「お酒」カテゴリーアーカイブ

【光栄菊酒造】光栄菊 Anastasia Green 無濾過生原酒

GWに伊勢五本店千駄木店で買ってきたお酒その2。

【光栄菊酒造】光栄菊 Anastasia Green 無濾過生原酒

光栄菊です。光栄菊自体は最近割とよく見かけるお酒ですが、実は2019年にできた若い酒蔵なんです。名前が横文字のAnastasia Green(アナスタシアグリーン)。アナスタシアはギリシア語で「目覚めた・復活した女」だそうです。ちょっとピンときませんね(笑
横にある開栓注意の絵が可愛いです。

【光栄菊酒造】光栄菊 Anastasia Green 無濾過生原酒

裏にはグリーンの菊が。どうやらこれは実際にある緑色の菊の花の品種の名前をとったようですね。
酒米は「さがの華」。無濾過生原酒、アルコール度数は13度とやや低め。開栓注意の活性しているお酒です。
精米歩合や日本酒度は非公開です。

では慎重に開栓しましょう。

シュワシュワで粒子の細かい濁り系

キャップカバーを外した途端、キャップ毎ポンと外れて開栓! おお吹かなくてよかったぜ…。最近酒屋でも散々脅されますから。大漏洩事件については(笑
上立ち香はやや青みのあるバナナ? 口に含むと、爽快な発泡とともに爽やかな米の甘味、さっぱりとした酸味、そして後味に竹や木桶の風合いを感じさせる苦み。木桶で作った?風合いを感じさせますね。さっぱりとした中にも後味に独特の味わいがありますね。酒蔵は青草の風合いと呼んでいるようですが、今シーズンはややその風合いは薄いのだそうです。
でも個人的にはこのバランスは良いかなと思いました。もちろん、青草の風合いが強いバージョンも気になりますね。


【十八盛酒造】penguin no kimochi 無濾過生原酒

GW休みだからできる、お店の新規開拓、ってわけでもないですが、5月1日秋葉原まで足を伸ばしたので、その帰りに寄り道して行ってきたのがこちらのお店。

伊勢五本店千駄木店

こちらは都内有数の日本酒を扱う江戸時代から続くお店、伊勢五本店。中目黒店は行ったことがありますが、千駄木店は初めてです。
千駄木の住宅街にひっそり佇んでいます。見た感じは一般住宅を改装した感じですね。

お酒は3本買ってきました。まずはそのうちの1本から。

【十八盛酒造】penguin no kimochi 無濾過生原酒

初めて買う酒造、岡山県の十八盛酒造の「penguin no kimochi 無濾過生原酒」です。日本酒も最近こうしたラベルを貼り付けない、瓶にプリントした透明感のある爽やかな瓶が増えてきましたね。
日本酒=淡麗辛口で飲みづらい、というイメージを払拭して欲しいですね。そうでない日本酒、今はたくさんあるということを。

この酒造では年に4回、白黒動物シリーズを出しているとのことで、これはその第2弾だそうです。
伊勢五本店の店員さんから、酸味のあるおすすめのお酒、ということで、酸味好きなのでこれをチョイスしました。なにせ伊勢五本店、日本各地の良いお酒を揃えているので、迷う迷う(笑)
そんなときは店員さんに好みを伝えましょうね。

【十八盛酒造】penguin no kimochi 無濾過生原酒

画像斜めっちゃった。酒倉の意向なのか、ラベルに書かれている情報は控え目です。
とある酒屋さんのサイトでは、2023BY酒米は岡山県産朝日米、酵母は蔵付きと協会7号、日本酒度+3とありますが、生産年で変わるようなので、あくまで参考情報です。スペックを気にせず飲めということですね。

ほんのり薄黄色

開栓注意の札がある商品故に慎重に開栓しましたが、幸い吹き出すことはありませんでした。注ぐとわずかにガスっぽい気泡が見えますね。
上立ち香はバナナのよう。口に含むと…ん? おお、お~(伝わらないw)、なるほど、まずはちょっと若いバナナのような甘味と苦みが、その後ヨーグルトドリンク系の酸味と甘味のハーモニー。これらが主体のため、後味の辛さはさほど気にならないですね。
やや辛口のお酒らしいですが、確かに先入観無しで飲めば、これは辛口のお酒とは思わないですね。甘味と酸味、苦み、辛さのバランスが調和していますね。やや温まると甘味に膨らみが出てきます。

瓶の爽やかさに違わぬ、口当たりの良い爽やかなお酒でした。あっという間に飲んでしまいましたとさ。


扱っているお店は少なめですが、初夏にピッタリのお酒ですね。

先日行った行きつけの日本酒

GW休み直前、以前同じ部署だった職場の仲間と行きつけのお店へ。

今回は最後に飲んだ「みむろ杉」が大好きでした。作(ZAKU)のImpression Hも久しぶりだな。Gはそこそこ飲むんですが。
ほんと気持ちよく飲めるって幸せです。そして酒に合う肴が揃っているのが最高ですね。

【清龍酒造】清龍 大吟醸 にごり酒

先月末、東武動物公園に行った帰りに清龍酒造に寄ってきました。

清龍酒造

大きい酒蔵なんですが、直売所の入口が分かりづらいですね…。駐車場は結構広いのですが。
直売所は上の写真の建物ではなく、右側にある駐車場入口に近い建物でした。

そこで買ってきたお酒、まずは生酒から。冬季限定のお酒です。

【清龍酒造】清龍 大吟醸 にごり酒

このタイプの瓶、久しぶりだな。
大吟醸にごりです。

【清龍酒造】清龍 大吟醸 にごり酒

純米ではなく醸造アルコール添加、いわゆるアル添です。一部の日本酒好きはアル添を毛嫌いしますが、私は物によるかな、と思いますね。アル添もピンキリですから。確かにただの安酒では美味くないものも多い。でもちゃんとしたアル添の日本酒だってあります。
大吟醸で精米歩合はなんと40%と結構削っていますね。酒米はラベルにありませんが、山田錦を使用しているそうです。

よく冷やしていただきましょう。

カルピスみたいだね

まず上立ち香がすごい。華やかに香ります。青リンゴです。昔から鼻炎持ちで嗅覚はあまり良くない方なのですが、このお酒は開けた瞬間香りが凄かった。澱を混ぜた状態でゆっくり注ぐと、更に香りが立ちます。
口に含むと…いやなにこれ! 完全な青リンゴジュースだ!びっくりした! アル添の日本酒は淡麗さや辛さを出したり、アルコール度数を整える役割がありますが…これは後者かな? そのままでは甘すぎるので醸造アルコールを添加しているのかな?

もうアル添のイメージを完全に覆しています。まず濃厚な青リンゴジュースのような甘みと酸味のバランスがよいですね。にごり酒にありがちな雑味や苦みはほとんどなし。これは大吟醸だからかな? 濃厚なので後味の引きはゆっくりですが、引いたあとも辛さや雑味はなく瑞々しさを保ったまま引いていくのがすごい。
これはアル添の日本酒の常識を覆しましたね。よくあるアル添らしい辛さを殆ど感じないです。いやびっくり。今回たまたま最後の在庫だったようですが、これは来季にまた買いたいなと思いました。

【武重本家酒造】十二六 どぶろく甘酸泡楽

今シーズン最後のどぶろくです。妻が飲みたくて、職場に人に頼んで扱っている酒店で買ってきてもらったそうな。

【武重本家酒造】十二六 どぶろく甘酸泡楽

今季は3月末販売の商品がラストでした。基本的に取り扱いのある酒店での予約での購入なのですが、酒店によっては予約せず買える場合もあります。
瓶を見ただけでわかるドロドロっぷりですね。ここのどぶろくは特にドロドロ感が強いです。


【武重本家酒造】十二六 どぶろく甘酸泡楽

このどぶろくは火入れしないタイプです。同じ酒造から「十二六ライト」という通年販売の火入れどぶろくもありますが、やっぱりこの生タイプが真骨頂です。噴き出し注意ですが、蓋にガス抜き穴があるタイプなので、実際に噴き出したことは過去にないですね。ただ、製造したてのものは注意してください。

今回の商品はアルコール度5%、軽いですね~。日本酒度-100前後、酸度3~5で精米歩合は70%。日本酒度などのスペックは製造ロットで変わるようです。賞味期限は比較的短いため、購入後すぐに飲んだほうが良いそうですが、今回少し時間が経過してしまいました…

時間が経過したので、いつもよりやや発泡感少なめ

上立ち香はほんのりマスカット。口に含むと…、少し時間が経過したせいか、いつもより発泡感は少ないかも。相変わらずのドロドロっぷり。そして甘みもいつもより控えめで、相対的に酸味が立つので、自分はこれがベストバランスと思いました! そう、甘すぎないんですよ。
酸味と甘味のバランスが良いです。この十二六を飲んで、ちょっと甘味が強いと思ったら、少しだけ寝かせてみると良いかもしれません。
ただ、元々賞味期限が短いので、寝かせすぎるとバランスを崩す可能性あり、賞味期限ギリギリ(製造から約20日前後)が良いかもしれないですね。

来季は早めに確保したいなと思いました。いつも忘れちゃうんだよね。

【Famiglia Cotarella】Poggio dei Gelsi Est! Est!! Est!!!

普段そんなにワインは飲まないのですが、嫌いではなくむしろ好き。でもワインは世界中で造られるだけに、あまりに種類が多い。もうわからない。美味しいと思って次買いに行くともうない。
なので、ウイスキーなど他の洋酒に比べても、あまりに種類が多い分わからないことだらけ。

今回は妻がカルディで買ってきたワイン。恒例のスプリングチャンスBOX、何が入っているかわからないけど、少なくとも損はないぞって売り方です。
2本買ってきたうちの1本目は、箱を開けたら一番安いやつでした…。とは言え庶民が飲むテーブルワインとしては一般的な価格のものですね。

【Famiglia Cotarella】Poggio dei Gelsi Est! Est!! Est!!!

もうワインは醸造酒の名前なのか銘柄なのか、そこからわからん…。 “Est! Est!! Est!!!”なんてラベルには入っていないし…と思ったら裏側の透明ラベルに入っていました。
こんな感じなのでGACKTなんてのは神の領域ですわ。日本酒はハマって10年、色々飲んできたので多少味はわかるけど、ワインは…。やっぱり色々飲まないとわからんですね。経験値です。

軽く冷やしていただきます

香りはりんご系?ぶどうなんだけどね(笑) 爽やかな香りです。
口に含むと…あ、飲みやすいです。酸味はスッキリと、辛口というほど辛口ではなく中庸ですね。フルーティさも残しつつ、とてもバランスが良いです。余韻に苦みが少し。食中酒てよく出来ています。お店で白ワインを頼んでこれが出てきたら、どなたにも飲みやすいワインだと思いますね。
価格と味のバランスもよいです。これはカルディで買ったワインの中でも好きな系統ですね。売られていたらまた買いたい、そんなワインです。
ただワインの常で、いつも置いてあるとは限らないんだよね。

【永井酒造】谷川岳 春酒 純米吟醸

3月の群馬流行で買ってきたお酒、まだまだ続きます。こちらは永井酒造、「水芭蕉」ブランドのお酒は関東圏のヤオコーでもよく売られていますが、昔からあるブランドは「谷川岳」です。

【永井酒造】谷川岳 春酒 純米吟醸

春酒、この時期限定の純米吟醸です。火入れなので常温保存可能。生酒ブームですが、本来日本酒は火入れして常温保存できるものが一般的なのです。

【永井酒造】谷川岳 春酒 純米吟醸

こちらもラベルにあるように、開栓後の時間経過で味わいの変化を楽しめる設計のようです。
冷蔵庫を占拠しなくても良いので、こちらは一升瓶で購入しました。さて変化はどんな感じだろうか?

ほんのり薄黄色

注ぐと結構泡立ちが。でも発泡系ではないです。
上立ち香はラベルの通り、爽やかなマスカット系。常温で口に含むと…おお、奥行きのある味わいですね。決して重々しいわけでなく、むしろ軽快な甘みと酸味がありつつ、落ち着きがあります。フレッシュだけど、かといって華やかな味わいというより、端正な味わいなんですよね。
爽やかな、と単純に片付けられないのです。ここまでが開栓初日の印象。

2日目。常温保存です。確かに変化はありますね。個人的にはラベルにある甘みや米の旨みやふくらみとあるけど、ふくらみが増しました。なので相対的に甘みはやや後退したかのように感じますが、決して辛口になったわけではないですね。

いや面白い。これだから日本酒は面白いです。そして、火入れでも味わいの変化を楽しめる、これが最近のトレンドなのかな?
ぜひ皆さんも一升瓶で楽しんでみてください。

季節商品ゆえ、もう店頭在庫のみで通販では買えないようです。見つけたら買いですよっ!

【土田酒造】Tsuchida 99 UA Ver. UNITED ARROWS LIMITED / 6号酵母仕込

群馬旅行で買ってきたお酒、土田酒造の2本目。限定生産で衣料品ブランドでおなじみ、UNITED ARROWSとのコラボ商品です。

【土田酒造】Tsuchida 99 UA Ver. UNITED ARROWS LIMITED / 6号酵母仕込

土田酒造は様々なアプローチからお酒を作っている、群馬でも気鋭の酒造です。
ベースとなったTsuchida99は、毎年9月9日に発売するお酒で、米麹割合を99%と、ほぼ米麹で作るお酒です。通常のお酒は20%程度とのことですが、この酒は限界の99%で、1%米を残したのは、酒税法上、日本酒は米と米麹を使用しなければならないからだそうです。
さてこのTsuchida99は酵母は無添加の蔵付酵母で作られていますが、このUNITED ARROWSとのコラボ商品では6号酵母系の協会601号酵母を使用しているそうです。

【土田酒造】Tsuchida 99 UA Ver. UNITED ARROWS LIMITED / 6号酵母仕込

一般に、酵母無添加の蔵付酵母で作る場合は、力強い味わいになることが多いのですが、新政のNo.6でお馴染みの6号酵母系を添加することで、同味わいが変化するか?

精米歩合は70%、アルコール度数は少し低めの14%。土田酒造のお酒は基本常温保存出来る火入れ品で、さらに開栓後も味わいの変化も楽しめます。
これは楽しみ!

濃いめの黄色で薄濁です

常温で開栓。上立ち香は…ヨーグルトドリンクだ(笑)。酸味と甘味を感じます。
口に含むと…おおおお、カラメルの甘み、そしてその後酸味が来るのでヨーグルトのようでもあり、バナナのようでもある。かつ重さはなく軽快で飲みやすい。いや待てこりゃどんどん進んでしまうぞ。どちらかというと芳醇系なのに、スイスイと飲めてしまう。これが6号酵母の力なのか!
あまりに飲みやすく、初日にして半分飲んでしまった。飲みすぎた! こいつは…日本酒を普段飲まない人に、先入観なしに飲んで欲しいお酒でした。いや一升瓶で欲しいわ~。


ツチダさん、是非一升瓶でも出してください。これすぐなくなっちゃうよ~

【土田酒造】シン・ツチダK

先月の群馬スキー旅行で購入したお酒。今回は土田酒造です。
なにせ種類が多い上に、実験的なお酒もたくさん出しています。購入迷いますね。

土田酒造の方の説明では、ツチダの多くのお酒は「要冷蔵」と書かれているもの以外は常温保存、更に開栓後も常温保存で熟成させても、味わいの変化はあれど味が落ちないように設計しているとのこと。

ということで、安心してたくさん買ってきました(笑
ではまず1本目は・・・

【土田酒造】シン・ツチダK

シン・ツチダKです。このお酒の特徴は、”Tsuchida K”というお酒の作り方である、仕込み水の一部を日本酒で作る、いわゆる貴醸酒の作り方を”シン・ツチダ”という土田酒造の代表的なお酒に取り入れています。

Tsuchida Kが酵母を協会系901号で醸しているのに対して、このシン・ツチダKは、人為的に酵母を添加せず自然に存在する酵母、蔵付酵母を取り入れたシン・ツチダにおいて、更に仕込み水の一分に日本酒を使った貴醸酒版となります。

【土田酒造】シン・ツチダK

凝縮されたシン・ツチダと言っても良い「シン・ツチダK」精米歩合はなんと90%、ほぼ米を削らずに作った純米酒。アルコール度数は16.5度と平均的な数値です。
ラベルの左にあるように、常温帯が推奨されています。もちろん冷やしても温めても美味しいそうですが、常温で飲むことを基調としています。
冷蔵保管は一般家庭ではどうしてもスペースをとってしまうので、本来の昔ながらの日本酒、常温保管で飲めるというのは良いですね。

濃いめの黄色のお酒

上立ち香は濃厚なカラメルの甘味を感じますね。口に含むと、おやおや、想像と結構違った! 貴醸酒は濃厚でとろっとした甘いお酒が多い中、もちろんこのお酒も一般的な日本酒よりは甘口なのですが、濃厚なのにスパッと引いていく。想像した貴醸酒より若干甘さには落ち着きがあります。
蔵付酵母で作る生酛造りのお酒は、強めの酸、力強い味わいになるお酒が多いのですが、良い意味で生酛っぽさはそこまでないですね。酸味も雑味もやや控えめ、甘みも平均と濃厚の中間くらいで、デザート酒と言われることが多い貴醸酒ながら、この酒は食中酒としてもいけますね。濃いめの味付けの食事によく合うと思います。

開栓しましたが、土田酒造の方の教えに従い(笑)、冷蔵庫に入れずに常温で保管し、味わいの変化も楽しみたいと思います。


生酛造りを主体とした土田酒造のお酒、どれも素晴らしいのですが、ぜひ一度土田酒造の蔵元売店にお立ち寄りください。そこでしか買えないお酒も結構あります。
でも遠くてムリ、という方は是非通販で。

【大利根酒造】左大臣 活性にごり酒 諸白 白貴(もろはく しろき)生詰原酒

群馬旅行で買ってきたお酒第2弾。左大臣ブランドの利根川酒造のにごり酒です。

【大利根酒造】左大臣 活性にごり酒 諸白 白貴(もろはく しろき)生詰原酒

吹き出し系のようですが、四合瓶にはガス抜き穴はないそうです(一升瓶にはある)。要冷蔵、横にしないでとの注意書き。

【大利根酒造】左大臣 活性にごり酒 諸白 白貴(もろはく しろき)生詰原酒

久しぶりの醸造アルコール添加。なので辛口系ですね。面白いのは「アルコール分 18.0%~up 日本酒度 +10~up」とあり、これは火入れしない生詰の原酒で、瓶内での熟成が進むことで、酵母が糖分をアルコールや炭酸ガスに分解します。結果、アルコール度数は上がっていき、糖分が減るために日本酒度も増すことになります。

ラベルにあるように、吹き出し系にあるいつものガス抜き手順が書かれています。では慎重に開栓しましょう。

今回はガス感はなく、良い感じ薄濁り(やや上澄み)

ちょっと回して、あ、これは大丈夫だなと判断して一気に開栓。ガス感は殆どなかったです。あるんですよね、吹き出し形と言いつつ、肩透かしの場合が。
ただ、これは熟成度合いや保管温度(要冷蔵です)、製造ロットで結構変わるので、今回はあくまで吹き出さなかったというだけのことです。

上立ち香はババナ系。口に含むと、発泡感はやはりあまりない。そしてバナナの甘みとともにアルコールのアタックがややあり、そして苦み、濁りのわりに切れは良いですね。
甘みはバナナ系とはいえやや控えめ、結構ドライな印象で、これも一般的な濁りとはちょっと違いますね。
このお酒はアル添が割と良い仕事をしているんじゃないかな? ややドライなのが返って良い印象。甘めにすると、全体として辛すぎて甘すぎてという感じで全体がボヤけてしまうにごり酒って結構多いんですわ。純米酒以外は日本酒じゃないという酒蔵もありますふが、私はそれはあくまで酒蔵のポリシーであって、やり方次第じゃないかと思ってます。
決して安酒のアル添ではないです。食中酒に最適ですねこのお酒。


毎年12月から出荷されるお酒ですが、ネットでの取扱店は少なめです。酒造の直販でも購入可能です。

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