BENQからカラーマネジメントディスプレイSWS271Cが発表されました。
SW271のマイナーチェンジ版ですが、SW271にはなかったユニフォーミティ補正(ムラ補正)を搭載し、ルックアップテーブルを14bitから16bitに強化しています。
SW271の後継機はそろそろ出るんじゃないかなと思いつつ、CS2740を導入しましたが、もしSW271Cが比較対象としてあったならば、結構迷ったと思います。
SW271も271Cも、HDR10に対応(CS2740はHDR非対応、動画向けCS2740-Xは対応)で、DisplayPortもVer1.4(CS2740/CS2740-XはDP1.2)に対応しています。SW271はHDR10はHDMI接続しなければなりませんでしたが、SW271CはDisplayPortでも対応するのかは、調べているところです。規格としては、DP1.4以降でHDRをサポートしています。
自分は現状、写真メインのため、またHDRコンテンツはまだPCで再生できる機会は限られているのでスルーですが、もう数年もすれば一般的になるんでしょうね。
SW271C、お値段はCS2740とほぼ同額の19万円前後となるようで、ユニフォーミティ補正がある分、コストがかかるのでしょうね。
CS2740は、プロ御用達のEIZO製で5年保証付き(BENQは3年保証)、故障修理中の代替機貸し出しと、サポートは万全で、この辺りはBENQとの差となっていますが、スペック的にはSW271Cのほうが動画型を含むと上回っています。CS2740の動画映像制作用バージョンのCS2740-Xは、更に価格が高く、DPも1.2のままです。
いずれにしろ、強力なライバルであるBENQが同じ土俵に立ったことで、EIZOも次期モデルは写真用と動画用2つに分けずに、両対応になるのではないでしょうか。
EIZO ColorEdge CS2740 | BENQ SW271 | BENQ SW271C | |
---|---|---|---|
画面サイズ | 27インチ | 27インチ | 27インチ |
解像度 | 3840×2160 | 3840×2160 | 3840×2160 |
パネルタイプ | IPS | IPS | IPS |
バックライトタイプ | 高色域LED | 白色LED | 白色LED |
カラーモード | Adobe RGB sRGB | AdobeRGB sRGB DCI-P3 BT.709 BT1886 BT.2020 | AdobeRGB sRGB DCI-P3 BT.709 BT1886 BT.2020 |
表示bit/LUT bit | 10bit/16bit | 10bit/14bit | 10bit/16bit |
HDR | – | HDR10 | HDR10 / HLG |
ユニフォーミティ補正 | 対応(自動) | なし | 対応(自動) |
H/W CAL | 外部キャリブレータ | 内蔵/外部キャリブレータ | 外部キャリブレータ |
入力端子 | USB Type-C (DisplayPort Alt Mode, HDCP 1.3) DP1.2 (HDCP 1.3), HDMI (Deep Color, HDCP 2.2 / 1.4) | 2x HDMI 2.0、1x DP 1.4、 1x USB Type-C | 2x HDMI 2.0、1x DP 1.4、 1x USB Type-C |
遮光フード | 別売り | 付属 | 付属 |
実売価格 | 18万円強 | 13万円強 | 18万円強 |