【大矢孝酒造】残草蓬莱 純米吟醸 Queeen 薄にごり生原酒 R3BY

最近残業続きで、なかなか酒屋に寄れませんが、久しぶりに定時退社した日に寄って買ってきたお酒です。

【大矢孝酒造】残草蓬莱 純米吟醸 Queeen 薄にごり生原酒 R3BY

あまり酒処のイメージがない神奈川県のお酒ですが、Yamaroの大好きな酒造の1つでもあります、大矢孝酒造の「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」のフレッシュな夏酒、純米吟醸 Queeen 薄にごり生原酒です。

Queeenの由来は、アルコール度数12%から来ているそうです。Queeenの”e”が1つ多いのは誤字ではなく、意図的なもののようです。
生原酒の場合、加水していないためアルコール度数が高いお酒が多いですが、このQueeenは12%と抑え気味。
酒米は、麹米が山田錦、掛米が出羽燦々で、精米歩合は60%、注目度127%はどういう事(笑
澱を絡ませて、瓶内二次発酵させているお酒です。

またしても吹き出し注意のラベルのお酒。ただ、購入した酒屋では、多分そこまで吹き出さないと思いますが、慎重に開けてください、とのことでした。
ということで、十分に冷やしてゆっくりと開栓しました。

きれいな薄にごり

開栓…とりあえず吹き出しはなさそうです。注ぐと軽くプチプチしている感じですが、思ったよりはガス感は少なめ。

上立ち香は、きれいな吟醸香、飲む前から爽やかな甘い香りが漂います。
口に含むと、ん? 割と苦味が強め。甘い香りに対して、味わいは甘さ控えめ、すっきりとした爽やかな酸味が口に広がり、さっぱりと切れます。
ちょっと苦味が多めかな? と思いましたが、2杯目をいただくと苦味が一変! 今度は甘みがじんわり出てきて、苦味は後退。ここでウェルバランスとなりました。
こんな短時間で味がここまで変化するのか!? 驚きです。ということで、少し空気に触れさせたほうが、程よい甘みが出ます。
その甘味も、決して甘すぎず主張しすぎず、酸味との苦味と旨味のバランスが、高い次元で調和しています。

アルコール度数が低いのですが、決してライトな感じはなく、しっかりアルコールの良さも出ていますね。それでいて飲みやすいので、まあ減るのが早いこと(笑
今回は保管場所の関係上四合瓶ですが、できれば一升瓶をおすすめしたいです。味わいの変化が楽しめると思います。