)
Ai AF-S Nikkor ED 300mm F2.8D(IF)

AI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)もモータ内蔵Dタイプレンズで、Nikon ZボディとFTZ IIでAFも使用可能

▼MFのDタイプレンズ
PC-E Micro NIKKOR 85mm f/2.8D

となります。
MFレンズにもDタイプがある、は案外盲点で、コアなファンでも忘れがちですね(笑) 上記のPC-EのDタイプレンズは電磁絞りを採用しながらも絞りリングは搭載されており(絞り値の機械的伝達のAI機構は有していない)、シフト・ティルト機構を持つためAF化できないためMFのみ、かつ距離エンコーダを搭載という数少ないレンズです。
1992年9月以降に発売されたNikonのCPU搭載レンズ(電子接点があるレンズのことです)は、2001年7月に発売されたCPU搭載MFレンズ AI Nikkor 45mm F2.8Pを除いて全て、距離エンコーダを搭載しています。
それ以前に発売されたFマウントのAFレンズ、F3AF用レンズを含むFマウントのAFレンズやMFでCPU内蔵のAI-Pレンズは、距離エンコーダを搭載しておらず、Dタイプレンズではありません。

Dタイプが登場する以前のAFレンズ(1986年4月以降に発売されたAF Nikkorレンズ及び1983年4月に発売されたF3AF用レンズ)は、例えば、
・Ai AF Nikkor 50mm F1.4S
といったように、名称としては末尾にSが付き、これはMFレンズのAi-SレンズにAFが付いたもの、と理解すれば良いかと思います。
特定の名称はなく、また初期のAFレンズ故に中古市場でも現在は数が少なくなってきているため、それらを混同してDタイプと呼んでしまっている人が一部にいるのだと思います。

なお、前述のNikonのサイトの説明にあるように、絞りリングがなくなったGタイプレンズ、さらに電磁絞りを採用したEタイプレンズは、距離エンコーダを内蔵していますが、名称としてはDタイプレンズとは呼びません。
Dタイプレンズは、必ずレンズの銘板にも開放f値の末尾に「D」が入っていますので、見分け方は簡単ですね。

現在は全てのDタイプレンズの生産が終了

NikonのAF一眼レフの発展と共に歩んできたDタイプレンズも、21世紀に入り絞りリングをなくしたGタイプレンズが主流となり、さらに電磁絞り採用のEタイプレンズの登場と共に、次第に数を減らし、2020年9月にはPC-Eレンズを除き、全て生産終了となっていることを確認しました。

そして、最後まで残っていたPC-EのDタイプレンズ、PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D EDも、先ほど確認した所「旧製品」の表示が出ており、これで全てのDタイプレンズが生産終了、産業用レンズを除いて、NikonのFマウントレンズで絞りリングを搭載したレンズが消えることになりました。

最後のDタイプレンズも「旧製品」に

Fマウントレンズやボディの開発はすでに終了していると思われ、ミラーレスのZマウントレンズも充実してきている現在、Fマウントの新製品が今後出ることは恐らくないでしょう。もしかしたら、企画もので20年後にあるかもしれませんが。
Dタイプレンズは終了しましたが、中古市場では豊富に出回っています。それでも年月とともに状態の良い個体は減るでしょうね。中には銘レンズもあるので、欲しい方は早めに確保したほうが良いでしょう。


“最後”のDタイプレンズ、いかがでしょうか? 今のところZマウントでPCレンズがデビューする気配はありません。こういう特殊レンズこそ、Nikonが率先して出すべきなんですが、今やニッチな商品はチャイナレンズのほうが強いかも?

この手のレンズにボケ味を求めるのは酷だけど…LUMIX G VARIO 14-140mm

マイクロフォーサーズの場合、同じ画角でフルサイズ機と比較した場合、どうしてもボケ量が小さくなるため、中途半端なボケになりやすく、割とレンズの性能がわかりやすく写真に出てしまいます。

LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 背景ボケが二線ボケ

こちらはマイクロフォーサーズ用の高倍率ズームのLUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.(リンク先はII型で写真は初代ですが、光学系は同じ)ですが、97mm付近(フルサイズ換算200mm程度)で背景のボケが二線ボケです。いわゆるううるさいボケですね。

10倍ズーム故に、光学系は結構無理をしています。大昔のフィルム一眼レフ用の高倍率ズームよりはずっと高性能になり、解像力低下もあまり感じませんが、唯一このレンズの欠点はボケが二線ボケになるということ。しかもフルサイズのようにセンサが大きければ、多少レンズ自体に二線ボケがあっても、ボケが大きくなりごまかせますが、マイクロフォーサーズの場合は大きくボケないため、割と目立つんですよね。

このあたりは便利ズーム故の欠点です。とはいえぜひ改良してほしいですね。

こういうボケ味は普及型ズームの限界を感じるかな Z 180-600mm

ここのところ、息子のサッカーの練習試合が毎週のようにあって、毎週のようにNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを持ち出して撮影しています。
プラスして、サブはLUMIXのGX7MK3に14-140mmを使っています。望遠メインで、ガチ撮りでもないので、この組み合わせは結構気に入っています。

概ね気に入っているZ 180-600mmですが、サッカーの試合ではなく、直前に練馬区の光が丘公園で自転車練習中の息子を撮ったこの写真、こういうのを見ると、やはり単焦点望遠と普及タイプのズーム望遠の差を感じますね。

ボケ味は、あくまで「味」ですから好みが出るにせよ、やはりここで差が出るかな、というやや騒がしいボケ味な気がしました。
2枚目の写真になると、被写体の息子が近くなるので、相対的に背景がもっとボケて、ボケのうるささは気にならなくなります。
こういう点が、例えば単焦点望遠レンズはもっと安定して一貫性のあるボケになりますね。
ズームレンズの場合、光学系が複雑になり、特に望遠になるほどその傾向は強いので、一貫性のあるボケ味や安定性を求めるなら、やはり単焦点レンズに軍配が上がるよね、と思いました。

ただ、やっぱりサッカーの試合自体はズームレンズが便利です。もちろん、戦闘機撮影と同じで、瞬間を切り取るという意味では単焦点レンズですが、息子の成長記録という点ではズームの便利さは捨てがたいですね。

TuneBrowserとEmphasis(エンファシス), HDCD

11年ぶりにナビを新調し、可逆圧縮のFLACファイルの再生も可能になったため、ついにiTunesでののAAC圧縮音源ともおさらばします。
ということで、手持ちのCDをせっせとFLAC形式に変換中。

さて変換ソフトですが、タイトルにもあるように、TuneBrowserを使用しています。

元々はASIO, WASAPI によるハイレゾ音源, DSD音源のネイティブ再生に対応したソフトということですが、オーディオに造形の深い作者のソフトで、CDの取り込みに対しても非常に強力なソフトです。
特に、初期のCDの一部に採用されていたエンファシス信号や、90年代から2000年代にかけてハイビット化の流行により一部CDで採用されたHDCDにも対応しています。

エンファシスとは?

デジタル音源であるCDが登場したのは1982年と、もう40年以上前です。それ以前の70年代から、一部の音源はデジタル録音が採用されていましたが(当時はアナログ録音とデジタル録音が混在)、初期のデジタル録音は14bitが主流で、CDは将来を見越して16bitを採用していたため、2bit分が不足していました。
また、アナログ録音でもデジタル化する際に14bitのADC(アナログ→デジタル変換)を使用している場合があったため、初期のCDは16bitをフルで使っていない物が多かったのです。

こうした当時のデジタルに対する未成熟な部分を補うものとして、エンファシスという、デジタルでありながら、まるでアナログ録音のノイズリダクションのようなものが採用されていました。
デジタル化する際に音楽信号では相対的に音圧の低い高音域を持ち上げて収録し、再生時アナログ変換した信号の高音域を下げることで、ノイズを低減するシステムです。
技術的な話は、こちらのサイトがわかりやすいかと思います。

さてこのエンファシスを採用したCDは80年代から90年代初頭まではあったようですが、デジタル録音の技術が向上した現在では採用されることがなくなりました。
このため、近年のCDプレーヤーではディエンファシス(プリエンファシスした信号を元に戻す回路)回路を持たないものもあるようです。
また、CDをリッピングする際に、エンファシスで収録されたCDを正しくクリッピング出来ないソフトも多いようです。
単純にリッピングしてしまうと、エンファシス信号のままデータ化しますが、そのデータにエンファシスのフラグがないと、正しくディエンファシスできず、高音域が強調された状態で再生されてしまいます。
本来は、アナログ変換後にディエンファシス回路により高音域を落とすことで、ノイズ軽減、とりわけ折返しノイズ軽減というデジタル化による弊害を軽減するという意味でのエンファシスなわけですが、現代のようにリッピングして再生する場合は、その変換形式やDAC(デジタルアナログ変換)回路に依存してしまう部分が多いのです。

そこで、TuneBrowserのエンファシスCDの変換は、FLAC化する際にデジタルのままディエンファシスし、さらにデジタル変換のままで目減りしてしまう高音域のダイナミックレンジを減らさないよう、信号を24bit化しています。

中島みゆき「寒水魚」のポニーキャニオンレーベル初期CDはエンファシスが入っているため、ディエンファシスで24bit化されている
通常のエンファシスがないCDは16bitのまま

HDCDも24bit化されるはず…ですが

90年代になるとデジタル録音も進化し、20bitや24bit録音も増えてきます。ただしCDはフォーマット上16bitですから、ハイビットの録音をできるだけCDの互換性を保ちつつ活かそうという試みがなされ、その1つがHDCDというフォーマットです。
以前は私もDENONの対応プレーヤーを持っていましたが、手放してしまいました。

手持ちのCDではHDCDフォーマットを公言している山崎まさよし「ドミノ」ですが…

山崎まさよし「ドミノ」HDCDはなぜか24bitにならなかった

なぜか16bitのままです。TuneBrowserはHDCDのリッピングにも対応しているはずで、24bit収録になると思っていたのですが…。
この点はちょっと調べてみます。

追記:KOKIAのtrip tripは隠れHDCDでした。きちんとHDCDを認識して、24bit化していますね。

KOKIA 「trip trip」はHDCDでした

嫁車のサイバーナビの入替作業実施

さて11年ぶりにナビの入れ替えを実施です。
11年前にサイバーナビを入れた時は、トヨタ純正ディーラーOPナビからの入替だったため、配線の施工やフィルムアンテナの設置に結構時間がかかりましたね。確か2日がかりでした。
まだ子供が生まれていなかったので、時間は取れたんですね。

ナビだけの交換なら楽なんですけどね…

今回は同じサイバーナビということで、出来るだけ流用できるものは流用し、旧ナビのドラレコ兼用のクルーズスカウターユニットからドラレコに更新するので、そこも入れ替えになります。
他の方の参考にはならない内容かもしれませんが、作業記録・備忘録ということで書いていきます。

今回ナビ入替にあたって、11年前に何を使って接続したか、具体的な記録は当時のブログがヒントになりました。この当時の写真の元データを確認し、ナビ本体以外に購入したアダプタ類(純正バックカメラ接続・ステアリングリモコンアダプタ)が流用できるか確認しました。
ブログ続けていてよかったです。

トヨタ エスティマ アエラスH19年DBA-ACR50Wへの取り付けです。エスティマ、長く乗られている方が多いので、参考になれば。

◆流用するもの

  • フィルムアンテナ:新旧ナビとも同じアンテナがそのまま使えて特段貼り換えの必要はないため
  • ステアリングリモコンアダプタ:新旧ナビ同じで流用可能(カナックKK-Y101STをそのまま流用、現行のKK-Y201STとものは同じらしい)
  • 純正バックカメラアダプタ:データシステムRCA003Tをそのまま使用することで、RCAアナログ変換したものが新ナビでも引き続き接続可能(新ナビにRCA入力の配線あり)

◇撤去するもの

  • GPSアンテナ:流用出来ますが、今回純正ナビ用アンテナの変換コードを新たに使うため(今回注文したものが間に合わなかったので保留)
  • VICS光/電波ビーコンユニット:電波ビーコンは既に2022年3月末で提供終了、光ビーコンもDSSS方式は2027年3月末で提供終了となり、今のサイバーナビもビーコン接続できない→VICSFM多重スマートループがあれば十分です、ETC2.0のITSも必要なし
  • クルーズスカウター一式(カメラ含む):既に旧型で新しいナビで使用出来ないため→ドラレコに置き換え
  • iPod用ハーネス:これを機にiPod touchの運用終了のため

▲追加するもの

  • USBケーブル(TypeA-TypeC):スマホ接続用
  • HDMIケーブル(TypeD-TypeA):Fire TV Stick用
  • USBメモリ(SSD)500GB:音楽再生用
  • SDカード:音楽再生用

音楽用はiPodでのAAC圧縮音源から、可逆圧縮のFLAC化を推進します。これで十数年使ってきたiPod touchは運用終了です。

車速パルスやバック、常時電源、ACC、イルミはそのまま挿し換えて使えます。パーキングは…もうお分かりですね(笑

ナビ本体よりカメラ入れ替えのほうが面倒でした😅

ナビ本体だけであれば、配線の入れ替えだけで簡単だったのですが、問題はカメラでした。
元々今までのサイバーナビAVIC-ZH09CSは、当時としては最先端だったカメラ連動ドラレコ機能付きカメラの映像とナビルートを重ねて表示でき、前方の車との距離を表示したり、高速道路の車線逸脱警告を出来ると言った高機能のクルーズスカウターを搭載していました。

そのカメラとユニットの取り外しと、新しいドラレコカメラとユニットの取付配線、これが結構面倒で、内装あちこちはずさなければならないし、屋内駐車場でやったとはいえ冬なので寒しい。
そしてビーコンユニット取り外しも面倒でした。

それでもまる1日かけて、何とか取り付け完了。

16時前にようやく火入れ確認

無事動作しました。が、1つだけトラブルが。純正ステアリングリモコンがどうもうまく作動しない。音量アップ・ダウンボタンはどちらを押しても音量アップになってしまいます。曲送りと曲戻しボタンが機能しない。純正ステアリングリモコンアダプタは流用できるはずで、ナビ着脱の際に配線が抜けかかっているかもしれませんね。
とりあえずオーディオはきちんと機能することは確認できたので、最後にAUTO TA&EQで簡易的にチューニングして完了。後で設定は追い込みたいとして、ソースが可逆圧縮音源に対応できるようになっため、ほぼ吊るしの状態でも前ナビより格段に音質が向上しました。やっぱりAAC圧縮音源はダメですね、あからさまに品質が違いますわ。

今回、純正GPSアンテナ取り付け用ケーブルやHDMIケーブルの注文が間に合わなかったので、次回取付時に確認してみます。

嫁車のサイバーナビがいよいよ限界なので、型落ち展示機を買ってみた

15年目の車検をまもなく迎える嫁車エスティマですが、まだ走行11万キロ強(目指せ20万キロ!)、特段大きな不具合もないので、まだしばらく乗り続けるとして、11年前のcarrozzeriaのサイバーナビ(AVIC-ZH09CS)がそろそろ限界です。

11年前に買ったサイバーナビAVIC-ZH09CS、壊れかけです(笑

2年前に最後のマップ更新となりましたが、それ以前から不調で、例えばマップ検索しても初期画面に戻ってしまったり、検索してルート構築中にソフトが落ちてして再起動したり、最近はルート案内中にスマートループのデータを読み込んだら落ちる、なんて症状も出始めまして。
もっとも、今はスマホのナビもだいぶ良くなったので、ナビだけなら別にスマホでも困らないのですが。

どちらかというとこっちが重要かな? オーディオ環境的にも未だiPod touch 4thを使っていたり、HDDに曲を入れるにもソフトが古いとか、最近主流になりつつあるのFLAC音源が読めないとか、FMワイド非対応とか、こちらの限界が大きいですね。

サイバーナビにこだわる必要はなく、KENWOODの彩ナビも気になっていたのですが、サイバーから乗り換えたとある方曰く、ナビの使い勝手がダメらしい。
根っからのPIONEERファンなYamaroは、結局今のサイバーナビのアクセサリの一部が流用可能なので、結局PIONEER(carrozzeria)を選択。今時フローティング機構を出していない(楽ナビがやっとフローティングモデルを出したので、サイバーナビは次のモデルからでしょうね)のが何ともですが、エスティマのビッグマイナー前のモデルは、横幅200mmのワイドモデルも入り、これ一般的な2DINよりも値落ちが大きい印象があり、これを入れることにしました。

サイバーナビにこだわる理由は、オーディオのアライメント調整が出来るとか、ネットワークモードといったオーディオの調整しろが多いのも理由の一つです。

さて、執筆時点では2023年のAVIC-Cx912IIIが最新モデルですが、年次改良点はオーディオのマスタークロックの精度が改善された程度で、Cx912シリーズは基本的に大きな改良はないようです。
そこで前回と同様、912シリーズの1世代前のモデル(2022年モデル)のAVIC-CW912IIの展示機上りがお安く出ていたので、これを買うことにしました。
マップ無償更新は2025年の秋まで、今年の4月までにMapFanの会員登録をすると2026年秋まで無償更新できます。

サイバーナビAVIC-CW912IIと、連携できるというだけでのチョイスのドラレコVREC-SD600

そして今までのサイバーナビ付属のクルーズスカウター兼ドラレコカメラも、旧式でナビ更新で使えなくなるため、ナビ連動のcarrozzeriaのドラレコに更新することに。
嫁車に後5,6年乗ると考えたら妥当かなと思いました。

届きました。さすがに10年新しいナビなので、スマホ接続が前提となっているのが良いですね。
そしてあまりに起動や検索など全ての動作が遅すぎだったこれまでの09CSより、格段に動作が速くなると願っています。

USB-SSD 500GBのELECOM ESD-EMN0500Gがお安くなっていたので買ってみた

最近はUSBメモリも高速のSSDを採用したものが増えてきましたね。
特にSSDの価格が最近かなり落ちてきて、容量に対しての値段が3年前の半額近い?

型落ち在庫処分で、ELECOMの500GBのUSB-SSDが半額以下になっていたので、買ってみました。

USB3.2Gen1なので、理論速度は概ね626MB/sで、商品としても読み込み400MB/s、書き込み350MB/sを謳っています。
実際のベンチマークを取ってみると、こんな感じでした。

公称値よりも速い!

新品というのもありますが、読み書き共に公称値を超える数値が出ました。これだけのスピードが出れば満足でしょう。

¥3,980なら安いでしょ?すぐに売り切れになってしまった模様です。そのうち他のショップでも安売りするかもしれませんので、チェックしてみてください。

2024年1月1日、富士山

正月にタイムラプス用に富士山をインターバル撮影していたのですが(ベランダにNikon D810をセットして帰省していたので本人不在)、特段面白いものが撮れたわけではないので、動画化はせず。

2024年は元旦から衝撃的な出来事がありました。写真の3枚目はまさに、あの能登半島地震が発生した16時10分です。
かなり広い範囲で揺れましたね。ちょうど自分はその頃、家族で帰省の戻りの埼玉県の車の中、信号待ちで車が揺れました。信号機など電柱もグラグラ揺れているのがわかり、ただごとではないなと思い、自分がまさに体験した2011年の東日本大震災を思い出しました。

それにしても富士山の写真は平穏そのものです。1日でこれだけ表情が変わります。雲がほぼない快晴でした。

正月にあれだけ大変なことがあったので、この後は平穏であることを願いたいですね。

【五十嵐酒造】五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み新酒

埼玉県飯能市、何気に日本酒がアツい地域なんですよね。「天覧山」ブランドの五十嵐酒造が、特約店限定で卸している純米吟醸直汲みのお酒「五十嵐」です。

【五十嵐酒造】五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み新酒

「五十嵐」が間違いなく美味いのは分かっているので、逆にここ最近買っていなかったんですよね。色々なブランドのお酒を開拓したいというのもあって。
でも久しぶりに買ってみたのは、酒米に北海道産の「吟風」を使っていたから。北海道の酒蔵ではないけど、北海道産の酒米が使われるというのは、それだけ北海道での米作りが認められたという証です。地元が北海道のYamaroにはちょっと嬉しい事なんです。もちろん、これは温暖化の影響とも言えるのですが。

【五十嵐酒造】五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み新酒

きたしずく版の五十嵐もあるようで、それはまたの機会として、今回は吟風が五十嵐酒造の手でどんな塩梅になったか楽しみ。
精米歩合55%の純米吟醸無濾過生原酒、5BYの新酒、これはもう美味いに決まってるでしょう。

炭酸ガスを…とあるため、十分冷やして慎重に開栓。ぽんとガスが抜ける音はしたけど、吹き出すほどではないです。ただ、発酵し続けるため、保管は慎重に。ガスは毎日発生します。時々栓を開けてガス抜きを。

澱が絡んでプチプチガス感あり

上立ち香は爽やかなマスカット系。口に含むと、プチプチと微発泡、鮮やかだけど濃すぎない新鮮なマスカット系の甘み、酸味がスーッと入ってきます。そして旨味とのバランスが心地よい。ああ、さすが五十嵐酒造です。五十嵐ブランドの共通する味わいは不変ですね。酒米の吟風の特徴である芳醇さを、押し付けがましくなく爽やかに鮮やかに仕立てました。
流石としか言いようがないです。
開栓2日目、より豊かな味わいになりました。栓を開けっ放しにして、少し空気に触れさせてみましたが、旨味がより増していきますね。甘味と苦味と酸味のグラデーションが豊かです。


関東圏以外ではなかなか手に入りづらいと思います。通販でも少しだけ扱いはあるようです↓

いつもの行きつけに家族で

東京に来てもう10年以上通っている行きつけの小料理屋にて。

1枚目のお通しからこれです。これだけでお酒いけちゃいます。
お刺し身もおつまみも美味しいけど、ここの売りは天ぷら。大好きなのは、左下のはまぐりの天ぷらなんですけど、ついに子供たちもこれを旨いと食べ始めて、結局もう1階注文(笑

タラの芽の天ぷらも美味しかったな。まだフキノトウはなかったけど、最近はフキノトウもハウス栽培があるのだそうで。

見ての通り、大人向けな料理なんですが、子供たちも好きなんですよね。そして子供たちもだんだん食べられる種類も量も増えてきました。
そろそろ子供たちには事前におにぎりでも食べさせておかないと、そこそこ良いお値段なので(笑

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします