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Nikon Z 8 FW C:Ver2.10とNX Studio Ver1.8.0

昨日は発熱で仕事帰りすぐに寝てしまいましたが、おかげで今日は回復しましたので、1日遅れでNikon Z 8のFW C:Ver.2.10に更新を行いました。

今回、スマホのSnapBridge経由で初めてFWのアップデートに成功した気がします。

転送エラーで失敗が多かったFW更新、今回初めて?成功

いつも、スマホのSnapBridgeからFWを更新しようとすると、スマホからカメラへのデータ転送途中で失敗してしまうんですよね。
今回成功した秘訣は、ズバリスマホとカメラを近づけたこと! これはSnapBridgeが繋がりづらい場合にも効果を発揮しますのでおすすめです。

今回のZ 8のFW更新内容は以下のとおりです。

  • ■ 動画撮影関連
  • 撮像範囲設定が DX の場合でもハイレゾズームの使用が可能になりました。
  • [カスタムメニュー]> g10[パワー/ハイレゾズーム連携]* を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> g13[シャッターモード]を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> g15[ゼブラ表示]に[ゼブラ表示の色]を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> g18[輝度情報の種類]に輝度情報の表示をカスタマイズする機能を追加しました。
    *本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能です(2025 年 2 月現在)。
    ■ 操作関連
  • 静止画モードと動画モード各々で撮影モードを設定可能にしました。
    ※ ファームウェアのバージョンアップ直後は、撮影メニュー[A]~[D]の撮影モードがすべて P に設定されています。
  • [カスタムメニュー]> f2[カスタムボタンの機能(撮影)]と g2[カスタムボタンの機能]に、[パワーズーム位置の登録/呼び出し]*を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> f10[ズームリング操作(PZ レンズ)]* を追加しました。
  • [カスタムメニュー]> f11 と g9 の[パワーズームのボタン操作(PZ レンズ)]の名称を[パワーズームの 操作設定(PZ レンズ)]に変更しました。また、[パワーズーム速度]を[パワーズーム速度(ボタン操作)]と[パワーズーム速度(レバー操作)]* に分けました。
    *本機能は NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ 装着時に使用可能です(2025 年 2 月現在)。
    ■ その他
  • [カスタムメニュー]> f1 と g1[i メニューのカスタマイズ]に i メニューに割り当てられる機能として、[パワーズーム速度(ボタン操作)]を追加しました。
  • 以下の不具合を修正しました。
  • 一部の CFexpress カードにおいて、連続撮影可能枚数が低下する場合がある。
  • [静止画撮影メニュー]>[静止画フリッカー低減]を[ON]に設定して連続撮影を行うと、以下の現象が発生してしまう場合がある。
    ▸ まれにカメラが操作を受け付けなくなる。
    ▸ ファインダーや画像モニターの撮影画面(ライブビュー)が正常に表示されない。
    ▸ オートブラケティング撮影時に露出オーバーの画像が記録されてしまう。
  • [静止画撮影メニュー]および[動画撮影メニュー]の[オートキャプチャー]で以下の設定にしていると撮影が開始されない。
    ▸ [キャプチャー条件]を[モーション]に設定
    ▸ レンズの[フォーカスモード切り換えスイッチ]を[M]に設定
  • ATOMOS AirGlu BT 対応機器と接続して動画撮影を行った場合、まれにカメラが操作を受け付けなくなる場合がある。
  • まれに[画像編集]を行うことができない画像が記録されることがある。

主にZ 9で選考して搭載されていた動画関連の機能拡張と、操作関連、不具合の修正ですね。
地味によいのが「静止画モードと動画モード各々で撮影モードを設定可能にしました」ですね。これ、スチルは絞り優先かシャッタースピード優先で撮ることが多いのですが、動画はお気軽にP(プログラムオート)モードで撮りたいことが結構あるもので。やっと分けてくれたか~といったところです。
うっかりNikon Imaging Cloud対応しないかなと思ったら、さすがにそれはなかった(笑) この分だとZ 9とZ 8はこのまま対応は見送られるかもしれませんね。


RAW現像ソフトのNX StudioもVer.1.8.0に更新されています。こちらはCOOLPIX P1100への対応とちょっとした不具合修正です。これもAIノイズリダクションみたいな大物更新があれば面白いのにな~

【備忘録】Lightroomで「書き出しにGPUを使用」がグレーアウトした場合の対処

ここ最近、RAW現像が重いなぁ、書き出ししたらCPU使用率100%になっている!と思って、Adobe Photoshop Lightroom Classicの「編集」→「環境設定」→「パフォーマンス」の項目を確認すると、Camera Rawのグラフィックプロセッサーを使用の「画像処理(処理バージョン5以降)にGPUを使用」と「書き出しにGPUを使用」がグレーアウトしているではないですか!

画像処理と書き出しにGPUを使用、がグレーアウトしている

再起動してみたり、Radeonのドライバを入れ直したりしてみましたが解消せず。以前はチェックできていたし、AdobeのHPでは少なくともRadeon RX 7800 XTは少なくとも要件を満たしています。

これはそこそこ古いGPUやCPU内蔵のGPUでも満たしているんですよね。
Radeonのドライバが悪さをしたのか、Lightroomのバージョンアップ時に何かがおかしくなったのかわかりませんが、こんな対処をしてみました。

設定ファイルを書き換えてみる

Adobeの「グラフィックプロセッサー(GPU)とグラフィックドライバーの問題に関するトラブルシューティング | Lightroom Classic」によるとLightroomの設定ファイルはどうやらここに格納されている模様。エディタで開いてみます。

C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\Adobe\Lightroom\Preferences\Lightroom Classic CC 7 Preferences.agprefs

useAutoBahn = true を useAutoBahn = falseに変更することで、「ディスプレイにGPUを使用」がOFFになるようですが、そもそもこの項目のみはチェックが入れられる状態でした。
その下の行を見ると、

useGPUCompute = false,
useGPUForExport = false,

となっていて、この2行が「画像処理にGPUを使用」「書き出しにGPUを使用」に該当するようです。
Lightroomを落とした状態で、上記2行の”false”を””true”に書き換えました。

その上でLightroomを立ち上げ直しましたが、症状は解消せず、相変わらず2つの項目はグレーアウトの状態で、Lightroom Classic CC 7 Preferences.agprefsを再度エディタで開くと、再び上の2行は “false”に書き換えられてしまっています。うむむ、困りましたね。

設定ファイルを消去してみた

ならば設定ファイル自体を消してみよう、ということで、こちらのフォーラムの投稿も参考に、Lightroomを一旦落としてから以下のファイルを消去しました。正確には別フォルダにバックアップした上で消去しました。

C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\Adobe\Lightroom\Preferences\Lightroom Classic CC 7 Preferences.agprefs
C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\Adobe\Lightroom\Preferences\Lightroom Classic CC 7 Startup Preferences.agprefs
C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\Adobe\CameraRaw\GPU\Adobe Photoshop Lightroom Classic\Camera Raw GPU Config.txt

この状態でLightroom Classicを再度立ち上げて、「パフォーマンス」の項目を開きます。
Camera Rawの設定は、グラフィックプロセッサーを使用が「自動」になっているので、「カスタム」に変更します。
すると、グレーアウトしていた「画像処理にGPUを使用」がチェックできる状態に! 更にチェックすると「書き出しにGPUを使用」にもチェックが入れられる状態となりました。

画像処理と書き出しにGPUを使用にチェックが出来るように!

この状態でLightroom ClassicでRAW画像を編集すると、あれまスイスイ快適に。さらに書き出しはチェックが入っていない状態の3倍は速くなりました!
システムによってはGPU書き出しではあまり速くならないようですが、少なくともうちの環境ではCPU(AMD Ryzen 9 5900X)の書き出しよりGPU(AMD Radeon RX 7800 XT)のほうが速いようです。

しかし、Geforce RTX 3060ではこうしたトラブルはなかったので、やっぱり今でもRadeonは一筋縄ではいかない? それともAdobeのせい?

現場でレーディングをつけておくと、サッカーで1000枚以上撮っても選定が楽

昨日は祝日で、息子のサッカーの試合に午前中行ってきて、午後から仕事。流石にちょっと疲れたな。

さて写真選定ですが、Nikon Z 9など最近は高速連写出来るカメラが増えてきました。もう秒20コマ30コマとか、動画レベルだし、自分の撮影ではそこまではまず必要ないです。普段は連写でも秒10コマで撮影しています。

それでも1回の撮影で1000コマ以上撮るのが当たり前になると、その選定もかなり大変。これが連写コマ数を上げたくない理由でもあります。
CanonのEOS R5 MarkIIでは、ボケやブレ判定をカメラ側でしてくれるそうですが、そもそも歩留まりが上がっている最近のカメラでは、それよりむしろ写真選定、ベストショットを選ぶことが大変だったりしますね。

なので、自分は撮影現場でササッとプレビューしながら、採用写真にレーディングをつけています。
Nikon Z 9やZ 8ではカスタムメニューのf31「1コマ再生時のフリック操作」で「上にフリック」すると「レーディングの★4」が付くように設定しています。逆に「下にフリック」では「ゴミ箱レーディング」にしています。

これを撮影のスキマ時間でササッと行うことで、大まかに選定しておけます。
後は帰った後PCに取り込んで、レーディングのついたコマやその前後を優先的にフォーカスチェックなど行って絞り込めますね。
もちろん、時間がない場合は現場でレーディング付与できないこともあるけど、これを行うだけでも相当選定が楽ですよ。

Nikon Z 8 FW C:Ver2.00のピクセルシフトを試す

NikonもZ fでついにピクセルシフトを搭載したわけですが、搭載が遅かったのは、メーカーポリシーとしてそれって必要?というのがあったのかなと勝手に想像しています。
が、ベイヤーセンサのカメラである以上、ピクセルシフトによる恩恵は結構有るんじゃないかなと思っていました。
モアレフリーで高解像度なFoveonセンサのSIGMAがフルサイズセンサの製造で苦しんでいるようですが、擬似的にこれを再現できるピクセルシフト、もちろん動態撮影が出来ないという制約はありますが。

Z fは2,450万画素ですが、Z 8は4,571万画素と画素数も多く、ローパスフィルタレスのため、Z fとはまた違った感じになるのでしょうか?
現時点ではRAW撮影し、NX Studioで合成でのみ対応しています。

※Adobe CameraRAWとLightroom Classicはアップデートにより、NX Studioで生成されたRAWファイル(.NEFX)に対応しました

他メーカーのようにボディ内生成出来ないのは残念ですが、まだNikon的には実験的搭載なんでしょうかね?

ピクセルシフト撮影で撮影する

まずは静止画撮影メニューからピクセルシフトを設定します。
撮影コマ数は、4コマ、8コア、16コマ、32コマです。説明としては

  • 4コマ:色再現性の高い画像が生成されます。 
  • 8コマ:ノイズが軽減された色再現性の高い画像が生成されます。
  • 16コマ:色再現性が高く高解像度の画像が生成されます。
  • 32コマ:ノイズが軽減された色再現性が高く高解像度の画像が生成されます。

ディレーはシャッターボタンを押して何秒後にピクセルシフト撮影が開始されるか(三脚撮影時のブレ防止)、待機時間は1コマ撮影毎の待機時間で、通常は0で連写で問題ないでしょう。

NX Studioで合成する

撮影した写真データをパソコンに取り込んで、NX Studioを起動します。

ピクセルシフトした画像の有るフォルダを参照し、左上にピクセルシフト合成があるので、クリックします。
すると、合成できる写真を自動で参照するので、合成したい写真にチェックを入れて実行をクリックします。

すると、ピクセルシフト合成されたRAWファイル(拡張子は.NEFXになる)が生成されます。

一筋縄ではいかないピクセルシフト撮影

さて複数枚撮影して合成するピクセルシフト撮影ですが、生成されるファイルサイズも大きくなります。

普段は最もファイルサイズが小さくなるRAWの高効率を使用しています。高効率★と比較して、やや暗部の階調で劣る部分があるようですが、厳密に比較しないとわからない程度なので、普段はほぼ高効率です。

今回RAWの設定は高効率のままでしたが、生成されるファイルは単純に高効率の4倍とはならず、ロスレス圧縮(1枚概ね45~49MB程度)の5倍程度(4,8枚合成の場合)の232MBか、あるいは19倍(16,32枚合成の場合)の915MBとかなり大きくなります。いずれも4倍、16倍とならないのが不思議です。

1枚が1GBに近いファイルは何とも扱いが大変ですね。

さて撮影結果。まずオリジナルファイルはこんな感じです。ブロクの制約で、オリジナル解像度のまま掲載できないため、解像度を絞っています。

オリジナル画像をWeb用に縮小(フルHD解像度)

このため、ドットバイドットの確認をできるよう、画像を切り抜きました。

オリジナル画像の切り抜き

4枚合成

4枚合成では「色再現性の高い画像が生成されます」とのこと。このモードでは解像度はオリジナルのままで、ベイヤーセンサの4ドット分を合成しているので、結果的にRGBを1つのピクセルで生成できることになります。通常ベイヤーセンサでは、周辺の色から画像を生成するため、単純にセンサのドット数通りの解像感や色再現が出ないとされていますが、それをピクセルシフトで合成させることで、色再現性を高めることになります。

4枚合成切り抜き

うーん、良くなったかどうかわからない…
ということでオリジナルと比較してみましょう。

←オリジナル 4枚合成→

あれ、解像感はオリジナルのほうがあるような…。ただ、4枚合成のほうが無理にシャープネスをかけていなく自然に感じます。4枚合成する以上、ごく僅かなブレも影響してきます。当然三脚は使っていますが、かなりシビアかもしれません。
色再現性については…この画像ではあまりわからないですね。

8枚合成

「ノイズが軽減された色再現性の高い画像が生成されます」とあるように、4枚合成を2回行うことでノイズ軽減を図っているのでしょう。生成されるファイルは8枚合成でも1枚撮影と同じ解像度と4枚合成と同じファイルサイズです。

8枚合成、ボヤけてしまった…

残念ながらブレた可能性が高いです。画像が明らかにボヤけてしまっています。これは何回か撮影して良いものを採用するのが無難です。
撮影枚数が増えるほど、こうしたブレのリスクが高くなります。これは明らかに失敗写真で比較対象として不向きですがですが、こうした失敗のリスクがピクセルシフト合成では高いということですね。今回望遠レンズというのも、失敗のリスクが高くなる要因でした。
次は広角レンズで試したいです。とりあえずオリジナルとの比較画像を。

←オリジナル 8枚合成→

ピクセルシフトの恩恵より歩留まりの悪さのほうが目立つ結果になりましたね。悪い例です。

16枚合成

「色再現性が高く高解像度の画像が生成されます」とあるように、この16枚からは縦横共に解像度がオリジナルの2倍になります。シフト量を4,8枚の倍とすることで、解像度も上げるモードです。

16枚合成(4,8枚合成と同じ切り出しに)
16枚合成を横方向2000ピクセルで切り出し

やはりブレの影響か、冬とはいえ望遠なので空気のゆらぎ(陽炎)の影響もあると思われます。とにかくシャキッとしない画像になってしまいました。
解像度は上がったはずなのに、見かけ上の解像感は下がってしまいました…。ちょっと難しすぎる条件のようです。


←オリジナル 16枚合成→

完全にブレと陽炎の影響ですね。ピクセルシフトは望遠撮影には不向きかもしれませんね。16枚撮影ともなると、秒20コマのZ 8でも1秒近く撮影を行うので、三脚とはいえ微ブレと陽炎の影響は無視できないでしょう。

32枚合成

「ノイズが軽減された色再現性が高く高解像度の画像が生成されます。」ということで、16枚合成を更にもう1回行うということでしょう。画像データも相当なものになります。

32枚合成(4,8枚合成と同じ切り出しに)
32枚合成を横方向2000ピクセルで切り出し

ほんとすみません😅 こりゃ駄目ですね。ボヤボヤもいいところで、完全に微ブレと陽炎の影響、どちらかというと後者の影響が大きそうです。合成量が多いほど、僅かな空気のゆらぎも無視できないという事がわかりました。というのも、合成した画像の1枚1枚は決してブレていないのです。とにかくわかったことは、

ピクセルシフト撮影は、望遠レンズでは微ブレと陽炎の影響が出やすく実用が難しい

ということですね。
今回は作例として大失敗でしたが、撮影時間が1秒以上ともなると、望遠撮影では空気のゆらぎ、陽炎が無視できないということです。

←オリジナル 32枚合成→

色の違いは撮影時間の違いによるものです。
もうピクセルシフト撮影の比較というよりは、望遠レンズでの撮影の難しさのほうが際立った感じです。

今回はピクセルシフト撮影の良さを全く出せませんでしたが(汗)、また違う撮影で(標準か広角レンズで)試してみたいと思います。

AIは万能でもないし正しいとも限らない

技術的な流行で、近年もてはやされるAI(Artificial Intelligence)、人工知能。

実はAIブームは80年代後半から90年代にもあったわけで、それこそ当時の家電にも取り入れられていたりするのですが、あの頃言っていたAIとは、ある程度集約化されたデータベースを元に答えを導くもので、現在のようなディープラーニングによる機械学習、深層学習に基づいた導きとは大きく異なります。
現在のAIは、平たく言うと、散々学習させた結果を元に答えを導く、というもので、20世紀では来なかった大量のデータの蓄積と解析ができるようになり、より導き出せる精度が上がったために、実用に達するものが増えてきた、と言って良いのかなと思います。

ではAIが万能で正しいか、と言われると、そうではないでしょうね。大量に学習しても、そもそも学習するデータの精度、そのデータから答えを導くためのアリゴリズムなど、様々な要因があり、偏向的な学習しかさせないと、答えも偏向した結果にしかならないのです。
ディープラーニングが進化して、大量の学習ができるようになっても、まだまだその学習させるべきデータに達していないことも多いし、学習のさせ方次第という面も大きいです。
マスコミが無闇やたらにAI[による危機を煽ったりもしていますし、ここ十数年の映画のトレンド(AIが暴走するみたいな)にもなっていますが、言う程万能ではないのですよ、現時点では。

で、何が言いたいかというと、AdobeのLightroom Classicに搭載されているAIノイズ軽減も万能ではないって話です。
例えばこの写真。

ANA B767-300ER (JA608A)

鬼滅の刃 じぇっと -弐-が羽田空港にアプローチするのをベランダから撮りました。17時近くで、この時期だともうかなり暗い時間です。写真ではそこそこ明るく見えますが、ISO感度22800、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRテレコンバーターTC-20EIIIを取り付け、1200mm f/8相当で撮影しました。
この時点で、開放f値がf8なので、AF的に厳しい条件で、使用したボディのNikon Z 9、以前のファームウェアではAFがなかなか合わない条件でした。
しかしだいぶAF(オートフォーカス)も進化しましたね。Z 9は「ディープラーニング技術を用いて開発した優れた被写体検出」を搭載しているため、このディープラーニングによる機械学習の精度アップにより、より被写体検出力は上がっています。
ただ厳しい言い方をすると、それでも暗所のAFの食いつきそのものは、Nikonの現行一眼レフに追いついていないと思いますが。

さて、ISO22800という、常用感度の限界に近い数値、Nikon Z 9は積層型裏面照射型CMOSセンサを搭載していますが、高速読み出しが可能な分、発熱等によるノイズはやや多めです。
この写真を、Adobe Photoshop Lightroom ClassicでAIノイズ軽減させてみました。

Lightroom ClassicによるAIノイズ軽減適用後

いや相変わらず凄いですね。細かいノイズは残りますが、ディテールがさほど潰れずに再現されるのはさすが。
ただ「さほど潰れず…」という表現をしたのは、そうでもない側面を確認したからです。Web掲載用画像は解像度を落としているので、等倍で切り出した写真です。

機体のレジ番号は潰れています

これ、元画像の時点でディテールが潰れてしまった結果、文字として成り立たなかったため、AIによるノイズ除去後も文字の形が崩れてしまっています
この機体のレジ番号は「JA608A」なのですが、AIノイズ除去でノイズを取った結果がこれなので、そもそもが文字としての解像力が不足していたわけです。
仮にAIがこの機体は鬼滅の刃じぇっと弐というのがわかっていれば、ここに入る数字もわかるので、無いディテールを再生できる可能性はありますが、結果としてはこうなりました。
現時点では、恐らくこうであろうという推測からノイズを消していると思われますが、やはり元の画像のノイズが多すぎると、精度が悪くなりますね。
こういう場面では、暗所に強いカメラに限りますね。

上の写真はテレコンを外して、レンズ素の状態で撮影。いくらミラーレス機では開放f値関係なくAFが使えるとは言え、明るいレンズのほうが歩留まりが上がるのは言うまでもありません。初期のFWでは夜は合わなかったNikon Z 9のAF、だいぶ改善されています。ちゃんと合います。ここは素直にディープラーニングによる学習が進んだ成果がAFのアルゴリズムに反映されているのでしょうね。

Adobe Lightroom Classicの新機能「AIぼかし」を試す

Adobe Lightroom ClassicのVer13.0.1で追加された新機能「AIぼかし」ですが、早速試してみました。
スマホには昔からありますが、不自然な画像になることも多かったです。最近は良くなっていますが、同じことがLightroomでできるとはね…

ぼかし(レンズ)の適用にチェックを入れるだけ

やり方はとても簡単です。右のパネルに追加されている「ぼかし(レンズ)」の適用にチェックを入れるだけです。

新たに追加されたぼかし(レンス)の適用にチェックを入れるだけ

チェックを入れると、LightroomのAIが画像を解析します。フォーカスの合っている被写体はぼかさず、背景と前景をAIが解析してぼかしていくという仕組みのようです。

解析はNikon Z 9の画像でおおよそ7,8秒程度

解析が完了すると、写真の遠近がグラフ化され、どの部分にフォーカスが合い、どの部分をぼかすかがが表示されます。
ぼかし量はぼかす範囲の調整も可能です。

ぼかし量やピントの合う範囲の調整が可能

それでは写真を比較してみましょう。普段家族以外のポートレートは撮らないので、2023年のオートサロンの写真を使ってみました。

左が通常、右がぼかし(レンズ)を適用 Nikon Z 9 + FTZ II + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR (f2.8 1/80s)

スライダーで効果を比較してみてください。この画像の場合、フォーカスの合っている被写体が手前にあり、背景がなだらかにぼけていっているのと、元が一眼のf2.8開放で撮っているため被写界深度はやや浅く、解析がしやすい画像と言えます。どのように被写体距離を解析しているのが、「奥行きを可視化」にチェックを入れることで表示できます。

「奥行きに可視化」にチェックを入れる
わりと精度良く被写体距離が解析できているのがわかります

このように色で被写体距離をこう解析しましたよ、というのが可視化されます。結構精度は高いように思いますが、この画像が比較的わかりやすい、というのもあるでしょう。

次の画像も、元々の画像が背景ぼけしているため、そのぼけ量をより強化した感じに仕上がっています。ぼけ量を増やした上で、一昔前の大口径レンズらしく、少し周辺減光させてみました。

左が通常、右がぼかし(レンズ)+周辺減光を適用 Nikon Z 9 + FTZ II + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR (f2.8 1/60s)

元の画像はちょっと中途半端でうるさいぼけになっていましたが、まるで大口径レンズで撮ったかのようなぼけになりました。
ただよく見ると、モデルさんの髪の毛の一部が背景と一緒にぼけてしまっているのがわかります。とはいえ、比較しなければわからないですけど。

ちょっと意地悪して、ボケ量の少ない画像を選んで効果を比較してみましょう。

よく見ると右奥の背景はぼけているけど…

これも絞り開放ですが、ある程度離れた距離の被写体で、背景との距離もさほどないため、元の画像のぼけ量も少なめです。
このため、デフォルトの設定では、あまり大きな効果は感じられないですね。

ここでは、手前の「電気じどう車(実験用)のハチロク」に、手動でフォーカスポイントを合わせてみました。ポイントをヘッドライト付近に設定しました。

一番右のボタンで焦点領域を手動設定してみる
一見うまくボぼけているけど、ちょっと不自然な部分も…

先程より効果的にぼけているのがわかります。ただよく見ると不自然で、後ろの「水素エンジン(実験用)のハチロク」、ボケていますが、手前のハチロクのボンネット支えのバーを境に、ボケていないのもわかります。
このバーを境に、左側はボケていないので、手前のハチロクと同じ距離と認識してしまったようです。
このように、まだ不完全な部分もありますね。

この画像を、被写体をぼかして奥はぼかさない(元の画像のまま)、ということも出来ます。

フォーカスの合う範囲の枠を背景側に移動させると…
手前のハチロクをわざとぼかす設定に

ミニチュアっぽく見える画像にようになりました。奥のハチロクにフォーカスが合って、手前はぼけています。元々奥の壁や映り込む人はぼけているので、余計にミニチュア効果のようになっていますね。

最後に、会場の上から撮った写真をぼかしてみました。

若干不自然だけど、奥のボケ方はけっこう精度よく生成できています

こういう写真は効果が出づらいかなと思っていましたが、少々無理やりぼかした感じはあるものの、ちゃんと奥に行くほどぼけています。
このような撮り方では、いくら明るいレンズを使ったとしてもここまではぼけませんからね。ティルトレンズを使ったかのような効果です。
ただ、ぼけの境界線がやや不自然なのは、TEINさんの看板がついている部分のパイプの枠組みあたりから急速にボケているからですね。距離をAIで画像から認識させているため、どうしても不自然な部分は出てきてしまいます。

まだ出たばかりの機能なので、より多くの画像を学習することで、もっと自然な仕上がりになる日もそう遠くない気がします。
AI画像生成然り、だんだんと写真ってなんだろう?という時代になってきていますが、こうした効果もやりすぎない範囲で使うのは当たり前になっていくのでしょうね。

NX Studio Ver. 1.5.0で追加された2つのモノクロームを試す

Nikon純正のRAW現像ソフト、NX Studio Ver. 1.5.0が出ましたので、早速更新してみました。

更新内容は以下の通りです。

  •  Z f で撮影された静止画および動画に対応しました。
  • Z f で撮影されたピクセルシフト画像について、NX Studio でのピクセルシフト合成が可能になりました。
    ※ ピクセルシフト合成されたファイルは拡張子 NEFX で保存されます。
  • ピクチャーコントロールに[リッチトーンポートレート]、[ディープトーンモノクローム]、[フラットモノクローム]を追加しました。
  • Picture Control Utility 2 の機能を統合し、カスタムピクチャーコントロールの作成、読み込み、書き出しが可能になりました。
  • 以下の現象を修正しました。
    – [D-ライティング HS]を調整し画像を書き出すと、書き出された画像の D-ライティング HS の効果が弱い場合がある。
    – RAW 画像に XMP/IPTC 情報(ラベル、レーティングなど)を設定し、ホワイトバランスの自動調整を適用して保存すると設定が反映されない。
    – Nikon Transfer 2 で連写した画像をカードリーダー経由で転送すると、すべての画像が転送されない場合がある。
    – 動画編集機能で出力した動画の音声が途中から再生されなくなる場合がある。
    – 動画編集機能で素材にテキストの挿入を行った場合に、[テキスト設定]ダイアログのプレビュー表示の負荷が高い場合がある。
    – 下部ツールバーの[フォーカスポイント]がオンのとき、イメージビューアーに画像が「処理中」のまま正常に表示されない場合がある。

今年からAdobe課金してLightroomを使いだし、最近やっと慣れてきたところですが、Lightroomは機能盛りだくさんで、ついつい画像をあれこれ弄ってしまう嫌いがあります。
Lightroomでもついにポイントコントロールが追加され、AIによるぼかし機能など、もうRAW現像の概念を超えつつある中、現像の基本を抑えたNX Studioは、久しぶりに使ってみると、やりたいことがシンプルに纏められているので使いやすかったりします。これが無料ソフトなのですから、言うことないです。

2つのモノクロームを追加

今回、ピクチャーコントロールに[リッチトーンポートレート]、[ディープトーンモノクローム]、[フラットモノクローム]を追加とあるように、Nikon Zf登場にあわせて、3種類のピクチャーコントロールが追加されましたが、この内モノクロ2種類に興味があり試してみました。

まずカラーのデフォルトのオートでの出力、昨日アップした写真がAdobe Lightroomで現像したものでしたが、やっぱりLightroomって彩度高いですね。それでも現像時に「自然な彩度」は落としているのですが。
また、よく言われるNikonの絵は黄色い、ってのは確かにNX Studioで出力するとそんな印象はありますね。ちなみにカメラはD850です。

そして2つのモノクロームですが、いいですね。これはデフォルトのままで出していますが、どちらもやり過ぎ感がないです。
ハイキーに柔らかく仕上げるならフラットモノクロームをベースに、深みを出すならディープトーンモノクロームでしょうか。ディープトーンの方は、PanasonicのLUMIXのL.monochromeに似ている感じです。ただコントラストを上げているだけでなく、暗部の階調は潰さずに保ちつつ、引き締まった風合いを出していますね。これは好みです。

追加された2種類を、それぞれをベースに更にトーンカーブを調整してみました。

フラットなので調整しやすいですね。ガンマカーブをいじって、更に柔らかくするためにクイックシャープを落としてみました。黒浮きしない感じにしてみました。

ディープトーンモノクロームをベースにトーンカーブを調整

こちらは逆に、ディープトーンモノクロームをベースに、更にトーンカーブを調整して深みを出してみました、ちょっとやり過ぎ感あり。どれが好みかは人それぞれですね。

久しぶりにNX Studioで現像しましたが、Lightroomだとついつい追い込みすぎてしまう感じが、こちらだと程々に仕上げられて、ある意味本来の写真を少し整える程度ならNX Studioで十分と感じました。
問題は大量の画像を編集出力する場合で、その場合はLightroomのほうが動作が速いのですよね。

NX StudioにPicture Control Utility 2 の機能を統合し、カスタムピクチャーコントロールの作成、読み込み、書き出しが可能になったとのことで、こうしたモノクロームを調整したものをカスタムとしてカメラに適用するのも良さそうです。試してみようと思います。

AdobeのAIによる画像生成”Firefly”を試す

Adobeが発表したAIによる画像生成「Firefly」は、2023年7月執筆時点ではまだベータ版のPhotoshopでのみ使用が可能となっています。
試しに、先日空の背景を変えてみた、F-4EJファントムIIの写真を、AIで更に変えてみることにしましょう。

まずはベース画像。

F-4EJ改 (37-8315) 2018年5月撮影

こちらの背景のみをAIで変えてみます。

Photoshop(Beta)をインストールする

まずはPhotoshopのベータ版をインストールします。Adobe Creative Cloudからベータ版アプリのPhotoshop(beta)をインストールします。

Adobe Creative Cloudからべ0タバンアプリのPhotoshop(Beta)をインストールし開く
Beta版は起動画像も違うのね

Beta版のPhotosopで、画像を開きます。最初は空を自動選択させたのですが、これでAI生成すると、戦闘機の画像がグチャグチャに

選択範囲から空を選択し
生成塗りつぶしをクリック

まだAIによる「生成塗りつぶし」は英語でしか入力できないため、ここでは「Dusk sky and moon」(夕暮れの空と月)を入力。あとは生成するだけですが…

!!!

戦闘機がグチャグチャに…

酷くないすか…
なぜこうなったか考察すると、どうも選択範囲から空を選択、で一部戦闘機まで入ってしまったようです。比較的わかりやすい画像のはずですが。

仕方がないので、昔ながらのなげなわツールで戦闘機を大まかに選択し、選択範囲を反転させます。

なげなわツールで大まかに戦闘機を囲って選択範囲を反転

結果的にこれでうまくいきました。
画像は夕暮れがどうにも気に食わず、単純に「月が出ている晴れた空」にしました。

うーん、なんだかあまり上手くないですね。3枚目なんか、もうわざとらしいですし、あまり写実的ではないですね。

どうにも気に食わないので、まずは通常版のPhotosopにも実装されている、「空を置き換え」で夕暮れの空の背景に変更。
さらにその空に月を加えてみます。

さてこうして生成できた月がこちら。

うーん、まあまあかな?

ちなみに1回のAI生成で3パターンの生成が可能なので、気に入らなければ切り替えることが可能で、更に同じワードや違うワードで何度も生成可能です。

1回で3パターンだが、再度生成をクリックすれば何度でも生成可能

最終的に出来た画像がこちら。

それっぽい写真だけど色々変だぞ

ツッコミどころ満載ですね。まず、やはり元々晴れの日中の順光の戦闘機は、入を変えたところで光の当たり方が夕暮れのこの空と、太陽の位置関係が合っていない(笑
月は取ってつけたような感じだし、さらに遠方に旅客機(ここでは「Boeing 777-300」と指定)を入れた所、エンジンが右翼が2発、左翼が1発というアンバランスな結果に。
でも旅客機はちゃんと夕暮れの背景に合った色合いで生成されているのはすごいです。

まだまだベータ版なので、今一歩の部分はありますが、これはやがてもっと自然に、そして簡単に出来るようになるのでしょうね。
とはいえ、やはりベースの写真がしっかりしていないとだめでしょう。これは写真の本質です。

ここではAI生成の是非はともかく、こうしたことも可能なのだな、という確認です。写真ではなくイラスト、イメージ画像を作るのであれば、なかなか有用なツールとは思います。
要は使い方次第、しっかりと倫理観を持って作成し、ちゃんとバックグラウンドを公開すること、これが重要かなと思います。
技術は節度を持って使いましょうね。

AI画像生成とどう向き合うか

Adobeは先月発表したAIによる画像生成「Firefly」は、Photoshopにベータ版がインストールできる状態ですが、まずはPhotoshop現行の機能、空の置き換えも簡単に背景を変えられるため、写真の根底を変えてしまうものだったりします。

Photoshopの「空を置き換え」

まずはベースの無加工の写真を用意します。

2018年5月撮影の、百里基地302SQ所属だったF-4EJ改 (37-8315)  301SQの機体になる前の写真

背景は青空ですが、雲ひとつないと距離感がないため、絵的にはつまらない写真です。
Photoshopには(Lightroomにもありますが)、背景や空、被写体認識機能があり、この機能の一環として、空を置き換えることが可能です。

空を置き換えで簡単に雲のある空に変更できる

いくつか種類がある中で、画像のような雲のある空を選択肢てみました。

空を追加、言われなければわからない

色がちょっと変わってしまったのは色域指定を間違えたためです。面倒なのでそのまま載せましたが、このように違和感なく変換できました。もはや背景と被写体の境界線も気にならないくらい、きれいに置き換えできます。
この日は雲があった、と言い張れば、誰も気づかないくらい自然です。
このような画像変更は、もう数年前からそれを売りにしたソフトが出ているくらいです。これをどう考えるか、これは写真なのか?
しかし言われなければ本当にわからないです。

夕暮れだと流石に不自然

単純に背景を夕暮れにしてみました。当然被写体のファントムは日中順光なので、あまりに不自然です。
そこで被写体を選択して、少し調整してみました。

やっぱり不自然だけど…

これは私の調整が下手くそなので、やっぱり多少の不自然さは出ます。当然順光で光が当たっている被写体の色を変えただけなので。
しかし、これがAI生成により被写体も逆光っぽくできるようになれば、もう不自然さもなくなるのでしょう。
こうして弄られた写真が、AIにより簡単に生成できる時代がもう来ているのです。
百里基地の撮影をよくしている人なら、日没の方角から3枚目の写真を撮るのは難しいだろうとわかりますが、そのうちAIが進化すると、その辺りも考慮されたりして?

Nikon Z 8の10bit HLGのタイムラプス動画から16bit TIFF画像に出力する方法

以前も書きましたが、Nikon Z 8のカメラ内タイムラプス生成は非常に進化しており、Z 9では出来なかった10bit HLGでの記録が可能となり、露出平滑化の精度もよりよくなり、これまでのD810でJPGインターバル撮影→Davibci Resolveに投げてタイムラプス化するよりも、より高画質に、そして簡単にタイムラプス動画が生成できるようになりました。

10bit記録できるため、従来の8bitよりも編集耐性が上がるのもよいです。特に露出が大きく変わる場面(屋外だと日の出日没前後)における露出の変化で、調整のため諧調を調整せざるを得ない場合に便利です。
もちろん、RAW動画なら言うことないのですが、そのうちファームアップで出来るようになったりして?
とにかく、編集耐性が上がったことで、カラーグレーディングを充てても画質の劣化を抑えられるのが良いです。

この前買ってきたお花、カリブラコアです。微妙に開花するシーンを撮ってみました。フィルムライクなLUTを割り当てています。

Davinci Resolveで16bit TIFF形式の静止画を生成する

Nikon Z 8は、8K30p 10bit HLGのタイムラプスが生成できるため、そこから静止画にするのも高画質です。
NX Studioでも動画から静止画を切り出せますが、残念ながらJPGのみです。これだと、10bitの動画も8bitに丸められてしまいます。もちろん、静止画書き出し後に編集しなければさほど問題ありませんが。

Nikon純正のNX Studioでの動画からの静止画生成はJPEG形式のみ

Davinci Resolveは動画編集ソフトですが、動画からの静止画切り出しにも対応していて、後からPhotoshopなどで画像編集を行いたいのであれば、JPEGだけでなく16bitのTIFF形式でも出力可能です。

Davinci Resolveのカラータブで、切り出したーシーンを表示させて右クリック→スチルを保存でギャラリーに登録される
ギャラリーに登録された静止画を右クリックして、「書き出し」を選択
あとはTIFFファイルを選択肢て保存

如何でしょうか?
ちゃんと16bit形式(合計48bit)のTIFF動画として出力出来ました。これならある程度画質の劣化を抑えつつ編集が可能です。
こうなると、決定的瞬間を8.3k 60pのRAW動画で撮って、静止画に書き出すなんて方法も有効ですね。
ただし、無料版のDavibci Resolveは、出力は4Kまでとなります。8.3Kの解像度のまま出力させたい場合は、有料版が必要です。

でもWebに載せるには結局JPGに変換しますけどね(笑