ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA2023に行ってきた その1

去年に引き続き、今年も千葉の南側、海上自衛隊館山航空基地のヘリコプターフェスティバルに行ってきました。

去年初めて行って、パークアンドライドのバスは乗れないと結構大変(今年は駅や道の駅経由はなくなったようですね)というのがわかったので、自転車を活用しました。

あ、こちらは入場前の朝撮ったものです(^o^)

この日は暑かった…。7月後半開催ってのも、結構考えものですね。

入場してのんびり展示機を見るのが醍醐味

航空自衛隊の航空祭と違って、観客であふれかえることもなく、すぐに飛行展示もないので、午前中はのんびり展示機を見るのが所作です。
よーいどんの入場も、まあこんな感じです。走っちゃ駄目よ。そんなに混まないから慌てなくて良いです。

海上自衛官のためのお祭りという雰囲気も良いです。海自隊員のみなさんも、お祭りを楽しんでいる雰囲気が伝わります。

陸上自衛隊の要人輸送ヘリ EC-225LP スーパーピューマMK.Ⅱ+

昔は近づくことが許されなかった陸自の要人輸送ヘリ EC-225LP、今回も柵があって近づけなかったけど、タラップが降りていて、中の様子も少し見えました。
案外横幅が狭いんですよね。この辺りは、米軍の大統領輸送用の超骨董品だけど広いVH-3D”マリーンワン”のほうが乗っていて快適そうな感じですが、どうなんでしょうね?

その他ゲスト機

館山航空基地の主力はSH-60Kなので、正直な所、ゲスト機のバリエーションがヘリコプターフェスティバルの鍵です。

最後の写真は、見学に来た海自の隊員を神奈川県警が勧誘する図(笑) 35歳までなら転職できますよってw

哀愁の陸上自衛隊ヘリ AH-1SとOH-1

政府の方針により、今後の減勢と用途廃止が決まっているAH-1S攻撃ヘリとOH-1観測ヘリです。

個人的に太っちょマッチョなAH-64Dアパッチ・ロングボウより、スリムなAH-1Sコブラのほうが好き。
退役が決まっているヘリですが、そりゃもう1980年代の機体ですもの。ヘリとしては異例の長寿命、本来ならとっくにアパッチに置き換わっていたはずなんです。
前席のテレスコープはNEC製なんですね。製造が1985年…もう40年近く前です。
そばに居た隊員さんに、後何年飛ぶのか聞いてみたら、骨董品ですからね…それでも後数年は飛ぶかな…UAVに代わるんですよね…と、ちょっと寂しそうな感じでした。

そして観測ヘリのOH-1、エンジンの不具合でしばらく飛べない期間を挟んで、徐々に復活していますが、今年はなんとコックピットも開放。
ああ、そういうことなのか、と察しました。

じっくりコックピットを見させてもらいましたが、AH-1Sより全然新しい機体と思っていたけど、これとて20年経過し、今見ると特段新鮮ではないですね。
IRANは4年毎に受けているのがわかりますが、次があるのか。こちらもUAVに置き換わることが決まっていて、早期退役するようです。
そして隊員さんも、いいヘリだし飛ばしたいけど部品が枯渇していて…とやはり哀愁が漂うコメント。
国産期だから部品がなんとかなる、という単純な話ではないことがわかります。結局、ちゃんと運用コストを掛けられるのか、ということなんですね。

OH-1は、これをベースに汎用ヘリや攻撃ヘリへの改造も検討されていましたが、談合などがあり白紙になって、結局この機体の発展型の登場はなく消え去ることになります。
ただ、もし白紙化されていなかったら、それはそれで茨の道だったかもしれませんね。

こちらは古くても安定のUH-1J。やはり原型機が半世紀前から改良され続けて飛んでいるだけあります。後継のUH-2もこの機体の系列ですしね。結局そういうことなんですね。メンテしやすく信頼性が高いのでしょう。

SH-60Kの展示

こちらは去年と同じ感じですね。魚雷やヘルファイアミサイルの展示も。
魚雷は最新の17式魚雷は搭載できず、昔からのMk46が主流、12式魚雷もぼちぼち運用、とのことでした。

整備中の機体も、ローターブレードも、特に隠さず展示中。
格納庫ではマッチョ自慢大会も。若い隊員の良い息抜きになっているのでしょうね。

ってことで、午前は展示機を見たり、食堂が開放されたので食堂で昼食(11時にすぐ行ってよかった、その後激混みでした)、午後の飛行展示に挑みます。

続く…

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