【永井酒造】水芭蕉 純米吟醸

先日行った群馬旅行で仕入れたお酒第1弾です。

【永井酒造】水芭蕉 純米吟醸

妻が見切れていますが…

「水芭蕉」の通年酒の純米吟醸です。
酒米は兵庫県産の山田錦、精米歩合は60%、アルコール度数は15%、日本酒度+3、スペックだけ見ると、よく見かける純米吟醸の日本酒ですね。

面白いことに、適温は10℃と42℃、細かく42℃と書いているのが面白いです。この手の純米吟醸は、冷酒か冷(常温)で飲むのが適しているとされているお酒が多いですが、ぬる燗でも行けるということです。

【永井酒造】水芭蕉 純米吟醸

吟香は華やか。冷酒でいただくと、お、これは白桃系の甘みですね。。思った以上に膨らみのある甘みと適度な酸味です。アタックは強くはなく、飲みやすいです。後味は苦味も少なく、果実系のさわやかさのままスーッと引いていく感じです。キレはそこそこといったところ。
日本酒度+3で少し辛口と思いきや、辛さはあまり感じません。芳醇な甘みのほうが前に出てきます。日本酒度はあくまで比重であって、実際の甘さや辛さと必ずしもリンクしないわけですね。

ごく僅かに澱が入った、薄い黄色

そして、42℃も適温ということで、燗にしてみました。ぴったり42度というわけには行かないですが、酸味が少し強調されますが、総じて甘味と酸味のバランスは大きく変わらないですね。冷酒と大きく味の印象が変わらず、燗でもいただけるのが面白いです。温度で結構印象が変わるお酒は多いですが、このお酒は珍しく、温度によらず一貫して白桃系のお酒です。

水芭蕉の定番中の定番ですが、時々買って飲みたいお酒の1つですね。

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