去年、百里基地撮影の帰りに買ったお酒、少し寝かせていました(というか色々買って忘れていましたw)。
最近お気に入りの府中誉の「渡舟」。
大正時代ま作付けされていた酒米酒米「短稈渡船」を復活させて作ったお酒です。精米歩合55%の純米吟醸、火入れなしの生酒です。
このため要冷蔵となっています。
では開栓しましょう。
上立ち香は、ザ・吟醸香といった具合に、これぞ吟醸酒といったフレッシュさを感じます。
口に含むと、まずは心地よいガス感、微発泡系です。軽やかなメロンのような甘み、そしてやや複雑な苦味のバランスが良いです。
雑味はほぼ感じません。透き通った米の旨味が凝縮されています。決して軽い方ではなく、後味に辛さを伴い、余韻はやや長い感じです。
少し温度が上がると、程よく酸味が乗ってきますが、酸味はあまり強くはなく、ほんのアクセントと言った程度です。
2,3日置くと、更に甘味と旨味が増す印象。これぞ生酒の醍醐味です。
ここ最近、火入れで削っていないお酒を飲んできたので、久しぶりの生酒、吟醸酒ですが、これはこれの良さがありますね。どちらが良いとか、じゃないんですよね。このお酒は純米吟醸生酒の見本のように、良いお酒です。決して甘すぎず、辛すぎず、フレッシュさを保ちつつも軽すぎない。
スイスイ飲めてしまうお酒です。