「お酒」カテゴリーアーカイブ

【ASTORIA】PROSECCO Premiere

言っておきますが、ワインについては全然詳しくないです。あまりにも種類が多くて、相当いろいろな種類を飲まないと、味なんて語れないです。
日本酒は、当たり前ですが、ほぼ日本国内でしか作られていない(アメリカでは現地向けにアメリカ産の日本酒もあります)ので、どんなに種類が多いと言っても、世界各国で作られているワインに比べたら、銘柄数は多くないわけで。

カルディのスキレット付きのおまけにつられて買ってきたスパークリングワイン、ASTRORIAのPROSECCOです。

【ASTORIA】PROSECCO Premiere

イタリア産のワイン、やや辛口だそうです。

【ASTORIA】PROSECCO Premiere

EXTRA DRY、実はスパークリングワインの中では、当分添加でやや甘口に分類されるそうです。
元々スパークリングワインは甘口で開発されたそうですが、次第にBrut(ブリュット)という糖分添加の少ないものが主流になったそうです。ASTORIAのHPにも、添加量の分類が書かれていて、EXTRA DRYは12~17g/Lの添加だそうです。DRYと書くと、なんだか辛口に感じてしまいますが、不思議なものです。

お味は、冷やした状態では甘味は少なく、香りも少なめかな。フレッシュで若々しい感じです。程よい酸味もあって、青りんご系なお味です。辛さも程々で、バランスとしては悪くないですね。アルコール度数も11%と高くないので、飲みやすいです。

少し温度が上がると、もう少し甘みも出てきます。総じて余韻もあまり引かない感じで、さっぱりと飲めるワインですかね。


カルディのスキレット付き販売は数量限定なのでお早めに。

【秋田清酒】刈穂 純米吟醸 六舟

こちらは酒屋ではなく、久世福商店で買ってきたお酒です。

【秋田清酒】刈穂 純米吟醸 六舟
【秋田清酒】刈穂 純米吟醸 六舟

20代の頃、飲み放題の粗悪日本酒で日本酒が飲めなくなってしまっていたYamaroが、再び日本酒の美味しさを感じることが出来たきっかけとなったブランドでもあります。

六舟の由来は、蔵伝統の六つの酒槽で搾ったことに由来するそうです。火入れ酒なので、開栓前は常温保存できます。

酒米は美山錦とぎんさん(秋田107号)、精米歩合は55%、日本酒度+5とやや辛口です。酵母は自社酵母とのこと。
やや濃いめの色(すみません写真撮り忘れました)のお酒です。

【秋田清酒】刈穂 純米吟醸 六舟

じょうおんでいただきましたが、辛口でありながらも、どっしりとした辛さというよりは、芳醇な甘みと、口当たりのよく切れのある辛さが両立した、とてもバランスの良いお酒です。
何でしょうか、最近人気の日本酒のような、フレッシュな果実のような甘さではなく、古き良き伝統的な日本酒の、落ち着いた味わい深いふくよかな甘味、切れの良い辛さです。冷やしたらもう少し辛さが増すかな? 次回試してみたいと思います。


最近は、流行りの日本酒ばかりでなく、こうした定番の日本酒の良さもわかってきたような。同じブランドでも、常に味が変化する日本酒もあれば、通年酒で安定した味を提供する日本酒もあり、それぞれの良さがありますね。
最近プレミアで手に入りにくい日本酒は、味そのものより手に入れることのほうが重要視されたり、転売目的にされるなど、どうもねぇ…ついていけないです。定番日本酒も大事ですね。

【小澤酒造】澤乃井 彩は(いろは) 生酛純米 木桶仕込

こちらもGWの奥多摩撮影の帰りに、小澤酒造によって買ってきたお酒です。

【小澤酒造】澤乃井 彩は(いろは) 生酛純米 木桶仕込

先日呑んだ「元禄」に続き、生酛造りのお酒に鳴ります。「元禄」が精米歩合90%(掛米)とお米をあまり削らない、精米技術がまだ良くなかった江戸時代の作り方を継承したのに対し、こちらは精米歩合65%と程よく削っています。

そして最大の特徴が、木桶仕込みであることでしょう。最近は、「新政」など、仕込みをホーローやステンレスのタンクではなく、昔ながらの木桶で仕込む酒蔵もまた増えてきています。
木桶は寿命もホーロー・ステンレスより短く、メンテナンスも大変ですが、酒の製造後、洗浄で菌がリセットされてしまうホーロー・ステンレスタンクと違い、桶に菌が根付くため、蔵付き天然酵母を使用する生酛造りに適している(もちろん昔はそれが当たり前だった)と言えます。

なんでも、この木桶は、酒造近くにあった樹齢300年の御神木の杉が倒れそうだったため、せっかくならその杉で木桶を、ということで、現在は酒蔵の木桶に生まれ変わったのだとか。

澤乃井ブランドでも、半世紀ぶりの木桶仕込みだったようですが、こうした伝統を引き継いで継承していくことも、大事ですね。

【小澤酒造】澤乃井 彩は(いろは) 生酛純米 木桶仕込

「すごく良いとは言えないけれど…」と、やや謙遜しているラベルの裏書きが面白い(笑

「元禄」と同じくらい色が濃く、古酒のよう

さて、前回呑んだ「元禄」は、古酒のような、少し癖が強いお酒でしたが、こちらも味の傾向は一緒です。ただし、米を削っているせいか、こちらのほうが飲みやすさは上。個性を出しつつも、それが強すぎないのが良いですね。
木桶の香りも程よく、主張しすぎないのが美点。米の甘みと酸味のバランスもまずまずです。

これ、結構好きです。何でしょう、こだわっている割に主張しすぎていない、今どきの酒からすれば、この「彩は」は、個性があるけど飲み飽きない、また飲みたいなと思える不思議な魅力があります。

これもまた買いたいな、と思わせるお酒でした。東京のお酒もなかなか良いものが揃っていますよ。

【高橋酒造】球磨焼酎 市房 25度

日本酒にハマる前は、芋焼酎をよく飲んでいました。が、焼酎は元々芋焼酎以外はあまり好きではなかったのですよね。

でも、これだけ日本酒にハマったのだから、今だったら米焼酎も行けるのではないかと。製法は違えど、材料は同じ米と米麹ですしね。

【高橋酒造】球磨焼酎 市房 25度

ということで、たまたま共同購入サイトで買ったのがこちらです。
爽やかな青色のボトル、アルコール度数は25度と35度があるようですが、今回買ったのは25度でした。

【高橋酒造】球磨焼酎 市房 25度

どうしても鹿児島のイメージが強い焼酎ですが、こちらは熊本です。高橋酒造は1900年(明治33年創業)、現在は白岳(はくたけ)ブランドが有名ですが、創業当時は「市房之露」ブランドで販売していました。
このお酒は、3年以上熟成させた原酒に、白岳をブレンドした焼酎とのこと。

まずは水割りで飲んでみましたが、25度だと水割りでもあまり割らないほうが良いですね。米の味は感じられど、スッキリしすぎてしまいます。

ロックで飲んでみると、熟成した味わいながら、口当たりがよく、後味はスッキリと爽やかです。蒸留酒にありがちなアルコールっぽさをあまり感じさせず、焼酎だけどスッキリとした日本酒の味わいも感じられます。この酒は度数的にも、ロックで飲むのが良さそうですね。

というわけで、自分で米焼酎を買うのは何年ぶりだろう?というくらい覚えていないけど、これは美味しく飲めました。
これからは、米焼酎も色々買ってみようかな、と思えるお味でした。

【小澤酒造】澤乃井 元禄

先日、奥多摩で撮影に行った帰りに、小澤酒造に寄って買ってきたお酒です。

【小澤酒造】澤乃井 元禄

小澤酒造の創業は1702年(元禄15年)、創業時の味を再現したということで、創業年号の元禄と名付けたお酒です。

酒造の直売所で買ったので、色々お話を聞くことが出来ました。
酵母は、蔵付き酵母、すなわち天然酵母を使っています。近代のお酒は、協会系酵母を使ったお酒がほとんどです。酵母はお酒の味を決める一つの要素ですが、当然ながら江戸時代に協会系酵母は存在しなかったので、杜氏は天然酵母を使ってお酒を作っていました。

「元禄」は、蔵付き酵母を使った生酛造りによるお酒です。江戸時代はそれが当たり前でしたが、それをあえて再現したお酒なのです。ですから非常に手間もかかりますし、安定した味を出すのが難しいのです。

お値段は四合瓶で¥1,375と、こだわったお酒の割にはリーズナブルなのも良いですね。

精米歩合は麹米65%、掛米90%と削っていません。これも現代のように精米技術が進んでいなかった時代は当たり前でした。
米の雑味も入りますが、今はあえてそういう米を削らない酒、というのも増えてきていますね。

【小澤酒造】澤乃井 元禄

火入れの純米酒ですが、いやぁ、まるで古酒かのような、かなり濃厚で芳醇なお酒です。米の甘みがぐっと出ていますが、同時に雑味、酸味もあります。

古酒かのように色は濃い目

飲み方は冷(ひや=常温)からぬる燗がおすすめなのもわかるお味です。味が濃い目なので、冷やしても独特の味わいは感じられるでしょう。
現代のお酒と比べて、とにかく全体的に力強さと雑味と、黒糖のような甘みが持ち味です。
純米大吟醸酒のようなスッキリとしたお酒とは真逆ですが、こういう日本酒も美味いですね。また買いたいです。

【松屋酒造】流輝 夏囲い 無ろ過生

季節はまだ5月とはいえ、暑い日もあるこの季節。流輝(るか)の夏酒、夏囲いが早くも登場しました。

【松屋酒造】流輝 夏囲い 無ろ過生

最近よく買っている流輝、ももいろもまだ売っていましたが、せっかく夏酒も出たので、こちらにしてみました。
良い感じに薄にごりです。こりゃうまそうです。薄にごりの酒は美味い、間違いないのです!

酒米は藤岡福田農園産の「亀の尾」で精米歩合は60%、協会9号酵母使用、アルコール度数は16度と、王道を行く感じです。

今季の夏囲い、以前購入した夏囲いと印象が違います。夏酒だからさっぱりした味かなと思っていました。
吟香は豊か、ごく僅かに発泡しています。口に含むと、芳醇なメロンのような甘み、そして酸味とのバランスが絶妙。辛さは少なく、お米の力強さをふんだんに味わえます。それでいて、後味は比較的スッキリしています。
夏酒のイメージで行くと、結構芳醇な感じですが、ガス感があるので、さっぱりした後味なのもよいですね。

今回は、冷蔵庫の容量の関係で、四合瓶としましたが、これは味の変化を楽しみたいところ。次回は一升瓶で買ってみたいお酒です。

【松本酒造】澤屋まつもと 守破離 試験醸造 五百万石(2020)

1791年(寛政3年)創業の京都の老舗酒造、松本酒造の「澤屋まつもと」。その試験醸造酒となります。

「日本酒の可能性を模索するシリーズ。毎年何種類か一本ずつ試験的に仕込むロットの限定出荷です。」

https://sawayamatsumoto.com/detail

というお酒、酒米に五百万石を使用した2020年醸造版です。
「守破離」シリーズはお店で何度か飲んだことがありますが、自分で購入するのは初めてです。

【松本酒造】澤屋まつもと 守破離 試験醸造 五百万石(2020)

ラベルには、「発酵した際の自然な炭酸ガスが少量含まれています」とあるように、微発泡のようです。

【松本酒造】澤屋まつもと 守破離 試験醸造 五百万石(2020)

開栓時に少しシュッと音がしましたが、吹き出し系ではありません。吟醸香は爽やかに香ります。
冷えた状態で口に含むと、ほのかな米の甘味と酸味、ぷちぷちとしたガス感、そしてその後にどっしりとした落ち着いた辛さが来ます。芳醇さよりも淡麗さ、キレの良さが持ち味ですね。
少し温度が上がると、米の甘みも豊かになりますが、決して甘口ではないですね。
個人的には、常温よりちょっとだけ冷えた状態辺りが、バランスが良いと感じました。
開栓後3日置いたら、少し辛さが後退して、甘みと酸味とのバランスが良くなりました。このくらいのバランスが絶妙ですね。


母の日ディナー

行きつけの小料理屋さん、COVID-19によりお持ち帰りを充実させてくれているので、お刺身と酒の肴セット、このお店の売りの天ぷらの盛り合わせを、母の日に注文しました。

日本酒と合わせるのが最適ですね。酒の肴うまいんだな~

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生(酒こまち)

群馬県の流輝、といえば桃色!というくらいに最近良く買っています。妻も好きなお酒です。

すぐに空いてしまうので、大抵一升瓶で買っているのですが、今回酒米に「酒こまち」を使用したバーション、いつも買うお店では四合瓶しかなく(一升瓶は五百万石を使用したものは売っていましたが)、珍しく四合瓶購入となりました。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生(酒こまち)令和02BY

去年のももいろ流輝の酒こまち版は、もう少し濃いピンクでしたが、今回のは薄いピンク色ですね。
今年買った五百万石版は、今見るとピンクというよりは赤に近い感じです。

若干ホワイトバランスが違いますが、写真を見比べると、同じももいろでも、こんなに違うのですね。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生(酒こまち)令和02BY

今回のももいろの酒こまち版も、アルコール度数9%と、去年と同様、五百万石版よりアルコール度数は低めです。ということで、とても飲みやすいです(とはいえ一般的なビールより度数は高いですが)。

プチプチ♪

いつもよりガス感あります。軽く発泡していますね。
去年の酒こまち版と比較しても、色も違えば味も変わっていますね。

香りは爽やかですが、令和01BY版よりも落ち着いています。口に含むと、爽快な発泡感とともに、こちらも口当たりは爽やか。桃ジュースだった去年とはまるで別物! かなりスッキリしていて、純粋に込めの甘みが楽しめます。
酸味も五百万石版よりぐっと少なめ、苦味は少しあるものの、総じて米の甘さが際立っています。それもジューシーとか濃厚という甘さではなく、爽やかに甘い。

飲みやすいことに変わりはなく、2日で開けてしまいました(笑)
どれが良いとかではなく、どのももいろ流輝も、その色に違わず甘くて飲みやすいけど、その表情は毎回変わります、ということです。
来年はどんな酒こまちのももいろになるのかな?楽しみですね。

KIRIN SPLING VALLEY 芳醇469

前から気にはなっていたビールです。
お値段は、エビスやプレミアム・モルツよりも1.4倍ほどお高いビールです。

名前の由来は、1870年に、日本が鎖国から開国へと移行して間もない横浜で創業した、日本で初めて商業的に成功した醸造所「スプリングバレーブルワリー」。
その意志を引き継いだのがキリンビールで、2012年オンラインショップ限定のクラフトビールを販売、そして2021年3月、全国販売に至ります。
詳細は公式HPを。

全国販売するにあたって、クラフトビールによくある瓶ビールでは価格が高くなるのと、重量に寄る物流コストが嵩むため、缶ビールという形態になったのでしょうね。
お値段が、市販プレミアムビールの1.4倍、かつ瓶のクラフトビールよりは抑えた価格、というのがツボですね。

KIRIN SPLING VALLEY 芳醇469

写真撮影しながら、泡が少し引くのを待っている状態。色は見ての通り、濃い琥珀色です。
香りは豊か、飲めば確かに一般のビールよりぐんと濃いラガー感がありますが、後味はスッキリしています。クラフトビールらしい、ツボを抑えてつつも、好き嫌いの分かれる個性はあえて抑えめにして、純粋に麦芽の味を楽しみつつ、飽きのこない味を目指したようですね。

お値段も絶妙です。
当然、缶ビール化による味の弊害はあるでしょう。瓶で飲んだほうが確実に美味しいのだけど、お値段が…。難しいところですが、気軽に楽しめるというコンセプトが良いですね。
エビスビール、プレミアムモルツもよいけど、流石にそれらよりお高いだけの味ではあります。
エビスやプレモルが、日本の一般的なビールの高級版的な味付けとしたら、こちらは間違いなく欧州のクラフトビール寄りの味付けです。


妻作成、こどもの日メニュー

こどもの日に合わせていただくクラフトビール、たまにはクラフトビールを楽しむのもいいですね。

【大村屋酒造場】若竹 特別純米酒 鬼乙女 幸(さち)

先日、緊急事態宣言前に東武動物公園に行き、その帰りに近くに良い酒屋はないかと調べて、行ってきたお店です。

丸井酒店 埼玉県

飛び込みで行きましたが、色々親切に教えていただきまして、選んだお酒が表題のお酒です。

【大村屋酒造場】若竹 特別純米酒 鬼乙女 幸(さち)

静岡のお酒です。静岡のお酒、パッと思い浮かぶのが「臥龍梅(がりゅうばい)」くらい、東京からも遠くはないのに、案外流通していないものです。
お店では、去年のひやおろしのお酒ということで、200円引きとなっていました。お隣に生酒もありましたが、せっかくなので、冷蔵庫で寝かされて熟成されたお酒を飲んでみたいと思って購入。

【大村屋酒造場】若竹 特別純米酒 鬼乙女 幸

出荷は2020年9月。火入れとはいえ、半年以上寝かされたので、良い感じに熟成しているかな?

スペックだけ見ると、日本酒度+5で辛口、酸味はそこそこあるとのことでした。酒米は誉富士

注ぐと、吟香は控えめです。冷酒の状態では、米の甘味は控えめ、締りのある辛さと、程よく苦味がのってきます。ひやおろしらしい風合いです。酸味も少しありますが、それよりやや苦味が強い印象か。後味はスパッと切れます。
ジューシーとは正反対な感じですが、正統派の日本酒ですね。辛すぎず、キレが良い。
温度が上がると、米のふくよかな甘みも少し出てきます。ただ、やはり辛さが勝っていますね。
これは燗にしてみても良さそうです。


埼玉県の酒屋で買う静岡のお酒、一期一会ですね~。東武動物公園は、息子が動物好きなので、また行った帰りに丸井酒店に寄ってみようと思いました。
出先の酒屋に行くのは楽しいですね。