早期予約40%引きで話題になっていたUGREENのNASync、14日10時のクラウドファンディング開始と共にサーバーにアクセスが集中。 全く予約できない状況でしたが、お昼に何とかつながったので、4ベイモデルのDXP4800 Plusを申込みしました。
ただ、早期40%割引はその時点で予定数に達して終了、続けて30%引きでクラファン受付とのことで、30%でもスペックに対して安いことは安いので、申込しました。
ちょうど販売終了したNETGEARのReadyNASを2台運用していて、そろそろリプレースと思っていたところでした。
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4ベイモデルのDXP4800 Plusはバランスよくなかなかのスペック
今回、2ベイ、4ベイ、6ベイモデルの3機種が発表されたUGREEN初のNAS。UGREENは高品質なUSBケーブルでまず有名になりましたが、その後USB充電器やモバイルバッテリにも進出し、頭角を現しているブランドです。
中国深圳の会社という点だけが情報を扱うNASとしてはちょっと心配ですが、個人で写真や動画データの保存をする分にはまあいいか、といった感じではあります。個人的に品質がそこそこ安定して良く、印象は良いメーカーです。
日本ではBUFFALO辺りがこういうのをやってくれるといいんですが、BUFFALOはNASは販売していますが、HDD内蔵モデルだけでSOHOや業務用が主体なんですよね。
さてUGREEN初のNASですが、なかなか意欲的なスペックです。
すべてのモデルがDDR5 8GBメモリを標準搭載しています。一般的にこのクラスのNASは搭載メモリ1GB、2GBや4GBも多い中、8GBが標準となっているのがまず良いところで、しかも最新規格のDDR5を搭載、多くはDDR4世代のメモリを搭載していますが、基板設計が新しいのでしょうね。将来的なOSや内蔵ソフトのアップデートでもストレスなく使えそうです。
また4ベイ、6ベイモデルは最大64GBまでメモリを増設可能で、Dockerや仮想環境の構築にも余裕を持って対応できそうなのも、このクラスのNASとしては異例ですね。
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また、LANポートも2ベイが2.5GbE x1、4ベイは2.5GbE x1 + 10GbE x1、6ベイではなんと10GbE x2とハイスペックです。
この価格帯ではまだやっと2.5GbEが搭載され始めた、といったところで、4ベイモデル以上10Gbを搭載するのはなかなかですね。
我が家はフレッツ光クロス10Gbを導入しているので、ルータと無線LAN AP間は10GbEを、それ以外は全面2.5GbEのネットワークを構築しているので、PC側に10GbEボードをつければ、NAS-PC間を10GbEで、その他を2.5GbEで構築できそうです
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今回申し込んだ4ベイモデルのCPUはintel Pentium Gold 8505で、おおよそ第7世代あたりのCore i5に匹敵する性能のようです。このクラスだとARMのCPUが多い中、Pentium Goldなので、仮想環境で重くないOSなら動かせそうですね。
NAS自体のOSにはSSDが使われているのと、それとは別にM.2 SSDを2つ搭載可能なので、高速書き込み用ドライブの設定もできるということになりますね。
10Gbイーサ接続なら、M.2 SSDの性能を生かした書き込みが期待でき、例えば動画編集用やLightroomのカタログファイル置き場としても使えそうです。
USBポートが5つ、SDカードリーダーにHDMI出力もあり、至れり尽くせりですね。
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ということで、4月以降順次発送だそうなので、気長に待ちましょう。
2台のNETGEARのReadyNASをNASync1台に集約したいと思います。
このNASyncのDXP4800 Plus、正規価格は10万円程度ですが、実質的なライバルはQNAP TS-432Xでしょう。SynologyはDiskStation DS923+が該当しますが、このモデルは標準搭載のNICが1GbE x2で10GbEがオプションなんですよね。このあたりやや設計が古いと言わざるを得ないです。
ということで、正規価格対決ならQNAP TS-432Xとでしょう。QNAPはNASの実績はトップクラスですから、サポートや保証期間、アプリケーションの多さは現時点でQNAPに軍配が上がると思います。
ただ搭載CPUや増設メモリ多さなどはUGREENに軍配、UGREENはこれからなので、ユーザーが増えれば対応アプリケーションも増えるでしょうね。