大七(だいしち)のお酒、たまに見かけるけど買ったのは初めてです。
定常販売している大七の生酛のひやおろし版です。「生詰め」なので、火入したお酒を蔵で熟成させて、そのまま再度火入れはせずに秋に出荷するお酒です。
個人的に大好きな生酛造りのお酒です。
日本酒度は+1.5から+3らしく、中辛口。アルコール度数は15度。冷蔵保管推奨ですが、適温はラベルにあるように、冷やした状態からやや温度を戻した状態と、温めの燗が良いそうです。
ちょうど燗が飲みたい時期だったので買ってみました。
冷蔵庫から出して、まずは冷えた状態から。
上立香は桃のような甘さと生酛らしい酸味をかんじさせます。口に含むと、まろやかな旨味と生酛らしい酸味のバランスが実に良いです。古き良き伝統的な日本酒の味わいですね。
そして温度が上がっていくに連れ、甘みとどっしり感もバランスよく入ってきます。確かに少し常温に近い温度でのバランスの方が良いですね。
冬なのでぬる燗にしてみました。燗にすると、まろやかな旨味はより増しますね。甘さも引き立つのでバランスは常温のときと大きくは変わらないですが、酸味がより立ってくるので、個人的に酸味が少なので、これがベストバランスに感じました。適度に熟成した苦味と甘味のカラメルのような味わいに力強さも加わって、それでいてアルコールが立ってキツきつすぎるということもないのです。
ぜひぬる燗で飲んでいただいきたいお酒です。この季節にぴったりですね。
こちらは生詰めではない定常販売の生酛ですが、これも飲んでみたいな。
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