「メンテナンス・清掃」カテゴリーアーカイブ

marantz SACDプレーヤー SA-15S1のトレイのベルト交換【2回目】

今から4年前、SACDプレーヤーmarantz SA-15S1のトレイが開きづらくなって、トレイの駆動ベルトを交換しました。

4年経過し、また最近トレイが開きづらい、ということで、再度ベルト交換です。交換手順は上の4年前のブログのとおりです。

  1. トレイを出した状態で正面の化粧パネルを上方向にスライドさせて外す
  2. 天板を外す(後ろの3つのネジを外したあと天板を後方にスライドさせる)
  3. 光学ドライブのリボンケーブル(FFC)2つを外す(ドライブ側を引っこ抜く)
  4. ドライブベースの銅メッキネジ4本を外してドライブを筐体から外す
  5. ドライブの天板のネジを2本外してドライブ天板を外す(下の写真では先に外しています)
  6. トレイ駆動のギヤの抜け留を外し、ギヤを抜く
  7. プーリにかかっているベルトを交換
  8. 逆手順で戻す

今回4年でベルトがヘロヘロになってしまったため、もう1段階径の小さいベルトをかけて張力を高めていました。
ほんとなんでベルト使うかな~と思いますが、昔ギヤだったドライブは、当時のプラスチックの耐久性の問題でギヤが割れてしまっている個体も多く、ベルトならこうして交換できるだけまだ救いなのか。

そう言えば、今光学ドライブを生産できるメーカーがどんどん減っていて、SACDプレーヤー用のドライブも今後供給が難しくなるような話を聞きました。
レコードが復活し、アメリカでは今やCDより生産量が多いと言いますが、レコードより先にCDを再生出来る機械が無くなりそうな感じですね。
SACDも今はデータ配信があるからハイレゾ音源としてはオワコンですしね。でもこれまでのものは今後も再生したいですし、難しいですね。

安定化電源をちゃんと安定化電源として使ってみた

5千円台の中華安定化電源、買って以来USB電源としてしか使っていない…、けどやろうと思っていたことを、重い腰を上げてやりました。

まずはケーブルづくり、いや端子をカシメただけですが…
そしてパワーオン、OUTPUTで出力開始。安物安定化電源ですが、この機種は電源ボタンと出力ボタンが独立しています。ちゃんとした業務用ならあたり前のことですが、安物中華安定化電源、電源を入れただけでいきなり出力しちゃう機種も多いので、OUTPUTボタンの有無は結構重要ですよ。

初出力! ちゃんと出力できてる(当たり前か…)

一応先に別途電圧計で測ってますけどね、ちゃんと表示通り出力していました。もっとも安いスイッチング電源でしょうから、ノイズとかは知らないですよ。オシロスコープ持っていないので。
そして繋いでいる機器は最大消費電力120W(12V/10A)とありましたが、起動した状態では最大でも3A流れていないですね。安定して2A程度です。

やりたかったのはこれでした。

今年外した古いサイバーナビ、外す前にすべきことをやっていなかったので、安定化電源にて電源ON。
まずはSDカードの取り外し。これに入っているのって、スマートループ用のの渋滞情報とかナビのアップデート関連なので、その他個人情報が入っているわけではないけど。

工場出荷時に戻す

ハードディスクも初期化。個人情報はむしろ地点情報とかの方なので。音楽データも散々入っていますし。
それにしてもこのサイバーナビ、動作が遅いな。今まで使ったカーナビでダントツで遅かった。もちろん今使っているサイバーナビはサクサク動くので、この世代のは詰め込みすぎの機能に対して、当時のCPUやHDDの速度が追いついていなかったんでしょうね。
こいつはこのまま処分(と言っても廃棄ではないけど)します。


こうしたちょっとした電源供給なら安い安定化電源で十分ですね。写真と同じ機種ではないですが、独立したOUTPUTスイッチ付きを選びましょう。

ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQのメインメモリを16GBから40GBに増設してみた

サブPC兼妻が仕事で使うPCとして導入したASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQも、導入から2年以上経過しました。
当初、特段ゲームをしないのにGPU搭載とかどうかなと思っていましたが、AdobeのLightroomを導入したり、出先でもちょこっとした動画編集をDavinci Resolveで行ったりしていると、旧型とは言え、GPU搭載しててよかったな、と感じでいます。
近年はCPUだけでなくGPUの処理を重視するソフトも多いですしね。
あと4年は使いたいのと、さすがにメインメモリが16GBだと、LightroomとPhotoshop+ブラウザの起動でメモリもいっぱいいっぱいになることも多いため、最大限に増やすことに。

LightroomとPhotoshopにブラウザを立ち上げると16GBのメモリもいっぱいいっぱいです

仕様として、GA401UIはオンボード8GB+スロット8GBというメモリ構成で、これ以上は公式には増やせないことになっています。
ただ、検索していると、GA401UIでスロットのメモリを8GBから32GB DDR4 3200に改装して認識させている記事を見つけました。
この構成では、オンボード8GB+スロットの8GBの領域まではデュアルチャンネルメモリとして作動し、それ以上はシングルチャンネルで作動することになります。
シングルチャンネルだと、メモリの読み書きはその分遅くなりますが、容量には代えられません。

ということで、買ってみました。ノート用のDDR4 3200 32GBメモリです。値段は正月のAmazonタイムセールとは言え9千円を切っているのですから、ずいぶんお安くなりました。

Team ノートPC用メモリ SO-DIMM DDR4 3200MHz PC4-25600 32GB

メモリの交換は、PCを裏返して十数カ所のネジを外し、裏蓋を外しての交換となります。比較的簡単に交換可能です。乾燥している時期なので、静電気に気を付けましょう。

裏返してネジを外し、裏蓋を外すだけです

このPCの良いところは、裏蓋が全部外れるので、メンテナンスがしやすいところですね。

ファンが埃だらけなので、まずは清掃

最近起動しているとファンがビュンビュン回ってうるさかったのですが、結構埃がついていますね。せっかくなので清掃しておきました。ノートPCは薄く作っているため、埃が溜まりやすく、故障の原因に繋がります。定期清掃がおすすめです。

メモリスロットはマザーボード中央のシートの下にあります

ASUS ROG Zephyrus G14シリーズはメインメモリのうち8GBはオンボード、もう8GBはわざわざ取外し可能なスロットを設けているということで、スロットにメモリを入れない8GBモデルも販売していました。今ならゲーミングノートPCは最低16GBといったところで、オンボードでも16GBになっているようですね。

メモリはDDR4 3200(PC4-25600)で、今回買った32GBでも1万円しないのは時代ですね。PCのメインメモリは多いに越したことはないです。
メモリの着け外しは簡単ですね。さすがに32GBもなると、基板上のチップも多くなっていますね。

裏蓋を閉じて、ネジをしっかり締めて、起動してみました。この瞬間だけは簡単な作業でもドキドキです。昔はメモリ相性が厳しくて、チップによっては起動しないとかフリーズ多発とかありましたが、DDR2世代からは少なくなりましたね。それでも初期不良、静電破壊とか、トラブルがないわけではないですが…

しっかりと40GB(8GB+32GB)で認識されました

問題なく起動し、メインメモリも実装40GBとして認識されました。

PhotoshopとLightroomとブラウザを起動してもメモリに余裕がある

40GBのメモリがあると、Photoshop、Litroom Classic、ブラウザを起動していても、空き容量に余裕がありますね。さらに動画編集用のDavinci Resolveを起動しても、問題ありませんでした。4年近く前のマシンながら、まだまだ十分戦えそうです、何と戦うかは知りませんが(笑
そして、ファンの埃を除去したからなのか、メモリに余裕ができたらなのか、あんなにビュンビュン回っていたファンが随分静かになりました。回っても高速全開で回らないです。定期的な清掃は重要ですね。

なお、現在購入先のAmazonではTEAM製のDDR4 32GB は在庫切れとなっているようです。他のブランドでも9千円程度ですから、メモリは増設をおすすめします。

娘の看病でほぼ冬休み突入のため、障子を貼り替えてみた

娘が日曜日からインフルエンザになりまして、月曜日は元々息子の小児歯科が入っていたので休みを取っていたけど、小児歯科はキャンセルして看病。
火曜水曜日も妻が仕事休めないので、自分が有休を取って看病。

娘も薬が効いて火曜日夕方には熱が引いてきたので、元々冬休み中にやろうと思っていた障子の貼替えを実施。

古い障子を破いて、桟(さん)の部分についた残しの障子と糊は濡れ雑巾でゴシゴシ剥がします。
専用の剥がし剤もあるみたいですが、濡れ雑巾でも剥がせます。ただ結構時間がかかりますね。
写真のは窓部分の障子で、ベランダの障子より面積が小さいので簡単かと思ったら、返って難しいんですね、すぐ反り返ってしまうので。

専用の障子糊もギリギリ無くなる寸前でベランダ用2枚と窓用2枚貼り替え、2日がかりで完了しました。
新しい障子は真っ白で、夕日が入ってきたときの明るさと色温度が明らかに変わりました。
一番厚みのある障子にしたので、簡単には破れないはずですが…息子に破られないことを祈ります(笑


【バランスくずれ】嫁チャリのバッテリが死亡したので買い替えた

嫁車の電動アシスト自転車で通勤し始めて、早3年。それ以前も通勤場所の関係で自転車通勤していたので、トータルでは7,8年程度自転車通勤しています。
それなりの距離を走っているので、バッテリも消耗するわけですね。

ここ最近、残量表示まだ2メモリあるのに、突如バッテリが落ちる事象が出ていて、そろそろ怪しいかなとは思っていましたが、先日バッテリを充電器にかけてしばらくしたところ、こんな表示になってしまいました。

嫁チャリはPanasonic製ですが、メーカーサイトを見ると、このように消灯が流れるように表示される場合は、バッテリのセルバランスが崩れているとのことです。

電動アシスト自転車用のバッテリやEV、スマホやカメラなど、今や充電可能な二次電池としてリチウムイオン電池が一般的になっています。
サイズに対して容量、電圧が高く、デジタル化、電動化社会社会に欠かせないモノとなっています。

さて、皆さんは自転車のバッテリというと、大きいケースに入った1つの電池と思っている人も多いでしょう。
しかし実際は、ケースの中には複数の小型のリチウムイオン電池のセルが、直列や並列でつながっています。

https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/100467/~/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%8C%E5%A4%89%E3%81%AA%E7%82%B9%E6%BB%85%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8C%EF%BC%88%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%EF%BC%89


特に自転車用は容量が大きいため、バッテリセルを複数直列にして電圧を稼ぎ、さらにそれらを並列に接続することで、容量を確保しています。

一般的に、この1つ1つのセルの電圧は概ね3.7V前後です。(材料によってはこの限りではありませんが)
これはリチウムイオン電池に使われている材料の特性で、出力できる電圧が決まっているからです。乾電池が1.5Vと決まっているのと同様です。

このセルの電圧は均一でなければならず、例えば3.7Vが公称電圧のセルで、劣化により3.5Vしか出力できなくなった場合は、セルバランスくずれとなります。電池は電圧の低い方に電流が流れていく特性があるため、劣化したセルに電流が大量に流れると、発熱しセルが発火する可能性があります。
モバイルバッテリが発火した動画を見かけたことがある人もいると思いますが、あれは最悪の事態です。

このため、リチウムイオン電池を使用したバッテリは、セルの電圧や電流監視基板が入っていて、電圧差が生じた際に特定のセルを遮断したり、バッテリそのものを使えなくする仕組みとなっています。

今回は、セルバランス崩れと監視基板が判断して、流れる表示になったようです。
これはバッテリセルが劣化しているため、つまりバッテリの寿命です。購入2年以内であれば、このような表示になっても保証交換できるようですが、それ以上の年月が経ったものは劣化との判断なので、自費交換です。これが結構高くって…


4万円超え…。最も自転車そのものを買い替えると10万円超えますし(嫁車は12年前買った当時は8.5万円でした)、付属バッテリは容量の小さいものが多いので(上のバッテリは大容量タイプ)、今回もバッテリ買い替えとなりました。3本目ですね。毎日乗っているので仕方ないですが。

Panasonic NKY514B02B 数年は持ってほしいな

数年は使えるといいな~

SONYのモニターヘッドフォンMDR-7506のイヤーパッドを交換した

このヘッドフォン、いつ購入したかなと思ったら、もう9年以上前でしたね。

あれから9年、まだ1度もイヤーパッドを交換していませんでしたが、流石に9年、純正パッドは加水分解が始まっていて、先日久しぶりに使ったら、パッドの表面がポロポロ剥がれてきましたので、交換パッドを注文しました。

9年半使ってパッドがボロボロです

純正パッドは細かいシワが入ったあたりが柔らかいタイプで、個人的にこれはこれで嫌いではないのですが、サード品だともう少し張りのある合成表皮のものもあり、今回はそういうタイプをチョイスしてみました。

純正パッドも左右合わせて2千円強で購入できるので、純正かサードかは好みに合わせてで良いともいます。

純正とサード品、結構違いますね、というか純正は外したら思った以上にボロボロでした

純正パッドを外したら、思った以上にボロボロでした。サード品は結構しっかりした印象です。

別物の印象に

新しいイヤーパッド、なんだか別物のヘッドフォンに見えてしまいますね。コシはしっかりしています。
ただ、個人的に純正の少しフニャフニャな表皮のあたりのほうが好きかも。使っていくうちに馴染んていくとは思いますが、次は純正品かなぁ。

お盆休み、リビングのエアコンの清掃を行う

お盆休み始まりましたが、今回はお盆休み中に帰省しないのと、天気が悪くて撮影日和とも言い難いので、部屋の掃除でもするかとなりまして、最近ちょっと冷えが悪いリビングのエアコン掃除するか~となりました。

ダイキンのうるさらMRSシリーズ、12年モノ

我が家のリビングのエアコンは、ダイキンのうるさら、12年前自宅を建てたときに買ったもので、転勤で東京に来た際に持ってきました。
フィルターの清掃は一応毎年行っていて、今年もフィルター清掃しようと思ったら…ルーバーの多くが見えてしまったんです。ルーバーを外したのですが…

グロ画像ですみません。これ以上近くで撮るのはやめました。黒カビびっしり、ルーバーにもその奥にも。そしてファンにはホコリと油汚れとカビの複合体…。こりゃやばいぞ。

カバー外しました

注:私はメカ電装のエンジニアなので、この手の分解は慣れていますが、分解は知識を必要としますので、安易に分解清掃せず、プロに任せましょう

ここからは意を決して本格清掃モード突入です。去年、コロナ感染した際に、寝室のエアコンを清掃しましたが、あちらはシャープのフィルタ自動清掃がかろうじてついている比較的安価な機種、こちらは当時のフラッグシップ、中の構造が全然違います。ぎっしり詰まっているし、全部バラそうものなら、電装品も全て外さなければならない。これでは1日仕事になりそうなので、写真の通り、カバーのみはずしました。ルーバーも、メカニカルリンクの外せるところはできるだけ外しました。

カバーは油汚れを中性洗剤で洗浄

外したカバーは中性洗剤で洗浄。なにせ12年の油汚れは、外から拭いたところで中の手の届かないところはきれいにならないですからね。

スチームとエアコン洗浄剤でホコリとカビを落とす

ここからは本格洗浄モード。洗い流した汚れをキャッチするゴミ袋を取り付けました。

まずはファンとルーバーに中性洗剤をかけて、スチームクリーナーで汚れを浮かします。スチームは、手持ちの安いものだとちょっと弱いですね。次買い替える時は程々に強力なものにしたいです。ファンはホコリがぎっしりなので、回転させながらブラッシング。かなり頑固でした。

プロは高圧洗浄機を使いますが、うちにはないので、市販のエアコンクリーナーを吹き付けます。これで浮いたカビをスプレーの洗浄液の圧力で一気に流します。流れた洗浄液は下の袋に溜まっていくようにしていますが、完全に漏れを防げないため、下のテレビなど家電やフロアは養生しています。そうでないと水濡れ被害が出ます。

もう面白いほどにカビ汚れが出てきます。今までカビを吸っていたかと思うとゾッとしますね。こうなる前にやるべきでした。反省。

こんなに汚れが!

見てください。洗浄液が流したカビとホコリと油汚れ。袋の中は真っ黒の液体が😰
お掃除機能がついているからと油断しましたが、いくら内部クリーン動作があっても、取り切れない水分やホコリでカビが繁殖するんですね。

洗浄後は、明らかに冷えが良くなり、何より送風の強さが増しました。そりゃあごっそりホコリが付いて入れば効率も落ちますね。
これからはまめに清掃しようと思いました。

スローパンク? 自転車の虫ゴムを交換してみた、が…

通勤に使っている嫁車の電動アシスト自転車。後輪は、3年ほど前にタイヤとチューブも交換しましたが、やはり2,3年使っていると発生するトラブル、パンクです。
ただ、明確にすぐ空気が抜けるというよりは、かなりゆっくりと抜けていく感じです。
パンク修理する前に、まずは簡単にできる、そして案外見落としがちな、虫ゴムの交換をしてみることにしました。

虫ゴムとは?

ママチャリのタイヤチューブに空気を入れるための英式バルブ

多くの自転車に採用されている、タイヤチューブに空気を入れるための英式バルブ、上の写真だとオレンジ色のゴムキャップの部分を外して空気を入れますが、このゴムキャップの左にあるローレット加工されたナットは、ゴムキャップを外しただけで空気が漏れてこないようにするための逆止弁のついたバルブを固定しています。
この中に、虫ゴムという逆止弁があり、このゴムが劣化すると逆止弁の働きが弱くなって空気が漏れます。

空気がゆっくり抜けていくスローパンクの場合、もちろんチューブにごく小さな穴が空いている場合も多いですが、このバルブの虫ゴム劣化も疑われます。
パンク修理は手間がかかりますが、虫ゴムは安価で簡単に交換できるので、まずは虫ゴム交換を行ってみました。

キャップを外し、更にローレット加工されたナットを外すと、虫ゴムの付いたバルブが露出しますので、これを抜き取ります。タイヤの空気が一気に抜けます。

外したバルブ類と新しい虫ゴム

ホームセンターで買ってきた交換用虫ゴム、概ね200円前後で売っています。写真の商品はゴムとキャップだけですが、バルブとセットになったものもそんなに高くはないので、バルブごと変えてもよいかと思います。

古いゴムをバルブから外した

まずは古いゴムを外しました。引っ張ったら裂けました。確かに劣化はしているようです。安いものなので、1,2年で定期交換してよいでしょうね。

新しいゴムを挿入

新しいゴムをバルブに挿入します。結構硬めで嵌めにくいです。裂けないように、ゆっくりねじ込んでいきます。
あとはバルブをチューブに差し込んで、ナットを着けて空気を入れるだけです。
ちなみに、虫ゴムレスのスーパーバルブもあるので、定期交換が面倒ならこれに交換してしまうと、チューブの寿命まで交換しなくて済みそうです。

交換して、通勤で1往復してみましたが…ダメでした。やっぱり空気抜けてきてる。これはチューブの方ですね。ってことで素直にパンク修理します。とほほ…

嫁車の電動アシスト自転車のFブレーキシューを交換した

一生懸命旧車のMiyata Ridge runnerのメンテナンスをしていますが、実はその割にあまり乗っていなくて、通勤と親子スイミングへ通う際には嫁車の電動アシスト自転車を使っています。車も嫁車なら、自転車も嫁車がメインです(笑

そんな電動アシスト自転車も11年使っています。コロナ禍で自転車通勤に切り替えて、昨年度までは子供の保育園送迎もしていたので、その走行距離と坂道の多い通勤ルートでのブレーキの負荷たるや!
新車時からのブレーキもかなり減っていたので、交換しました。

本当はロードバイク用? SHIMANO R50T2

今回取り付けたのはSHIMANOのR50T2です。本来はロードバイク用で、シングルピボットブレーキのママチャリには合わない、という話もあるのですが、まあとりあえず着けてみました。

実は買ったのはだいぶ前で、交換しようと思いつつすっかり忘れていまして(汗
一般的なママチャリ用のブレーキシューと違うのは、ボルトの取付座面が球面座となっていて、取り付け角度調整ができることでしょう。一般にママチャリのリム部分は角度が垂直に近いようですが、この機構があれば、ぴったりリムの角度に合わせられますし、少しトーイン気味にすることで、回転するホイールをブレーキシューが挟んだ際に、ピッタリ面で当てることができるようになります。

ブレーキレバーを握ってリムにシューが軽くあたった状態でボルトを締めればOKです。角度を微調整したければ、少しボルトの締付けを弱めて微調整も可能です。
タイヤに当たらないよう、またリムからはみ出ないよう調整して完了です。

さて通勤で使ってみましたが、制動力は以前より少し向上したかな?程度ですが、コントロール性が良くなったように感じました。ブレーキレバーの握り具合にリニアに追従する感じ。あとは雨の日の制動力がどの程度か気になりますね。

内装3段変速機が不調なので部品交換&調整をした

嫁車の電動アシスト自転車、ほぼYamaroの通勤車になって数年、今年度になって保育園への子供の送迎ミッションは完了しましたが、送迎にも使っていた際にかなり自転車に負荷がかかっていたのと、購入から11年経過して、あちこちガタが出てきたので、メンテナンスをチマチマ行っています。
今回は前回のチェーン交換と前後ブレーキワイヤ交換に引き続き、内装3段変速機の部品交換と調整、フロントブレーキシューの交換を行いました。

内装3段変速機の変速不調

時々ギヤ飛びが発生する内装3段変速機。ママチャリなど軽快車に採用されている内装3段変速機は、ロードバイクなどの外装式の変速機と比較すると、調整項目が少なくて手間の掛からない変速機ですが、それでも経年とともに不調になります。
ギヤ飛びの理由はわかっていて、プッシュロッドが規定の位置にないと、内装ギヤの切り替えが上手く行かず、歯飛びを起こしたりします。

プッシュロッドの位置調整は以前から行っていましたが、それでも時々ギヤが飛ぶので、今回はプッシュロッド自体を交換してみることに。

内装3段変速機のプッシュロッド(写真中央の棒)

ママチャリに多く採用されている内装3段変速機(4段や6段も存在します)は、ハンドルにある変速レバーを切り替えることで、ワイヤを引っ張られプッシュロッドを押し込む構造です。2速にした際に、プッシュロッドに記されているラインがちょうど隠れる位置に調整することで、ギヤ飛びなく変速できます。
ただ、このロッドの動きがスムーズでないと、変速がうまくいかないのです。
今回はこのプッシュロッドを交換してみます。
まず上の写真のように、プッシュロッドを押し込む機構の変速ワイヤを外して、ロッドに当たらない位置に動かしておきます。

SHIMANOの内装3段変速機用交換プッシュロッド(81.85mm)

このような金属棒とバネの組合せの部品です。プッシュロッドは、押し込みは変速機のワイヤが引っ張られることで、カムがロッドを押し込むのですが、逆にプッシュロッドの戻り方向は、プッシュロッド自体のスプリングの力に依存します。このスプリングのヘタリや、プッシュロッド自体の曲がりも変速不良の1つとして考えられるので、交換することに。お値段も500円台(執筆時点)と安いですし。

プッシュロッドは引っ張るだけで簡単に抜ける

プッシュロッドは手でまっすぐ引っ張れば簡単に抜けます。硬い場合はペンチでまっすぐ抜きましょう。曲げてしまうと途中で折れるかもしれないのでご注意を。

上が外したプッシュロッド、下が新品

写真上が外したプッシュロッド。黒いのは内装ギヤのモリブデングリースだそうです。ちょっとこのグリースをおすそ分けしてもらって、新品に塗って挿入しました。
作業としてはこれだけです。
ちなみにプッシュロッドの長さは2種類あるようで、うちのチャリンコは81.85mmでしたが、ここ数年の車種では、少し長い86.85mmのタイプもあるようなので、事前に調べる必要があります。長くなったのは変速ギヤ飛びを防ぐため、余裕を持ったギヤ配列にしたからみたいですね。

新品のプッシュロッドを入れて、2速の位置の調整

新品プッシュロッドを入れたらカムの位置を戻して変速ワイヤをカムに引っ掛けます。あとは2速にして、プッシュロッドのラインがちょうど隠れる位置に変速ワイヤの長さを調整します(このあたりの調整方法は検索すれば出てきますので割愛)。

これで変速がスムーズになりました。変速自体も剛性感があり、やはりプッシュロッドのスプリングのヘタリはあったようですね。
フロントブレーキシューもついでに交換。写真は…撮り忘れましたw

ブレーキの調整も行って走り出すと、ブレーキも変速機も剛性感が高くなり、ママチャリはあちこちゆるいなと思っていたけど、ヘタっていただけというのがよくわかりました。
ここまで劇的に変化があると、やっぱりちゃんとメンテナンスしないとだめなんだなと反省。今後はしっかり定期的にやりたいですね。