【府中誉】短稈 渡舟 純米吟醸 五十五

百里基地撮影帰りに買う定番のお酒、なんですが実は買ったのはかなり久しぶりです。

【府中誉】短稈 渡舟 純米吟醸 五十五

酒米に「渡舟」(短稈)を使用したお酒。以前も書きましたが、「渡舟」は酒米では超有名な「山田錦」の先祖に当たる品種で、大昔からある伝統的な酒米でしたが、長らく作られていなかったものを平成元年(1989年)に復活させたものです。
短稈(たんかん)とは、稲の茎(稈)の長さが短い品種を指し、台風などの風害に強いとされています。

関東ではあまりメジャーではないお酒ですが、自分は好きな銘柄の1つですね。

【府中誉】短稈 渡舟 純米吟醸 五十五

精米歩合55%なので「五十五」となっているお酒ですが、純米吟醸でありながら比較的リーズナブルなお値段なのもよいですね。
生酒ではなく火入れですが、冷蔵推奨となっています。

火入れながらフレッシュ感のある、ごく僅かに濁りあり

要冷蔵なので冷えた状態から。
火入れにも関わらず、フレッシュさを感じさせるプチプチとガス感が残るお酒。上立香はほのかな吟醸香。口に含むと、ごく僅かに残るガスの爽快さとともに、りんごやマスカットを思わせる酸味とジューシーな甘み、そして後味はすっと切れの良いタイプ。軽快でキレが良いので、さっぱりとした味わいの食事とよく合いますね。
これが季節限定酒ではなく通年酒として売られているのだからスゴイことです。
ぜひ買ってみてください。ぱっと見どこにでもありそうなラベルのお酒なんですが(失礼)、そうとは思えない味わい。相当にレベルの高いお酒です。
改めて定番の「渡舟」の実力の高さを思い知らされた次第です。


せっかく通販で買うなら一升瓶で。定番の酒と侮るなかれ。茨城にもこんな素晴らしいお酒があるんですよ。