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【百里基地】20/7/29の記録1

今年最後に百里基地に行ったのは3月末、以降ご存知のように、COVID-19の影響により移動自粛、緊急事態宣言と、移動できる状況になく、百里基地も行けずじまいでした。
では今はと言うと、第2波かもと言われるくらい、感染者数が増えていますね。ただ、ちょうど休めそうなタイミングだったので、感染予防しつつ、実に4ヶ月ぶりに百里基地に行ってきました。

梅雨が開けず、ずっと天気予報とにらめっこ。でも、もう雨多少降っても構わないやと、一応簡易望遠レンズカバーやカッパは準備。

前回はロクヨンGデビューでしたが、自粛期間中にテレコンバーターTC-14EIIでの撮影も慣れたので、今回はテレコンをつけての撮影をメインとしてみました。

T-4が1機のみタッチアンドゴーをしていて、あーファントム飛ばないかな…天気も悪いしなと思っていたら、2NDの降りでファントム!

ファントムだと、この撮影ポイントからはロクヨン+1.4xテレコンで850mmだと、真横ははみ出てしまいますが、斜め前方、後方は収まりがいいですね。
F-2だと機体が小さめなので、ロクヨンでも物足りないため、x1.4テレコンは必須かな?


次は移動して上がりの撮影。F-2が6機上がりました! 人によってはひねりを撮れるのを期待して、とある場所にもチラホラ見かけましたが、雲が厚く、ひねったとしても写真的に厳しいだろうと判断し、少し近場にしましたが、結果的には良かったかな?
ただ、まっすぐの上がりなので、ただの状況写真にしかならなかったけど。

ということで午前はここまで。

午後の写真はまた後日。

まさかのチェッカーYS-11を捉えた!

Twitterには上げましたが、PCでRAW現像して改めて。

昨日、なんと自宅から、入間基地飛行点検隊所属のYS-11FC(52-1151)が飛んでいるのが見えました!

YS-11FC(52-1151)

戦後初の国産旅客機として知られるYS-11も、既に民間、海上保安庁、海上自衛隊からは引退して久しく、残すは航空自衛隊の7機(執筆時点)となっています。

その中でも、写真の151号機は、1965年(昭和40年)導入の、最古の機体で、初期型の機体で採用されたロールスロイスのダート10を現在も使用する機体です。

飛行点検隊(通称:チェッカー)は、基地の航空保安施設、航空管制施設などの点検、強化をする部隊で、YSの151号機は、同部隊最後のYSで、今年度内に退役すると言われています。既に後継機のU-680A(セスナサイテーション680)が納入されていて、これが正式運用されれば、いよいよYSの引退となります。

最近入間基地は行っていないので、航空祭前に引退すると思われるこのYSも、飛んでいる姿を撮影する機会も多分ないのだろうなぁ…と思っていましたが、まさか自宅から撮れるとは! この時間、まだエアコンを付けず窓を開けていてよかった…。窓を閉めたら音に気づかないですからね。

そしてきっかり1時間後、今度は逆方向にまた飛んでいるところを捉えることが出来ました!

2,3枚目は陽炎の影響で解像度出てませんが、記録写真ということで。いずれの写真も850mmからDXクロップした上に、更に鬼トリミングしていますが、そんなのでもWebに載せる程度なら問題ない画質で撮れてしまうのが、Nikon D850の良いところですね。

いや、まさかチェッカー機を自宅で見れるなんて! また来てねw


昨日は珍しく色々収穫がありまして、他にもこんな機体が。

東邦航空 AS350(JA9878)

初めて見た黄色の東邦航空のAS350、旧阪急航空(廃業)から引き継いだ機体で、1990年製ですから、ヘリコプターとしてはだいぶ古い機体です。
なにか四角い箱をぶら下げていますが、観測機器なんでしょうか?
ご存知の方いらっしゃいましたら、コメントお願いします。


夜、娘が「飛行機飛んでるよ~」と見つけてくれた機体。

この時間、ちょくちょく見かける米空軍横田基地所属と思われるC-130Jの4機編隊。遠方で旋回して、多分この後横田に降りたんでしょうね。
2枚めは久しぶりにロクヨンにつけっぱなしだったTC-14EII(1.4倍テレコン)を外して撮影。

これから湿度が上がり暑くなって、望遠撮影は陽炎と霞との戦いになりますが、我が家の上空に飛行機が来るのは歓迎ですから(笑)、是非撮られに来ていただきたいです。

霞みすぎた写真は救済できる?

テレワークも今月いっぱいは続きそうな感じですが、そろそろ出社する日も出てきたりと、少しずつ日常に戻っていくのかな、といったところです。
COVID-19の影響は、仕事でも大きな変化をもたらし、中止の業務、それに伴う人事異動とかもあり、あまり良い状況でないことは確かです。まあ、どう転んでもそれが人生、なんとかやっていくしかないですけどね。

愚痴はこのくらいにして、本題。テレワーク中のテレ(望遠)ワークも板についてきた感じですが、6月になってから暑くなって湿度も上がってきました。梅雨が近づいてきて、晴れていても霞がかることも多いです。写真的には映えないですよね。

撮って出しだと霞みすぎた失敗写真に

こんな感じです。せっかくP-3Cが飛んでいたのに~。

なんとか救えないかな? ということで、3つの現像ソフトで現像して、なんとかしてみました。いずれもトリミングしていますので、若干機体の位置は変わっています。

Capture NX-D

Capture NX-D

トーンカーブをいじって、彩度マックスにしてみても、色が乗ってこない。モノクロっぽい感じです。が、期待のディテールは割と見えている感じです。

Capture One 20 Express

Capture One 20 Express

まずは自動調整をかけて、その後微調整。色は少し出ていますが、全体的に青っぽいですね。
これが一番よく現像できたような?

Luminar 3

Luminar 3

Aerial AI Enhancerをベースに、霞除去を強めにかけてみました。これが一番不自然ですかね。シャープさも乏しいです。ただ、もう少し詰めて修正すれば、よくなるとは思います。が、それはLuminarの使い方としては外れ気もしますが…。

この写真、RAWですが、14bitではなく、12bit非可逆圧縮のため、細部のディテールはもしかしたら失われっているかもしれません。次回は14bitRAWで撮るとして、やはり写真は基が悪ければ、いくら化粧してもだめですね。

どのソフトも、もっと詰めて編集すれば、もう少しマシになるかとは思いますが、やはり気象条件は重要ですね。

遠いけど見えた! ブルーインパルスの航過飛行

2020年5月28日、航空自衛隊の公式Twitterで発表された、ブルーインパルスの飛行展示。

29日は金曜日なので、テレワークでしたが、エアバンドのラジオ(航空無線)くらいは聞きたいし、願わくば、家から見えるといいなと、VR-160の周波数メモリ設定をソレ用に設定。

↑エアバンドだけではないですが、各種周波数が聞けます。

でもってベランダにカメラと望遠レンズをスタンバイ。

恐らく都心で飛ぶだろうとカメラはセットしましたが、我が家はベランダの方角からは都心方向はあまり見えないのです。家と言ってテレワーク中ですし、緊急事態宣言が解除されたと言っても、まだまだ外出自粛は継続なので、おとなしく自宅から楽しみます。

そしてついに公式からも飛行ルートが発表されました。
まあ、フライングでツイートしちゃった方もいるようですが…。機密情報ではないにしろ、報道機関向けに事前に配られたと思われるものを公表するのは…ねぇ。

展開している入間基地から、都心までの移動の過程で、我が家の近くも通りそうということで、実際通ったようですが、残念ながら我が家からは飛行機の音だけで、機体は見えず。YouTubeの生配信は全然見れず。

そうこうしているうちに、航過展示は始まっていたようで、慌ててベランダに。するとしばらくして…見えた! 遠いけど見えた!

わかります?

こちらはAF-S 70-200mmの望遠側、200mmで撮影。航路的に、恐らく品川区から中原区辺りを飛行しているのだと思います。
天気は良いけど、それだけに陽炎の影響も出ていますね。

高度も割とあるので、このアングルからは建物と絡めれとるのも難しい、そもそも建物がないw

ということで、AF-S 600mmにテレコンTC-14EIIで850mmで撮影したのがこちら。

いやぁ、850mmでこれか…。でも見られただけありがたい。
よく見ると、ブルーインパルスの横には、管制と写真撮影担当の全般統制機のT-4 も見えますね。全般統制機については、山本防衛副大臣のツイートにこう書かれています。

思い切りコントラストと彩度を上げて、ホワイトバランスも調整しましたが、写真的には映えなかったけど、記録としては何とか撮れたといったところです。

ブルーインパルスと医療従事者の皆様、ありがとうございます!

外出自粛生活中のGW休みも案外早い

ずーっと家にいる生活の中で、GW休み、飽きてしまうかなぁと思いつつも、案外そうでもなく、気がついたらこの週末で連休終了です。

(ちなみに、私の職場はカレンダーの旗日と関係なく、連休は会社のカレンダーで設定されています)

CH-47J(LR)

晴れて風が弱いと、地表から離れていても陽炎の影響が出る。入間基地所属のCH-47J(LR)ですが、Web用に縮小しても絵が波打っているのがわかります。エンジンの排熱の影響も出るし、望遠レンズは環境要因も関わってくるので、難しいですね。


誰もいなかったので、ちょっとだけ公園

体力維持のお散歩も、GW休み期間中だから出来ること。テレワーク中は自宅にいなけれなならないので、お散歩はできません。

お散歩途中で見つけた公園も、誰も遊んでいなければ、ちょっとだけ子供を遊ばせています。もちろんマスクは着用。レンズ絞りは開放で。(関係ないw)

お散歩レンズ、AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDは最適です。手持ちのレンズで唯一、発売前に予約して買って、もう6年なんですね。
絞り開放では、ほんの少し収差がまとわりついて柔らかい描写ですが、ちゃんとピントに芯があるのはさすが。これがAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gだと、開放は解像力も下がってしまうので、DXフォーマットのカメラでも、DXでない35mmのほうが画質は良いですね。最も値段は実売で3倍近く差があるので、DXのコスパの良さは光るところです。


散歩から帰ってきて、また自宅から撮影した、米軍のC-130J。1,2枚めは思い切りトリミング。YJと垂直尾翼にあり、横田基地所属の機体ですね。2機編隊で飛んでいきました。


娘の小学校も、5月いっぱいの休校が決まり、自分も今月いっぱいはテレワークになりそうですね。さてどうなるやら。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、こういう一見何の変哲もない普通のレンズで良い絵が撮れるようになったら、写真の上達第一歩と個人的に思います。
軽量なので、フルサイズ機でもDX機でも、標準レンズに1本どうぞ。

意外と飛行機って来るもんだ

もちろん、戦闘機は基地が近くになければ、そうそう滅多にその辺で撮れるものではないけど、そうでなければ、東京の外れ、自宅からでも割と撮れるものなんだなと、もう1週間以上テレワークをやっててい思った次第。

ここ数日は、玄関を開けて外に出ていませんが、案外写真は撮れるものです。

アジア航測 Cessna208(JA13AJ)

Nik CollectionのHDR Efex Pro2でコントラスト高めに仕上げてみました。(ついでにセンサのホコリまで見えてしまったのでPhotoshopでレタッチw)

アジア航測のCessna208、2017年登録の新しい機体ですね。
航測…航空写真を撮っているのかな? ぐるぐる回りながら狭い範囲を何度か行き来していました(FlyghtLader24上で確認)。


この写真は、850mmから少しトリミングしています。雲と青空の境目を狙って撮ってみました。元の写真はもっとコントラストが浅めです。

朝日航空 Cessna172(JA4115)

これは若干のトリミングのみで撮れたので、割と低く飛んでいたのでしょう。朝日航空は、セスナによる遊覧飛行やパイロットの養成事業を行っていますが、COVID-19により遊覧飛行は現在休止中のため、パイロット養成のフライトでしょう。

一度でいいから飛ばしてみたいな。

CH-47JA

割と大きめなヘリの爆音が聞こえたので、ふと窓を開けたらチヌークでした! 逆光なのが惜しい。

しかも近い! 更に1機だけじゃない。

CH-47JAの4機編隊

向こう側は天気が悪くてコントラストがイマイチなので、こちらはモノクロ化してドラマチックに。

レンズはテレコン外したけど、もう少し短いレンズで街並みと一緒に撮ればよかったかな。カメラ2台用しないとですね。ってテレワーク中なんだけどね。多少の息抜きはいいよね。

思い入れのあるファントム414号機

Twitterにも上げましたが、4月14日な本日は、F-4EJ改ファントムIIの414号機の写真を上げてみます。

なぜ思い入れがあるかというと、初めてプラモで作ったファントムが、たまたまオジロの414号機だったから。

ハセガワの1/72キットで、部隊マークの中でも、ひときわ大きい302SQのオジロマークがやっぱりかっこよいよね、ってことで、414号機のデカールを採用した高校生だったYamaro。

あれから月日が流れ、就職して色々あって関東へ。車で行ける範囲に百里基地があって、通い出すこと十数年。

特にここ数年は、ファントムが退役しつつあるとか、梅組のイーグルがいなくなってファントムランドになったとか、百里基地はすっかりファントム最後の地として定着し、ファントム最後の姿を撮ろうと、足繁く通っています。

まさか、プラモで昔作ったファントムの414号機を見ることができて、とても感動したものです。

自分にとっての、414号機最後の撮影となったのが、2018年5月11日となりました。今は301SQに移動して、ケロヨンスペマとなった315号機と供に訓練する様子を捉えたのが最後となりました。

2018年度内に退役したと思われ、FlyTeamに掲載されている414号機の写真も、2018年7月末が最新となっています。

302SQのオジロファントムも2018年度で一杯で退役、または301SQに移動しています。その301SQも今年度いっぱいで、全てのファントムが退役します。

早くCOVID-19騒動が落ち着いて、撮影に行きたいですね。

【百里基地】20/3/25の記録

年度末になり、仕事の目処もついたので、休みを取ってレンズテストも兼ねて、百里基地へ。

自衛隊も年度末なので、ノーフラかなぁと心配していましたが、完全ノーフラではなかったものの、部隊としてはほぼノーフラ、といったところでしょうか?

珍しくKCが降りてきたのと、これまた珍しく海上保安庁のAW139が来たことでしょうか。

そして、その後降りたF-2Aは、三沢基地から移転するF-2の最後の1機だったようです。この562号機の到着を持って、第3飛行隊(3SQ)の三沢基地から百里基地への移動が完了したことになります。

ところで、この4枚、絵がシャキッとしません。撮影時点のプレビュー画像でおかしいと思っていたのですが、家に帰って編集してみたところ、ブレやピンぼけであれば、写真全体がそうなるのですが、それらが不均一なので、どうやら陽炎の影響が大きいようです。
この日、百里基地はほぼ無風に近く、しかも気温も上がっていたので、地表付近でなくとも陽炎の影響が出ている可能性が高いです。
着陸侵入するこのくらいの高度だと、状況によっては陽炎の影響が出ますので。

午後にKC-767はお帰りに。風はほとんど吹いていなかったので、滑走路上は陽炎の影響が出るのは致し方ない状況でしたね。

真上に近いところにAW139が来たので撮ってみました。1枚目はやはりシャキッとしない絵に、2枚めはしっかり解像。ヘリなのでシャッタースピードは落としていますが、2枚めはしっかり撮れていることから、ダウンウオッシュによって陽炎の影響がある程度回避できているのか?

この日は、ファントムはエンジンスタートしたものの、程なく止めて格納庫へ。F-2はずらりと並んでいたけど、動き出し様子なしなので、早めに上がりました。

帰ってから、ベランダから町並みをテスト撮影してみましたが、近場から無限遠を含めて、しっかり解像しましたので、シャキッとしない絵は陽炎の影響かなと思います。

長いレンズは気象条件を受けやすく、色々難しいですね。

【501SQの思い出】2009年3月の百里基地から

ちょうど11年と1日前の2009年3月23日に百里基地で撮影した、第501飛行隊のRF-4E/EJファントムIIです。

再現像してみました。

もう空を飛ぶ自衛隊のRF-4ファントムは見られませんが、写真に取れば思い出として残ります。

この当時は、Nikon D300にAF-S 70-200mm + TC-20EIIという構成で撮っていました。2倍テレコンだと、1200万画素のD300で、ぎりぎり使えるかなと言った感じでしたね。

最後のファントム部隊、301SQももっと撮らねば!

302SQのファントムラストフライトから1年と1日

いやうっかり忘れていましたが、昨日3月19日は、百里基地の第302飛行隊のファントムのラストフライトから1年経過していたのですね。

もう1年と1日が経過しました。早いですね。

そして、今月は偵察機部隊の第501飛行隊のRF-4E/EJ偵察機もラストフライトを終えました。残念ながら仕事の都合がつかず、RFのラストフライトは見られませんでしたが、2020年度は、いよいよ最後のファントム運用部隊、ケロヨンの第302飛行隊もラストイヤーとなります。

今年も休みが取れたら、できるだけ百里基地にファントムを撮りに行きたいですね。あ、新たに第3飛行隊のF-2A/Bが配備されているので、そちらも撮りますけどね。