「修理」カテゴリーアーカイブ

高校生以来のハンダゴテなど一式買い換えた

仕事ではたまにハンダゴテを使うことがあるかな?程度であまりハンダ作業は得意ではない私。
自宅では高校生の頃に買ったハンダゴテ一式は合ったのですが、先日ひさしぶりに使ってみたらもう小手先は酸化していてヤスったけど、全体が経年劣化して限界だし、元々メーカー不明の安物なので、ここいらで思い切って一式買い替えることにしました。

主に白光の製品で揃えてみました

仕事で使っているのはいくつかメーカーかありますが、白光が定番ですかね。ってことで白光で揃えてみました。
コテ台とかは別に買わなくても使い回せますが、もうスポンジも傷んでいるし、コテ台自体も安価なので新調しました。

さてまずはハンダが剥がれてしまったポータブルモニタの端子、直してみますか。いきなりハードル高いかな…

created by Rinker
白光(HAKKO)
¥4,073 (2026/01/30 08:45:16時点 Amazon調べ-詳細)

marantz SA-15S1のディスク読取りが怪しいのでピックアップを交換した

20年以上前に買ったSACDプレーヤーmarantz SA-15S1、ここ1,2年、SACDのディスクの読取りが出来ないことが多く、何度かディスクを入れ直すか、通常CDは問題ないのでCD演奏後にSACDを入れると読取り再生できる、といった状態になっていて、もちろんレンズクリーナーも試したけど効果なし。
購入から20年以上経過し、そろそろピックアップの寿命が近いのかなと思いました。

Can’t Playが表示されてディスク読み取りができない

SA-15S1はSACDとCDの再生が可能で、SACDは技術的にはDVDのレーザーピックアップを使っています。
このためドライブもCD/DVDプレーヤー用となっていることが多く、共通のピックアップレンズで、レーザー出力がCDとDVDそれぞれの波長に対応するツインレーザーとなっています。
このうちDVD側が恐らく寿命が近いのかな、と思っていたら、最近CDも読取りが怪しくなってきて、「Can’t Play」表示が出ることも。
いよいよ壊れそうなので、重い腰を上げてピックアップを交換することに。

SA-15S1で検索すると、アリエクなど中国の互換品かOEMの流出品かわかりませんが、売っているんですよね。恐るべし。それも2千円台で買えてしまいます。
もしかしたらメーカーでまだ修理交換可能かもしれませんが、せっかくなので自分でピックアップ交換してみることにしました。

マランツのための交換用レーザーLEN SA-15S1光ピックアップ SA15S1レーザー SA 15S1ブロック

ドライブ全体ではなくピックアップのみ交換可能なんですね。

さて今回はアリエクを使いましたが、国内ではCDパーツマンというサイトがピックアップを多く扱っているようです。多分出どころは同じなんでしょうけど。
marantz SA-15S1のピックアップは日立のHOP-1200Sを使用しているようで、marantzのDV9600SA8400といった機種も同じようです。ただ、世代によって中身が変わっているかもしれないので保証の限りではないですが…

昨年末に発注して、年明けに届きました。

小さい箱です。ピックアップは静電破壊防止のため、ショートランドというハンダでショートさせているところがあり、取付前にこのショートを解除します。
こんな感じでハンダを剥がします。

下手くそなりに剥がしました

このショートランドは、CDパーツマンで購入するとサービスで解除してくれます。静電気には十分ご注意を。

あとはドライブをバラシていきます。
トレイを出した状態で電源を切り、トレイの化粧パネルを外した後、ドライブユニットを筐体から外します。
ただ、実際にはトレイさえ抜き出せばピックアップ交換のみなら可能なようですね。

今回は作業しやすいようにドライブごと外しました。写真のようにドライブの天板を外し、トレイを抜き取ればピックアップが露出します。

ピックアップレール2本を固定している金属板を外します。レールはスプリングの上に乗っかっている構造です。なるほど。
フラットケーブルはケーブル抑えを手前に引いて固定解除して引き抜きます。電気的な接続はこのフラットケーブルのみです。
ピックアップレールを外してピックアップを抜き取ります。これでピックアップユニット単体状態になりました。簡単な構造ですね

新旧比較すると、当たり前ですが同じですね。まさか20年以上前のドライブのピックアップ供給があるとはね。

あとは逆手順で戻します。無事元に戻せました。ほっ。

CDを再生します。一発で読み取れました。よし!


ところがSACDは相変わらずCan’t Playに。ええっ、直らないじゃん。ただ気を取り直して、とりあえずCDを一晩リピート再生し続けてピックアップをエージングします。

翌朝、SACDを入れると…一発で読み取りできました。やはり暖機できていないとだめなのか…


うーん、ちょっと様子見ですが、これはピックアップの問題ではないのかもね。サーボコントロールは別基板で行っていて、そちらに問題がありそうですね。
ディスプレイも時々表示がおかしくなりますし…
サービスマニュアルがネットで手に入ったので、今度確認してみます。

SA-15S1サービズマニュアル

15年物のブルーレイレコーダー東芝RD-X10のHDDを交換した

2011年に購入した東芝のブルーれーレコーダーRD-X10。当時まだテレビがSONYのスーパーファインピッチトリニトロン管のハイビジョンブラウン管のVEGAKD-32HR500で、HDMI入力端子がなく(日本ではHDMI入力端子付きのブラウン管テレビは発売されなかった)、アナログコンポーネント入力またはD4端子でした。
時代がハイビジョン、HDMIの時代になり、2011年以降発売されるレコーダーではアナログハイビジョン出力が廃止されるため、最後のアナログHD出力対応だったRX-X10を駆け込みで買いました。

あれから15年、電源関連のトラブルで基板交換(当時無償交換でした)し、以降問題なく動いていました。15年間ほぼ毎日休まず内蔵HDDは動いていましたが、先日ついに電源終了時にフリーズ。強制的に電源を落とした際にHDDの目次情報がすっ飛んでしまったようで、録画データが消えてしまいHDDも認識できなくなりました。
ああついにHDDがクラッシュしたか(とその時は思った)、となりましたが、まあ15年も毎日クラッシュせず稼働したのは奇跡ですね。ほんと、PCの自作歴30年近いですが、HDDってクラッシュするときはするし、しない時は全然しない、当たり外れありますね。

さてXシリーズ最後の機種となったRD-X10、HDDは特段制限なく交換可能です。同じ東芝でもテレビのREGZA ZG2ユーザーな私、こちらはタイムシフト用HDDっての交換が一筋縄では行かなくなっています。その話はおいておいて、RX-X10のHDD、基本的に2TBのHDDであれば概ねどのHDDでも認識できるようです。
この時代は2TBまでで、それ以上大きな容量のHDDはその容量を認識できない、2TBの壁があります。幸い2TBのHDDを持っているので、それに交換します。

貧乏性な私、まだ購入時のフィルム貼ったままww。だからって今回も剥がしませんが。では天板を開けます。

どや! この時代にしては割と中身が詰まっていますね。そして最後のRD-Xシリーズだけに、アナログ出力も多く、金メッキ端子です。なんと音声のアナログ7.1ch出力を備えています! もうHDMIも普及しだした時代でしたが、あえてアナログ接続にこだわるのがXシリーズでした。
「全コンテンツを32bit/192kHzもしくは32bit/176.4kHzにアップサンプリング処理し、ESSの高性能DAC ES9016 SABRE32に入力する。7.1chアナログ音声出力」なんて、マニアック過ぎますよね。ただHDMI出力を使う限りその恩恵は受けないのですがw

映像はアナログのD端子にS端子と、今は消滅してしまった端子類も。HDMIも2出力あり、1つは音声専用としても出力を切り替えられます。テレビとAVアンプ、独立して繋げられるのがいいんですよね。
LANでネットワークによるDLNA配信も可能です。

せっかく開けたので、中も清掃しましたが、冷却ファンの埃を飛ばしたくらいで、案外中はそれほど埃は入っていません。テレビよりは発熱も少なく、ファンもめったに回らないからでしょうね。

東芝が最後に金をかけて作っていた時代のレコーダーなので、今も大事に使っています。
ではHDDを交換しましょう。

元々搭載されているのがWDのGreenシリーズのHDD、WD20EURSで、回転数は5400rpmに抑えて転送速度や発熱も控えめになっています。だからといって長寿命化と言うと、クラッシュする時はします。
入れ替えるHDDも同じWDのGreenシリーズのWD20EARSで、なんと製造時期が2010年10月と同じでした。誕生年月が一緒のHDD、運命ですねw
HDDは振動が筐体に伝わりにくいようゴムで挟まれてマウントされています。

エンコードチップにViXS Xcode 4111を搭載

HDDの下の基板には、懐かしいチップViXS社のXcode 4111が搭載されていました。ViXSはカナダのエンコードチップなど映像処理ICを製造していた半導体メーカーで、2017年にPixelworksに買収されてブランド消滅しています。
このXcode 4111はHD画質でのMPEG-4 AVC/H.264変換が可能なエンコード/トランスコードチップとのことで、DLNA配信のための映像変換も行っている、この時代のレコーダーの根幹を担うチップでした。2番組同時録画、AVCHD変換と言った昨日もこのチップの処理によるものですね。
他にもALTERAFPGAが入っていて、これはプログラマブルな半導体、ファームウェア更新もこのチップのプログラムのロジック書き換えで成り立っている…はずです。他の基板を使っているかもしれませんが。

2010年発売の製品らしい、あの時代の最高峰が詰まった機種ですね。そんなREGZAブルーレイレコーダーも、2026年1月、ついに販売終了することがアナウンスされました。今やテレビも配信の時代で録画し保存するという行為そのものが廃れつつありますが、個人でデータを記録し楽しむ文化が消滅してしまいそうで悲しいですね。

新しいHDDを取り付けたら初期化しましょう

交換は非常に簡単です。HDDを交換し電源を入れると、HDDが認識されませんでしたと表示されますが、設定からHDDの初期化を行いましょう。

初期化は1分ほどで完了、これで使えるようになります。
ただ、HDD交換でフォルダや予約データが全てリセットされるため、これの設定し直しが必要です。
これで後10年は使えるかな? ビデオデッキの時代なら、とっくにヘッドもメカも消耗していたでしょうね。


追記です。外したHDD(WD20EURS)をCrystalDiskInfoで読んでみると…

クラッシュしていなかったWD20EURS 使用時間37248時間

なんとクラッシュしていなかったです。多分何らかの影響で目次情報が飛んだだけだったんだろうな。ということで、これは予備として保管します。

スギヤマのビルドイン浄水器K-37Mの水漏れがひどいので補修した

息子の小学校のクラスが学級閉鎖になった影響で、1日家にいる羽目になってしまいましたが、せっかくの時間が出来たので、古びた家の不具合の修繕を。
うちは賃貸となっている分譲マンションを転勤社宅で借りているので、家の修繕は自腹を切ってやる必要はないのですが、とにかく不動産のレスポンスが悪く、連絡してもすぐ来れないし、来ても型式だけ確認して帰って次の修理は大家さんにお伺いを立てて…ととにかく時間がかかるので、あまり費用がかからない修理は自分でやってしまいます。

キッチンのビルドイン浄水器、以前からポタポタと水栓を閉めても水が漏れてくる状態。最近ひどくなってきたのでいよいよ修繕します。

浄水器の蛇口の型番を調べます。何せ築23年ですから、水周りは傷んできますよね。カメラを突っ込めるスペースがないので見切れていますが、K-37Mの型式と、下にスギヤマの文字が見えます。
調べると、このスギヤマは水栓をOEMやODMで販売しているメーカーで、浄水器自体はメイスイです。スギヤマ自体はOEM/ODMメーカーなので一般に部品供給はしていないようです。

さてスギヤマK-37Mで検索すると、やはり水漏れの事例がいくつか出てきて、これの修繕例が出てきましたので、参考にして交換作業に入ります。
まずは部品調達。どうやらKAKUDAIの070-001という部品が互換性があるようです。

created by Rinker
カクダイ(KAKUDAI)
¥2,002 (2026/01/31 05:46:07時点 Amazon調べ-詳細)

左止水用です。一般に蛇口、というかネジ全般として時計回り方向が締める方向(止水方向)ですが、このタイプは逆方向(反時計回り)が止水となるタイプです。
止水レバーが右側から生えていて、レバーを下方向に動かすことで止水となるタイプです。
では作業に入ります。

まずは元栓を閉めておきましょう。これを忘れると大変なことになります(笑)大抵台所の下に元栓の蛇口があります。
止水レバーの先端のキャップを外します。するとプラスネジが見えるのでこれを緩めて外し、止水レバーを抜き取ります。

あまりキレイではないですがご勘弁を。写真を撮る私も写っていますが気にしないでください(笑
さて止水レバーを外すと、黄銅の水栓本体が見えます。

黄銅の古い水栓をモンキーレンチを使って外します。

新旧部品並べてびっくりです。古い水栓は黄銅が茶色になっています。最初色が違うのかなと思いましたが、こんなに変色するのですね。
止水機構自体はゴムパッキンではなく、プラスチックの部品が幾重にも重なって止水するようです。なるほど。

後は逆手順で復元します。作業自体は簡単ですが、水回りの作業なので慎重に。
復元したら元栓を解放。ちゃんと水漏れがなく使えることを確認できました。

水周りも流石に築20年を超えると傷んできますね。実はこの浄水器の水栓本体の裏側の取り付け部、木が腐ってきて水栓自体がガタガタなんですよね。
概ね四半世紀でキッチンをリフォームする家も多いですが(うちの実家もそうでした)、次トラブルが出てきたら大家さんに相談ですかね。

転勤してきて13年、後何年住むことになるのやら…

marantz SACDプレーヤー SA-15S1のトレイのベルト交換【2回目】

今から4年前、SACDプレーヤーmarantz SA-15S1のトレイが開きづらくなって、トレイの駆動ベルトを交換しました。

4年経過し、また最近トレイが開きづらい、ということで、再度ベルト交換です。交換手順は上の4年前のブログのとおりです。

  1. トレイを出した状態で正面の化粧パネルを上方向にスライドさせて外す
  2. 天板を外す(後ろの3つのネジを外したあと天板を後方にスライドさせる)
  3. 光学ドライブのリボンケーブル(FFC)2つを外す(ドライブ側を引っこ抜く)
  4. ドライブベースの銅メッキネジ4本を外してドライブを筐体から外す
  5. ドライブの天板のネジを2本外してドライブ天板を外す(下の写真では先に外しています)
  6. トレイ駆動のギヤの抜け留を外し、ギヤを抜く
  7. プーリにかかっているベルトを交換
  8. 逆手順で戻す

今回4年でベルトがヘロヘロになってしまったため、もう1段階径の小さいベルトをかけて張力を高めていました。
ほんとなんでベルト使うかな~と思いますが、昔ギヤだったドライブは、当時のプラスチックの耐久性の問題でギヤが割れてしまっている個体も多く、ベルトならこうして交換できるだけまだ救いなのか。

そう言えば、今光学ドライブを生産できるメーカーがどんどん減っていて、SACDプレーヤー用のドライブも今後供給が難しくなるような話を聞きました。
レコードが復活し、アメリカでは今やCDより生産量が多いと言いますが、レコードより先にCDを再生出来る機械が無くなりそうな感じですね。
SACDも今はデータ配信があるからハイレゾ音源としてはオワコンですしね。でもこれまでのものは今後も再生したいですし、難しいですね。

再び絞りが壊れた1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6を修理してみた

1 NIKKOR全般の持病である、絞りが動かないトラブルが再発してしまった1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6。メーカー修理も終了し、中古もほぼ同じ症状のレンズしかない。なので自力修理しようと思い、絞りユニットをAliExpressで購入し届きました。

修理は冬休みの課題にしようと思っていたのですが、目の前に部品があると、早く直したくてしょうがない!となりまして、ついつい手を出してしまいました。

物が小さいズームレンズだけに、ネジもM1.6とかで、部品も細かい

使った道具は、帯電防止ピンセット、+00番の精密ドライバー、ディズニーランドで買ってきたお土産の缶の蓋(部品受け)です。

※注意! ここからは分解工程の写真です。分解後、正常に戻せる保証はどこにもありません! 参考にならないかもしれません、全ては自己責任です。

  1. マウント側の後玉のある部分の黒いプレートを外します。

2. 金属マウントを止めているネジを外してマウントを取り外します。このとき電子接点もくっついて来ますが、先に電子接点とマウントを止めているネジを外したほうが良かったです(反省点)。電子接点から伸びているFPCもコネクタから抜きます。

3. シムシートと透明な絶縁シート?を外します(載っかっているだけ)

4. 黒い線が締結されているネジを外し、3つのFPCをコネクタから抜きます。基板を止めている2つのネジを外して基板を取り外します。さらに金属プレートのネジを外し、外装のネジを3本外して、外装リングを抜き取ります

5. ズームリングのゴムローレットを外します

6. ズームリングのテープを外して接点プレートを止めているネジを外し、接点プレートを取り外します。更にレンズ正面側の化粧リングを外します(ネジロック剤がついているので硬めです)

7. ズームリングを引き抜きます ※このとき外れているFPCやFPCについている金属プレートが引っかからないよう注意

8. カムを止めているネジを外し、金属カラー?を抜き取り、カムの部品を抜き取ります ※このときスプリングとガイド部品が脱落するので、必ずトレイの上で作業しましょう

9. 落ちてきた部品、ここともう1箇所ネジ締結していない部分にスプリングと金属ガイド部品に入っていたっぽいです。復元時に忘れずに入れておきましょう。
 ここではスプリングも抜いておきます。

10. 内部のユニットを引き抜き、鏡胴と前玉の部品と分離させます

11. 外したユニット横にある金属プレートを締結しているネジ2本を外し、写真のようにモータがフリーの状態にします。これがフォーカシングのためのSTMのようですね

12. ネジ3本を外して中玉のハウジングを抜き取ります

13. 写真のFPCを止めているネジを外し、FPCを取り出します。接着剤がついているので、ゆっくりと引っ張り剥がします

14. 引き剥がした先にあるFPCの中継コネクタの黒いラッチを持ち上げて、FPCを引き抜きます ※ラッチを上げずにFPCを無理やり引き抜かないこと

15. 裏返して、ネジ3本を外してプレートを取り外します

16. フォーカスレンズを取り外すと、絞りユニットが見えました! 絞りユニットを止めているネジを外しておきます

17. 写真左側のFPCの白コネクタの黒いラッチを上げて、FPCを引き抜きます。あとはFPCを絞りのモータ側に追いやって、絞りユニットを外します
 ※このとき、金属プレート付きのFPCもうまく穴の奥に追いやってください

18. 外れた絞りユニットには、更にFPCが中継コネクタ経由でついているため、黒ラッチを上げて取り外します。しかもFPCがモータ側に接着されているので、ゆっくりじわっと剥がします

以上で絞りユニット単体まで分離できました。いや結構部品が細かくてしんどい!
私は普段仕事でこのサイズのネジやFPCなど扱っているので慣れていますが、そうでないとFPCのコネクタからの抜き差しはけっこう大変かもしれません。
FPCは斜め刺しで接点不良になりやすく、また経年すると接点が潰れて接触抵抗が増えてしまいます。

AliExpressで買った絞りユニットは、取り外したものと瓜二つで、純正部品なんですかね? これが手に入ってしまう中国恐るべし。その他のカメラの部品も何でも手に入っちゃいますからね、リバースエンジニアリングなのか、実際の修理部品の横流しなのか知りませんが…

復元は逆手順ですが、手順9で脱落した部品を入れるのを忘れずに。入れ方はコツが要りますが、半分程度入れてスプリングと金属部品が落ちないよう支えながらもう1つを入れる(文章で伝えづらい!)やり方で何とかなりました。

動作確認

さて何とか復元しました。

ネジも余らず復元できました(笑

ネジも余っていないぜ(笑) コツとしては、初めてバラす場合は、外した順番にネジや部品を並べる、これが一番間違いがないです。可能であれば細かく分けられたトレイを使えば、順番に部品を並べて混ざらなくて済みます。
基板もあるので、帯電しにくいプラ製でもカーボンなどを含有する導電バットや、ステンレスバットをおすすめしたいです。

さて絞りは…

ハイ作動しています! いや~ここまでやって直らなかったらちょっと悲しかったので、悲しまずに済みました。

さて、外した絞りユニットですが、絞りの機械的不具合はなさそうです。モータを外して、絞りだけの状態でちゃんと絞りが開閉することを確認。
この部品単体でも売られている、モータの先に着いている白い小さなギヤですが…

ぱっと見ギヤも大丈夫そうだけど…

ここが変形して絞り側のギヤと噛み合っていない不具合が多いとされていますが、ぱっと見は大丈夫そうに見えます。
とはいえ直径2mm程度しかないギヤ、よく見ると変形があるかもしれません。時間があれば、ベローズを使って数倍で撮影してみたいと思います。

Courrègesのスーツケースのキャスターを交換した

妻が20代の時に買ったCourrèges(クレージュ)のスーツケース、既に20年を超えていますが、今度娘の塾の夏季合宿で使うのに出したら、キャスターのゴムが劣化してボロボロになってしまっていたとのこと。

キャスターは車軸がカシメ(リベット)になっているタイプで、そのまま外すことができません。
このため、金鋸で車軸をゴリゴリ削ってカットしました。金鋸は100均で買いましたが、何相手が頑丈なので、今回の4本の車軸切断でグニャグニャになり廃棄です。まあ100円なので、1回使えればよいです。
スーツケース用の耐荷重の高いキャスターだけに、車軸も直径6mmのニッケル合金と思われ、切断は時間を要しました。

金鋸でシャフトを切断して取り外し

ドリルがあれば、ドリルでカシメのハット部分を削ってしまえば簡単なのですが、キャスターの取付部がプラスチック製なので、削って破損させるリスクもあるので、車軸カットが安全かと思います。時間がかかりますが。

キャスターはAmazonで購入。
元のキャスターは直径が40mm、幅17.5mm、シャフト(車軸)が直径6mmだったので(ノギスで測って概ねそのくらい)、それに合ったキャスターを探しました。

ところがPrimeのAmazon倉庫発送で、注文翌日に届いているはずが3日たっても届かず。ステータスは出荷済み。
Amazonよりメールで、出荷の問題で配送ができないとのこと。
合宿が迫った全日、注文したらその日に着くという別のキャスターを慌てて注文。これも届かなかったら、スーツケースを買いに走らなければ…と思いましたが、何とか届きました。

こちらは当然、カシメではなく(カシメは専用のプレスが必要)、ボルト留めなので、またキャスターがだめになっても、交換は容易になります。
色は合っていないけど、キャスターなので黒でも違和感はないですね。

多少シャフトの横幅は合わないのはご愛嬌。ガタはないので良しとします。
ボルトもネジロック剤が塗布されていますし、固めに締めておけばまず緩まないでしょう。

何とか娘の夏季合宿に間に合いました。娘はコロナ過もあって、年齢にしてはちょっと遅めの、入院以外では初めての家族とではないお泊りです。気を付けて行ってらっしゃい。

スローパンク? 自転車の虫ゴムを交換してみた、が…

通勤に使っている嫁車の電動アシスト自転車。後輪は、3年ほど前にタイヤとチューブも交換しましたが、やはり2,3年使っていると発生するトラブル、パンクです。
ただ、明確にすぐ空気が抜けるというよりは、かなりゆっくりと抜けていく感じです。
パンク修理する前に、まずは簡単にできる、そして案外見落としがちな、虫ゴムの交換をしてみることにしました。

虫ゴムとは?

ママチャリのタイヤチューブに空気を入れるための英式バルブ

多くの自転車に採用されている、タイヤチューブに空気を入れるための英式バルブ、上の写真だとオレンジ色のゴムキャップの部分を外して空気を入れますが、このゴムキャップの左にあるローレット加工されたナットは、ゴムキャップを外しただけで空気が漏れてこないようにするための逆止弁のついたバルブを固定しています。
この中に、虫ゴムという逆止弁があり、このゴムが劣化すると逆止弁の働きが弱くなって空気が漏れます。

空気がゆっくり抜けていくスローパンクの場合、もちろんチューブにごく小さな穴が空いている場合も多いですが、このバルブの虫ゴム劣化も疑われます。
パンク修理は手間がかかりますが、虫ゴムは安価で簡単に交換できるので、まずは虫ゴム交換を行ってみました。

キャップを外し、更にローレット加工されたナットを外すと、虫ゴムの付いたバルブが露出しますので、これを抜き取ります。タイヤの空気が一気に抜けます。

外したバルブ類と新しい虫ゴム

ホームセンターで買ってきた交換用虫ゴム、概ね200円前後で売っています。写真の商品はゴムとキャップだけですが、バルブとセットになったものもそんなに高くはないので、バルブごと変えてもよいかと思います。

古いゴムをバルブから外した

まずは古いゴムを外しました。引っ張ったら裂けました。確かに劣化はしているようです。安いものなので、1,2年で定期交換してよいでしょうね。

新しいゴムを挿入

新しいゴムをバルブに挿入します。結構硬めで嵌めにくいです。裂けないように、ゆっくりねじ込んでいきます。
あとはバルブをチューブに差し込んで、ナットを着けて空気を入れるだけです。
ちなみに、虫ゴムレスのスーパーバルブもあるので、定期交換が面倒ならこれに交換してしまうと、チューブの寿命まで交換しなくて済みそうです。

交換して、通勤で1往復してみましたが…ダメでした。やっぱり空気抜けてきてる。これはチューブの方ですね。ってことで素直にパンク修理します。とほほ…

トイレのタンクに給水されないので修理してみた

我が家は社宅扱いで会社が借り上げている、賃貸ですが元々分譲のマンション。分譲なので、設備はそこそこ良いのですが、築20年近く経っているので、あちこちガタが出始めています。

トイレも先月ウォッシュレットが水漏れして、新品に交換してもらったばかりですが、今度はトイレの水を流した後、タンクに給水されない、と言うトラブルが発生しました。
仕方がないので蓋をばらして状況確認。

トイレの給水タンクの蓋を開けてみた

すると、水を流すと、止水弁のフロートが降りて、給水が始まるのが正常なのに、止水弁辺りからちょとチョトと漏水するだけで、手洗い管(写真奥のオレンジの管からタンク上の手洗いに水が供給される)や給水管には全く見時が供給されない様子です。

TOTO SH381BA 手洗い管から水が出ず、タンクへの給水もほとんどされない

どうやら、止水弁から漏水して、うまく給水管と手洗い管に水が流れていかない様子。漏水で結果的にはゆっくり水が溜まるのですが、これでは連続してトイレが使えないので、色々分解して調べてみました。

まず、水道管からタンク内への管と、止水弁までは水が供給されていることは分かりました。途中に異物を取り除くフィルタ(ストレーナ)が取り付けられていますが、そちらは汚れてはいましたが、目詰まりするほどではありませんでした。

そこで、フロートの着いた止水弁を外してみました。

中央の黒いパッキンが劣化して傷んでいる様子

中央に黒いゴムパッキンが付いていますが、どうやらここが劣化している様子で、触ったら手が真っ黒に。ゴムがボロボロになっています。ゴムの弾力がなくなっていて、フロートが動いても、ゴムパッキンがうまく外れない様子です。

そこで交換部品をトイレの型式SH381BAで調べてみると、同じ事象のブログを発見。
それによると、ゴムパッキンの着いた部品、TOTOのボールタップ用ダイヤフラムHH11113を買って交換すれば良いことが分かりました。
賃貸なので、不動産に言えば済む話ですが、不動産経由だととにかく修理に時間がかかり、生活で重要なトイレですから、今すぐに直したい、ということで、自分で直すことにしました。

TOTO HH11113は見つからなかったが…

大手のTOTOのトイレの部品なので、ホームセンターに行けばあるだろうと踏んで、近くのホームセンターへ。流石に現在進行系で壊れているトイレ、通販で部品を買うのではちょっと遅い、今すぐ直したい、と言う気持ちでいっぱいです。そりゃ水回りのトラブル、急いで直したいので、それに漬け込む悪徳業者が蔓延るのもわからんでもないです。
でも、どこも高いと言っても、24時間365日を謳う業者は、それなりに人件費もかかるし、専門知識は必要なので、それなりに工賃が高いのは致し方ないでしょう。

そして、ホームセンターへ行くも、TOTOの補修部品コーナーはありましたが、HH11113は見つからず。
途方に暮れて、次の店に探しに行くかと諦めかけていましたが、型式は違えど似たような部品があるではないですか! TS405Sという全く別の型式ですが、調べた部品と形状は同じに見えます。ちゃんとTOTO純正です。
そこで調べてみると、お目当てのHH11113と同じ形状で、パッケージ違いなのがTS405Sらしいです。説明書が付属していない部品単体状態で、後者のほうがちょっと安いです。
説明書は必要のないくらいかんたんな部品なので、TS405Sを購入しました。

当然、Amazonのほうが安いのですが、今すぐ買いたいので、ちょっと高くても実店舗ですね。

買ってきた部品を、外した部品と比較すると、明らかにゴムの弾力が違います。
部品は簡単に交換できました。

元に戻して、水がきちんと流れるかテストしてみました。

漏水はなくなり、給水管と手洗い管へ水が供給されて、最後に水が止まることも確認

うん、漏水がなくなり、きちんと休止管と手洗い管に水が供給され、タンクに水が貯まると止水されることを確認しました。
トイレのトラブル800円♪で直りました。部品があってよかった~。やはり大手のTOTO、どこでも部品が買えるのは良いですね。

しかし20年近く経過すると、水回りはあちこちガタが出てきますね。自宅ではないので、補修部品をあらかじめ買う、というのも何だかですが、壊れてもすぐに直せないのも厄介です。
ちょっとした部品は、予め揃えておきたいですね。

網戸がすぐ外れるので戸車を修理してみた

築20年近いマンション、いろいろガタが出てきています。
分譲マンションの賃貸を、社宅として借りて9年住んでいますが、この数年はガスコンロに食洗機、先日はトイレのウォッシュレット交換となりました。
20年も経てば、色々不具合が出てきますね。

さて今回は網戸。ベランダの網戸、ここ何年か外れやすくなっていて、そのたびにつけ直して調整をしていたのが、ついにどうやってもすぐに外れるようになったので、戸車をチェックすることにしました。

戸車とは、編みやサッシ窓をレールでスライドさせるための車輪が組み込まれた部品です。
網戸をひっくり返してみました。

豊和工業網戸 

少し見づらいですが、ここに車輪(ローラー)が着いています。表側からネジ回すことで、車輪の高さを調整することが出来ます。戸車を外してみました。

車輪の調整ネジを回すことで、車輪が下がり、これで本来は網戸が外れなくなる構造です。が、このネジ部分が壊れていて、高さがすぐに戻ってしまいます。

高さ調整ネジ取付部にクラック(ひび割れ)あり

よく見ると、高さ調整ネジの取り付け部分にクラック(ひび割れ)が発生しています。これで負荷がかかった時にネジが効かなくなってしまうようです。

交換部品を調べてみると…

部品廃番でした

ネットで調べてみたところ、同じ形状と思われる、豊和工業のE型?の部品は廃番のようです。他に、Amazonや楽天などいろいろ調べても出てきませんでした。残念ながら、もう買えないようです。
別に社宅扱いの賃貸マンションなので、不動産屋に言えばいい話ですが、とにかく不動産の対応が遅いので、とりあえず自分でなんとかしてみます。

プラリペアで割れた部分を補強する

クラック部分をV字にカット

まずはクラックの入った部分を、V字にカットします。

プラリペアを使用

ここで登場するのがプラリペア。以前も当ブログで登場しましたが、プラスチックを形成できる粉末と溶剤のセットです。強固なプラスチックを造形できるので、こうした補修にぴったりです。

V字カットした部分にプラリペアを流し込む

V字カットした部分に、プラリペアを流し込みます。これで、クラックした部分の広がりを防いで、ネジがしっかりかかるようにします。
念の為、ネジ山部分にもプラリペアを流し込みました。固まる前にネジを入れておきます。
プラリペアは5分で硬化完了するのも良いです。接着剤だと、丸1日かかるし、ベースが劣化しているので、そこまで強固にはなりません。

これで修理完了。ただ、車輪の取り付け部分自体もたいぶガタが来ていて、対処療法でしかないのは確か。補修部品が手に入らない以上、今後外れやすくなったら、網戸毎交換ですね。その際は大家さんにご相談となりますね。
自衛隊に小銃も納品している豊和工業さん、補修部品、使いたい頃に廃番にしないで~と強くお願いしたいです。