「カメラ・レンズ関連」カテゴリーアーカイブ

リニューアルしたニコンプラザ新宿に行ってきた

COVID-19のおかげで、全然行けていなかったニコンプラザ東京(新宿)に、先日土曜日、サンシャイン水族館のあと行ってきました。
水族館で疲れている子どもたちを連れ回して悪いとは思ったけど、せっかくだしね。

ちょうどこの日、イベントをやっていましたので、子供らが邪魔しないよう、終わり時間くらいに訪問しました。

結局、終わったかなーと思ったイベントの最後の方は見ることが出来ました。阿部っちも見れたしね。子どもたちも何とか騒がずに、とりあえずカメラ撮ってみたいと言うので、持たせてみました(普段からパパので撮ったりしているので慣れています)。

そして息子まもなく5歳、Nikon Z 6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8Sによるファーストショットがこちら。

Nikon Z 6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8S

ちなみに息子氏も娘も、パパのD850やD810をたまに触って撮ったりしているので、シャッター切るのは手慣れたものです。
これ、背景にピント来ているけど、いや、すごい描写だ! きっちり画面の隅まで解像しているし、娘の前ボケも極めて自然。
歪みも感じません。すごいレンズだ。
こりゃ手持ちのAF-S 16-35mm f/4G ED VRは足元にも及ばないわ。Zボディを導入した暁には、まず標準ズームより先に手に入れたいレンズです。

そして、ついに、試したかった組み合わせ、Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2Sで撮ってみました。

Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2S

え、これ絞り開放f1.2ですよ。息子の髪の毛、ちゃんと解像しているし、ピント面からボケていくつながりが極めて自然。一見すると、f2くらいに絞ったんじゃないかというくらい、思ったよりもずっと広い範囲で解像しています。そして極めてなだらかにボケにつながっていきます。
ボケも何のうるささもなく、極めて自然です。

Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2S


びっくりですね。Fマウント唯一のf/1.2のレンズであるAI Nikkor 50mm f/1.2Sを持っていますが、あれは40年前の設計のレンズなので、絞り開放では球面収差が多く出ますが、こちらは何事もないかのように描写されます。完璧なレンズです。
前後ボケともに自然なので、立体感がものすごいです。
ピント面以外、急速にボケるレンズと違って、なだらかにボケていくので、絞り開放で撮りやすいですね。確かに、光学設計者氏が「絞りなんかいらねぇ!(意訳)」という意味がわかります。こんなに使いやすい大口径レンズがあるなんて!

更にこの組み合わせで、息子がパパを撮ってくれました。

Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2S

おい、ほぼ5歳児が撮ったのに完璧じゃないかよ。ジャスピンですよ。しかもこれ、瞳AFではなく、中央1点です。まあたまたま中央と瞳の深度が一致したんですけど、幼児なのに構図もちゃんとしてるし。そして背景ボケのとろけっぷりがまたよろしいですね。


子どもたちは双眼鏡コーナーが楽しかったようです。

それ、70万円するんだよ…

ということで、短時間でしたが、NIKKOR Z 50mm f/1.2Sや、14-24mm f/1.2Sを試せたのは良かったし、どちらも手に入れたいレンズです。

一方、Z 7IIもZ 6IIも、操作性がもう一歩の印象。慣れの問題なのでしょうけど、ササッと設定に行けない、普及機のようなもどかしさを感じたのも事実。この辺りは、Z 9デビューを待つしかなさそうですね。

息子の誕生日が近いので、サンシャイン水族館に行ってきた

息子の誕生日は4月なのですが、去年はちょうどCOVID-19による外出自粛期間になってしまい、何処にも行けませんでしたね。
テレワークも始まり、娘は小学校に入学早々に休校、息子も保育園に行けず、自宅周辺のお散歩をするだけでした。

今年もまだCOVID-19の影響はあるものの、気をつけつつ日常を過ごす、といった感じですかね。
そんなわけで、息子が突如水族館に行きたい、というので、自宅から一番近いサンシャイン水族館に急遽行くことにしました。
この日妻はお仕事で、2人の子供を連れて、ものすごく久々に電車に乗りましたが、上の娘は小学2年生になったので、まあ何とかなりますかね。

サンシャイン水族館は現在チケット事前購入制に

COVID-19の影響で入場者数に制限を設けているようで、事前にネットやコンビニなどでチケットを購入する必要があります。
土曜日当日、しかも春休み中とあって、厳しいかなと思いましたが、混んでいるのはお昼過ぎで、お昼前か夕方以降であれば、まだ空きがありました。
とりあえず、午前8時過ぎに、午前10時45分から受付のチケットを購入しました。
ここでチケットの買い方ですが、EPARKなど外部サイトでチケット購入の場合や、クレジットカード付帯の割引を使う場合は、額面は¥0円となり、入場口のチケット売り場でお金を払う「WEB整理券」を選択します。
うちの場合は、セゾンカード払いだと割引があるようだったので、このWEB整理券を購入し、チケットは入口横の窓口で、WEB整理券のQRコードを見せて、支払いはその場でセゾンカードを使いました。

他のカード会社やJAFの割引もあるようで、割引率も変わってきますので、一番オトクとなるものは、各自調べてみてください。

入場者制限しているので、快適に見ることが出来た

入場者数を制限しているだけあって、経営側の立場としては苦しいでしょうけど、見る側は快適に見ることが出来ました。特に午前入場は快適だと思います。
入場時間は制限されても、中に入れば、好きな時間滞在できるので、やはり午後は人が増えてきました。入るなら午前中か、夕方以降なのは間違いなさそうですね。

屋外展示は少々少なめ。今回はペンギンも少し遠かったですね。

映えるクラゲ

最近ちょっと落ち着いてきたインスタ映えなんて言葉、クラゲの展示はまさにそういうのにピッタリでしょうね。
結構撮影は難しいですよ。露出は落としましょう。

幻想的ですね~。そしてかなり展示は暗いので、最初撮影に使ったレンズ、AF-S 16-35mm f/4Gだと限界を感じまして、後半AF-S 24-70mm f/2.8Eに切り替えましたが、やはり明るいレンズだとAFもスパッと合うし、画質も良いです。
AF-S 16-35mmについては、画質の面で少々考えるところがありますね。

ともあれ、まだ4月とはいえ少々暑かったけど、本格的な夏になる前に行けてよかったかな。
子どもたちも楽しんでくれましたし。

【導入から4年半】フォーサーズの日

普段持ちのコンパクトカメラは、京セラT PROOFから始めて、その後いくつかのフィルムコンパクトカメラを所有した時期もありました。

京セラ T PROOF あの京セラも、CONTAXブランドなどを持ち、かつてはカメラメーカーでもありました


その後デジタルカメラの時代となり、KodakのおもちゃデジカメDC3200やら、NikonのCOOLPIX2500、P7000などを経て、格安でうられていたNikon 1 V1で、初めてレンズ交換式のコンパクトカメラに手を出しました。

2万円ちょっとでたたき売りされていたNikon 1 V1 デザインはアレだけど、安いので買ってみたら、案外良かった

ところがNikonは、Nikon 1シリーズを2015年のNikon 1 J5を最後に、Nikon 1シリーズの販売を2018年には終了してしまいました。
コンパクトなレンズ交換式一眼カメラは、やはり流行らないのか、更にセンサの小さいPENTAX Qシリーズも、同様に販売を終了してしまい、現時点ではPENTAXはレンズ交換式カメラは、一眼レフのみとなっています。

コンパクトなレンズ交換式一眼はマイクロフォーサーズが最後の砦

そんなこんなで、Nikon 1 V1の後継機として2016年にお迎えしたのが、OLYMPUS PEN E-P5でした。これは強力な5軸手ブレ補正と操作性の良さで、結構気に入っていたものの、動画の画質が古いNikon 1 V1より劣ることから、せっかく子供も生まれて4K動画も撮りたいと思い、ちょうどTwitterのフォロワーさんが手放すということで、2018年末にお安くPanasinic LUMIX GX7MK2に入れ替えることとなりました。

2018年末、Twitterのフォロワーさんからう安く譲ってもらったGX7MK2に入れ替えて現在に至る

Panasonicのカメラはこれが初めてでしたが、使いやすさはOLYMPUS以上によく、とにかくボタンのカスタマイズが豊富で、メインのNikon一眼レフと似た操作系で使えること、エフェクトが豊富で使いやすい(エフェクトとノーマル同時に取れる)、4K動画も画質がよく、画質はいまいちながらもEVFも内蔵していて、このコンパクトなボディに欲しい機能を詰め込んだGX7MK2は、3年たった今もお気に入りです。

すでに後継機のGX7MK3が2018年に登場していて、早3年経過、後先程HPを見たらなんと生産完了! 後継機の発表はなく、恐らく今後も出ないでしょう。OLYMPUSのE-P5も後継機はなく、やはりマイクロフォーサーズでも、ペンタプリズムのようなデザインのEVF内蔵機のほうが売れるようですね。かと言ってGF90だとちょっと物足りないし。
こういうコンパクトなボディがマイクロフォーサーズの良いところと認識しているのですが、GX7MK2も結構最近ヤれてきているので、GX7MK3、手に入れたいなぁ。

マイクロフォーサーズも、Panasinicは継続するとしているし、OLYMPUS改めOMデジタルソリューションズになった現在、少し雲行きが怪しいですが、ぜひ継続してもらいたいですね。

Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2をM4/3で使ってみた

最近良く通う、荒川彩湖公園で、子供の自転車の練習させたり遊ばせたりですが、こういう機会にカメラで遊びながら子どもたちをスナップするのが日課です。

この日の課題(?)は、マウントアダプタ遊び。久しぶりに、Fマウントをマイクロフォーサーズに変換するK&F CONCEPTのマウントアダプタで、Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2をLUMIX GX7MK2につけてみました。

 
Panasonic LUMIX GX7MK2にFマウントのCarl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2を装着

LUMIX GX7MK2は、CPU接点なしのレンズの場合は、レンズなしレリーズを許可すれば、撮影可能です。
もちろんミラーレス機らしく(一眼レフのライビビューでも可能ですが)、ピント合わせの拡大表示も可能、また拡大しなくても、MFレンズではフォーカスピーキングができるのですが、残念ながらCarl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2は開放での球面収差が多く、フォーカスピーキングが難しいレンズのようです。これは位相差センサでも同様で、一眼レフのフォーカスエイドもあまりあてになりません。
AI Nikkor 50mm f/1.2Sは、球面収差はあれど、ピントの芯もしっかり出るため、比較的MFしやすいのに対し、Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2はそのピントの芯も見づらいのです。
ですから、画面の拡大によるピント合わせが不可欠です。それでも見づらいのですが。

そんな気難しいレンスですが、何もビシバシ解像させようだなんて意図はなく、遊びですから。

娘の遅い自転車なら何とかMF可能

やっと娘も自転車に乗れるようになってきましたが、まだスピードを出すのが怖いらしい。
そのくらいのゆっくりの自転車なら、MFでもピント合わせ可能です。もっともMFレンズですから、フォーカスリングの回転角も大きく、素早くピント合わせは、ひしゃたいがちかづくほどこんなん。ちょっと遠目なら何とかと言ったところです。

このレンズ、後ボケは輪郭があってやや騒がしいです。その代わり、前ボケは柔らかく、光学的には球面収差の過剰補正気味、DC NIKKORであればDCリングF側に回したときの特性、とでもいいましょうか。前ボケ主体に撮るのが良い感じですが、なかなか前ボケって難しいですよね、写真に取り入れるのは。
フィルム時代の、京セラCONTAX時代のPlanarは、大学時代の友人が使っていたので、よく写真を見せてもらい、もう少し柔らかな印象を持っていましたが、COSINA製Planarは少々気難しいレンズですね。導入当時は、Carl ZeissがFマウントで使える時代が来るなんてと喜んでいましたが、やっぱりCONTAX時代のPlanarには未だ憧れてしまいますね。


菜の花を、LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.でも撮ってみましたが、さすがにこちらは後ボケもきれいですね。少し輪郭はあるものの、ザワザワした感じがなく素直です。

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.


準広角レンズながら、なかなかの雰囲気。いわゆるパナライカレンズですが、この線の細い描写が、最近は好きになりました。昔はLEICAのレンズ、どこか独特で線が細くて不思議だなぁくらいにしか思っていなかったのですが、最近やっとその良さがわかるようになってきました。
ただ、個人的にはLEICAのカメラには興味があまりなく、パナライカで十分だなと。
Lマウント機も気になりますが、アレは導入したらお高いのは目に見えていますからね。

サクラ サクラ

今年の桜は、例年よりも早く咲いているようで、東京と埼玉の境目あたりは、すでに満開ですかね。

ってことで、仕事帰りに桜を撮ってきました。
ただ撮るのもつまらないと思って、LUMIX GX7MK2にSUMYANGの7.5mm FISHEYE、魚眼レンズで撮影してきました。

魚眼は楽しいけど難しい。パンフォーカスのようで、絞り開放だと案外そうでもないのです。
SAMYANGのFISHEYEは、CPU非内蔵のMFレンズなので、絞りも実絞りとなり、夜だと絞りを絞るとEVFで見る像も暗くなってしまいます。利便性は、やっぱりCPU搭載の純正レンズですね。
Panasonicだと、LUMIX G FISHEYE 8mm / F3.5がありますが、外観が値段の割に安っぽい、ちょっと古い世代のレンズなんですよね。

それはともかく、難しいけど楽しい、魚眼でのサクラ撮影でした。

サクラ、本来の色は白に薄いピンクです。それが、周辺の照明で、良い感じのピンクになっています。決してRAW現像でピンクにしたわけでなく、肉眼でも周辺光の影響で良いピンクになっていました。
信号機の赤、街灯の影響ですね。まあそれはそれで、あえて補正しませんでした。

双体道祖神とサクラ

自転車の練習したり、スナップしたり

小1娘の自転車練習も2週目ですが、さすが子供、慣れるのが早いですね。バランスとるより、ペダルを漕ぐのが苦手だったのが、それなりに走れるようになってきました。
まだちょっとした坂道も上がれなかったり、力がない感じですが、だいぶ上達したかな。

広角で流し撮りって難しい

流し撮りもしてみましたが、広角レンズ(LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.)だと難しいですね、画角が広いので。ある意味、600mmレンズのような望遠のほうが、流すのは簡単だったりします。

あと、マイクロフォーサーズ全般に言えるのが、基本感度がISO200と少し高く、ISO100は拡張感度となるため、やや絵が硬くなってしまいます。こうして流し撮りをするのに、わざとシャッター速度を落としたいときに、絞りを目一杯絞っても、ISO100だとこの写真では1/80秒、もっと落としたいところです。
NDフィルタを使えば解決ですが、スナップ写真にNDフィルタを付けたり外したりは面倒ですしね。
こういうときに、SIGMA fpのようにぐっと感度を落とせるカメラは良いですよね。Lマウント機がニッチすぎるのが玉に瑕ですが。

LUMIX、モノクロで撮るのも楽しいです。

L.モノクロームは、モノクロのみでの撮影になりますが、クリエイティブコントロールであれば、通常のカラー撮影と、クリエイティブ撮影モードで選択した画像の両方撮れるので、お気軽に遊ぶことができます。こういうのはLUMIXの良いところなんですよね。

人はなぜ色あせやすい赤を重要な部分に使うのか?

Nikon D810でおかしな画像データがあったので、CFカードをチェクしてみた

メインのカメラはNikon D850ですが、D810も現役で使っていまして、むしろ家の中で撮影する分には、D810のほうが撮影枚数が多かったりします。
物撮りに酒撮り(笑)に、ときにマクロ撮影と、何かとまだまだ出番はありますね。さすがにこの世代から、撮って出しでも十分なJPG品質ですしね。

ところで、家庭内スナップしていて、こんな写真が撮れてしまいました。

殆どが真っ赤な写真

ナンジャコリャ? 実はこういうおかしな写真が撮れたのは2回目です。

考えられるのは、

  1. メモリカード不良(このときのCFカードはSandisk Extreme PRO 64GB 160MB/s
  2. カメラ内のメモリカードの接点不良
  3. カメラ内の画像処理の不良

といったところですが、まずは簡単に調べられるメモリカード不良のチェックツールで、CFカードの状態を調べてみました。買ったのは2014年8月、もう6年半以上使っていますからね。

メモリカードのチェックツール「Check Flash」

ウクライナ製のチェックツール「Check Flash 1.17.0」を使ってチェックしてみました。
ウクライナ製のソフトですが、日本語表示にも対応するのでご安心を。

ご覧の通り、チェックツールではエラーは検出されませんでした。
カード自体に、今のところ不具合はなさそうです。ただ、症状としては2回めなので、とりあえずこのカードは古いのでサブに回します。

去年のちょうど今頃、東芝の1000円で手に入れたCFカードをもっているので、今回これを気に、メインのカードをバトンタッチして様子を見てみます。
同じ症状が発生するようなら、カメラ側の不具合なので、修理するか…となりますが、Nikon Z 9も発表されて、迷うところですね。Zマウントのレンズはぜひ使ってみたいですし。

買う? Nikon Z 9開発発表

ついに、いややっとと言うべきか。Nikon Z 9の開発発表が、2021年3月10日にありました。

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、「ニコン Z マウント」を採用した初のフラッグシップモデルとなる、フルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ「ニコン Z 9」の開発を進めています。発売は、2021年内を目指しています。

ニコンの最先端技術を「Z 9」に結集させ、静止画・動画ともに過去最高の性能を発揮することを目指しています。幅広いジャンルで活躍するプロフェッショナルの極めて高いニーズに応えるべく、鋭意開発を行っています。
新開発のニコンFXフォーマット積層型CMOSセンサーと画像処理エンジンを搭載。また、次世代の映像表現を見据え、8K動画撮影をはじめとした、さまざまなニーズやワークフローに応える多彩な動画機能を有します。
「Z 9」は、道具としての使い心地を極め、これまでの一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを超える新しい映像体験を提供します。

センサは、「新開発のニコンFXフォーマット積層型CMOSセンサー」とあります。
すでに、Nikon Rumorsなどでは、センサについて以下のような記事が掲載されています。

Newly developed high-resolution stacked FX sensor. Three different sensors were tested: 45-46MP, 50MP, and 60MP. My guess is that they will go with the 60MP or the 50MP version but I could be wrong (the Z7 II already has a 45MP sensor, there is no need for another camera with the same resolution). I have received the most tips for a 50MP sensor based on what’s inside the new Sony a1 but improved and with even better performance.

Read more: https://nikonrumors.com/2021/03/09/rumored-nikon-z9-professional-mirrorless-camera-specifications.aspx/#ixzz6oqEgGRaJ

45~46MP, 50MP,60MPの3つの異なるセンサーのテストが行われている。私の予想では、60MPまたは50MPバージョンになると思うが、間違っているかもしれない。(Z7 IIにはすでに45MPセンサーが搭載されているので、同じ解像度のカメラをもう1台用意する必要はない)。受け取った情報の多くは、Z9のセンサーはSONY α1のセンサーをベースとした50MPセンサーだが、更に改良されているとのこと。(Yamaro意訳)

NikoRumors https://nikonrumors.com/2021/03/09/rumored-nikon-z9-professional-mirrorless-camera-specifications.aspx/

ミラーレス機のフラッグシップ機として先行した、SONYのα1は、5000万画素の積層型CMOSセンサを搭載していて、これまでの一眼レフフラッグシップの流れであった、低画素で高感度耐性を確保し、高速連写を実現するという手法から脱却し、高画素機でありながら高速連写も可能であるというのが主流になりそうです。

もはやスチルカメラだから動画は不要、とは言っていられない

日本ではまだ、スチルカメラに動画は不要、オレは動画撮らないから、なんて話はよく聞きますし、動画機能を省いて安くしてくれ、なんて話もありますが、もはやカメラの世界では、スチル機や動画機といった垣根がなくなってきています。スチル機だから動画はいらない、というのは、販売戦略的にも通用しなくなってきています。

そして4K動画が当たり前となり、市販のテレビも4Kが主流になった今、その1つ上の8K動画は、フラッグシップ機には必要不可欠となる流れのようです。
8Kは、解像度が7680 x 4320ピクセル、解像度では約3317万画素となり、それが30pのフレームレートで撮影できるとなると、一般的な一眼カメラのアスペクト比が3:2であることを考慮すると、縦方向は5120ピクセル必要です。つまり、7680x5120で3932万画素以上のセンサが求められます。
8K動画撮影可能なCanon EOS R5も4500万画素ですから、やはり少なくともこのくらいの画素数は必要となるわけです。
8K動画機は、高速連写でき、かつ高画素、というのは、必然となるわけですね。

そうなると、Z 9で予想される画素数は、少なくとも、Z 7やD850のように、最低でも4500万画素必要です。

SONY α1のセンサをZ 9がそのまま使う、という可能性は高そうですが、Nikonはこれまでも、自社設計センサ、製造は他社委託という形をとるケースも有ることから、多くの人が予想しているように、5000万画素積層型CMOSセンサで、α1のセンサそのままを売るとは考えづらく、完全自社設計、もしくはα1センサベースとしたカスタム、という流れが自然な気がします。
SONYとしても、イメージセンサの外販に力を入れているので、一番自然な流れかと思いますが¥、さてどうなるか?

D6を超えると自ら宣言、いよいよZシリーズを主軸に

DPReviewの記事では、D6を超えることを目標にZのフラッグシップ機を開発すると述べられており、これは機体が持てそうです。下手なものは出してこないはずでしょう。

いよいよNikonも、一眼レフのDシリーズではなく、Zシリーズに力を入れてきたと言えると思います。
Zの発売開始から3年、フラッグシップの発表はちょっと遅かったとは思いますが(1959年に発売したNikon初めての一眼レフNikon Fは、いきなりフラッグシップ機でした)、フラッグシップ機を出すということで、これからはZ一本で行くという意気込みを感じます。
同時にD6が、Dシリーズ最後の一桁機になるかもしれません。
D850の後継機も出るとか言われていますが、個人的にはそんな物を出す時間があったら、Zに注力していただきたいと思っています。

Dシリーズでは、一桁機はついに買うことはなかったけど、Z 9は、正直欲しいですハイ。ちょっと頑張ってお金貯めないとです。今年はカメラレンズ関係は貯金に回さないとですね。


ところで、なんでCP+2021でZ 9を発表しなかったんだろうね?

【百里基地】2009年3月2日の記録

もう12年とはね…。まだ茨城空港がなかった時代です。
当時は空港建設工事中でした。
この日は飛んでいる写真、どれも失敗ばかりで、まともなのが転がりしかないという。まだ全然腕がなかった頃ですね。今もあるのか疑問ですが(笑

現在は、航空自衛隊機は、基地側の滑走路(03R/21L)で離着陸することがほとんどですが、空港建造当時、滑走路の改修などで、03L/21Rを使用していました。
なので、比較的短いレンズでも、離着陸する機体を目の前で撮ることが出来ました。

この当時の機材は、Nikon D300にAI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)、テレコンにTC-20EIIでした。これでフルサイズ換算240-600mm相当でしたが、D300は、まだ画素数が1200万画素で、テレコンの影響があまり気にならなかったとはいえ、今見るとやっぱりテレコン画像はちょっと絵が眠いですかね。

03L降りの機体を撮影しました。

LUMIXのL.モノクロームが好き

たまにモノクロで撮りたくなるときがあります。

色彩を排して、輝度情報のみとなるのがモノクロ。
LEICAのM Monochromeのように、モノクロ専用のデジタルカメラも存在しますが、一般的なカラー撮影できるデジタルカメラのモノクロは、RGB各色の輝度信号をミックスして生成しているので、RGBからの輝度信号をどう分配させるかで、モノクロ画像として生成される絵が変わってきます。

元々カラーで撮影されたものをモノクロ化するか、最初からモノクロで撮るかでも、変わってくるわけですよね。例えば、カラーの画像からRGBのRだけを使ってモノクロ化する、あるいはRだけを抜いてモノクロ化する、それだけでも得られる絵は変わってきます。

モノクロフィルムの場合は、そのためにカラーフィルタをレンズに取り付けて撮影することで、コントラストや色に対する感度を変えたりしていました。
デジタルなら、それが比較的簡単にできてしまいます。

だけど、デジタルの場合、カメラ設定でモノクロ撮影する場合、いい塩梅のモノクロになるかは、カメラ次第だったりします。
その中でも、PanasonicのLUMIXシリーズにあるフォトスタイル「L.モノクローム」は、味わいのあるモノクロ写真が撮れるのがお気に入りです。

GX7MK2には、通常のモノクロームと、L.モノクロームの2つのモノクロモードが存在します。
通常のモノクロームが、一般的なデジタルカメラのモノクロームモードとほぼ同等の、明るめのやや締まりのないモノクロになるのに対して、L.モノクロームは、締まりのある絵になります。単純にコントラスを上げているのではなく、色の濃いものはより黒く、かつ黒つぶれさせない、ハイライトは飛ばさないがしっかり明るく、という絶妙なトーンカーブを描いています。

L.モノクロームの”L”は、恐らくPanasonicと提携しているLEICAの”L”なんでしょうね。Panasonic自身はあえて”L”が何かを言いませんが、LEICAのM Monochromeのような画作りを目指しているのでしょう。使ったことがないので比較できませんが。

後継機のGX7MK3には、更にコントラストを上げた「L.モノクロームD」も追加されましたが、個人的にはコントラスト上げ過ぎかな、L.モノクロームの塩梅が好きです。
他メーカーでは、なかなか出せないモノクロの質感が出ます。


こちらはカラー画像から生成した、かつて無料だったNik Collectionのプラグインから、Silver Efex Pro 2のモノクロ画像です。

うーん、L.モノクロームを目指して、それらしく作ってみたけど、ちょっと違うかな?