20年以上前に買ったSACDプレーヤーmarantz SA-15S1、ここ1,2年、SACDのディスクの読取りが出来ないことが多く、何度かディスクを入れ直すか、通常CDは問題ないのでCD演奏後にSACDを入れると読取り再生できる、といった状態になっていて、もちろんレンズクリーナーも試したけど効果なし。
購入から20年以上経過し、そろそろピックアップの寿命が近いのかなと思いました。

SA-15S1はSACDとCDの再生が可能で、SACDは技術的にはDVDのレーザーピックアップを使っています。
このためドライブもCD/DVDプレーヤー用となっていることが多く、共通のピックアップレンズで、レーザー出力がCDとDVDそれぞれの波長に対応するツインレーザーとなっています。
このうちDVD側が恐らく寿命が近いのかな、と思っていたら、最近CDも読取りが怪しくなってきて、「Can’t Play」表示が出ることも。
いよいよ壊れそうなので、重い腰を上げてピックアップを交換することに。
SA-15S1で検索すると、アリエクなど中国の互換品かOEMの流出品かわかりませんが、売っているんですよね。恐るべし。それも2千円台で買えてしまいます。
もしかしたらメーカーでまだ修理交換可能かもしれませんが、せっかくなので自分でピックアップ交換してみることにしました。
ドライブ全体ではなくピックアップのみ交換可能なんですね。
さて今回はアリエクを使いましたが、国内ではCDパーツマンというサイトがピックアップを多く扱っているようです。多分出どころは同じなんでしょうけど。
marantz SA-15S1のピックアップは日立のHOP-1200Sを使用しているようで、marantzのDV9600、SA8400といった機種も同じようです。ただ、世代によって中身が変わっているかもしれないので保証の限りではないですが…
昨年末に発注して、年明けに届きました。




小さい箱です。ピックアップは静電破壊防止のため、ショートランドというハンダでショートさせているところがあり、取付前にこのショートを解除します。
こんな感じでハンダを剥がします。

このショートランドは、CDパーツマンで購入するとサービスで解除してくれます。静電気には十分ご注意を。
あとはドライブをバラシていきます。
トレイを出した状態で電源を切り、トレイの化粧パネルを外した後、ドライブユニットを筐体から外します。
ただ、実際にはトレイさえ抜き出せばピックアップ交換のみなら可能なようですね。





今回は作業しやすいようにドライブごと外しました。写真のようにドライブの天板を外し、トレイを抜き取ればピックアップが露出します。


ピックアップレール2本を固定している金属板を外します。レールはスプリングの上に乗っかっている構造です。なるほど。
フラットケーブルはケーブル抑えを手前に引いて固定解除して引き抜きます。電気的な接続はこのフラットケーブルのみです。
ピックアップレールを外してピックアップを抜き取ります。これでピックアップユニット単体状態になりました。簡単な構造ですね
新旧比較すると、当たり前ですが同じですね。まさか20年以上前のドライブのピックアップ供給があるとはね。

あとは逆手順で戻します。無事元に戻せました。ほっ。
CDを再生します。一発で読み取れました。よし!
ところがSACDは相変わらずCan’t Playに。ええっ、直らないじゃん。ただ気を取り直して、とりあえずCDを一晩リピート再生し続けてピックアップをエージングします。

翌朝、SACDを入れると…一発で読み取りできました。やはり暖機できていないとだめなのか…

うーん、ちょっと様子見ですが、これはピックアップの問題ではないのかもね。サーボコントロールは別基板で行っていて、そちらに問題がありそうですね。
ディスプレイも時々表示がおかしくなりますし…
サービスマニュアルがネットで手に入ったので、今度確認してみます。
