高校生の頃放送局(放送部+放送委員会的な扱いだったので部ではなく局でした)に入っていたこともあり、音声のみの番組収録や音響編集、自分は主担当ではなかったけど、ビデオ撮影&編集(当時8mmビデオからデジタルビデオへの移行期)をやっていたので、今でもそうした映像機材は好きです。
最近は動画もよく撮るようになったので、プロが使っているような機材も気になります。
スチルカメラと違って、動画の場合はプロ用とコンシューマ用、明確に機材が分かれていますし、お値段も桁が2つ以上違ったりします。
ただ、アナログビデオの時代と比べると、そうしたプロの機材とコンシューマの機材の差は、縮まってきているように思います。もちろん明確に違う部分は多々ありますが。
例えば、3CMOS(あるいは3CCD)のように、レンズを通した光をプリズムでRGBの3原色に分光し、それぞれのイメージセンサで撮影できるシステムはスチルカメラにはなく(SIGMAのFoveonセンサも3原色分離だけど、見かけ上1枚のセンサで色分離する垂直色分離方式なので、やり方が異なる)、このあたりはビデオカメラならではですね。
3CMOSのビデオカメラ自体は、上級のコンシューマ向けビデオカメラにもあるけど、レンズ交換式となると、もう業務用の世界になってきます。
先日娘が合唱をやってきた会場にあったビデオカメラ。
ケーブルテレビなどで放送するのかな? ビデオカメラ本体はSONYのXDCAMフォーマットで、PDW-850辺りかしら? 3CCDのハイビジョンモデルです。4K放送しなければコレで十分なわけです。
レンズはFUJINON、アームで別途プレビューモニターと、進行表を表示のためiPadも取り付けています。
三脚の雲台はザハトラーのVIDEO 18SBのようです。ザハトラー、最近は野鳥撮りのスチル分野でも使われていて人気ですが、業務用と考えれば良いけど、一般人にとっては高級品ですからね。手が出ません。
プロのマネは出来ないけど、参考にはできるので、なるほど、こうして撮っているんだな~ってなってます。
そろそろマイクを新調したいな。
なお、この写真を撮ったNikon Z 8で、そのままN-RAWで動画撮影をこの後行いました。ちょっと前まで、気軽にRAW動画なんて考えられなかったもんなぁ…。