先日行った千葉の館山航空基地。
そのすぐ隣の海沿いに、こんな場所がありました。
調べるとその歴史は古く、1909年(明治42年)4月30日に開設された、農商務省水産局の水産講習所の高島実験場だったようです。
魚の稚魚の飼育、プランクトンなどの実験を行っていたようです。
現在の海上自衛隊館山航空基地の前身に当たる、旧海軍館山基地が1930年(昭和5年)に開設されるにあたって移転のため、閉鎖されて現在に至っています。
そんな歴史ある建物ですが、多くの戦前からの施設跡にありがちな、放置された状態のままとなっています。
周辺は沖ノ島海水浴場があるため、落書きも多いです。
建物内は立入禁止なので、外から眺めるにとどめました。
100年近くを経てまだ存在する、日本の初期の鉄筋コンクリート建築の頑丈さ。この時代の鉄筋コンクリートらしい佇まいです。
日本国内には、こうした建物が保存もされず朽ちるに任せたままいくつも存在します。
いやそれにしても暑かった…。元北海道民としては、こうして海で遊べるのは羨ましかったけど、実際は暑すぎて…この時間の海水浴とかきついです。