「艦船」カテゴリーアーカイブ

ITS Francesco Morosini (イタリア海軍哨戒艦モロシーニ)を見学してきた

イタリア海軍の最新鋭哨戒艦、ITS Francesco Morosini(フランチェスコ・モロシーニ)が横須賀に寄港したわけですが、今回なんと見学する機会を得ました。

イベントチケット制で募集がかかっていたのですぐに応募

たまたまTwitterで情報をえて、すぐに見学申し込みしました。無料ですが、eチケットで申し込むやり方、上手いなと思いました。
言い方は悪いですが、ITに疎い層はこれで跳ねられるわけです。
海上自衛隊横須賀基地に停泊しているので、基地内に入って見学することになります。

乗艦してまずはヘリ格納庫と搭載ヘリのNH90を見学。

ヘリ格納庫は広くて高さもあり、海自の汎用護衛艦のヘリ格納庫よりやや広く感じましたが、搭載ヘリもやや大きめのNH90だからかな(2機搭載可能)、と思ったけど、実は海自のSH-60Kとほぼ同じ大きさのようです。
機体の基本設計は海自のSH-60系より新しいだけに、先進的なデザインですが、NH90は技術的トラブルも多いようで、早期退役や導入停止している国もあるようで、この機体も実績が気になるところです。質問はしませんでしたが。NH90のNHは、NATO Helicopterの頭文字だそうです。
ヘリの移送装置やシャッターも、海自護衛艦と違って興味深いです。新人自衛官も見学に来ていました。

艦首へ

先進的な外観を近くで拝むことが出来ました。進行方向に対して対面する平面がほぼないのです。速そうです。
搭載砲ややはりイタリア製のOTOメララ127mm単装砲、砲塔は127mm方にしてはコンパクトに見えて、こんごう型護衛艦に搭載されている同じOTOメララの127mm砲より世代が新しいだけあります。
この艦艇は哨戒艦型だけあり、今後建造される重武装型が搭載するであろうミサイルの垂直発射装置(VLS)があるべき1層上がった甲板には何もありません。
続いて艦橋へ。

CICの見学もできた!

どこの海軍も、艦艇の中枢戦闘指揮所であるCIC(Combat Information Center)はまず一般人を立ち入らせることはなく、せいぜい雑誌などの取材での写真で見るくらいしかないのですが、人生初、CICルームを拝むことが出来ました。ただしここだけは撮影禁止でした。
甲板からCICまでの通路も、特に軍艦の階段は海自もアメリカ海軍も急なタラップ、といった感じですが、イタリア海軍は随分と緩やかで広く、安全面からもこうした普通の階段の採用は良いなと思いました。

CICルームは、最新艦艇だけあり、イタリアの軍事企業Leonard製の操作コンソールがズラリ。写真を見せられないのが残念ですが、共通コンソールは40インチ程度のディスプレイとキーボードが搭載されていて、共通とのこと。検索したら、コンソールの画像出てきました。

ログイン画面が表示されていて、各武器などの担当者がログインすることで、どのコンソールからでもレーダーなどの情報表示、砲撃や対艦ミサイルの発射など、各種管制ができるようです。これは海自の新しい艦艇も同様ですが、海自の最新鋭もがみ型護衛艦は、360度ディスプレイを搭載した円形のCICルームと、保守的だった海自にしてはいきなり冒険したデザインらしいので、それと比較すると、大型ディスプレイを進行方向側に敷き詰めたモロシーニは、配置としてはごく一般的なCICですね。
とはいえ、最新鋭艦艇には違いなく、こうした大画面の共通コンソール(以前は武器の種類で専用コンソールがそれぞれ搭載されていた)はトレンドなんでしょうね。

面白いのは、CICルームは艦橋(ブリッジ)のすぐ後ろに配置されていて、この辺りは日米艦艇のように、艦橋とは切り離して防御の面から別階層の場所に設置しているのとは違って興味深いですね。考え方の違いなんでしょう。
ちなみに、この共通コンソールや大型ディスプレイなども、Leonardのロゴが入っていました。

まるで航空機やスポーツカーのような艦橋

CICルームの前方に配置されている艦橋(ブリッジ)、さすがイタリアンデザイン。色使い、ディスプレイの表示や操舵輪など、これだけ見るととても艦艇の操艦をする場所には見えなかったです。

革張りシートにハンドルはまるで航空機。コンソールの間接照明は赤! とても日米の艦艇では真似できない(笑
ところでディスプレイに表示される艦艇のCG画像は、レーダーが1面あたり2枚となっていました。つまり、今後建造される対空ミサイルを搭載する重武装型は、レーダーアレイがもう1面増えるということでしょう。

操舵輪はMOMOステアリングだ!

軍艦史上、最もスポーティな操舵輪を見た!

この操舵輪を見た瞬間、上はカットされているけどMOMOステっぽいと思いました。ロゴは入っていないけど、どうやらMOMO製のようです。どう見てもMOMOです。
ある一定年齢より上の車好きには響くでしょうね。まさか船にMOMOステアリングが装備されているとは! さすがイタリア、デザインの国、フェラーリやアルファロメオの国だけあります。これで艦艇ドリフトも(笑

あらゆる配色がイタリアン

前方のコンソールはまるで航空機のような操作盤ですし、せり上がるディスプレイとか、もうすべてがいちいちカッコイイです。革張りシートにはビジネスクラスのシート宜しくLEDライトも装備されています。
こんな艦艇なら快適でしょう。合理的デザインの日米とは一味違いますね。いやはや楽しい時間でした。

30分の見学はあっという間に終了。ちょっと物足りないくらいがちょうどよい? 見学者の皆さんも名残惜しそうに外観写真を撮っていました。
日米の艦艇以外はなかなか見る機会、まして中を見学する機会はないので、CICルーム含め見学できて、貴重な体験でした。

横須賀にイタリアを感じに行ってきた

横須賀に、イタリアの最新鋭艦、パオロ・タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ Francesco Morosini」(P-431)が寄港したので、めったに見られないイタリアの艦艇を拝みに行ってきました。
2022年10月に就役したばかりの最新鋭艦です。

モロシーニは、このクラスの艦艇の哨戒型で、この後建造される同型は、対空ミサイルが搭載され戦闘機能が強化されるようですが、モロシーニは哨戒艦として、武装は5インチ/3インチ砲と対艦ミサイルのみとなっています。

朝、横須賀に到着しました。特徴的な艦橋が目に付きますね。すぐ後ろには、これまた海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦「くまの」(FFM-2)が。こちらも2022年4月に就役したばかりの新鋭艦で、同じ時期に就役した両者の違いが見て取れます。
もがみ型も、護衛艦としては、従来と大きく異なりよりステルス対策に踏み込んでいて、掃海艦機能を付与するなど、これまでやや保守的だった護衛艦からは一線を画しています。

せっかくなので、モロシーニを見つつ、ヴェルニー公園から艦艇を散策。

朝のヴェルニー公園はのんびりしていていいですね。
そしてやはり哨戒艦モロシーニの外観、ステルス対策による平面を複雑な構成で成り立たせていて先進的ですフェーズドアレイレーダーが取り付けられた部分に、不自然にくうかんがあいているのは。恐らくこの次の重武装型で対空ミサイルが搭載されるため、その誘導用レーダーが追加装備されるスペースなのでしょうね。

海上自衛隊も、艦艇不足により、武装を大幅に簡略化した哨戒艦を建造予定ですが、同じ型の船で武装違い、という伊のやり方は合理的にも感じます。
そういえばもがみ型護衛艦も、当初予定の建造数22隻から減らして12隻となり、次の型に移行するようなので、もしかしたら哨戒艦と同じ型にして武装の違いで任務を分ける…なんてことも考えているかもしれませんね。

もちろん、これだけのために来たわけではありません。ということで、実際に哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ」の内部を見学する機会を得ましたので、行ってきました。
続きはまた。写真も動画も編集全然進んでないけど…。

よこすかYYのりものフェスタ2023に行ってきた【スチル編】

よこすかYYのりものフェスタは初めてだったりしますが、着いたのが13時半過ぎ。そこから昼ごはんを食べての会場入りだったので、見学は海上自衛隊横須賀基地の護衛艦ひゅうがに的を絞りました。

会場の奥の艦艇のほうが空いているらしいというのと、一緒の息子は物心がついてから初めて乗るヘリコプター護衛艦、エレベーターに乗せとけば楽しめるしね。

お隣の護衛艦やまぎりも見たかったけど、時間の関係で断念。こちらも艦齢がかなり古いので、見られるうちに見ておきたいという気持ちです。
ということで、護衛艦ひゅうがに乗艦しました。

案の定(笑)息子はエレベーターが気に入ったみたいです。
ということで、エレベーターで甲板へ。

「ひゅうが」型護衛艦は、サイズの成約でF-35B搭載はしないので、ファランクスCIWSも甲板に設置されています。光学照準器のコーティング、結構剥げていますね。
機関砲部分は住友重工がライセンス生産しているようです。

ひゅうが甲板は高い場所にあるので、周りがよく見えてよかったです。
一番のトピックは、昨日の記事にある、潜水艦入港と哨戒ヘリの飛行がセットで見られたことですね。
激混みということもなく、前世紀のこの手のイベントってこのくらいの込み具合だったよなぁ…という感じでした。見学時間ギリギリだったのが返って良かったです。

ひゅうがの甲板から見えたこの潜水艦、一見「そうりゅう」型と区別がつきにくいですが、船体の切り欠きの形状から、最新の「たいげい」型のようです。
そして、たいげい型はまだ2番艦までしか就役していないのと、2番艦は呉に配置されていることから、この写真の潜水艦は、ネームシップの「たいげい」(SS-513)であると推察されます。

たいげい型潜水艦「たいげい」(SS-513)

下艦して、その他の艦艇も外から観察。

特に潜水艦をこんなに間近で見られる機会はあまりないので、じっくり見てきました。
吸音タイルがかなり多くの面に貼られています。アメリカやイギリスの潜水艦の吸音タイルは、水圧による船体伸縮の影響なのか、結構剥がれている写真を見たことがありますが、海上自衛隊の潜水艦の吸音タイルは、剥がれているのを見たことがないです。剥がれないような付け方をしているのでしょうね。
そして、海上自衛隊の潜水艦は、就役直後や練習艦となったもの以外の現役艦艇は、艦番号や艦名を表記せず、どの艦艇がどこで作戦行動を行っているかがわからないようになっていますが、展示の潜水艦は艦名「せいりゅう」と銘板が掲げられていました。
そうりゅう型潜水艦の9番艦で、まだ新しい潜水艦ですね。

横須賀基地を出て、ベルニー公園で息子とベンチでおやつを食べつつ、艦艇を眺めて帰路につきました。

このくらいのんびり見られるなら、また来年も行こうかな?

よこすかYYのりものフェスタ2023に行ってきた【動画編】

子どもたちの週末が、テストで忙しくなってきて、なかなか家族で遊びに行ける機械が少なくなってきましたが、なんとか時間を作って、今回も息子と2人で横須賀に行ってきました。
予想通り渋滞はしていたけど、なんとか護衛艦の見学のラストに間に合いました。というか、ラストに護衛艦ひゅうがに乗れたのは運が良かったです。
今回は、スチルより先に、動画を編集してみました。
動画は護衛艦ひゅうがの甲板上から撮影。

Nikon Z 8の動画も、Z 9譲りで非常にきれいです。動画からのスチル切り出しでこのクオリティです。もちろん動画ならではの欠点は無きにしもあらず(露出など)ですが。
4Kなので800万画素ですが、むしろスチル化してブログに掲載する際にはフルHDに落としているという矛盾(笑
今や動画のほうがクオリティが高いというのもおかしな話ですが、Webで未だ主流のJPGが前世紀からのものなので、仕方ない部分はありますね。

実は展示されていた哨戒ヘリSH-60Kが15時半に離陸するのは事前に公表されていたので、ちょうどその時間前に護衛艦ひゅうがに乗れたら、甲板上から見ることが出来るだろうとは踏んでいたけど、まさかそのタイミングに合わせて、そうりゅう型潜水艦が入港してくるとは思いもよらず、ラッキーでした。
なかなか航行中の潜水艦を、高い視点から、しかも艦尾のX舵の動きも見ることは出来ないので、貴重な体験でした。

動画、手ぶれ補正の設定が課題だな…

城ヶ島からの風景

国際観艦式撮影で行ってきた城ヶ島のこぼれ写真です。

個人的に、結構このスポットから撮影は悪くなかったです。もちろん、視程は厳しく、艦艇をくっきり撮ることは出来なかったし、航空機もそれほどこの周辺は飛ばなかったので、その点は残念だったけど、単純に写真を撮るスポットとしてよかったのと、逆光でシルエットになる艦艇、という絵も悪くないなと思いました。
岩場なので、重い機材を持って移動は骨が折れるけど、三脚を据えても迷惑がかからない広い場所で、ゆっくり撮れるのは良かったですね。

こうしてみると、左下の護衛艦「もがみ」型はやはり独特のシルエットで、新世代の艦艇だなと言う印象です。

写真データに埋め込まれたGPSデータの確認

ところで、もう10年ほど前から、カメラで撮影した画像にGPSデータを埋め込んでいます。
かつてNikonのNX Studioやその前進のViewNX-iなどには、埋めこんだGPSのマップを表示できる機能がありましたが、Google MapsのAPIの仕様の問題? 契約の問題なのか、現在この機能が削除されてしまいました。
そこで最近使っているのがこのソフトです。

画像位置情報取得ツール https://www.osadasoft.com/software/getgpsinfo/

画像位置情報取得ツールを使っています。ただこのソフト、1つのフォルダにある複数の画像の位置をすべて表示する機能はないようです。1つのファイルを選択して表示、という感じです。
また、Googleマップも表示はできますが、APIの契約の関係か、”For developmnent purposes only”と表示されてしまいます。Nikonもこれがあって表示機能をやめたのでしょうね。

かつてのViewNX-iで表示した2015年の観艦式で撮影した画像のGPSポイント、乗艦した護衛艦「きりしま」の航跡がわかります

↑Googleマップでなくて良いので、こうした機能はNX Studioに復活してほしいですね。

令和4年度国際観艦式を見てきた(遠くから)

令和4年度(2022年度)の観艦式は、一般募集はなく、代わりに観艦式初のYoutube配信となりました。
最後に行われた観艦式は2015年で、運良くイージス護衛艦「きりしま」に乗艦できました。
2019年の観艦式は抽選から漏れてしまいましたが、台風の影響により中止となったため、観艦式としては7年ぶり、国際観艦式としては日本は20年ぶりの実施となりました。

さてどこから何を見ようか? 結構迷いました。
当初の案は、百里基地から観艦式へ向かうF-35Aを撮影後、千葉へ移動して観艦式帰りの艦艇を撮影する、というものでした。
これは安牌ですが、千葉への移動が距離が長く時間がかかるのと、今回の観艦式は一般客を乗せないために、従来までとの変化もあるだろうと思いました。スケジュール的に。ちょっと読めない。
結局、観艦式が行われる相模湾を拝める場所に行くことにしました。

8時、周辺は釣り客で賑わっていますが、同業者はまだ来ていない? ここから撮るのは初めてです。ここまで来るのに、ゴツゴツした岩場を、600mmと200-500mmに24-200mmレンズ、カメラボディ2台に三脚、かなりの重量の荷物を持って上がるのは結構きつかった…。
まあ、距離的にもあまり良い絵が撮れるとは期待していませんが、近場で見られるのは良いな。
無線は、観艦式用にプリセットをカスタマイズしていきましたが、これがビンゴ! よく入りました。

相模湾で準備に入る艦艇。先日木更津で見学してきた護衛艦「もがみ」型は、遠方でもそのシルエットが分かりやすいですね。
かなり遠方、かつ600mmの望遠レンズだと、視程はこんな感じ。なので雰囲気を楽しみましょう。

米軍のヘリやP-1哨戒機、鳶を撮りつつ、観閲艦となる、護衛艦「ひゅうが」と「いずも」が現れました。

動画も少し。この時、Z 24-200mmも使いたく、それが使えるボディはZ 9のみなので、AF-S 600mm f/4GにはD850を取り付けていました。なので動画もD850で撮りました。

4Kですが、元々視程が良くないので、あまり意味は無いか…。

この後観閲艦が受閲艦隊の列へ向かい、Youtubeの配信と無線を聞きつつ撮影はしましたが、何せ遠方過ぎる故に、目視では状況がよくわからないですが、そこはYoutubeの配信と無線で楽しみました。

国際観艦式の配信はアーカイブでも見られます

観閲艦内の放送も、無線でそのまま流していましたね。
航空機も小さく…小さすぎやね(苦笑 まあ見えたことは見えた。F-35Aらしき機体や、受閲を終えて帰投するV-22オスプレイも。
陸自の飛んでいるオスプレイは初めて見ました。しかもJG-1701は初号機ですね。
AH-64Dアパッチ・ロングボウも久しぶりに見ることが出来ました。陸自はE型にはアップグレードしないのかな?

受閲を終えた艦艇が横須賀に戻っていきます。

受閲を終え横須賀に向かうインド海軍フリゲート「シヴァリク」(F47)

インド海軍の艦艇、フリゲート「シヴァリク」、インドは武器システムをロシアからも西側からも導入して、政治的にはうまいことやっている(でもインテグレーション的に問題もありそう)感じですね。この艦も、ロシア系のレーダーや対空ミサイルを搭載する一方、イスラエル製のレーダーだったり、主砲がOTO76mm砲と言った具合に、西側の装備もあったりします。政治的に複雑な事情があるんでしょうね。就役が計画通りに進まないのはインドの常識です。

ブルーインパルスの展示

お待ちかねのブルーインパルスの登場! こちらも無線でバッチリ状況は聞けましたが…、やっぱり遠すぎた。観閲艦は、どんどんこちらから離れていくため、ブルーインパルスの距離も必然的にここからは遠くなります。
こちらも記録的写真にしかなりませんでした。

いやぁ遠い! おまけにお昼になり気温が上がったので、海上の水蒸気も増えたのでしょうね。視程も悪化しました。
受閲艦に向けての展示なので仕方ないですね。

恒例!?呼ばれていない米空母が見切れる件

以前も、呼ばれていない米空母が見切れる事案がありましたが、今回もでした。ロナルド・レーガンが現れた!

逆光ですが、護衛艦「いずも」と意図せず並走(望遠レンズの圧縮効果で近いように見えますが、実際は両艦の距離は離れています)しているように見えました。

さて帰るとしましょう。
周辺の記念撮影。岩がすごいですね。長年の波の力でこうなったんでしょうね。

最後に横須賀で艦艇の入校を見ようと思ったけど…疲れた。時間もアレだし、帰ろうか~ってなりました。

インド海軍フリゲート「シヴァリク」(F47)とオーストラリア海軍補給艦「ストルワート」

最後に横須賀港を眺めて、この1枚を撮って本人も帰投しました。

次回は3年後ですが、そのときはまた一般客が乗れるようになっているといいですね。何しろ、動く艦艇に乗れて、しかも皮下の艦艇もたくさん見られるチャンスは観艦式だけですからね。

【観艦式2022】フリートウィーク 木更津新港で護衛艦を見学してきた2

10月30日(日)の国際観艦式2022のフリートウィークの第1弾として開催された、木更津新港での護衛艦展示。
最新鋭の「もがみ」型護衛艦に続き、護衛艦隊の防空、そして弾道ミサイル防衛の任務も追加付与された、イージス艦も見学してきました。

イージス護衛艦「あたご」(DDG-177)

イージス護衛艦「あたご」(DDG-177)は、海上自衛隊で5番目に就役した、イージスシステムを搭載する護衛艦です。2007年就役当初は、イージスシステムのバージョンはベースライン7.1でしたが、現在はベースライン9.0とアップグレードされるとともに、就役時になかった弾道ミサイル防衛のBMD5.0も付与されました。
就役から15年たち、従来の概念いえば、艦齢半ば、といったところですが、折からの予算不足により、1993年にに就役したイージス護衛艦「こんごう」も、まだ後継艦の話は聞かないことから、「あたご」もまだまだ長く使われることでしょう。

「こんごう」型よりも踏み込んだレーダーステルス対策がされていますが、最新鋭の「もがみ」型護衛艦を見たあとでは、ステルス対策はもう一歩というところです。
最も、戦闘艦のステルス対策は、敵レーダーやミサイルからの探知を遅らせることが目的なので、やりすぎると使い勝手の悪いフネとなるので、そのあたりのトレードオフが難しいですね。

それにしても、久しぶりに近くで見るイージス艦、やはり大きいですね。重厚感が違います。いかにも強そうです。

乗艦してすぐに、前甲板で62口径5インチ砲と高性能20mm機関砲ファランクスの動作展示がありました。

5インチ砲の旋回、ちょっと油切れっぽい音がしますが、こんなものなのかな?
ファランクスは、ちょうど見づらい位置で、空発射したとき見えなかったのが残念(音だけで楽しみました)。

22隻と大量建造予定で、今後の護衛艦隊のワークフォースとなる「もがみ」型護衛艦、防空の要として今後も長きにわたって活躍するであろうイージス護衛艦「あたご」を両方見られるのは、なかなかないだけに、木更津の展示は非常に良かったと思います。
横須賀より交通アクセスが限られる分、並んだとは言え30分掛からない程度でしたので、じっくり見学できました。

され今週末はいよいよ国際観艦式。今回は一般非公開となってしまったのは残念ですが、どこからか眺めたいなとは考えています。

【観艦式2022】フリートウィーク 木更津新港で護衛艦を見学してきた1

先週末、妻が腹痛で救急搬送となって、本当は土曜日に行こうと思っていた、国際観艦式2022のイベントの一環である、フリートウィークはパスしようと思っていましたが、日曜日、ある程度回復してきてお出かけして問題なさそうな感じだったので、息子を連れて木更津新港に行ってきました。

駐車場430台、混むだろうけど止められるだろうと甘く見ていたら、なんと駐車待ち1時間以上と言われ、結局近隣駐車場に停めてからの移動となりました。
同日横須賀でも艦艇公開を行っていて、そちらよりは人は少ないのですが、それでも大盛況でしたね。

護衛艦「もがみ」(FFM-1)を見学

個人的に横須賀をパスして木更津に向かったのは、最新鋭の護衛艦「もがみ」型2艦が来ているから。横須賀の護衛艦「いずも」は見学したことがあるし、並びの列もすごそうですからね。

見学の列に並びつつ、最新鋭の護衛艦のディテールを外から眺めるとします。
就役直後、横須賀に配備されてすぐに、軍港めぐりの観光船から眺めたりしましたが、今回は乗艦できるとあって楽しみです。

2022年に就役した護衛艦「もがみ」(FFM-1)と「くまの」(FFM-2)

一見して、これまでの護衛艦よりもステルス性を重視した、外壁を大幅に傾斜させ、かつ突起物を減らした外観が印象的です。
これまでもステルス対策は護衛艦も行っていたものの、欧州のものと比べると控えめでした。単純に船としての使い勝手や取り回しも悪くなるため、トレードオフとなる点も多いようです。
「もがみ」型は、係留具なども極力船体に格納しているため、整備性や使い勝手は気になるところです。

やはり従来の護衛艦とは一線を画すデザインです。かなり欧州のステルスフリゲートを意識している感じがあります。
特徴的な複合空中線「ユニコーン」は、内部に複数のアンテナを搭載し、メーカーもうこれを海外に売りたい感じですね。もう専守防衛、国内専売の時代ではない感じですね。
「ユニコーン」アンテナの根本を見ると、カメラが6方向に搭載されています。これで360度周りの状況をCICのスクリーンに映し出して確認できるようです。その上にあるものは、光学複合センサーでしょうか?
とにかくアンテナ周りは色々興味が湧きます。

それでは乗艦します。2艦のうちのどちらに分散乗艦となり、今回は1番艦「もがみ」を見学できました。

最新鋭の護衛艦とあって、艦内の撮影は禁止でした。ステルス性重視のため、多くの装備を艦内に収めていますが、まだ装備されていないものや、艦内壁の材質など、従来うと結構違うな、という印象でした。
旧型の汎用護衛艦「あさぎり」型と比較しても、実際には排水量が大きく、見た目も中身も、乗ってみると思ったより大きいという印象。それでも、この後に乗ったイージス護衛艦「あたご」と比べると、艦内の通路などやや狭く、このあたりはイージス艦の余裕のある大きさと比べると、ギリギリのサイズなのかなという感じもしました。

とにかく随所に、これまでの護衛艦とは違う流れを感じさせ、これは自衛隊だけでなく海外にも売りたい、という考え方が現れているようにも感じました。

続いてイージス護衛艦「あたご」を見学しましたが、その話はまた。

Nikonと潜望鏡

Nikon(旧日本光学工業)と旧海軍、及び現在の海上自衛隊のの結びつきは非常に長く、というより国産兵器の光学系の国産化を目指して設立された会社なので、当然と言えば当然ですが、現在でも、海上自衛隊の潜水艦に搭載されている光学潜望鏡はNikon製です。

上の写真は、2008年に行った海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」の退役潜水艦「あきしお」に搭載されていた光学潜望鏡で、1984年製とあります。ゆうしお型潜水艦「あきしお」は1986年に竣工していますが、その2年前に調達されたようですね。
塗装の質感や、塗装が剥がれて真鍮が見えている感じが、Nikonの初代一眼レフ、Nikon Fを彷彿とさせます。

光学潜望鏡と電子潜望鏡

潜水艦の潜望鏡は、潜水艦物の映画なんかでよく見かけますが、潜水艦内の発令所に設置されています。その上には、潜水艦特有のセイルがあり、潜望鏡は使用時にセイルの上に伸ばして、海中の潜水艦から会場の様子を見ることが出来ます。

海上自衛隊初代潜水艦「くろしお」(旧米海軍ガトー級ミンゴ)の模型 中央の2本の筒状のものが潜望鏡とその格納部分

潜望鏡は常に露出しているわけではなく、使用しない時は、潜水艦の艦内に格納します。潜水艦は海中に深く潜航するために、強靭な鋼の船体(耐圧殻)を持ちますが、潜望鏡が通る部分は船体に穴を開けているわけですから、ここから如何に水漏れさせないかが最大の課題でした。
光学式潜望鏡の場合、潜望鏡を格納しても、ある程度の光学系は長さを必要とするため、格納時は発令所より下の部分まで格納スペースを必要とします。
これが光学式潜望鏡長年のデメリットでした。内部に複雑な光学系とミラーがあるため、格納スペースを要しました。
上の写真で分かるように、潜望鏡の筒は船体の下まであるのがわかります。

しかし、スチルカメラの世界と同様に、近年は潜望鏡のデジタル化、ミラーレス化がなされています。
21世紀に入って、電子潜望鏡とよばれる、デジタルカメラや赤外線などの各種センサを搭載した潜望鏡が登場しました。これらは筒の上部にカメラやセンサが搭載されているため、従来の潜望鏡のようにミラーはなく、潜望鏡で見た画像は艦内のモニタに表示可能です。このため、耐圧殻を光学系が貫通する必要もなくなっています。デジタルなので、映像をデータに残すことも可能です。
もっとも、従来の光学潜望鏡も、カメラを取り付けてデータを残すことは可能ですが。

海上自衛隊では、1世代前のそうりゅう型から、従来の光学潜望鏡(Nikon製の13m光学潜望鏡B型改5)にプラスして、電子潜望鏡として、英タレス社製CMO10を三菱電機がライセンス生産した非貫通式潜望鏡1型を搭載しています。

そして最新の潜水艦たいげい型では、ついに光学式潜望鏡はなくなり、非貫通式潜望鏡1型改1にプラスして、三菱電機製(光学系はNikon製)の光学センサA型が採用されています。主契約は三菱電機のようですが、光学系はNikonのようですね。
国産の電子潜望鏡が英国製より良ければ、次の世代では搭載品が変わるでしょうね。

城南島海浜公園から眺める船舶

羽田空港発着の飛行機だけでなく、東京港へ出入りする船舶も多く見られるのが、城南島海浜公園の魅力です。
小さなヨットから大型貨物船まで、大小多数の船舶が航行します。
地図で見るとわかりますが、城南島海浜公園の北側の航路は、お台場方面の向かっていて、この先にはコンテナ埠頭など多くの物流埠頭が存在します。

コンテナ船とRoRo船がすれ違う瞬間を、望遠レンズで動画撮影してみました。
望遠レンズの圧縮効果で、両船は極めて近くをすれ違っているように見えますが、実際には適切な距離を保っています。
神王丸は、こうしてみると結構なスピードで航行しているように見えます。航海速力も満載で21.5kt、時速40km/h程度と、結構速いですね。もちろん港内ではもっと速力は落ちていると思いますが。

下の写真は、4K60p動画から切り出した画像です。もはや、普通に800万画素のスチル写真として使えますね。

4K動画から切り出し

三脚無しで撮ったので腕がつりそうです(笑) 三脚、次は持ってこよう。ロクヨンレンズだけで5kgなのに、三脚もとなると相当な重量ですけどね。