奥多摩の旧小河内廃線散策

写真1枚目のダムを建造するために建造された東京都水道局小河内線の遺構。現役で使われた期間はたったの5年半と短かったけど、重要な役割を果たした貨物線でした。

その後、西武鉄道へ譲渡され、奥多摩観光鉄道として計画するも頓挫。更に奥多摩工業に譲渡されるも、鉄道線として使われることはなく現在に至っています。
1952年(昭和27年)に開通して73年経過していることになります。

鉄道として使われなくなって65年以上経過しているものの、トンネルは今でもしっかりとしっかりしており、レールもしっかり残っています。
が、さすがに半世紀以上経過し、外に露呈している部分は土砂に埋もれつつあります。逆にトンネル内はしっかりとレールが残っています。

昭和27年に完成したトンネル内は、後に資材置き場として使われていたようですがそれでも古いものです。残された机の上にはなにかの動物の頭蓋骨が☹️

頭蓋骨とともに置かれた雑誌は比較的最近の2011年頃と思われます。

そして国道の上を通過する鉄橋へ。
すっかり木々に埋もれていました。自分が初めて訪れた20年以上前よりもさらに草が生えていますね。

2003年に初めてここに来たんですよね。

一旦戻り逆側のトンネルを散策。
トンネル内は風通しが良いため、今でもしっかりとしていて荒れていない、レールも埋もれずに残っています。

トンネルを抜けると…やっぱり森でした。こちらはレールがほぼ土砂で埋まり、わずかに露呈している部分がある程度でした。

使われなくなって60年以上、静かに眠るレールを拝み、もと来た道?いやレールを戻りました。

日本にはこうした廃線や廃トンネルが数多くありますが、どのくらい持つのでしょうね?
案外頑丈で、自分が生きている間にはまだ存在しそうですね。

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